10年程前はインプラントの上部構造にゴールドを使っていましたが、最近はジルコニアを使う事がほとんどです。
お正月のお料理に金箔が使われるように、金は食べても大丈夫なほどに生体親和性が高い材料ではあります。でもジルコニアには敵いません。但し、金は硬度がエナメル質に近いので、咬み合わせの変化に追従して、自然にすり減ってくれるのです。これが金の持つ圧倒的なアドバンテージで、現在でも(一番力がかかる)一番奥の歯、7番には金を選択する事がしばしばです。
コールドとジルコニアの長所・短所が御理解頂けましたでしょうか?