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ピンポーン「こんにちわ、ヤマトです。」に騙されるな!

いつも Amazon で買い物をする私は、ヤマトさん、佐川さん、郵便局さんには本当にお世話になっています。感謝しかありません。

さて、今週の木曜日の午後に自宅でコーヒーを飲みながら一人で留守番していた時のこと。ピンポーンと玄関のチャイムが鳴ったので「宗教か営業やろ。出んとこかな。」と思いつつ「はーい。」とインターホン越しに返事をしました。

若い男性の声で「こんにちわ。ヤマトです。」と明るい返事が返ってきました。
2階のインターホンは映像が見れないのでどのような外見の人が来たのかはわからないのですが、「お、ヤマトさんか。何かエエもんが届いたかな。」と思いつつ「ハイハイ。すぐ行きます!」とホイホイ出て行ったところ・・・。

若い兄ちゃんが名刺とパンフレットを示しながら「ご近所を回らせて頂いているのですが」と営業トークを切り出そうとしました。

私はびっくりして「ヤマト運輸じゃないの!?」と聞いたところ、彼は平気な顔をして「違うんです」と答えます。

「あなたも御存知の」といった声のトーンで「こんにちわ。ヤマトです。」言われた誰でも100%ヤマト運輸さんだと思いますよね。

「なんや。違うんか。ややこしいからエエわ。」と言って背を向けて家に入ろうとすると、後ろから「何だよ!ややこしくないんだよ!」と悪態をついていました。無視無視。

「こんにちわ。ヤマトです。」とうそぶいて人を呼び出すだけで充分に怪しいし、充分ややこしいわ。もう疲れます。


同じ手法を使って、押し込み強盗や、他の恐ろしい事もあり得ますので、女性や高齢者の方は特に、ドアを開ける時は気をつけて下さい。

私みたいに、妄信してホイホイ出て行かずに、「こんにちわ。ヤマトです。」言われても、必ずうたがってかかって財産と身の安全を守って下さい。


今回は若い兄ちゃんでしたが、以前は診療所に40歳代の男性が関西電力の子会社を名乗って入って来たり(子会社というのはウソでした。矛盾点を指摘すると、逃げて帰りました。)、50歳代の男性が突然入ってきて勝手に自動ドアに(修理会社の)電話番号のシールを貼ろうとしたり(怪し過ぎ。もしも故障しても、おたくには電話しません!)と、営業成績を上げないといけないのかも知れませんが、来る日も来る日も詐欺まがいの行為をして生計を立てているとは、同じ日本男子として情けない感じがします。

私よりもずっと若いのだから、もうちょっと実力で成功を勝ち得るように努力して欲しいものです。しっかりしろよ。男だろ!

人生オワタ・・・。

「私は一体今まで何をやっていたのだろう・・・。」

昨日の午後に「驚愕の事実」を知って、奈落の底に突き落とされた思いです。


けやき台小学校の健診が終わって帰宅後、妻が「農業屋で肥料や土や苗を買いたい」と言うので付き合う事にしました。私はちゃかり農業屋のお隣のオートバックスでカー用品を物色したりして、お互いにとても充実した時間を過ごしました。

ご機嫌になった私と妻は久々の外食ランチに行く事に。で、意志の弱い二人は「行っちゃいけない」マクドナルドに行ってしまいました。今日はチートデイという事で・・・。(「おいおい、最近は毎日チートデイじゃないか?」と天の声・・・。)

久々のマクドで緊張したせいか、「私は昼マックの大。彼女は普通のサイズで。」と伝えたつもりが、運ばれてきたのは同じサイズのものでした。でも不思議とフィレオの箱に「ソース」と書いた小さなシールが貼ってあります。

「どうなってんねん・・・。お父さん、注文が下手やった?」と私。

妻の勧めで確認の為にレシートを見てみると・・・。

こんな事ができたのか!

クルーが勘違いして、ランチの大ではなくタルタルソースの大盛りとして発注していたようです。

タルタルソース大盛のオーダーが無料でできるなんて今まで知らなかった。62年間大損をしてきた気分だ。牛丼屋のつゆだくを知らない位に情けない話じゃないか?!

妻も自分の無知さ加減にひどくショックを受けておりました。

ああ、情報格差とはかくも冷酷なものなのか・・・。


まァ、怪我の功名とはこの事だと思って、今後の人生に活かすようにしたいと思います。

皆さんもフィレオを注文する時は「EXTRAタルタルソースで!」という一言を忘れないようにして下さい。

(多分、気の弱い私も妻も、遠慮してEXTRAタルタルソースをお願いする事は無いと思いますけどね。笑。)

もう一度やりますか!

今日は木曜日で休診。午前中は学校健診でけやき台小学校に行ってきました。三田市は1つの学校を三田市歯科医師会所属の数人の歯科医師で手分けして健診する(学校医1人だと大変なので)スタイルなのですが、健診終了後に各歯科医師からその学校の生徒・児童の口腔内の状況に対する印象や講評を頂くようになっています。

私が校医をしているけやき台小学校は虫歯の数が極端に少ない超優秀校で、各歯科医師の講評も「子供達の口腔内は驚く程きれいで、何も言う事がありません。」と言って頂けるのが常でした。

ところが今日は、ほとんどの歯科医師が「結構虫歯がありますね。しかも治しに歯医者に行っていない。けやき台小学校らしくないので不思議です。」といったコメントが続出しました。私は「一体どうしちゃったんだろう?」とビックリさせられました。

コロナ前までは年に1回けやきだい小学校に出向いての「出張授業」をさせて頂いていました。パワーポイントを使って歯の大切さや予防歯科の重要性を子供達に「英保先生らしく」熱く熱く語ってきました。

その効果があったのかそうでもないのかは不明ですが、けやき台小学校は口腔内の健康に関して、県や国からも表彰される常連校だったのです。

しかし、コロナになってそのような授業もできなくなり、私も還暦を越えましたので「一般的な定年退職年齢の60歳を越えたから、教育現場の第一線から一歩引いて若い人の活躍を見守った方が綺麗だよな。」なんて思いながら出張授業に行くのを見合わせておりました。

保健の先生と校医の私は健診終了後に緊急会議を持ちました。色々と話し合った結果、もう一度(以前に私がやっていた)年一回の予防歯科の出張授業を再開することになりました。

本当は子供達の年齢に近い30歳代か40歳代の若い歯科医師がやってくれる方が良いのかも知れませんが、経験を積んだ62歳の歯科医師にはそれなりの「味のある」授業ができるという自信もありますので、もう一度出張授業を頑張ってみたいと思います。

子供達が予防歯科の重要性に気付いて、彼・彼女達の人生が楽で、楽しく、充実したものになるならば、こんなに嬉しい事はありません。

しかも、私自身が子供達からパワーをもらえる素晴らしい機会にもまります。

もう一度やりますね!

東京タワーの見えるスタジオで収録

翌日の10月3日はタクシーで恵比寿のドクターブックアカデミーに行きました。

ドクターブックアカデミーに到着。

東京タワーの見えるスタジオで収録です。

モニターに向かって1時間の講演。勝手が違うので緊張しました。

講演は我ながらなかなかの出来で満足です。新幹線の中でプチ慰労会としゃれこみました。

東京に出張してきました

2年ほど前に、ドクターブックアカデミーという、歯科医師の登録数が6万5千人もあるインターネット上の教育機関から接着歯科に関する講演依頼を受けていました。その頃は徹底的な断捨離を行っていたり、コロナがあったりして気が乗らずに、引き受けるか否かお茶を濁していたのですが、今年になって私の周辺の断捨離も行きつくところまで行った感があり、コロナも去って社会に活気が出て来たので講演をお受けすることにしたのです。

「10月3日に東京・恵比寿のスタジオで収録」というスケジュールが決まってからはパワーポイントを使って1時間のプレゼンテーションの準備に明け暮れておりました。

水曜日の3時過ぎの新幹線に乗って品川へ移動。どこもかしこもインバウンドで、まるで日本じゃないみたいです。

名古屋通過。

富士山通過。

東京マリオットホテル到着。

ラウンジからの夜景。

夕食も朝食もラウンジで済ませます。

ラウンジでプレゼンの最終仕上げをしています。

店構えよりも職人の腕

我が愛車 Audi SQ2 の KW(カーヴェー)サスペンションのチューニングをして貰いました。とある小さな欧州車専門のショップでは、寡黙なプロの整備士さんが黙々と作業をこなしてくれました。彼が最終のアラインメント調整をしてくれた我が愛車に乗ってみると、タイヤが滑るように回転するようになった事が素人の私にも解りました。「歯科と同じで店の規模よりも職人の腕で全てが決まるのだな」と感じました。

初秋の奈良を家族と満喫

連休に家族で奈良に行ってきました。SHISUI という新しいホテルに泊まり、妻と息子達と共に食事とお酒と会話を楽しむ事が出来ました。インバウンドのお客様の多さに驚きましたが、日本の文化を尊重して下さる、マナーの良い素敵な方が多く嬉しかったです。

今回お世話になったホテルはこちらです。

ファシリティもスタッフのホスピタリティも、全てが洗練されていて素晴らしい。色々と勉強になりました。

サンフランシスコ講和条約がここで調印されたそうです。で昭和天皇が座られたお椅子が現存しています。。ホテル内にあります。

ダイニングではカクテルタイムに無料でシャンパン等が振る舞われました。

アルコールが入るとリラックスして話が弾みます。

和風テイストに溢れる居心地の良いお部屋でした。

かわいいですね~。

氷室神社の氷みくじ。氷の上に乗せると字が浮き出てきます。外国人にも大人気。私の前に引いていた外国の方はグーグル翻訳で読めるよと言っていました。

バス停でくつろぐ鹿さん。

ステルス虫歯の恐怖

今回は虫歯の写真が出ます。少々閲覧注意でお願いします。


一見虫歯が無いように見えたり、ほんの小さな虫歯に見える「隠れた虫歯」を英保歯科のブログでは「ステルス虫歯」と表現しています。
このステルス虫歯は衛生士が定期健診の時に目視やフロスを通した時の違和感で発見してくれることがほとんどです。


(第1問)下の写真を見て答えなさい。どこがステルス虫歯でしょう?

さて、どこがむし歯で、どの辺まで広がっているでしょう?

ここが小さなむし歯で、青い線の辺りまで進んでいると思った人は手を挙げて下さい。

実は、今手を挙げて下さった方は「ブブー」なんです。

よく見ると、この赤い矢印で囲まれたあたりまで、歯の表面(エナメル質)の色が白っぽくなっているのが解りませんか?この小さな穴から侵入した虫歯菌は、ここまで広範囲に内部(象牙質)を食い散らかしているんです。信じられないでしょう?

・・・。これが証拠です。内部はまだまだ虫歯菌だらけです。このままドンドン削っていったら歯の神経を取る事になりかねません。ご安心下さい。英保歯科では Let’s Save Pulp (神経を守ろう)をスローガンに、最大限神経を取らない治療を試みます。英保歯科ならば、この歯も神経を取らずに治療する事ができます。


(第2問)下の写真を見て答えなさい。どこがステルス虫歯でしょう?

わかりますか?ちょっと難しいかも。

この青いところがステルス虫歯。これを衛生士がフロスの引っかかり具合(手の感触)で発見してくれました。流石、歯科衛生士は予防歯科のプロフェッショナルだわ。

残念ながら、中で結構広がっているはずです。でも早めに発見できたから神経を取らずに治療ができます。

あの小さな黒い点からは、内部でこんなに虫歯が広がっているとは想像できないでしょう?
ちょっとショッキングですよね。


いかがでしたか?定期的にメインテナンスに通院しているからこそ「早期発見・早期治療」ができました。

あなたも是非、4か月毎、年3回のメインテナンスにお越し下さい。歯科衛生士による予防歯科治療を受ける事は、一生という長い目で見た時にはあなたに多大なる時間的・経済的・精神的・肉体的メリットをもたらしてくれます。

歯肉縁下歯石の恐怖

今回は手術の写真が出ます。閲覧注意でお願いします。


1本だけ前に飛び出している前歯の歯肉が腫れて痛いとのこと。
ここに膿が溜まっています。痛そうです・・・。

こちらの方は若い頃に定期的に歯医者に行ってメインテナンスを受ける習慣が無かったので、歯肉の深いところまで歯石が入り込んで固着してしまっているのです。それを「歯肉縁下歯石」と呼びます。今回の腫れはこの「歯肉縁下歯石」が原因です。
歯周病がここまで酷くなると、歯肉を切り開く手術をして「歯肉縁下歯石」を取るか、歯を抜いてしまうかの2択になります。

こちらの方は手術をして歯を残して欲しいというご希望でした。

まずは下準備として矯正治療を行い、歯の連続性を確保します。隣り合った歯が全てスクラムを組んで、お互いに支え合えるようにします。
依然として同じ場所から膿が出ています。

いよいよ手術です。

膿が出ている歯の歯肉を切開しました。
こんなに深いところに大量の歯石が固着しています。切開して明示して除去するか、諦めて歯を抜いてしまう以外に方法が無い事をご理解頂けたと思います。。
根面を傷めないように、細心の注意を払ってジェントルに歯石を完全に取り除きました。これで一安心。
リグロスという、歯周組織を再生させるお薬を塗布してから歯肉を戻して縫合します。

いかがですか?「もう3年位歯医者に行ってないわ。」「けっこう歯石が溜まってきたからそろそろ歯医者に行かなアカンわ。」という発想の恐ろしさが解って頂けますか?

あなたも是非、4か月毎、年3回のメインテナンスにお越し下さい。歯科衛生士による先手先手の歯石除去を受ける事は、一生という長い目で見た時にはあなたに多大なる時間的・経済的・精神的・肉体的メリットをもたらしてくれます。

半日の休日診療当番で1年分の数の神経を取る

昨日の日曜日は三田市歯科医師会の休日診療当番に当たっていたためスタッフのYさんに出勤して頂いてサポートして貰いました。3連休のど真ん中なので御家族でのお出掛けの予定に支障が出たのではと思います。医療従事者として献身的に務めて下さって感謝しております。

昨日の休日診療の時間内に、英保歯科と過去に全くご縁の無い4名のお客様からお電話があって、その内の3件は強いお痛みがあるとの事でご来院頂きました。残りの1件は「詰め物が欠けたので今日診て欲しい。」という緊急性の全く無い内容でしたので、「休日加算料金となってかなり割高になりますよ」とアドバイスしたところ、平日にご近所の歯科医院で治療を受けられる事を選択されたそうです。

休日診療は、例えば自転車で転倒して大怪我をしたような方から突然お電話を頂き治療時間が長くかかる可能性もありますので、そういった方や強いお痛みがある方の為に余裕を持って時間をキープしておく必要があります。日曜日に開いているからコンビニエントだという理由での受診に関しては、ご配慮頂きたくお願い申し上げます。

さて、強いお痛みがある3名の方のうち、2名は虫歯が神経に達していたためやむを得ず神経を取る事にしました。神経を取った歯は弱く脆くなるのでなるべく神経を取りたくなかったのですが、激痛を止める為に背に腹はかえられませんでした。

考えてみたら、予防歯科を主軸に置いている英保歯科では定期検診で初期のうちに虫歯を発見して修復してしまいますので、神経を取るような事はほとんどありません。年に1本か2本の歯の神経を取る程度でしょうか。

つまり、昨日の午前中で英保歯科のお客様の1年分に相当する数の歯の神経を取ったことになります。お互い初見の関係でありながら歯の神経を取るという難しい治療を受ける、行う異常さも、私の感覚からしたら驚きです。

痛くなってから歯医者に行って、神経を取って痛みを消してもらう。その歯は弱く脆くなるので、例えばその15年後にはダメになってしまって抜く羽目になる。このような「後手後手に回る」日本の歯科医療に固着した悪循環を何とかしたいと思うのですが、私の歯科医師人生を賭けて努力し続けても、英保歯科の中だけを「すっきり、はっきり」させるだけで終わってしまいそうで、自分の社会的非力さを情けなく思う今日この頃です。

また、昨日来られた方のお一人は帰り際に「続けてこちらで治療を受けたい。」と言って下さいましたが、「英保歯科は予防歯科を主軸に置いた歯科医院で日本の普通の歯科医院とは考え方や価値観が違います。是非英保歯科のHPを熟読して頂いて、『この歯医者は自分の価値観や文化に合うな』と思って下さったらお電話頂ければと思います。お互いの価値観が違うのにお付き合いを始めると、待っているのはお互いの不幸だけですから。」とおお話ししたところ、「なるほど。HPを見て良く考えてみます。」と納得して下さいました。

皆さんはどう思われますか?