良い運動とストレス解消になりました。明日からも生活習慣改善を継続し、仕事に全力投球しますね。
月別アーカイブ: 2022年7月
私の体、実はエライ事になっていたようです。
先日のブログで、私が毎年三田市民病院でいくつかの検査を受けている事をお話しました。私が歯科医師である事は三田市民病院の皆さんに認識されているので、生活習慣が原因で起こる疾病についても強く注意される事はありません。例えばコレステロールの値が高くても、「英保先生、値が少々高いですが、大丈夫です。(=先生は歯科医師なんだから自己責任で生活習慣を改善してね)」と言われるだけです。
先週に三田市民病院で健診を受けた時も同様で、コレステロールに関して消化器内科の優しい女医さんから特に強い注意も受けなかったので「まずまず合格」と勝手に思い込んで、呑気なブログを書いてしまいました。
それを読んだ友人の Y さんが LINE で「悪玉コレステロール 1700㎎ は相当な数値じゃないですか?気を付けないと梗塞を起こしますよ!」と、友人ならではの実直なアドバイスを下さいました。
「内科医からは全然叱られなかったぞ。そんなに悪いんだろうか?」と検索してみて絶句。
これによると、2.7 の私は、ほぼ血栓ができている状態という事!?アカンやん。
このままじゃ、家族やスタッフや患者さんに迷惑がかかっちゃう。今日から心を入れ替えて、生活習慣を改める決心をします。
次回の検査の結果もこのブログで公表するつもりです。つまり、それだけの覚悟で頑張ってみるつもりです。やってみますね、生活習慣改善。
ありがとう、三田市民病院
肝臓に血管腫らしきものを持っているので、経過観察の為に年に一度三田市民病院を受診して検査を受けています。
「市民病院に行ってくる」と母親に LINE したところ、「どこが病気なのか?大丈夫か?」と心配してくれたので「病院は病気になってから行く所ではないんですよ。笑。」と返信しておきました。
血圧・血液検査・尿検査・エコー検査等をしてもらって、コレステロール以外はほぼ合格でした。血管腫のサイズも変化が無い様で、一安心です。
消化器内科の担当の先生が優しい女性の医師に変わりました。質問に対しても嫌な顔一つせずお答え下さり、「生活習慣を正して来年の健診までにコレステロールの値を下げて褒めてもらうようにしよう!」と思わせて下さいました。有難う御座いました。
患者を頑張らせるポジティブな言動や振る舞いを見習いたいと思います。
そうだよな・・・。
日本社会で自分の価値観を信じて生きようとすると、大変な目に会います。諦めてゾンビになる方がずっと簡単。でも、シュルツさんは勇気を与えてくれます。
そして、
大事な事ですね。
午前中・姫路、午後・淡路島。
24日は天気の良い日曜日でした。この日は丸1日、姫路市の「アクリエ姫路」というコンベンションセンターで開催されるデンタルショーに行ってしっかり情報収集する予定でした。デンタルショーとは歯科医療に使う機械や器具をメーカーが展示するイベントで、歯科医師にとっては最新の機器の本物を見たり、手に取ったり、説明を聞いたりする事ができる貴重な機会なのです。
じっくり時間をかけて見て回るつもりだったのですが、玄関を出る時に末っ子が泣きそうな顔をしながら「帰ってきたら一緒に淡路島に行こうね。待ってるから、ゆっくり行って来て。」と言って来ました。
という訳で、急遽予定を変更し、交通安全週間の期間中なのに愛車の S660 に頑張ってもらって姫路まで急ぐ。
デンタルショーの会場には1時間程度だけ居るつもりでしたが、つい長居して2時間もいちゃいました。でも価値のある情報をたくさんゲットできたので、有意義な午前中となりました。頑張って行って良かった。
帰りの高速でも覆面パトカーとオービスに気を付けながら安全運転で帰宅。「お待たせ!さあ、淡路島に行こう!」
補綴(ほてつ)歯科学会参加中@Web
補綴(ほてつ)歯科とは、「失ってしまった歯の構造を補う」という分野です。被せやブリッジやインプラントや入れ歯を入れると言えば解りやすいかも知れません。英保歯科が注力している予防歯科とはまさに対極にある学問です。
「何で予防歯科の英保先生が補綴の勉強をするの?」って思いませんか?
日本の保険の歯科医療は、この「補綴」を庶民にも安価で提供する事を主目的に昭和の前半に出来た社会福祉制度です。その昭和前半の価値観や考え方が何十年もの間に日本国民に「すっかり染み付いて」しまったので、「痛くなってきたから、歯が抜けたから歯医者に行こう、どこに行けば良いかな?友達に聞いてみよう。」なんて会話が2022年の日本でも普通に成り立つ訳です。未だに、保険証を何年も使わなかったら表彰されたりする、訳のわからん価値観の国です。
で、その日本で歯医者になってしまうと、そのような昭和の価値観の負の遺産の事後処理に人生を捧げる事になります。前医が入れた保険の銀歯を外し、その惨状を写真に撮って説明し、自費の根管治療と歯周外科手術とセラミッククラウンを入れる作業を、来る日も来る日もひたすらやっています。自分には何の責任も無いのに事後処理ばかりやらされる人生です。皆さんなら耐えられますか?
「こんな事なら歯医者なんかにならずに、都会で会社勤めでもして、嫁さんの他に彼女でも作って、楽しい人生を送るんだった。」と後悔しても、もう遅い。
ウソです。本音を言うと私、歯医者になって本当に良かった、歯医者は素晴らしい仕事だと思っているんですよ。だって「自分にしかできない事が沢山あって、回りの多くの人から本当に必要とされる人生」が、元気で働いている限りは、ずーっと送れるんですから。
で、そんな訳で、英保先生も休み返上で最新の補綴について学んでいる訳です。
昨日も午後を休診にして夕方まで勉強しました。今日は9時から夕方までパソコンの前に座ってしっかり勉強しますね。皆さんにさせて頂く補綴治療が Up-to-date されたものになるようにベストを尽くします!
学会から得た情報で時代を先読みすると、口腔内デジタルスキャナーと3Dプリンターを導入する事は避けられないと確信しました。導入は価格と機能のバランスが取れたタイミングとなりますけれども、今からアンテナを張っておきます。導入には600万円以上は覚悟しないといけません。
昨年600万円かけてレントゲン装置を新調したところなので、今は買えません。医院経営も大変でしょ?。運営資金だけでなく設備投資にもお金がいるので贅沢な暮らしは出来ません。
毎晩カーセンサーでベンツやBMWの中古車を検索しては溜息とともに閉じる事を繰り返しておりますが、いつかは軽四を卒業してもう少し安全な車に乗りたいと夢見ています。今は我慢、我慢。
では、勉強を続けます!
宗教の弊害
安部元首相が凶弾に倒れるという痛ましい事件が起きました。犯人の動機が統一教会に対する恨みから来ているという事を聞いて、皆さんはどう思われますか?
恐らく多くの方は「よくわからない。」「新興宗教は怖い。」といった感想しか出てこないのではないでしょうか?
敗戦後GHQによってほとんどの日本人は学校で宗教教育をうけてはいけないシステムが構築され、それが見事に機能しているので、宗教について真剣に考えた事が無い(考える術を教えてもらっていない)のですから、「よくわからない」のも至極当然の事なのでしょう。余談ですが、これって、日本人が歯の価値がどんなものかを考えた事が無いのと良く似ていると思います。
私の兄が大阪歯科大学に入学した時、遠縁の親戚にあたる講師の歯科医師から、天道という台湾系の新興宗教のミサに来るように言われて出席し、それから父母もその天道のミサに出席して、18歳(まだ判断力も拒否能力も無い年齢です)の私も連れて行かれた事があります。統一教会と違ってお布施の類は一切不要だったのが不幸中の幸いだったのですが、「肉や魚を食べるのが罪である」と教えられて、多感な年齢だった兄と私はそれに従いベジタリアンになった時期があります。ミサに行ったのは数回、2-3年で、その後はその新興宗教との関係がフェードアウトして事なきを得ました。早めに縁が切れて本当に良かったと思います。
岡山で一人住んでいた私は家族もベジタリアンで頑張っていると勝手に信じて「少なくとも肉だけは食べない」という暮らしを貫いていました。(蓋を開ければ小野田さんみないなもんだったんですけどね。)
兄の食生活はその後普通に戻ったのですが、真面目な私はペスカタリアンを辞められず、気が付けば40年近くが経ってしまいました。
最近肉を食べる決心をしてチャレンジしたのですが、もはや心が肉類を受け付けない(まるで人間の肉を食べているように感じると言うと解りますかね?)という不幸な状態で、家族や周囲の人、特に妻には多大な迷惑をかけ続けています。
実家にこの新興宗教が持ち込まれずに、私が肉を食べる普通の人間だったら、友人関係や就職や出世や結婚などの選択肢がもっともっと広かったはずで、私の人生は今とかなり違っていた可能性があるのでは?と思ったりします。(多分、三田で歯医者をやっていない可能性が高いと思う)
この自分の経験からだけでも「宗教の弊害」というのは、確かにあるな、と思います。
でも、私の知人達で、親がエホバや創価学会などの新興宗教に傾倒し、その結果として想像を絶する苦労をした人達(元、子供)の話を聞き、彼・彼女達が今でも持っている(不可逆的な)心と精神のダメージを知ると、私のそれは「屁みたいなもん」だと悟りました。
彼・彼女達の話を聞けば聞く程、心の傷が深い。ある意味、宗教は「非常に罪作りな存在」だと思いました。
ですから、私の目から見ると、安部さんの犯人は見方を変えると「100%、完全な被害者」でもあるとも思えます。
私の子供達が縁あってミッションスクールにお世話になっていますので、その親としてキリスト教についても相当に勉強してきました。神を信じようと努力をして、もう15年近くになるでしょうか?欧米の人達と付き合ったり、欧米の文化のバックグラウンドを知るという点で非常に良い経験になりました。
でも、つまるところ私はDNAから日本人で、現在の私は神道に近い世界に共感を覚えています。空や風や雨や空気や海や川や滝や山や森などに神を感じるという、そんな感じですかね。
世間を見ていると、伴侶が交通事故で突然亡くなったりするような乗り越え難いつらい事があったり、結婚や進路といった正解が見いだせないような分岐点での判断を求められたりした時に宗教や新興宗教に助けを求めてしまう傾向があるように思います。救われた後に関係が終わるか、健全な関係が続けばいいのですが、安部さんの犯人の母親のように1億円以上もお布施で巻き上げあげられる程に洗脳されてしまうと、「宗教との出会い」はかえって「不幸の始まり」です。
私は宗教ではなく自然(澄んだ風や闇夜の静けさなど)と自分自身の精神に解を求めようと思っています。困難を乗り越えたり人生の岐路の判断をしたりする時は「澄んだ空気を深呼吸して、自分自身の精神力で」。そんな強さを身につけたいと思います。
先の見えない嫌な時代で、何かに頼りたい気持ちも解りますが、皆さんも宗教にはくれぐれも気を付けて、我が子や家族を不幸にしないようにしてあげて下さい。
プチ経験者からのお願いと忠告でした。
長文失礼しました。
医科の健診も、歯科の健診と同様に、大切だな。
今日、従兄の医師とチャットしていて、このような忠告を受けました。
「お酒再開した様ですが(肉類を食べるより)そっちの方が毒です。体にも脳にも🧠。
それと胃・大腸の検査だけは怠らないようにして下さい。つまり大腸がんなどで死ぬのは恥ずかしい時代です。」
ですって。
文字通り、親身になって言ってくれている忠告だから真面目に聞く事にします。
お酒はなるべく止めよう。以前のように。
内視鏡検査は年内にでも受けてみますね。
受診したら、ブログで報告しますね。
歯科検診の義務化に賛成?反対?
厚生労働省が旗を振って、国民の歯科健診を義務化しようという案が出ている事はご存じだと思います。
ヤフコメなどでは「歯科医師会の利権を保つためだろう。」とか「歯医者が増えすぎたから、仕事を増やしてやるために自民党がやってるんだろう。」とか色々な事が書かれています。
皆さんは歯科健診の義務化に賛成ですか?反対ですか?
私は反対です。
「水を飲む気の無い牛を水辺に無理矢理連れていっても絶対飲まない」という例え話がありますが、多額の税金を投入して健診を受けてもらっても、「歯の価値に気が付かない人は、コントロールされた食生活習慣や適切な口腔衛生習慣を身に付ける事の大切さにも気が付かず、何年も予防歯科治療(歯のメインテナンス)を受ける事も無く、永遠に虫歯や歯周病にし続ける。」はずだからです。
国民全員の歯科健診をする位なら、車の免許更新の時の講習のように、歯科治療に使える保険証を本人に手渡す度に予防歯科の重要性や歯の大切さを知る為の教育プログラムを受講する事を義務付ける方がずっと良いと思います。
「歯の本当の価値を知り、自腹を切ってでも自発的に歯のメインテナンスを受けるのが『当たり前』と思う国民を一人でも増やす」事が、日本人が何歳迄でも健康で幸せに過ごし、肥大化している医療費を抑制し、ひいては皆さんが取られている税金の額も抑制できる「待ったなし」の道だと思うのです。
でも、ヤフコメを見ていると、噴き出してしまうような先入観からのコメントや、相変わらず昭和な価値観の人が散見されます。「日本はまだまだお花畑な良い国だな。」と思う反面、「日本っていつまで持ちこたえる事が出来るのかな?」なんて思ったりもします。