越後屋みたいな悪徳歯医者見た事あります?

「女性何とか」とか「週刊何とか」みたいに、子供には見せたくないような三流雑誌に多いのですが、「こんな歯医者にはかかるな!金儲けのために健康な歯を削る悪徳歯科医!}みたいな広告を時々新聞の広告欄で見かけますね。
私の親は歯科医師で、私の兄弟3人も全員歯科医師、妻も義理の弟も歯科医師、いとこも歯科医師ですが、子供の頃からずーっと、大学時代も、卒業後もそのような「越後屋、そちも悪よのう~。うひゃひゃ。」みたいな悪徳歯科医師に出会った事は一回もありません。
皆さん、患者さんの事を真剣に考え、休みも返上で勉強して、身と精神を削って仕事に向かっている先生ばかりです。
日本で生まれ育っているのですから、日本人的な倫理観や道徳観は普通に持っています。
一体どこに行ったら、そのような三流雑誌のライターの皆さんが出会うような歯科医師に会えるのでしょうね?
そういう方達にはそういう文化の世界があるのかも知れませんが、自分は離れたままで一生過ごしたいと、思います。

マイホームに3000万円。自動車に5年ごとに300万円。歯には?

日本政府は全ての事について、福島原子力発電所の事故のように、どうしようも無くなるまでほったらかしで、どうしようも無くなってからも知らんふりをします。かつての戦争の時と何も変わっていません。私は選挙に行きますので、多少の苦言を呈する事は許されると思っています。

歯科の事も無責任丸出しで、保険治療ではパラジウムという金属(いわゆる銀歯)を何十年も使わせ続けていますが、アマルガムのように「人知れず」幕引きをしたいと思っている事は丸出しです。パラジウムの代わりにCAD/CAMのクラウンをまともな治療が不可能な保険の診療報酬でやらせようとしています。大切な歯を大量に削って、歯肉圧排なし、寒天とアルギンの連合印象で作ってZOOなどの防湿なしで接着(?)せらざるを得ないため、患者の歯の寿命を極端に短くすることは明白です。

幸い日本は北朝鮮と違って多少の自由があります。歯科医師は歯科医師の裁量権のもとで、受益者負担原理の「自由診療のまともな」治療を提供するように努力しなければならないと思います。

それよりなにより、国民の中に「マイホームや自動車よりも健康にお金を使う」という価値観が出てこないと、話すら始まりません。

 

米国顕微鏡歯科学会

先月末に、米国のサーフィンの聖地ハンティントンビーチのホテルで開催された米国顕微鏡歯科学会に参加してきました。日本人の参加者はほとんどお見えでなかったのですが、海外の先生方との交流を通して、素晴らしい経験をする事ができました。
講演内容は素晴らしく、いくつかは新しい世界を教えてくれるものでした。

米国で開業されている技工士のNaoki Aiba 先生は天才的写真家でもあり、素晴らしいご講演をされておりました。
私達もCoolex(日本名Zoo)を展示しました。香港、ロシア、米国その他の先生方から好評を得て購入して頂けました。
来年はフロリダで開催されます。多くの日本人歯科医師が参加される事を期待しております。