今日は土曜日。一週間で一番忙しい日で今日もフルブッキング状態です。でも、午前中に80歳の女性のお客様から「歯がひどく疼くので、何とか今日診てもらえませんか?明日は日曜日だし。」という電話がありました。彼女は20年以上年3回の予防にずーっと真面目に通院されている方です。「先生、何とかしてあげられますか?」とスタッフ。「ロイヤルファミリーメンバーだろ。当然診させて頂きますよ。」
という訳で、特別に私のお昼休みの時間に来て頂く事にしました。これで今日も昼抜きかも知れない。頑張ろう・・・。
お口の中を拝見すると・・・。
痛みの原因は虫歯ではなく、歯が割れてしまっているせいですね。80年も使っているのだから、そんな事が起きても当然ですね。黄色で囲んだ所にクラックライン(破折線)が見えます。
下の歯が噛み込んで歯を割る方向に力がかかります。このベクトルが80年間もかかり続けているんだ。そりゃ割れる事もあるよね。
やむを得ず削ってみたのですが、内部の深い所まで破折線が存在しています。割れ目が神経まで到達してしまっているのですから、そりゃ「突然痛い」はずだわ。
こちらは40歳代後半の男性の歯。7番が抜けたまま放置しているので手前の歯の負担が増大しています。黄色の矢印のあたりをバキバキに壊してしまっているのが解りますか?歯は滅茶苦茶な使い方をすれば壊れるものですが、具合が悪くなるまでそんな当たり前の事すら意識できないのが人間。でも、誰かが説明したり教育したりする事によって簡単に気が付きます。人間はバカじゃないから。
歯は噛んだり喋ったり笑ったりする時に使う道具です。一生歯で苦労する事無く過ごしたいならこの道具を85年以上間使い続ける「工夫」が必要です。いたわって大切に使わないといけません。いたわらずに使って歯を壊してしまってから買おうと思って、いくらお金を積んでも売ってくれる人はいません。車や家と違うのです。
「硬い食べ物が大好きで思いっきりバリバリやっちゃう。やめられないわ。」「夏は氷をバキバキ噛むよ。長年やってる。」「前歯で栓を抜く事ができるんだ。凄いだろ!?」←自己責任で好きになさったらよろしいが、後悔のないようにね。
現代人は歯を90年近く使おうとしています。縄文時代の人間の倍以上の期間です。宝物のように大切にして、いたわっていたわって使っても、それで丁度良い位なんですよ。若いうちに虫歯にするなんて、如何に恐ろしい事をしているか解って頂けます、よね?
「歯を抜いたまま放置すると咬み合わせに悪影響を与えますよ。」との説明を受ける事があります。
確かに、歯を抜いたまま放置してしまうと、その抜いた歯と咬み合う位置関係にある歯がニョキニョキと伸びてきてしまうのです。一対のカップルなので、相手が無くなるとそれを探して伸びてくるんですね。
青い点々で描いた所の歯を抜いて放置していました。上の歯が伸びてきて下顎の粘膜に当たって止まっています。
カップルの相手を失った一番奥の歯が、相手を探して伸びてきています。大きな段差が出来ている事が解りますか?
一番奥(左側)の歯に注目。一見、下に銀歯があって上に白い歯があるように見えますが、実は下の歯は無くて、上の歯がこーんなに伸びてきているんです。銀歯が下顎の歯肉に咬みこんでいるのが解りますか?
その銀歯が噛み込んでしまっている場所の歯肉が周囲に比べて白っぽくなっています。歯肉の「角化」という現象が起こってしまっているのです。
歯肉に歯の鋭利な部分が慢性的に当たる状況を放置した場合、最悪の場合にはそこの歯肉がガンになったりする事があります。不潔な口腔内や、喫煙や飲酒の習慣がそのリスクを助長します。
こういった事例からも解るように、定期的に歯科医院に行って予防衛生管理をしてもらったり、歯科医師の精査を受ける事は「人生の質を保つ」為にも役立ちます。
最後に。いつものセリフですが、しっかり予防して、歯を失うような事にならなければこのような心配からも一生無縁です。やっぱり予防が一番ですね。
昨日「上顎の一番奥歯の外側を意識して磨こう」という話をしましたが、今日は「下顎の奥歯の内側も意識して磨こう」という話をします。
「何となく歯の調子が悪い。ここ数年間は歯医者に行っていません。1日2回歯磨きをしています。」と、教えて下さった30歳代の男性。どれどれ。
下顎の奥歯の内側に磨き忘れがあります。ベロがあるので、よっぽど意識して歯ブラシを当てに行かないと、このようになります。
ベロが接触している場所は意識して歯ブラシを当てに行かないと当たらないのです。
今日、彼に私が行った治療は「岡山大学式、術者磨き」だけです。歯ブラシだけを使ってドクター(私)が、この部分も含め、お口全体の歯垢を完璧に落としてあげて、スッキリ感を経験してもらうのです。フロスなどは使いません。彼にとっては予防歯科教育とモチベーションの最初のステップだからね。
「岡山大学式、術者磨き」をしたらこのようになりました。歯肉の中に隠れていた歯石が露出してきました。
「正しく歯ブラシをしただけですけど、如何ですか?」とお伺いしたら「何か、全然違う感じになりました。スッキリしてビックリです。」との事。
この後、彼はこれらの写真を見せられながら40分間に渡り、予防歯科の重要性を(私から)説教されてしまった事は言うまでもありません。皆さんが経験されたようにね。
素直で頭の良い彼は、私の話を聞いて、予防歯科の重要性を100%理解できた様子でした。
これでまた一人の若者の人生を変える事が出来ました。ヨカッタ、ヨカッタ。
結構真面目に歯磨きをしている方でも磨き忘れしやすい部位があります。それは「上顎の一番奥の歯の外側」なんです。
理由は単純。上のそこのすぐそばには頬っぺたの粘膜があるので、よっぽど意識して歯ブラシを当てに行かない限り自然には歯ブラシが当たらないのです。死角っていうやつですかね。
普段からしっかり磨いてくれている若者ですが、上顎の一番奥の歯の外側(普通、磨き忘れになる所)に穴があいています。トホホ。
歯科衛生士の先生が予防治療の時にこの虫歯を発見してくれました。
麻酔をして削り始めてみて、ビックリ。
予想以上に進行しています。虫歯菌を染め出す赤い液を付けて確認したのですが、ご覧のようにまだ虫歯菌が感染した部分(赤く染まっている部分)があります。少なくとも赤く染まった部位は削り取らないといけません、トホホ。
虫歯菌を完全に除去し、ZOOを使って完全に防湿し、コンポジットレジンで修復しました。
神経を取らずに修復を完了する事が出来ました。ヨカッタ、ヨカッタ。
予防の為に歯科医院に来ていなかったら、「痛くなってから歯医者に行って、神経取って、銀歯の被せ」というお決まりのパターンになるところでした。
早期に発見してくれた衛生士の先生に感謝、ですね。
全く虫歯にした事が無く、フロスも毎晩している成人女性。コロナの影響か予防での通院が途絶えていたのですが、1年振り位に「歯が痛い」との事で歯科医師のアポイントで来院されました。
「虫歯になる訳ないけどな。」と思いながら念のためにレントゲンを撮って顎が外れそうになりました。3本も虫歯ができおり、しかもその内の1本は神経に到達する勢いです。
「レントゲン検査の結果、黄色い所が、神経に近い所まで虫歯になっている様子です。」と説明してもにわかに信じて頂けませんでした。
彼女:「フロスも毎晩しているし、写真を見ても綺麗だから、この中が虫歯だなんて信じ難いです。だいたい、今まで虫歯になった事無いし。」
私:「食生活習慣で何か大きく変わった事が思い当たりませんか?」
彼女:「そうですねぇ・・・。何も変わっていないと思うけど・・・。」
私:「とにかく私を信じて治療を受けて頂けませんか?。それに、結構な痛みが出ているのだから何か治療をしないとダメでしょう?ステップバイステップで写真を撮って、後で説明させて頂きますから。」
彼女:「解りました・・・。お願いします・・・。」
小さな小さなドリルで穴を開けてみました。レントゲンで確認していた通り、虫歯になっています。
内部の象牙質が溶けて無くなっています。
虫歯菌に侵されてべちょべちょに軟化した象牙質が出て来ました。うへー。
普通なら「神経取って銀歯のかぶせ」ですが、英保歯科では神経を残す努力を惜しみません。i MIX を使います。
私:「(これらの写真を見せながら)こんな感じでエライ事になってましたよ。」
彼女:「写真を見せて頂いて状況がよく解りました。実は、2年程前からスティックタイプの甘いカフェオレを毎朝飲むようになったんです。飲んだ後、歯ブラシもブクブクうがいもせず、そのまま仕事に行っていました・・・。それが悪かったのだと思います。」
私:「それですね!結果の解っている人体実験しているようなものですよ。ずっと無垢の綺麗な歯だったのに、そのカフェオレのメーカーを訴えてやりたい気分だよ。」
彼女:「でも、他にも砂糖が入っている食品は沢山ありますし、私の摂り方に落ち度があったのですから。」
私:「タバコには税金が掛けられている上にパッケージに健康被害の警告文を書く義務があるよね。真剣に予防歯科に携わっている歯科医師から言わせると、お菓子のメーカーにも同じようにして欲しいと思うけどね。」
彼女:「(英保先生、熱くなってる。)私、明日から無糖の紅茶にします。予防歯科にも年に3回ちゃんと通院してプロケアやフッ素コートを受けます。」
私:「それが賢明ですね。是非そうして下さい。」
皆さんもこのような落とし穴に落ちないように、しっかり気を付けて下さいね。
普通の硬さか、むしろ柔らかめの歯ブラシを使って優しく丁寧に磨いて頂きたいのですが、性格が真面目過ぎたり、清潔志向が強すぎると、ついつい力を入れてゴシゴシ。
一生懸命磨き過ぎる傾向がある方の歯肉。どこに問題が起こっているのか解りますか?
歯ブラシでこすり過ぎて、黄色の所の歯肉の皮がむけちゃっています。(もう一度上の写真を見返してみて下さい。そうして頂くと良くわかると思います。)
このような磨き過ぎの事を「オーバーブラッシング」と呼びます。口臭を気にし過ぎて磨き過ぎると、皮がむけて出血するので口から「血の匂い」がするようになります。その匂いが気になって更にゴシゴシやって、益々口から血の匂い(これも口臭と言えます)をさせてしまうという、ウソみたいな悪循環が起こってしまうのです。特に若い女性に見られる現象です。
同じ方の上顎の奥歯。ピカピカに磨いてありますが、オーバーブラッシングで歯肉がすり減らされて下がってしまっています。(本来はオレンジのラインまで歯肉があったはずなのですが・・・。)
オーバーブラッシングで歯肉が減ると(上の写真のように)歯根が露出してしまうので冷たい水がしみ出します。知覚過敏です。「冷たい水がしみる。虫歯にしてしまったのかも?」と思ってますますゴシゴシやってしまって、ますます歯肉が下がって、ますます水がしみるという、ウソみたいな悪循環が起こってしまうのです。
これにジフまがいの安価な歯磨き粉を使うと、もうお手上げです。「虫歯になっているはず。だって、物凄くしみるから。」と、初診でお見えになった方に「虫歯はありませんよ。」と言っても「こんなにしみるのに虫歯が無いはずがない!」と、信じて頂けない事もしばしばです。
そして、これだけオーバーブラッシングしている方ても「フロスは邪魔くさいので、ほとんどしません。」という人が多いのです。そして本当に虫歯や歯周病にしてしまうのです。
歯ブラシとフロスを正しく上手に使いましょう。解らない事があれば担当の歯科衛生士の先生に気軽に尋ねてみると良いでしょう。
慢性う蝕という考え方があります。虫歯は虫歯なのですが、茶色ではなく黒くなっていて、ゆっくり、あるいはほとんど進行しない虫歯の事を言います。
予防歯科の考え方が無かった昭和の時代は小学生のほぼ全員が虫歯にしていました。前歯の乳歯などはサホライドという進行止めを塗られて真っ黒になっていました。「ラニングシャツに丸坊主の小学生がニヤッと笑ったら前歯真っ黒」という、例のやつです。ご存知?
また、昔の日本には「お歯黒」という習慣がありました。タンニンを塗布して歯を黒くするというファッションなのですが、歯のガングロだと思って下さい。時代と人によってはこれが美しかったのです。このお歯黒も虫歯の進行を止める効果があります。
緑はアマルガム。何十年も前に詰めたものです。殺菌性のある銀が含まれているのですが、今では世の中から消え去りました。
黄色は慢性う蝕。フロスをする習慣が無かったけど、甘いものを口にする頻度や色々な食生活習慣がさほど悪くなかったのでしょう。ですから何十年もかかってこの程度の進行で済んでいます。
赤の所は欠けてきたから、そろそろ修理しますかね。でも慢性う蝕だからほとんど進行しないけどね。
緑も黄色も赤もぜーんぶ一直線に削って、歯型とって、銀歯はめたら話は早いよ。そうする?
黒い慢性う蝕を(茶色い普通のう蝕のように)削って詰めるべきかどうかは、かかりつけの歯科医院が「時間軸で経過を見る」中で判断すべきです。ですから、定期的に予防歯科に通院する中で慎重に判断する必要があるのです。
ややこしく考えずにドンドン削って詰めておいたら(頭を使う必要が無いので)簡単なのですが、歯を長ーく使って頂くためには、よーく考えて、慎重に、慎重に。これが英保歯科スタイルです。
「奥歯がしみる。知覚過敏?えぐれたようになっているから虫歯かな?奥の歯は黒い所もあるからきっと虫歯だ。削って詰めてもらおう。」
青い部分は歯ブラシでゴシゴシやり過ぎてえぐれちゃった。緑の部分は虫歯。だから両方削って詰めるのがベスト!←・・・。ホントかな?
「そうですね。歯ブラシで力任せにゴシゴシやるからこんな風になるんですよ。もっと優しく磨いて下さい。後ろの歯の黒い所は虫歯になっているし、麻酔をして、両方削って詰めるようにしましょう。」
「有難う御座います。これで安心だ。」
歯医者でよくある会話を想像するとこんな感じでしょうか?
青い所は噛む力によって構造の弱い所がパラパラと壊れてきていると考えられています。緑の所は慢性う蝕といって、ほとんど進行しない、まあ、虫歯と言えば虫歯ではあります。
予防歯科を核に据え、歯をかけがえの無いものだと考えている英保歯科ではこんな感じで会話が進みます。
「歯の頭の部分はエナメル質という硬い構造で出来ていて、根っこの部分は骨に植わさってしっかりホールドされているので、噛む力によって折曲げられた構造の弱い場所が壊れてくるんです。氷をバリバリ噛んだりしてませんか?やっぱりそうですか。とにかく歯をいたわって使わないと90年も持ちませんよ。こっちの黒い方は慢性う蝕なので、削る方がかえって歯の寿命を短くする可能性が高いかもしれません。」
「選択肢として、①歯をいたわって使って、予防に通院して頂きながらこのまま様子を見る。②しみる症状が強ければ、知覚過敏の処置をするか、レジンでコーティグする。③良くやられているように麻酔をして削って埋める。の3つがあります。」
「先生のお勧めは?」
「①です。一旦手を着けたら2度と元には戻せませんから、慎重に行く事をお勧めします。」
「私もそれが良いです。来月また予防を受けてもいいですか?」
「どうぞどうぞ。感心ですね。それまでに何かあったら、遠慮なくドクターのアポイントをして下さい。」
「有難う御座います。」
皆さんのお好みはどちらでしょうか?
この自粛の時期に「伝染るんです」という言い方はちょっと無神経かも知れませんね。
今日は虫歯菌の話。虫歯の穴の中で増殖した虫歯菌が、お隣の歯に対しても猛攻撃して、お隣の歯まで虫歯にしてしまうという、(恐ろしい)お話をしたいと思います。
まずは、この写真を見て下さい。
Eは乳歯。6は6歳臼歯(永久歯)です。「歯が欠けた」との事でご来院頂いたのですが、残念ながら乳歯の虫歯ですね(オレンジの部分)。今回注目して頂きたいのは6歳臼歯の側面(数多くの紫の矢印で囲まれた部分)なのです。
そこが白っぽくなっているのが解りますか?これは「初期虫歯」といって、このまま対策を立てずに放置すると茶色くなって穴が開いてきてしまう緊急事態なのです。一生使う、大切な永久歯なのに・・・。
Eの虫歯の穴の中にいる虫歯菌が出す酸は、(当然ですが)接触しているお隣の永久歯の表面も溶かしてしまいます。
この白濁ですが、昨日のエナメル質形成不全と同様にしっかりケアーすれば大丈夫です。
この白濁はブラシやフロスで常にピカピカにしておけば、唾液中のカルシウムや歯磨きやホームジェルの中のフッ素によって、完全に元の状態(元の色)に戻す事ができます。(穴が開いてからでは絶対不可能ですよ。)
6歳臼歯とEの間を虫歯にするのは「大問題である」事が解って頂けました、ね?
「先生、これって虫歯ですか?乳歯?永久歯?3人目の子供がお腹から出てくる前に診てもらっておこうと思って。」
妊娠最後期のお母様が6歳の長女さん(と次女さん)を連れて、時間通り来院して下さいました。天気が悪い中、身重で二人の手を引いて大変だったでしょう?お子様達に対する深い愛情を感じますね。素晴らしいね。
「どれどれ、ちょっと見せてね。」と私。長女さんのお口の中を拝見すると、下の写真のような感じでした。
心配の種は右側の茶色い歯。これは6歳臼歯という永久歯ですが、色が通常より茶色いですね。ウーン、エナメル質形成不全ですね・・・。
新しく生えてくる永久歯は乳歯より少し黄色いのが普通で、「先生、新しく生えてきた前歯の永久歯の色が黄色いので心配です。」との質問はしょっちゅう受けます。
でも、今回は少々問題が複雑です。生えて来た6歳臼歯の表層が上手い具合に出来なかったようです。エナメル質形成不全ですね。ご覧になってわかるように、残念ながら色合いが通常より褐色ですし、残念ながら強度も通常より弱いのです。
歯の最表層はエナメル質と呼ばれ、ハイドロキシアパタイトと言う固い構造で出来ています。生えたての歯はこのアパタイト構造の成熟が不十分なので、まだカチカチではありません。でも、そこにフッ素(正確にはフッ化物)を上手く利用すると、ハイドロキシアパタイトがフルオロアパタイトになってくれて、虫歯菌の出す酸に非常に負けにくい強度にアップします。フッ素コートをイメージしてもらったら解りやすいと思います。
最近の若い人の虫歯が激減している理由の一つは、マーケットで普通に販売されている歯磨きペーストのほぼ全てにフッ素が添加され出したからなのです。
エナメル質形成不全のこの6歳臼歯ですが、気にならなくても、悲しんでも、とにかく何があっても一生この6歳臼歯と付き合っていくしかありません。
でも、大丈夫ですよ。対策はあります。
おやつは時間を決めて一日一回。冷蔵庫にジュースを買い置きしない。この歯にホームジェルを毎晩塗り込めば、そう簡単に壊れたりしませんから。
これを機会に食生活習慣を見直して(ジャンクフードを断捨離して)、3人のお子様の歯だけでなく、体も心も健康に育てて上げて下さい。
告白すると、食生活習慣については「おまえの家族ゆう」なんですけどね。
・・・。ゴメンナサイ!
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