歯を抜いたまま放置すると・・・。

「歯を抜いたまま放置すると咬み合わせに悪影響を与えますよ。」との説明を受ける事があります。

確かに、歯を抜いたまま放置してしまうと、その抜いた歯と咬み合う位置関係にある歯がニョキニョキと伸びてきてしまうのです。一対のカップルなので、相手が無くなるとそれを探して伸びてくるんですね。

青い点々で描いた所の歯を抜いて放置していました。上の歯が伸びてきて下顎の粘膜に当たって止まっています。
カップルの相手を失った一番奥の歯が、相手を探して伸びてきています。大きな段差が出来ている事が解りますか?
一番奥(左側)の歯に注目。一見、下に銀歯があって上に白い歯があるように見えますが、実は下の歯は無くて、上の歯がこーんなに伸びてきているんです。銀歯が下顎の歯肉に咬みこんでいるのが解りますか?
その銀歯が噛み込んでしまっている場所の歯肉が周囲に比べて白っぽくなっています。歯肉の「角化」という現象が起こってしまっているのです。

歯肉に歯の鋭利な部分が慢性的に当たる状況を放置した場合、最悪の場合にはそこの歯肉がガンになったりする事があります。不潔な口腔内や、喫煙や飲酒の習慣がそのリスクを助長します。

こういった事例からも解るように、定期的に歯科医院に行って予防衛生管理をしてもらったり、歯科医師の精査を受ける事は「人生の質を保つ」為にも役立ちます。

最後に。いつものセリフですが、しっかり予防して、歯を失うような事にならなければこのような心配からも一生無縁です。やっぱり予防が一番ですね。