青野ダムでのんびり

今日は木曜日で休診です。最近生活習慣の改善を試みており、子供達が神戸友の会幼児生活団で習ったように「早寝早起き朝ご飯」を実行してみています。当然の事ながら体調が良く、それに伴って気分や精神状態も安定した前向き基調になっています。昨夜も9時頃に末っ子と布団の部屋に行きぐっすり眠る事が出来ました。

お陰で今朝は6時半に気持ち良く起き出す事が出来ました。今日は何をしようかな?

午前中は診療所に行って、明日のオペのシミュレーションを行ったり診療所で使う雑貨類を買いにホームセンターに行ったりしました。これってお勤めの方なら、タイムカード打ってからやる、給料が貰える行動じゃないのかな?零細企業の社長は「休日は溜まった仕事をする日」だったりするから、ツライところです。

でも午後からは本当に「休日」です。よし、どこか近場のフィールドに行って、NBox+を快適な車中泊仕様に改良する為にどうしたら良いか現場で考察してみよう。

という訳で私のお気に入りのスポット青野ダムに出かけてきました。

雪が舞っています。凄く寒い。それでもデイキャンのグループが2組。バイクのツーリングの人や大阪ナンバーの車など、青野ダムを楽しむ人がちらほら。
S660を普段使いにして、このNBox+はソロキャンパー(移動秘密基地)に仕立てて行こうと思っています。両方とももう買えない車だから大切にしなくっちゃ。
冬は防寒の為の敷布が増えるし、寝袋から出る事もできません。やはりポータブル電源と電気敷布を導入してスッキリしたリビングにすべきだろうな。電気があれば夏は扇風機が使えるし。
リビングからの眺め。ここでコーヒーを淹れて飲めるようにしよう。N VAN にカーテンを付けたりキャンプグッズを詰め込んで出かけている Youtuber の気持ちが解るな。

開業医の私には週末の連休というものが無いので、休日前の夕方から出かけて翌日夕方迄に帰宅する「一泊1.3日」旅行しか不可能です。短い旅行の為にホテルをとる気にはならないし、車中泊なら思い立った時、気ままに出かける事が出来ます。

学生の頃はどこに行っても車中やテントで寝れていたのですが、今回は自分の年齢や体力に合った環境を整えて行こうと思っています。また報告しますね。

昨日のコアの話がバズり中

火曜日に書いた英保歯科のファイバーコアへの拘りの話が予想に反してバズっております。書いた本人もビックリ。

ファイバーコアの話を書いた日は普段の2倍以上の閲覧数。読んで下さった方、本当に有難うございます。YouTubeから銀の盾が送られてくるのを待ってみます。(ウソ。ショボショボでカッコ悪いので縦軸の数字は隠してます。)

イヤーしかし、何が受けるか誰にも解らない不確実な時代ですなァ。受けるのが仕事の吉本の芸人さん達も大変だ。

喜んでばかりもいられません。診療が終わってからチキンラーメンで腹ごしらえをし、武庫之荘まで車を飛ばしてインプラントの勉強会に参加してきました。

勉強会のメンバーに、最近開業されたばかりの若い先生がおられるのですが、昨夜開業祝いに私達英保3兄弟がプロデュースしている防湿装置ZOO を差し上げました。若い先生方にもしっかりした接着修復を提供してもらい、患者様の役に立って貰いたいですからね。

「これ、開業祝い。」と言いながらお渡しすると驚いたようで、目を丸くして喜んでくれました。嬉しそうな顔を見て、私も何だかとっても幸せな気分になりました。

最近、人間関係で良いコトが起きると、お金を使ってモノを買った時より何倍もの喜びを感じる自分がいます。

歳を取ってきたせいでしょうかね?

英保歯科のファイバーコアへの拘り

たまには歯の話を。

ファイバーコアが保険に導入されて久しいですが、このファイバーコア、「どこで誰がやっても同じ」じゃないのかも知れません。

歯科用接着材の進歩によって治療直後はとりあえずくっついっているのですが、2年、5年、10年と経過した時にどうなって行くかは、歯科医師の接着に対する知識、器用さ、それから情熱や拘りによって変わってくる可能性があります。

こちらは、何年か前に他院でやってもらったコアだそうです。接着が劣化しているように見えます。
撤去しみたところ。歯肉の下まで虫歯が進んでいました。リカバリーが大変だ。もしこの歯を長期的に残したいと望むなら、臨床歯冠長延長術という手術を受けて頂く必要があるかも知れません。

虫歯の治療をして欲しいだけなのに、手術なんて嫌ですよね。私も同感です。

長期的に安定した接着が維持できていたなら、手術なんて話もしなくて済んだかも知れません。

英保歯科のファイバーコアにはいくつかの拘りのポイントがありますので、それを紹介してみようと思います。マニアックな話だけど付き合ってね。

拘りその1:う蝕検知液を使って虫歯菌の取り残しが無いか徹底的に確認します。この赤い液を塗った後に洗い流したら、虫歯菌に感染している部分が赤く染まったままになります。
洗い流した後。赤く染まっている所がちょくちょくあるでしょう?ここをちゃんと削って取っておく事が大切、だと思っています。
拘りその2:虫歯菌が感染している部分をちゃんと取り除いたのですが、更にマルチエッチャントを使って象牙質のクレンジングを行います。これも大事な事だと思っています。
拘りその3:綺麗になった歯の内部に接着剤を塗布する前に、完璧に乾燥させる事が大切だと思っています。防湿装置ZOO(特許取得済み)(青)を使って湿度を下げて、マイクロキャピラリーチューブ(緑)で歯の内部の水分を徹底的に除去します。パリッツパリに乾かす。拘るでしょ?
拘りその4:塗布した接着剤は可視光を照射する事によって硬化します。深部は光が届きにくいため、ルーシーポストという集光器具(黄色)を使って光を奥の奥まで到達させます。カッチカチに固める。これも大事だと思っています。
拘りその5:今回は自由診療の根管治療とファイバーコアの治療をご紹介しています。自由診療なので保険では使えないファイバーを選択して使う事ができます。光ファイバーが中心に入っている特別なファイバーを使います。光ファイバーを通して光が深部まで到達するから、奥の奥までカッチカチに固まる。大事な事だと思うよ。
拘りその6:マルチファイバーテクニック。スリーブ状のファイバーも併用して、複数本のグラスファイバーで強度をアップしています。かなりテクニックが要りますが、大事な事だと思っています。
拘りが一杯詰まったファイバーコアの完成。40分かけて丁寧に治療させて頂きました。
このファイバーコアという治療ですが、完成直後のパッと見はどこの誰がやっても一緒です。服や電気製品や野菜などと同じで、海外製でも国産でもパッと見は似たように見えます。

私は「絶対にここまで拘ってやらないといけない」と主張する気はありません。でも、自分の歯ならこんな感じでやって欲しいなと思います。

皆さんはご覧になってどう思われましたでしょうか?

京丹波‐味夢の里(あじむのさと)とFairfield by Marriott

瑞穂の道の駅はこじんまりして静かで良かったのですが、思っていたより小規模で物足りない。Google Map で検索すると更に10分程度足を延ばせば味夢の里という道駅がある事が判明。「ここまで来たんだからついでに行ってみるか。」と自問自答。

味夢の里。何と読むんだ?道の駅までキラキラネームか?
ミム?ミユ?あじゆめ?正解は「あじム」らしい。訓読みと音読みが混じっていて読めませ~ん。

一般道からは道の駅、高速道路からは京丹波PAとして機能しています。クレバーな運営だ。

丁度宝塚北SAの方式と同じです。比較的大規模で綺麗なSAです。
マルシェの一角に、ズラリと並ぶ丹波ワイン。買ったら飲んじゃうから、今日のところはグッと我慢しました。
今日1日で2か所征服。後2か所もそのうち行ってみます。
駐車場からフェアフィールド・マリオットホテルの存在を発見!ずっと気になっていたホテルだ。こんな所にあったのか。
流石 Marriott 、高級車が停まっている。NBoxでユニクロでクロックスな私ですが、勇気を出して館内に入りフロントに行ってホテルの概要を説明してもらいました。

Fairfield Kyotamba には洗練された調度品、無駄の無い作り、一流の対応ができるスタッフがありました。まさに私の好みにピッタリです。それにしても、美しいものや一流のもの、サービスを見ると、ハッと目が覚める思いがします。一流のサービスを提供する歯科医院を目指す経営者として、このような優れた環境に触れる事は時に必要な事だと思いました。

一流の経験を楽しむ時と、無駄使いをせず節約する時と、緩急を付けて時と金を有意義に使いたいと思えた経験でした。

京丹波に小旅行-瑞穂の道の駅にて

昨日は暖かかったので帰宅後NBox+の洗車をして、診療所の屋根裏部屋に置いてあったマット(約15年前にタチブキで買ったもの。奇跡的に断捨離されずに生き延びていました。)を後席に敷き詰めて、寝袋に入って子供と遊んでいました。

投資ゼロ円の冷気対策なのですが、思った以上に暖かく快適なのでビックリ。これなら憧れの(電気毛布無しで頑張る)「男の車中泊」も夢じゃ無いかも知れません。

全国のお父さんの憧れ、一人になれる移動秘密基地が整いつつあります。快適過ぎて、家に帰らなくなってしまいそうで怖い。

今日は特に予定も無いので、どこか近場の道の駅まで小旅行してみようと思って176を北上し始めました。

近くて良さげな丹波篠山のおばあちゃんの道の駅は人気が出過ぎて現在規模拡大工事の為に臨時休業中との事。それならと、次に良さげな京丹波の瑞穂の道の駅に行って見る事にしました。

折角だから下道を走って地域の雰囲気も楽しんでみる事にしました。

着いた着いた。想像していたよりかなり小規模な感じ。でも、空気が澄んでいて冷たくて気持ちいい。大阪から志賀高原にスキーに行く途中の、あの空気の変化です。
ショップに入ってみようっと。
凄い。
頑張ってる。
スイーツまで頑張ってる。
やるな~。
お酒まであるなんて。
丹波ワインまであるぞ!シャドネがある。

京丹波のイメージがググッと良くなりました。来てみて良かったです。

何も遠方に出かけなくても近場に楽しめる場所がある、三田って本当に良い所です。

家族でグアムの南部をドライブした時はトイレを貸して貰える場所が無くて困った事を覚えています。

こちらのトイレはとても綺麗です。行程でもセブンイレブン等のお手洗いが拝借出来ますし、国内でこのような小旅行をする時には、日本はインフラや安全において世界で例を見ない程良い国だなと思いました。車中泊していて強盗に襲われるリスクが無い国なんてきっと日本だけでしょうから。

こんな感じでブログを書いております。雨の音と匂いが心地良い。

ふと思ったのですが、三田には何故道の駅が無いんでしょうね?

Nobel Biocare の X-Guide を体験!

歯科医療は日進月歩。インプラントの世界も例外ではありません。
英保歯科で20年前にインプラント治療を始めた時、豊富なエビセンスに裏打ちされた安全な製品を使いたいと思い、ブローネマルクシステムを採用しました。それ以来、現在に至るまでずっと、英保歯科で使用するインプラントは 100% Nobel Biocare 社の製品です。システムの洗練度が超一級ですから、他社の製品を使う気にならないというのがその理由です。

その Nobel Biocare 社がとんでもない製品を開発し発表してくれました。それは、X-Guide という手術のナビゲーションシステムなのです。
X-Guide は手術中にドリルの位置をリアルタイムに追跡するダイナミック3Dナビゲーション・システムで、インプラント埋入方向、角度、そして深さの精度と正確性を向上させることができるとの事です。

SFのような世界で、にわかには信じられない程です。
Nobel Biocare 社がこの X-Guide を学会場に持ち込んで、手に取って使ってみる機会を与えてくれていました。体験コーナーには長蛇の列が出来ており、黒山の人だかりであった事は言うまでもありません。

学会のプログラムが全て終了し、会場を去る前にノーベルのブースに挨拶に寄りました。私が長年 Nobel Biocare のユーザーである為でしょうか、いつも世話になっているスタッフの関澤様が「英保先生、15分程お時間があったら是非 X-Guide を体験してみて下さい。」と声を掛けて下さいました。

私の手元のドリルの位置が上方の読み取り装置によって『完璧に』前方の画面上に表示されています。その精度の高さには驚くばかりです。20年前は勘と経験を頼りにやっていたオペが、計画した通りに安全迅速に出来てしまうのです。

恐らく最後に特別枠で体験させて頂けたのだと思います。撤収の時間が来ていたでしょうに、本当に有難う御座いました。

現在はシロナ社の社員である遠山さんとの再会を喜ぶ。彼は元 Nobel Biocare の社員で、その当時本当にお世話になった「恩人」です。

私達歯科医師は、企業の研究者の方々の地道な研究開発や、彼ら外回りのスタッフの新製品に関する正確な情報提供や使用方法などの的確なインストラクションのお陰で最新の治療方法を安全にお客様に提供する事が出来ています。本当に有難い事です。

英保歯科のスタッフには「業者さん」と呼ばれる彼らに対し、心からの感謝の気持ちと最大限の丁寧さを持って接するようにと、日頃から口酸っぱく指導しております。

インプラント学会に参加

今日は祝日ですが忙しかった。
午前中はZOOMで岡山大学歯学部同窓会兵庫県支部の学術講演会に参加しました。
12時に終了して昼食を済ませるとすぐに、我が愛車NBOX+に飛び乗って大阪国際会議場へ向かいました。
午後はインプラント学会に参加して特別講演と専門医教育講座を受講するのです。

流石に医療系の学会です。リアルサイトでの開催でしたが、感染予防は徹底しておりました。
特別講演は耳鼻科医、教育講座は口腔外科医の講演でした。とても勉強になりました。
岡山大学の後輩、都築正史先生が学会発表されていました。岡大の誇りです。パチパチ。

耳鼻科や頭頚部外科など、隣接医学の知見をアップデートする事が出来ました。実りの多い素晴らしい一日となりました。

FARM CIRCUSで神戸イルミナージュ開催中

今日明日と英保歯科は2連休です。明日は朝から国際会議場で開催されるインプラント学会に参加の予定で、久々のリアルサイト学会にワクワクしております。友人の先生方の元気な顔が見れるかな。

今日は一日リラックスして過ごしており、昨日ダイソーで買った300円の高級アルミシートをNbox+の後席に敷き詰めてみたりして遊んでいます。

寒い季節の夜間に、車中の寝袋で過ごすのはどんな感じか(耐え難い寒さなのか)体験してみようと思い、夕方から近所の道の駅に来てみました。

車で10分の所にこんなお洒落な道の駅があるなんて、何て幸せ。
でもここは基本的には車中泊お断りだそうです。近くの有料道路を走る車の音も気になるし、車中泊なら篠山の方に行った方が良いと思います。
イルミナージュ開催中で、ヤングマンの英語バージョンが景気よくガンガン流れていました。
明日は祝日とあって、閑散とはしていません。良かった、良かった。
入場料1500円との事でチラッと見学だけ。カップルは皆、入場されていました。素敵な思い出になりそうですね。

ドイターの寝袋に足を突っ込んでボーッとしているのですが、段々と冷え込んできたのでそろそろ撤収しようかな。出来れば電気毛布等を使わず、最低限のギアでやり過ごす「男の車中泊」を実現したいのですが、若い頃のようには行きそうにないわ。

モンベルの寝袋を買おうか思案中。車中泊というより、たまの車中現実逃避にしか使わないから、もったいない気がして踏み切れないでいます。

日本万歳!

私のブログ(性格)の良き理解者 Y さん。国際的な経験とグローバルな視野を持ったビジネスパーソンの彼は、関学の運動部の部長に選ばれる人格を併せ持つ、本当に素晴らしい方です。

私がブログで「人間は経済活動と称して、ろくでもない事しかしないから、いっそのこと禅宗のお坊さんよろしく無になった方がマシ」みたいな事や、チマチマした事に文句ばかり書いていても、いつも優しく見守ってくれております。

昨日、そんな Y さんに LINE で下のような日経新聞の記事の切り抜きを送って「ガソリンエンジンで発電機を回す方式でリッター100キロメートル位走るような車を日本のメーカーに作って貰いたいです。」と意見しました。

ガソリンエンジンの開発が終了だなんて。まあ、インターネットの出現によって役目を終えた機器も数え切れないか。

ハイブリッド車はいつから「悪役」になったのか正義の味方「EV」をめぐる2つの大きな誤解
江田 健二 : RAUL代表取締役(東洋経済オンライン)

それから、↑この記事に共感を覚え、「EUの完全EV化計画は頓挫すると思いますが、どう思われます?」とも聞いてみました。

すると、

「後進国や不便な土地にはハイブリットがまだまだ残ると思うのですが、個体電池等バッテリーの圧倒的進化が、EVのエリアを限りなく広げていくのではないでしょうか。5分の充電で、1000km走れ、その電力は水素から作る、そんな世界がもう見えているのではないでしょうか。」
「大手企業が、川崎重工と三菱重工の水素発電用のタービンを使った水素発電を開発しようとしていますが、とてもリアルで手が届きそうな実感でした。課題ももちろんあるのでしょうが巨大な水素用タービンでガンガン発電出来たら凄いし、それで車が走ったら最高ではないでしょうか。わざわざ個々の車の中で水素を反応させる必要はないのです。電気には色が無いので、石化由来の発電と同じような供給インフラを使い、次第にそのシェアを増やしていくイメージ。とてもリアリティを感じます。よって結果的に世界のEVは自動化・シェア・環境の3つを進んでいけるのではないでしょうか。日本の大手重工も、輸出する気満々です。」

という素晴らしく前向きな返事が返って来ました。彼の実務から得られた情報に基づいた前向き意見で気分がパッと明るくなりました。有難う御座いました。

私が中高時代を過ごした高砂にある工場でこのような機器の開発がされているようです。凄い。原子力発電に代わって日本発の水素発電プラントが世界中で使われて、地球温暖化が止まったら、どんなに素晴らしいでしょう。

診療所に籠ってチマチマ歯を削っている者や実験室で研究ばかりしている理系のオタクはどうしても視野が狭くなり唯我独尊になりがちです。Yさんのように全く違う世界で経験を積まれた方とお話させて頂けると、多くの学びや気付きに繋がって本当に有難い事だと思いました。

英保歯科のお客様、スタッフ、出入りの業者さん、宅急便屋さん等々。私が出会う事ができる全ての方々も又、私に多くの学びや気付きの機会を下さっているはずです。それを自分の人生に活かすも殺すも自分次第です。

Y さんのメッセージによって「私はもっと謙虚になって周囲の人の生き方から学ぶ姿勢が必要だ。」と反省させてもらえました。そして、「日本人も頑張っているんだ。」と解ってとっても元気が出て来ました。Y さん、ご指導有難う御座いました。

脱炭素社会を目指すとは言うが・・・。

昨日 NIKKEI SDGs FESTIVAL に申し込んだお話をしましたが、脱炭素社会の構築は次世代の人間が生き延びてゆける地球を残す事が目的です。4人の子供を持つ親としては、我が子を含む次世代の人達が苦しまずに生存できる地球であって欲しいと心から願います。

その為には想像を超えたイノベーションを起こす必要があるのですが、それを実現できる人材が日本にいるのでしょうか?

日本の大学は、いつの間にか8割が文科系の学生になっているそうです。イノベーティブな技術開発を残りの2割(理系)のうちの優秀な人材(例えば上位10%)に頼ろうとするならば、たった2%の優秀な理系の人間の能力に98%の人間が依存し、傍観しようとしている国になっていると言う事です。

会社内で理系の人間の地位や待遇を上げて若者が理系の大学を目指す環境を整えないと日本の技術力は衰退の一途なのですが、企業での「技術者の飼い殺し」状態は改善の兆しがないので、日本に於いて優秀な理系の人間が能力に応じた正当な報酬を得るには医学部に行く以外選択肢が無いという異常事態が続いています。

実際に英保歯科のお客様の中にも高校のクラスは理系だったが親の勧めて文系の大学に進んだ子が何人かおられます。今の日本社会を見ていると自分の子をそのようにしたい親心は良く理解できます。

優秀な理系人間が育つ環境が整い、脱炭素社会を実現する革命的なシステムを開発して世界中に輸出し、世界中からの尊敬と正当な報酬を手にするような国になる事を祈ります。SDGsの講演会で「演説するだけ」の人ばかりではダメなのです。