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私が最も尊敬する医療従事者は・・・。

昨日、医療従事者の話をしましたが、私には「いつかは、あんな医療従事者になりたい。」と思っている人がいます。誰だか分かりますか?

ヒポクラテス?山中教授?

いえいえ違います。英保歯科の石塚衛生士なんです。彼女はマリア様のように優しく、患者さんや周囲の人間にも本当に献身的です。
患者さんがいくら虫歯や歯周病にしても、人間の弱さを100%許して、常に患者さんの心に寄り添っています。

彼女の持って生まれた人間性と包み込むような優しさには、私は一生かかっても辿り着けないでしょう。

彼女は衛生士学校を卒業すると同時に英保歯科に勤務してくれており、もう20年になります。面接の時にキティちゃんの絵の付いた鞄を持って来たので「この子大丈夫かなァ?」と思った事を覚えています。それが今や私の方が「いつかは、あんな人間になりたい」ですから。

ある日、英保歯科のバックヤードで気を失って倒れてしまって、それから「ちょっとしんどいので休憩させて下さい。」と言った事があります。責任感が半端じゃないんです。見習いたいと思いました。

もちろん、情熱的な池田衛生士も、冷静な判断力を持つ高橋衛生士も尊敬できる素晴らしい先生です。私が英保歯科の衛生士を「先生」と呼ばせて頂いている理由はここにあります。

3人の、医療従事者としての優れた人格が「予防歯科治療に継続的に通院しよう!」と皆さんにモチベーションを与えてくれており、それが私の理想のカタチ(=予防歯科を核にした歯科医院)を実現してくれているのです。

 

 

その瞳には何が写っていますか?

医療機関で働いている人間は、クリーンスタッフや事務職員も含めて全員が医療従事者でしょうか?それとも医師や看護師などの第一線のスタッフだけが医療従事者なのでしょうか?

私は、どの部門に所属していてどんな内容の仕事をしているかは関係が無くて、
「私は医療従事者です。」と胸を張って言える条件はただ一つだと思っています。それは、自分の事や自分の欲望よりも目の前の人の事を優先して考える事が「常に反射的に」できるかどうかに尽きると思います。

英保歯科の受付には時々このように言います。
困っている人に対して反射的に「何とかしてあげよう」と思えるかどうかが、「医療従事者」と「ただの受付」との違いだよ。英保歯科で働きながら医療哲学を体得し、誰かに職業を聞かれた時には心から堂々と「医療従事者です。」と言えるようになって欲しい。と。

医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士などは医療の国家資格(免許)を持っていますので、一般的には自分の事を何の躊躇もなく「私は医療従事者です。」と表現します。

でも・・・。

その人達の瞳には何が写っているでしょうか?目の前の患者さんの姿や、その方の家族や社会での状況が写っていれば良いのですが、油断するとしばしば臓器や歯だけが写っている事があります。私も気を付けなければなりません。私は自分の事を「医療を勉強中のオッサンです」とでも言おうかな。

最悪なのは「¥」「¥」が両目にドーンと写っている場合です。こうなってくるともはや医療従事者ではありませんし、尊敬されるはずもありません。

これは一般の職業にも当てはまると思います。超成功者なのにイマイチ尊敬されていない人がいますが、瞳に「成功者としての名声」や「¥」が写っていて、他人からそれが見えてしまうからではないでしょうか?

その人の瞳には何が写っていますか?そして、あなたの瞳の奥には何がありますか?



シナモンロールでサンフランシスコを想う

今年は無理ですが・・・。
毎年1回は米国の学会に参加して、海外の最先端の歯科治療に関する情報を収集すると同時に、英会話の勉強のモチベーションを維持するようにしています。
United で関空からサンフランシスコに飛んで、そこから米国の国内線で各地に移動するというパターンが多いので、帰国時にサンフランシスコ空港に到着すると「もう日本に帰らなくてはならないな・・・。」と名残惜しい気持ちになります。
私にはサンフランシスコ空港ではシナモンロールを買って食べるというルーチンがあります。

STAY HOME で運動不足気味になっており、カロリーオーバーに気を付けないといけないのですが、コストコでシナモンロールのような物が売っていたので「オッ、アメリカ?」と、思わず買ってしまいました。自分でも不思議なのですが、あのシナモンの匂いがアメリカの記憶とリンクするのです。

皆さんにも、どこそこ空港やどこそこ駅に行ったら必ずナニを食べるとかナニを買うとかいった物がありますか?

 

片付ける=捨てる。以上。

今日は日曜日。不要不急の外出は禁止ですので、部屋の片付けをして過ごしました。断捨離を行って良い事尽くめの私の頭の中には今や「片付ける=捨てる」という単純な公式だけが残っています。
そんな私ですが、10年以上使っていないような物でも「ひょっとしたら子供が使うかも知れないな」などと思ってしまう邪念に負けて、思い切って捨ててしまう事ができない物が沢山あります。それから、子供が書いてくれた絵や手紙などは捨てる事ができずにたまる一方です。

家族の存在って自分の思考や人生にとても大きな影響を与えてくれます。独身が気楽で良いという最近の風潮も理解できなくはないですが、家族という、自分よりもっと大切に思える人達が傍にいてくれる喜びに満ちた人生を若い人にも是非経験して頂きたいものです。
そんな事を考えながら片付けをしていると、時間ばかりかかって少しも進みませんでした。子供は「お父さん、お部屋が奇麗になったね!」と言ってくれましたけどね。

「英保歯科に来るためだけに東京から来ました。」

流石に今日は驚きました。
先週から受付とお客様がLINEで繋がるようにしているのですが、私も(やらなくても良いのに)嬉しがって返信したりして、受付に「先生、保険証持って来てもらうのをお伝え下さいましたか!?」などと叱られたりしています。
で、本日早速そのLINE経由でアポイントを頂いた方がお見えになりました。

住所が東京だったので事情をお伺いしたところ、「英保歯科に来るためだけに東京から来ました。」とのお返事。「英保歯科のホームページを見て、腑に落ちる部分が多くて。ここに来て、それでも抜かないといけないと言われたら諦めようと思って。」

良いですね!自分の歯を大切にするためならこの程度の苦労はいとわないという感覚、理想的には全ての方に、歯に対してこのような価値観を持って欲しいのです。ガンの治療だったらそうするでしょう?

遠方からお越しになる方には通常より長めのお時間を用意させて頂いているのですが、今回は40分間しか用意していませんでしたので説明もそこそこに治療に入りました。

光栄な事だと思うと同時に、ホームページやLINEなどのインターネットの力を再確認できた出来事でした。ブログをコツコツ書いているのも、少しは皆さんのお役に立てているのかなと感じて嬉しく思いました。

今日は土曜日で超多忙。お昼ご飯を食べる時間も無くひたすら終業まで働きました。(スタッフにはちゃんと休憩をとって頂いております。念のため。)
コロナ禍の中、昨日はお昼休み10分、今日は0分という忙しさで本当に有難い事だと感謝しています。

「この街で歯医者をさせて頂いていて、自分の人生は間違いじゃ無かった(まだまだ終わる気はありませんが)。」としみじみ思う事が多い今日この頃です。こんな風に思えるなんて本当に有難い事です。全てのお客様に感謝、感謝です。

 

 

ウッデイタウン、GW明けてマスク装着者が3割程度減少?

ゴールデンウイークがやっと終わって、やっと今日から仕事ができます。もう休みが多すぎて流石に飽きてきましたね。私の歯科医師としての人生の時間は限られています。こんなに休むのはリタイヤした後で十分。はやくコロナが去って社会が活気を取り戻して欲しいものです。

徒歩や自転車で通勤していると、街の人々の様子がよくわかります。この人間観察ができる事が自動車通勤より楽しい理由の一つです。

ウッデイタウンでは連休前はほぼ100%の人がマスクをされていたのですが、連休明けは約3割程度の方がマスクをせずに外出されている感じでした。気持ちは良くわかります。ウッデイタウンの中を歩いている限りは密になりにくいし、都市部との往来さえ無ければコロナが流入する危険性も少ないのではと思っています。三田市は都会より早く、6月あたりからは「蜜を避けつつも緊急事態解除」になるのではないでしょうか?期待したいですね。

今回のコロナ対策の知識や方法はそのままインフルエンザや風邪などのウイルス感染対策に使えます。今後は今回の経験を生かして、例えば冬の電車の中では全員がマスクをしたりするような「社会習慣の変化」を手に入れたいものです。そして、この冬には日本のインフル患者を激減させて「コロナ禍転じて戦果となった」と、胸を張って言いたいですね。

この際、ウイルス感染症においても予防をより強く意識して、社会習慣(日頃から蜜を避ける)や個人の生活習慣(テレワーク等)、衛生習慣(マスクと手洗いの頻度)などを変化させましょう。歯の予防と同様に、ハードルは低く、やる気になったら誰でも出来る、ちょっとした簡単な事です。

 

賢者は人生の速度を制御する

私の大好きなブロガー Whitecatinny さんの、これまた私が大好きな N.Y. に関するブログをいつも楽しく拝読しています。皆さんも読んでみて下さいね。最新記事はコチラ↓
N.Y.に恋して☆人生を変えるコロナ期の過ごし方

彼女はこの中で「このロックダウン期に、今後どのような生き方をしたいのか、という俯瞰的な視点から、それを実現するためにはいま何をどこまで進めておく必要があるのか、と考えることがとても重要」と言っています。私も同感です。

インターネット・エラに入ってから、人々は無意識のうちにITの速度に合わせて自らの人生をドンドン加速させて行きました。今回のコロナ禍はそれが正しいかったかどうかを顧みる良い機会なのでは、と思います。

高性能の車を手に入れても、追い越し車線ばかりを超高速でぶっ飛ばすのは馬鹿のする事です。同じように高性能の車を手に入れても、賢者は車速を律して心の余裕を保ち、愛車との対話、車窓の風景、好みの音楽、大切な同乗者とのかけがえの無い会話や時間などを楽しみます。

人生も同様で、高い能力があっても、いや、ある人こそ自分の人生に適度のブレーキをかけ、速度を制御して「人生の走行を楽しむ」べき時が来たのではと思います。これは仕事をサボったり横着したりして楽しましょうという事では全くありません。むしろ無駄な行為を減らして効率化を図りましょうという事なのです。

この静かな時期に、自分が通勤中や職場、あるいはテレワークなら自宅で行っている仕事が実際にはどのような(社会的)価値を産んでいて、それが本当に人類や地球の役に立っているのかを静かに自問してみて下さい。個々の日本人が自分の仕事の社会的貢献度を高める努力を始めれば、それは自然に企業の生産性を向上させ、ひいては日本の国際競争力の回復に繋がるはずです。

例えば、誰かが企画して郵送したダイレクトメールが、現実にはほとんど読まれもせずにゴミ箱に直行しているとしたらどうでしょう。その人がやっている事は社会貢献どころか環境破壊を引き起こしています。会社に対して利益を産む効率も非常に低いか、あるいはマイナスでしょう。日本人一人一人が自問して、こいうった小さな愚行を一つずつ除去してゆけば、徐々に高効率でスッキリした会社(会社=あなたの人生の一部)になってくるはずです。

私も英保歯科がスッキリするように日々努力しています。なお、予防歯科の普及というミッションが社会と人の役に立つ事は明白でしょう。






倍率118倍のシャープのマスクが我が家に、キタ――(゚∀゚)――!!

妻が申し込んでいたシャープのマスクが当選したとの事。当選倍率が118倍だったのでにわかには信じられない家族。
喜んでカード決済を済ませた後、当選を釣りにした詐欺が横行しているとのニュースを見てすっかり凹んでいた彼女ですが、現物が到着して安堵の吐息を漏らしていました。

SHARPと書いてあると電気製品が入っているように思ってしまいます。電池は要らないかな、なんてね。それにマスク自体も高性能に思えてくるから不思議。
マスクの中央には水戸黄門の印籠よろしく、プラズマクラスターのロゴがドーンと!
・・・そんなはずも無く、ごくフツーのデザインです。
下部にあるSHARPの文字を指さしながら歩こうかな。(←小学生か!)

池田のダイハツもマスクの生産ラインを作るとの事。まずは社員に供給するためだそうです。このように多くの大企業に小規模の生産ラインを確保すると同時に、地方にある休止ラインのメンテに国の補助金を出し「いざ鎌倉」に備えておけば良いと思います。このアイデア、アベノマスクより優秀だと思いませんか?

すぐそこに第2、第3のコロナが来ていると思って準備しておいても悪くないでしょう。「備えよ常に」(ボーイスカウト)です。

今年のGWは「新世界」を迎える準備期間

緊急事態宣言が延長されましたね。個人的には6月から経済活動と学校が再開されるだろうと思っています。そうしないとかなりの数の企業が危険ゾーンに突入しかねません。英保歯科を含む医科歯科業界も他人事ではないのです。

学校は夏休みの2カ月間を返上して、来年は4月スタートのままだろうと予想しています。9月に変える事ができるか否かは官公庁のシステムと思考回路のデジタル化(効率化)の進捗程度に依存すると思うからです。受験生は波乱万丈でしょうが、ラッキーな事も起こり得ると思って前向きに捉えて頑張って頂きたいと思います。

ウッディタウンでは運動不足解消のためにジョギングやウォーキングをしている人が本当に多いですね。STAY HOME で社会的役割を果たしつつ、御自身の免疫力アップのために運動をして感染拡大を防止しようとしている方がいかに多いがわかります。素晴らしい街ですね。コロナ後の事を色々と考えながら歩かれている事でしょう。

今しばらくの辛抱です。コロナ後は、今回の経験を踏まえ、全く新しい価値観の社会がやってくるでしょう。今は「新世界」を迎える準備の期間です。

テレワークは公私の境界を壊す?

コロナでホワイトカラーの方のテレワーク化が進んでいます。我々ブルーカラーは現場で手を動かして初めて価値を生産しますので、自宅にいながら仕事ができる方を羨ましく思います。
テレワークになるとプライベートの時間と仕事の時間の境界なくなるという意見もありますが、本当にそうでしょうか?

少し前なら「24時間戦えるサラリーマン」はケータイを常にオンにして上司からの電話に対応できるようにしていましたよね。

LINE などが普及した今、電話を使ってリアルタイムで会話をしている人がどの位いるのでしょうか?今なら、終業の時間が来たらPCの電源をオフにして、仕事関係のメッセージを開かなければ明日の朝までどっぷりと個人の時間に浸れるのではないでしょうか?

それに報酬は仕事の内容と挙げた成果で評価すれば良い事で、何時間PCの前に座っていたかなんて関係無いですよね?

ちなみに我々自営業者は仕事とプライベートの境界なんて全くありません。プライベートが無いのですから嫌な仕事を我慢して続けていると人生そのものが本当にダメになります。ですから「自己責任で自由に仕事と人生を取捨選択する」ようになります。そのダイナミックなチャレンジ(まさに挑戦です!)がまた楽しいのですが、この感覚は自分でビジネスを立ち上げてみたらわかると思いますよ。