そごう百貨店、もう何十年も行っていないなァ

池田や神戸の歯科医院に勤務していて、多くの患者さんからその地で開業する事を切望されたのに、なぜか故郷の田舎(山崎町)に帰って開業した私の父親。

彼が池田か神戸で開業していてくれたら、私の人生もすっかり違っていただろうと思う事もしばしばです。でも、もしもそうだったら私は三田で開業していないと思うけどね。

そんな父の趣味は車の運転。週末は車で姫路の「ステーキ館」に肉料理を食べに行ったり、神戸のそごう百貨店に買い物に行ったりしていました。やはり都会に未練や憧れがあったのでしょう。

百貨店の上層階で両親と外商という部門の人とがお中元やお歳暮を決めている時は暇で暇で嫌な時間でした。それが終わってからおもちゃ売り場に毎回連れて行かれたけど、「これ買って」と言っても(見学だけで)ただの一度も買ってもらえた事が無かった。「我慢を覚えたら将来幸せになる」が母親の口癖で、私は幼稚園児の時に既に「この人達には何を言っても無駄だな。」と悟ったのを覚えています。

そんな複雑な思い出がある百貨店ですが、それでも斜陽のニュースを聞くと寂しく感じます。両親がお洒落して、嬉々として出かけていた場所ですから。

セブンに見限られるとは、いよいよ百貨店というスタイルも終焉だな・・・。

世の中の価値観の変化に追従していては遅い。むしろその一歩先を行かなくては面白くありません。

英保歯科はこれからもドンドン変化して行きますよ。シンプルを極める方向にね。乞うご期待。