私は歯科医師の子供に生まれて、「将来は必ず医師か歯科医師になりなさい。」と言われて育ちました。そのため小学校高学年の頃には中学受験のため、自分の勉強部屋に閉じこもって、毎晩夜中の3時4時まで勉強を、まあ、「させられて」きました。ただ、4年生くらいまでは9時頃に寝させてもらっていましたので、幸い170センチを超える身長になっています。成長ホルモンのお話を覚えて下さってますかね?
実家は宍粟という田舎にありましたので、中学進学は寮のある学校に行くようにと親に言われまして、高砂市にある中高一貫教育の学校に入学し、そこの寮に入りました。ですから家族と生活したのは小学校卒業までだったんですよ。親や兄弟と遊んだりした記憶がほとんどないのは情けない話です。
そんな経験もあって、自分の子供とって本当に大切な物は何か、自分にとって本当に貴重な時間は何かを深く、深く考えるようになりました。
子供にとって大切な物は「学歴」ではなく「心身の健康」ですし、最も大切にしたい、最も貴重な時間は「仕事や趣味に没頭する時間」ではなく「家族と過ごす時間」だと、心の底から、思っています。