「実際の治療例や関連情報」カテゴリーアーカイブ

3Di ダイレクト

英保歯科の特徴的な技術を生かした虫歯の治療法に「3Di ダイレクト」というオリジナルメニューがあります。基本的には神経を取っていない歯が対象です。
①3D ビデオ顕微鏡(Mora Vision) や5倍拡大のルーペを使用する。
②ラバーダムやZOOなどの防湿装置を使用する。
③神経が残せそうに無い歯(熱い物がしみたりして、他の歯科医師が神経を取る事を強く勧めた歯)でも i Mix を使用して神経を取らないよう最大限の努力をする。
④保険診療では使用できない、ハイグレードのダイレクトコンポジットを使用して自然な美しい歯として修復する。
これらを確約して治療を行う「3Di ダイレクト」は長い目で見た時には患者さんの時間的、経済的、機能的、心理的負担が軽減される「お得な」治療方法です。
費用は1本2万5000円+消費税となっております。「3Di ダイレクト」で治療ができるかどうかは、まず英保歯科で診断を受けて頂く必要があります。
虫歯の部分が大きいと「3Di CAD/CAM」の適応となります。

インプラントって?

皆さんはインプラント治療にどのようなイメージををお持ちでしょうか。最先端の素晴らしい治療だという感じ?それとも悪い噂を耳にしたりされますでしょうか?インプラントは「正しく使えば」素晴らしい治療方法です。正しく使いさえすれば。

上の写真のような治療方法ですので、インプラントが健康で充分な量のある骨の中に埋入された時には長期的に安定して機能します。しっかりした幅や厚みのある杉やヒノキの板にねじ込んだネジ釘はしっかりしますが、ペラペラのバルサや合板に入れたネジ釘は無理な力をかけたらすぐに抜けちゃいそうですよね。
骨が無いときには骨造成という追加の手術が必要です。費用も追加で必要になります。危険性が高い時には接着ブリッジでインプラントを回避する方が良い事も多々あります。
その辺の診断がきっちりできるか否かがドクターの知識であり、治療計画の通りに事を運べるかどうかがドクターの技量です。
また、歯周病菌の感染がある(つまり歯周病がある)お口の中にインプラントをしても、インプラントの周囲に歯周病菌が感染してすぐにダメになってしまいます。
宝くじが当たってお金ができたから、インプラントをしてもらおう!と思っても、歯周病の治療と管理ができていない患者さんはインプラントが長持ちしません。お金を捨てるのと同様になってしまいもったいないですね。同様に、タバコを吸われる方もインプラントが長持ちしない事が多いです。最近、英保歯科では禁煙ができにくい患者さんのインプラントはお断りすることがほとんどです。

接着ブリッジ

接着ブリッジは今から1980年代に岡山大学と長崎大学で開発された治療方法です。岡山大学歯学部で学んだ私は当時接着ブリッジのイロハを恩師に叩き込まれました。その後、国際デンタルアカデミーDHAなどで補綴治療の研鑽を積み、外れない接着ブリッジのノウハウを完成させてゆきました。

今では大阪口腔インプラントセミナーやDHA等で接着ブリッジの講義を担当するなど、正しい接着ブリッジの治療法について他の歯科医師の先生方に対し指導をしています。
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開発期の1980年代からは見た目に対する要求も変化してきています。昔は前歯に対しても金属のフレームを用いた接着ブリッジをしていましたが、最近ではジルコニアという人工宝石の材料を用いて白く美しい接着ブリッジを作る事が普通です。ただし日本人の前歯は薄いので、残念な事ですが、接着ブリッジが作れない事も多々あります。
奥歯は金属の特性を生かして、歯をあまり削らない接着ブリッジを使う事がよくあります。
接着ブリッジを装着する際にも防湿装置を使用し完璧な接着を行うべきです。英保歯科では100%防湿装置を使用して接着治療を行います。

奥歯の1本の欠損に対してゴールドアロイで制作する「接着ブリッジパッケージ」は24万円+消費税となっております。来院回数は少なくとも3回はかかります。毎回の治療時間は60分程度とお考え下さい。パッケージ治療ですから治療費は定額制で、来院回数や治療時間にかかわらず一定です。遠方の方はお口の中とレントゲンの写真を添付で送って頂ければ、接着ブリッジの対象になるか否か、概ねの判断は可能です。ご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡下さい。

前歯に関しては金属ではなくジルコニアを使いますが、接着ブリッジが出来るかどうかは実際にお口の中の状況を拝見した上での慎重な判断が必要です。すぐ外れるようでは意味がありませんからね。