CPCはコロナウイルスを99.9%不活性化する

12月17日の日経新聞にサンスターの全面広告が出ていました。

サンスターが全面広告で「(自社製品に配合されている)CPC という殺菌成分がコロナウイルスを 99.9% 不活性化する」と発表しました。

実験室レベルの結果ではありますが、このようなコロナ禍のご時世ですので、コロナウイルスの侵入経路である口腔衛生にこのCPC配合の歯磨剤を使用する事にデメリットは無いと思われます。

私がお客様にお勧めしており、私自身も長年愛用しているバトラー(サンスターのブランドの一つ)デンタルリキッドジェル。研磨剤・発泡剤無添加で歯に優しく、かつ、フッ素はしっかり配合されています。
CPC配合。最初は歯磨き粉無しで完璧にブラッシングして、最後にこのジェルを歯ブラシに付けて仕上げをして下さい。(ホワイトニング剤や研磨剤が入っている歯磨き粉ではありませんので。)

特に、お勤めで大阪や神戸に出られる機会が多い方は CPC 配合歯磨剤の使用を前向きにご検討なさると良いのではないでしょうか?

なお、このリキッドジェルは研磨剤が入っていないので、コーヒー等のステインが気になる人は(高級な)研磨剤入りのペーストも使って下さいね。

こういう、妙に安いモノや・・・
こういう安いモノは、私は、お勧めできません。ジフと一緒だと思って下さい。磨き砂が凄いので一見歯が綺麗にはなるけど、歯の表面が傷だらけになっちゃうよ。

6km×31日=186km≒三田⇔高松!?

フルマラソンなどをされている方から見れば「屁」みたいなものだと思いますが、先月の11日からほぼ毎日6km 歩くようにしています。概ね1か月経ったのですが、明らかに体調が良くなってきており良い事ずくめです。

昨夜は週末で食べ過ぎたので、今日も頑張って歩いてきましたよ。

Google Map のTimeline を見れば正確に何日歩いたか判るので計算してみたところ、今日までで合計31日歩いてトータルの距離が186km になりました。

「三田から180km の場所ってどの辺かな?」と思って調べてみたら腰を抜かしそうになりました。どうやら香川県の高松まで歩いて行った事になるようです。ホンマかいな?

にわかには信じられませんが、これだけ歩いたら体調も良くなるはずだと納得しました。

私にとって6km という距離は「もうちょっと歩けるけどな・・・。」といった程度の、あまり苦痛を感じない絶妙な距離なのです。ですから平日だけでなく休日も気軽に歩きに出る事ができます。
当面この習慣を継続してみて、自分の心と体がどのように変化して行くか観察してみたいと思っています。

デジタル・デンタル・オペレーション(DDO)の十河先生を表敬訪問

私はインプラント治療を約25年前から手掛けました。ブローネマルク博士がエビデンスベースのインプラントを完成させて、安定した結果が出せるようになった時から開始したのです。

当時、日本には最新の治療プロトコールに関する情報が余り入って来ないため、志ある歯科医師や技工士が世界中に情報を求めて飛び立ちました。私も米国や欧州、時にはポルトガルまで足を運んでインプラントのセミナーを受けてきました。当時はZOOMなんか無かったからね。

その若き「サムライ」の一人が、現在はデジタル・デンタル・オペレーション(DDO)のCEOである十河(そごう)先生(セラミックの歯などを作って下さる技工士の先生)なのです。十河先生は2つの偉業を成し遂げられています。1つ目は、20歳代で単身米国に渡り、最新のインプラント技工を身に付けて日本に帰国しそれを広めた事。2つ目は、約15年前、当時まだ誰も不可能だと考えていた「歯科技工の完全デジタル化」(今でこそ誰でもデジタル診断や、CAD/CAMや3Dプリンタを当然のように使っていますが)に日本で最初に取り組んで、現在では事業として見事に成功させておられる事です。

約15年前に会社名をデジタル・デンタル・オペレーション(DDO)と銘打ったのも素晴らしいと思いますし、現在は沢山の社員を抱える優良会社となっており、同じ自営業者として、同じ男として心から尊敬しております。

今回は症例についてディスカッションしたい事があり、もちろん久しぶりにお顔を拝見したいという思いもあって江坂まで表敬訪問のために足を運んできました。

着いた、着いた。1階と3階と5階のフロアを使っているのか、凄いな。この勢いだと、もうすぐ全体を買い取って自社ビル化だな。
突然の表敬訪問でしたが、快く迎えて頂けました。有難う御座いました。

DDOの歯科技工製品の品質も素晴らしく、1つ1つにQRコード付きの品質管理カード附属してくる徹底振りです。英保歯科では自由診療の仕事は全てこのDDO様にお願いして作成して頂いております。皆さんのお口の中に私が装着したジルコニアセラミックは全てこのDDO製なのですよ。

初対面から20年以上経ってお互い少々白髪が混じって来ましたが、歯科医療に対する情熱は二人共、むしろ増していると確認できた良い一日でした。

信じ難い、山崎町繋がり

今日、初診でお見え下さった救急救命士の卵の学生さん。お伺いすると「姫路出身で、今は三田で一人暮らし」との事でした。
姫路の実家にいる時は、親に勧められて半年に1回歯科医院で予防治療を受けていたとの事で、虫歯は一本もありません。衛生状態も完璧でした。
「三田のどこの歯医者に行ったら良いかわからなくて、検索して、ここと思って来ました。」との事でした。

「姫路の何処?先生は宍粟出身なんやで。」と聞くと「網干ですが、実は宍粟の山崎高校に姫路駅からバスで通っていたんです。」との返事。

「山崎高校!? 先生の実家は山崎にあるんやで。ビックリやな。」

それから、姫路発山崎行のバスの事や、山崎の町の事などで話が盛り上がって終わりませんでした。

こんな不思議な事もあるんですね。来年は就職だそうですが、希望の職場が「虫歯が一本も無いという自己管理能力」を評価してくれて、見事採用される事を祈っています。

行ってみたい。播磨・新宮の大黒屋丹治と井戸糀製造所

小学生時代に姫路に模擬試験を受けに行ったり、白陵時代に寮から自宅に帰省する時に、姫路発山崎行のバスをよく利用したものです。1時間以上の遠距離バスで「林田経由・夢前経由・龍野経由」の3つの路線があります。

その中でも龍野経由は(宍粟の田舎者の私から見ると)龍野という都会を通るので時間はかかるが一番好きな路線でした。新宮町には姫新線播磨新宮駅や踏切があり、その辺に差し掛かかった時に「電車が(正確にはディーゼルですが・・・。)通っているなんて、何て都会なんだろう。羨ましいなあ。ここに住んでいたら自宅から通学できるのに。」なんて思っていた記憶があります。

ご縁があって、その龍野市から複数名のお客様が高速道路を使って三田の英保歯科まで通院して下さっています。不思議ですね。

しかも、有難い事に、その(憧れの街)新宮にある老舗のお菓子屋さんの逸品を頂戴する事が多いのです。

以前はA様から櫻屋の醤油饅頭を頂戴しましたが、今回はB様から縁起の良い大黒餅を頂戴しました。本当に有難う御座います。

創業100年以上(!)の大黒屋丹治の代表銘菓だそうです。有難う御座います!
大黒餅食べて縁起来福。お陰様で来年も良い年になりそうです。

新宮駅前には高級な箱入りお菓子を扱う老舗のお菓子屋さんが多いのですが、この播磨新宮駅は過去には姫新線を経由していた急行「みささ」・「みまさか」などの優等列車が停車していた事も関係があるのかも知れません。

こちらも頂戴しました!100年以上の歴史がある井戸糀製造所の逸品。100年以上も前のレンガ作りの麹室で糀が守られているそうです。それを聞くだけで感動しちゃいますね。ジモティーならではの素晴らしい選択で、本当に嬉しいです。

井戸糀製造所は(現在の所)後継者がいらっしゃらないそうで、もしこの歴史が途絶えたら、もったいないの極みですね。龍野は古い町並みがあり、観光の名所でもあります。私もまた久しぶりに訪ねてみたいと思っています。その時にはこの井戸糀製造所にも必ず行ってみるつもりです。

両方共、少年時代の新宮町への憧れの想いや、バスの車窓からの風景の記憶を思い出しながら、有難く、有難く頂戴致しました。特別な味がしましたよ。

お気遣い本当に有難う御座いました。

An Antique Baccarat Angel

断捨離が人生に与えるプラスの効果に驚きつつ、物欲をコントロール中の私ですが、今回どうしても欲しい物があったので買ってしまいました。

英保歯科の受付の後ろには長い間お客様から頂戴した船の模型が飾ってあったのですが、そろそろ模様替えをして、次は英保歯科の(特に受付スタッフの)哲学を表現するようなものを置きたいなと考えていたのです。

最初に思いついたのがマリア様の像なのですが、一旦私の傍に来て頂いたら流石にこれは断捨離できません。そんな事するとバチが当たりますからね。それに私は洗礼を受けておりませんので、マリア様を置かせて頂く資格も無いように思います。

ヤフオクでオブジェを物色していたところ、マリア様のお姿を彷彿させるような美しい天使のアンティーク・バカラを発見して「何て美しいんだろう」と、一目惚れしてしまいました。

前を通る時に思わず手を合わせてしまいます。
受付のスタッフには「これが目に入った時にはいつも、貴方達の仕事の本質が何かを思い出して欲しい」とお願いしておきました。

説明を読むと、フランスからイギリスに渡って、それから日本にやって来た方だそうで、その遍歴も非常に魅力的です。「どんな人が手にしたのだろう?」なんてね。
お顔に優しい表情があるのも不思議な感じです(下の2枚の天使の写真と比較してみて下さい)。

ヤフオクより。最近の製品はこのようなモダンなデザインが多いようです。
同じくヤフオクより、笛を吹く天使のバカラ。
私は英保歯科の(マリア様のお姿に似た)「祈りを捧げる天使」の方が好きです。

見れば見る程「来て頂いて良かった」と思える美しさです。12月ですのでクリスマスの飾り付けをして受付の棚に置いてあります。皆さんもご覧になって下さいね。

Where is Miffy?

次女がニコニコしながら「ミッフィーのクッキーを焼く!」と言って意気揚々と準備をしていました。ご馳走になろうと思い、焼き上がった頃を見計らって台所に行ってみると、眉間にシワを寄せて何やらブツブツ言っています。

「ミッフィー焼けたか?」と聞くと「予定変更してボリスとメラニーにした。」との返事が返って来ました。

メラニーちゃん

「どれどれ・・・。確かにメラニーちゃんだわ。」

お母さんにコツを教えて貰った方が早く上手になるよ。

彼女の名誉の為に付け加えますが、「ビターカカオ味なので、褐色になるのは当然」だそうです。

素晴らしき街、ウッディタウン

日曜日の朝、診療所で事務作業をしようと思って徒歩で向かっていました。けやき台でもクリーンデイの作業が終わる時間帯だったようで、歩道の落ち葉がすっかり無くなってスッキリです。皆さん、御苦労様でした。

私は毎朝診療所の周囲の道路や溝も掃いてタバコの吸い殻も拾っています。毎朝「一人クリーンデイ」をやっていますので、どうか御容赦下さいね。

こんなに綺麗になっていました。こんなに民度の高い街が他にあるでしょうか?

関西の中でも特別な街、それがウッディタウンだと感心しています。

田中尚喜「百歳まで歩く」を要約すると

ここ1カ月間、ほぼ毎日6キロ歩いています。今朝も歩いてきました。その結果みるみる体調が良くなってウエストが6センチ細くなりました。歩く事は健康の基本だとつくづく実感しています。

医学的には「正しい歩き方」をする事が大切だと思い、何年か前に15万部突破のベストセラーである田中尚喜先生の著書「百歳まで歩く」を(Amazon で中古で)購入して読んで、その歩き方を実践しています。

理学療法士が経験に基づいて書いた良書です。でもポイントは1つだけ。「内転筋」です。

皆さんも買って読んでみたいでしょ?でも本を買うと場所を取ってご家庭の断捨離の邪魔になりますよね?
という訳で、私が要点だけ教えてあげますからまずはそれを頭に置いて歩いてみてはいかがでしょうか?

この本の要点は「内転筋を意識して歩く」これだけです。

膝をチョットだけ内側方向に向けるように意識しながら足を前に出す様にして下さい。足を前に出す時に膝を10度程度内側に締める事を意識すると、太ももの内側にある内転筋が緊張します。この内転筋を鍛える事が末永く歩くためのポイントだそうですよ。

昔、凄く流行ったデューク更家さんのくねくねした歩き方もこの考えに合致しているのでは無いでしょうか?

顎咬合学会指導医・かみ合わせ治療認定医の私が、かみ合わせや姿勢の観点から付け加えるとしたら、

①胸を張って前を向いて歩く(下を向いたり、スマホを見ながら歩かない)

②体幹の筋肉を意識して歩く(腹筋と背筋を使って歩くイメージ)

③ショルダーバッグを片方の肩にかけたり、片手にペットボトルやスマホを持って歩かない。左右対称の姿勢になるようにリュック等を活用する事

毎朝一生懸命歩いていらっしゃる男性を見かけて知っているのですが、片手にペットボトルを持って、ガニ股(足を外側に踏み出す)でひどい猫背で歩いていらっしゃるので「折角頑張って歩いておられるのに、勿体無いなァ。」と思ってしまいます。

私は、歩く時には North Face のヒューズバックを背負って、胸を張り真っ直ぐ前を向いて、膝を締める事を意識して「コアマッスルで歩く。コアマッスルで歩く。」と頭の中で自分に掛け声をかけながら歩いております。

宜しければ、参考になさって下さい。

憧れていたUSA

中学校の時にポパイという雑誌に出会って以来、ごく最近まで「いつかはアメリカに住みたい」と本気で考えていました。そのために途方もない時間とかなりのお金を英会話の勉強に費やしてきました。ネイティブのような英語が喋れるようになりたいと思っていたのですが、情けないくらい上達しませんでしたけどね(笑)。

今から思えば、幼少期にかなり厳しく躾けられた上に中高一貫のスパルタ校の寮に入ったために、子供心にそういった「不自由」な状況から逃げ出したいという無意識の逃避願望が、ポパイという雑誌上で紹介されているアメリカの「自由」に対する憧れに繋がっていったのだと思います。

そういう訳で、2年ほど前までは本気で「元気なうちにリタイヤしてアメリカに移住できないものか」と思っていたのですが、最近その思いが急速にしぼんきています。それは一念発起して徹底的なモノとコトの断捨離を断行して、自分の価値観に正直になり、自分らしい歯科医院に変えて、そこで自分らしく生きるように努め始めた時期と一致しています。

自分の価値観に正直に生きるようになってから、歯医者になって良かったと心から思えるようになりました。

今は、素晴らしいスタッフとお客様に囲まれて平穏な気持ちで歯科医療に打ち込む事ができて本当に幸せです。

今となっては、もうアメリカに逃避行を考える必要など無くなってしまったようです。ここ、けやき台の診療所で気力と体力の続く限り素晴らしいスタッフに支えられながらお客様の幸福に貢献し続ける事ができたら、その方が遥かに幸せなのだろうと思えるようになりました。

スタッフ、そしてお客様には感謝の言葉しかありません。本当に有難う御座います。