日本人の口癖に「頑張って!」というのがあります。「元気で。」という代わりに言っている人が多いのですが、言われると、言われた時の状況がいつまでも記憶に残ってしまう事があるほどにインパクトのある言葉だと思います。
先生と呼ばれる人達、医師や教師や塾の先生、習い事の先生などは子供に向かって「頑張ってね!」と言って別れます。子供からすると会う大人が次々「頑張れ、頑張れ」と言ってくる訳ですから、特に真面目な子はたまったものではありません。
子供の将来を思う親ほど、我が子の塾の模試などの結果に一喜一憂して、つい「皆もっと頑張っているよ。あなたも頑張りなさい!」などと口走ってしまいがちですが、せめて両親だけでも「真剣に、真面目に勉強に取り組む事は大切だけど、そんなに頑張らなくてもできる範囲で大丈夫だよ。」と言ってやらないといけないと思いませんか?
私がしているように、鏡に映る自分の姿を見て、「この親の子だから、凡人でも仕方ないな。」と思ってあげて下さい。そして「あんまり無理するなよ。そこそこでも何とかなるよ。」と言ってあげて下さい。