「育ちが良い」「育ちが悪い」という言葉がありますが、皆さんはどのような時にこのように感じたり、この言葉を使ったりしますか?
最近の世の中はこういった類の言葉の使用はご法度なので、心の中でだけ呟く事が多いのではないでしょうか?
育ちが良い=お金持ちの家に生まれ、偏差値の高い学校を卒業した高学歴。一流上場企業に勤務して良いモノや良い服を身に付け、車も外車。みたいな感じ?
育ちが悪い=ユニクロのワゴンセールで買った服を数年寝かしておいて「ユニ被り」を回避し、それを数年着る。車は白ナンバーにした軽四に乗っているような、貧乏臭い奴?(←誰の事かな?)
私は、10のうち10ネガティブな発言をする人に出会った時に「この人は育ちが悪いなァ」と感じます。その逆も然りです。
例えば今の寒い時期ですが、
「寒い寒い。嫌になっちゃうよ。外に出るのも嫌なのにこんな日も仕事だ。路面が凍って車が動かせない。事故している奴がいて遅刻しそうになった。運転が下手な奴はこんな日に車に乗るなよ。」みないな発言を無意識にする人がいたとしましょう。10のうち綺麗な言葉はゼロ。汚い言葉しか聞こえて来ません。
「今日は本当に寒いですね。でも、空気が澄んでいて気持ちが良いですね。外の空気に触れたら肌も心も引き締まる気がする。路面が凍っていたから徒歩で来たのですが、運動になるので体がポカポカ暖まって元気が出ました。」
10のうち10ではないけれど、綺麗な言葉が散りばめられています。
肯定的(ポジティブ)な発言や発想が無意識に10のうちいくつ出て来るか?これがその人の「育ちのバロメーター」(=哲学のバロメーター)だと、私は思っています。
お客様でもスタッフでも家族でも友人でも「育ちの良い人」と付き合いたいし、私自身も「育ちが良い」人間でありたいと思います。