「のふうぞ」の野菜 「例えようのない土の匂い」が年々増加中

三田で無農薬野菜の栽培に取り組んでおられる「のふうぞ」さんのチームリーダー、K様から見事な「魂の切り分け」を頂戴しました。いつも有難う御座います!

もう何年も前から、三田の隔絶した某所(トップシークレット)で完全無農薬、作物によっては肥料すら使わずに野菜作りに取り組んでおられます。作業の面でも経済的な面でも、どれだけ大変か想像すらできません。

でも、その哲学に対する賛同者が増えて、現在では4名程度のチームに成長しており、耕作面積も拡大中との事。まさに「一念岩をも通す」といった感じで、お見事です。

無農薬といっても、隣の畑で化学肥料や農薬を使うと流れ込んで来てしまいます。ですから隔絶した場所でなければ本当の意味での有機無農薬にはなりません。その拘りに対しても又尊敬の念を抱きます。

毎年毎年おすそ分けを頂いているのですが、今回頂いたお野菜を手に取って気が付いた事があります。「例えようのない、土の匂い」がするのです。何年も無農薬の耕作を重ねておられるので、きっとその「例えようのない、土の匂い」が年々増しているのでしょう。

このビニール袋の外まで土の匂いがプンプンしてきます。この匂いを嗅いでいると、私達人類が最近やっている事や、最近食べているものが根本的に間違っているような気がしてきました。

昭和40年代、私が子供の頃に宍粟市山崎町の山の中で遊んでいた頃に感じた土の匂いと似ている。
最近は全く経験した事のない匂い。須磨田のあたりの田園をサイクリングしていても、この匂いとは違う。
私の脳幹にまで入ってきて、プリミティブな部分を優しく刺激してくれるような匂い。

スゥー、ハァー。まるで生き返る感じです。