伊藤さんにLAの空港まで送って頂き、チェックインも済ませて搭乗を待っています。
こちらでは朝の10時ですが、日本時間で夜中の2時頃なのでヘロヘロです。
英語に耳が慣れてきた頃に帰るのは名残惜しいですね。
伊藤さんにLAの空港まで送って頂き、チェックインも済ませて搭乗を待っています。
こちらでは朝の10時ですが、日本時間で夜中の2時頃なのでヘロヘロです。
英語に耳が慣れてきた頃に帰るのは名残惜しいですね。
実は、今回で最後の渡米にしようと思って三田を後にしていました。
ZOOという治療器具を世界に、まずアメリカに広めたいという思いがあって英会話の勉強を(皆さんと同じようにもがき苦しみながら)頑張って、米国の歯科学会などに出向いて展示即売を試みては失意のうちに帰国するという事を30歳代の頃から何度も何度も繰り返して来たのですが、少しも芽が出ないので諦めかけていたのです。「黄色人種の極東から来た歯医者が片言の英語で説明しても無理なのかな…。」と。
ところが今回、私の展示ブースを偶然通りかかった歯科衛生士さんが立ち止まって「ああ、この装置知ってるわよ。私の所の院長先生が凄く愛用しているわよ。」と声を掛けてくれました。「その院長先生って誰?」と私。「ビルよ。じゃあね。」と彼女。
「ビル・リンガー・・・。」米国顕微鏡歯科学会の現会長で、お互いに面識があります。腰を抜かして驚いていると、そこに偶然、USCのドクターで接着歯科のエキスパートであるパスカルマニエ先生が通りかかりました。
ビルを探して「パスカルマニエにこの装置の事を紹介してくれない?」とお願いすると「ああ、いいよ。」と言ってブースに連れてきて、特徴などをペラペラと説明してくれました。最後に私の方を向いてウインクして「これでいいか?」と。
ずっと前から「パスカルマニエにZOOの存在を知ってもらえたら」と思っていたのですが機会が無かったのです。それが今回何と、パスカルマニエに1台サンプルを手渡す事ができたのです。もしも、世界中の歯科医師に影響力があるパスカルマニエがZOOを愛用するようになったとしたら・・・。
今回もお世話になった米国在住の起業家、伊藤さんに「確率で考えると信じられないような偶然の出来事が連鎖反応のように起きました。」と言うと、「英保先生、これらの出来事は偶然じゃなくて必然なんですよ。それを理解して、これからも継続して米国にいらして下さい。終わりにするのでは無く、これから始まるのですよ。私もお手伝いしますから。」
「友あり遠方より来る。また楽しからずや。」私の好きな言葉ですが、それに「偶然ではなく必然」を加えたいと思います。何と前向きな考え方でしょう。単身渡米して苦労し大成功された伊藤さんの言葉には重みがありました。
もうすぐ帰国の途に着きます。人生は短いので、一日一日を大切にして前向きに、積極的に生きていこうと思います。でも、三田に帰ったら頭を切り替えて診療に専念しますね。だって、皆さんが待って下さっているのですから。
米国顕微鏡歯科学会に参加する為にLAへの弾丸出張を敢行中です。三田から関空はJR尼崎駅からのリムジンバスがあるので比較的便利なのですが、今回は欲を出して伊丹から成田経由のUnitedを選択したのが悪夢(?)の始まりでした。
「国際線の乗り継ぎだから念の為2時間前に行って、空港の雰囲気でも楽しみながら時間を潰すか。」と11時前の神姫バスに乗って自宅→新三田→宝塚→蛍池→空港と移動してゆくうちに「乗り換えと歩きが多いからじゃまくさいなあ。関空の方が楽かも。」と思い始めました。
何とか伊丹に到着したら、ANA がシステムダウンで「とんでもない事」になって大騒ぎになっていました。欠航や遅延だらけで長蛇の列。スタッフに「国際線の乗り継ぎがあるんですが…。」と聞くと「新幹線で行くかJALで行って下さい。」との答え。
JALの非常に優秀なスタッフの機転でJAL成田便への振替搭乗ができたのですが不運は続き、その飛行機が成田の上空で15分待たされた事が災いして予定の成田発LA直行便にたった10分だけ間に合わずに乗ることができませんでした。ANAのシステムダウンが原因だった事もあって、成田のUnitedのスタッフも非常に誠実に対応してくれました。「まさに今ドアが閉まったところです。申し訳ありませんが、2時間後に出発するデンバー行きに乗って乗り換えて下さい。LA到着は午前の予定が夕方になります。」との事でした。
こうなったら頭を切り替えて棚ぼたのデンバー旅行を楽しみましょう。隣席のご婦人は「米国人と結婚して28年になります」と、色々な話を聞かせて下さいました。
砂漠のような広大な風景に圧倒されながら、ここを馬で移動したであろう昔のカウボーイの勇気に思いを馳せていました。
デンバー空港は信じられないくらい、本当に信じられないくらい広いです。2時間乗り換え時間があったのですが搭乗案内開始ギリギリにゲートに着きました。
博多で開催されたインプラント学会に参加して疲れていたので、3連休の最終日は9時を過ぎても布団で寝ておりました。
一生懸命勉強してきたのですが、小学生の息子二人は「お父さんだけ新幹線に乗ってホテルに泊まって来た。しかもくまモンに会ってきたらしい。ズルい!」と勝手に決めつけて御立腹です。「博多やからくまモンには会ってないって。」と言っても「ズルい!ズルい!」と合唱し、「僕らは小学生の無料パスがあるから、神戸のカワサキワールドに連れて行って。」と言います。
息子達、男子で元気なのは良いのですが、あまりにも喧しいので妻は疲れてしまっており、どうも私だけで連れて行くしかなさそうです。
そんな訳でカワサキワールドに男子3人でお出かけという事になりました。
帰りは六甲山の鉢巻展望台に寄り道してから三田に帰ってきました。
次は男子3人でキャンプや釣りなどにも行ってみたいと思います。
学会場は撮影禁止なので雰囲気だけ。
岡山大学の同期、阿久津先生と出会えました。彼は開成高校出身でESSに所属し英語がペラペラの秀才。出席番号1番と2番の仲良しで、学生時代にはお互いに英語で喋るように努めていました。
ベルギーの大学の先生、外国人です。わかりやすい英語でのご講演で助かりました。国際化の波はますます大きくなっています。
学会場や企業展示の雰囲気も欧米と変わらなくなってきました。良い事だと思います。
大阪大学歯学部・予防歯科学教授のご講演を拝聴し、予防歯科の最新情報もしっかり学んできましたよ。皆さんにもちゃんとお伝えしますね。
土曜日の診療が終わってから新神戸行きのバスに乗り、18:52発の新幹線に乗りました。新幹線の予約にJ-WestカードやスマートEXを上手に使うと本当に便利でお得ですね。早割というのを使ったので、便指定されちゃいますが往復で7000円も安くなりましたよ。
最近の私は出張に関しても断捨離で、荷物を極限まで少なくする事が趣味のようになっています。超高性能スマホとモバイルグッズでパソコンが不要になりますし、衣類の組み合わせと使いまわし方を工夫すれば、靴やズボンや上着を減らす事ができますね。
博多駅に9時過ぎに到着して、ホテルまでは徒歩で25分程度。せっかく九州まで来たのですから、歩いて街の雰囲気を楽しまない手はありません。Google Map を頼りに、中洲あたりの活気を確認してきました。
中洲のあたりは人、人、人で活気に溢れ、路上シンガーや海外からの旅行客の喧騒も手伝って、歩いているだけで気分が高揚してきます。
博多に来ていつも感じる事は「空気の生暖かい感じが沖縄や台湾に似ている」「オープン(外交的)な感じの人が多い」「若者に活気がある」「良い意味での地方都市感があって冷たい感じがしない」といった事ですね。
自分は弥生人系ではなく縄文人系だと思うのですが、博多に来たら、「まさにこの辺りにルーツがあるんじゃないかな?」と思うほど気分がしっくりくるんです。自分でも不思議な程です。
中洲遊覧船30分1000円。呼び込みのスタッフが、日本語と韓国語と英語で喋っていました。それを見たり聞いたりしているだけでワクワクです。
韓国人が多く歩いている街なのに平気でこんな看板が揚がっています。博多は「細かい事なんか気にせずに仲良くやっている」感が強そうですよ。良い事ですね。
今回は知人の先生方と同じホテルにしたので、自分には少々高級過ぎると感じました。寝るだけなのでもったいないですね。
でも、ワインソムリエの資格を持った友人の先生が数本の厳選したワインをホテルに持ち込みしてくれていたので、数人で彼の部屋に集まってそれを頂戴して、楽しい話で盛り上がりました。
10年前に断酒した私ですが、このような素晴らしい機会に限り「場の雰囲気も和むし、年に2-3回の飲酒なら、まあいいかな?」と思っています。
昨日「類は友を呼ぶ。友あり遠方より来たる。また楽しからずや。(←この友は、旧知の人という意味ではありません。価値観や哲学を同じくする人なら初対面でも友なんですよ)」の話をしましたが、今日もその「友」から素晴らしい作品を頂戴しました。
笹山からお見えのお客様から「裏で取れたので持って来ました。奥様にご迷惑じゃ無ければ良いのですが。」との短いコメントを添えて、正真正銘の丹波栗を頂戴したのです。溢れるほどの数、しかも大粒揃いです。
私は田舎育ちですので、子供の頃には友人と山に行って栗を拾っていました。ですから、あのトゲトゲから栗の実を取り出す作業の痛さや、一生懸命取り出しても親指の爪のようなサイズだったり虫が食っていたりと、栗拾いの苦労を良く知っています。
虫に刺されながら山に入って、苦労してたくさんたくさん拾って、その中から人に上げるために大粒で奇麗なものだけ選別して、残りの痩せた実は家族が食べるのです。その事が痛いほどわかるので、これ(美しい栗と美しい気持ちの両方)を頂戴した時の嬉しさはひとしおでした。本当に有難うございました。
「類は友を呼ぶ」と言いますが、医院の在り方や歯科医療に対する哲学について、20年以上も自分の信じる道を決してブレる事無く(時々はブレますが、結局自分の好みに戻っちゃいますね。)歩み続けると、自分と価値観が似通ったお客様の数がドンドン増えてきます。スタッフに関しても同様の事が言えます。
今日も1日、沢山のお客様に出会って、色々なお話(日常生活、幼少期の頃の事、趣味、お仕事や社会奉仕活動などについて)をお聞かせ頂きました。そういった会話を通して感じる事は、「皆さん真面目で謙虚で誠実で責任感と分別をお持ちの方ばかりだな。」という事です。そういった方のお話は、人の悪口とかが無いので、聞いていると楽しいですよね。
環境問題や食生活に関しても同様で、私と考え方や好みが似た方が多くおられます。英保歯科のファミリーのお一人、医療機器の設計に従事されていた頭脳明晰な科学者が「究極の良薬」を求めてフィールドに出て、完全無農薬、無肥料(!)草引きも無し(!)の究極の農法で野菜を育てておられるのですが、その貴重な「アート」を頂戴しました。
ペスカタリアン(魚は食べるベジタリアン)の私にとって無農薬野菜は何よりの贈り物です。そして気にかけて下さるお気持ちが最高に嬉しいです!
私の事を良く理解し協力してくれるスタッフと、聡明なお客様のお陰で歯科医師として一生懸命働く事ができています。本当に有難い事だと思っています。