The West Coast of Awaji Island

連休の最終日の午後から淡路島に行ってきました。マスクと Social Distance には細心の注意を払っていますので、Don’t GO TO って言わないでね。

地球温暖化のせいでしょうか?ここ数年で淡路島の緑と空の雰囲気がグアムに似てきたように思います。個人的にはとってもハッピーなのですが。

三田から北淡ICまで高速道路で一直線。ICを降りたらそこは The West Coast of Awaji Island です。

最近この淡路島の西海岸がとってもHOTです。新しいお店がどんどんできていて、サンセットの時間にインスタ映えする写真が撮れるようで敏感な若者が沢山訪れています。炎天下にもかかわらずパンケーキのお店などは凄い行列でした。

私はと言えば、マイナーなビーチで息子達と海水浴を楽しんできました。その駐車場からの風景です。透明度高し。
ピックアップトラック。標識が NO TURN だったら、まるでカリフォルニアみたいでしょ?
ファミマの看板が Denny’s だったら、ここは USA。
橋が金色に輝き、気分は Golden Gate bridge です。そして、橋の向こうは Michael(舞子)です。ウーン、何てアメリカンなんだろう!

今日は現実に戻って、診療所で一生懸命働いております・・・。

「弱虫の和」と「勇者の和」

以前、とある団体の決算総会に参加した時に、挙手して本気で質問したら場がえらい雰囲気になってしまった事がありました。どうやら日本のこの団体の常識ではやってはいけない事だったようです。「どうせシャンシャンと決まっているのだったら、オンラインでPDF の資料を配って承認を得るだけで良いのに。会場費も参加者の時間も全てが無駄だよ。」と心の中で呟きました。

この例のように、日本人は場の空気を読んで、自分の意見を主張せず沈黙を守り、作り笑顔でその場をやり過ごし、なるべく他の人間との摩擦を起こさないようにして、問題は先送りする事を是とする。これが日本流の「和を保つ」事だと思っていませんか?

日本社会に於ける私自身の色々な経験を通じて、少なくとも私はそのように思っていました。そしてこのような非建設的で進歩を拒む、日本的な考えがますます嫌いになっていったのです。

しかしながら、荒谷卓先生の著書、サムライ精神を復活せよ!を読んで、古来の日本人が持っていた「和を保つ」という概念は、現代のそれと全く異なっていた事を知りました。お互いに勇気を持って真正面から向き合い、話し合い、お互いを尊重し合い、譲歩し合って進むべき道を決めるのが本当の和の姿だったようです。

私は、敗戦国になり自信を喪失してしまってからの日本人の「和を保つスタイル」を「弱虫の和」、敗戦以前の、自国に誇りを持っていた日本人のそれを「勇者の和」として区別したいと思います。
現代社会で私や皆さんが慣れ親しんでいる方は「弱虫の和」、ニセモノの和のとり方なのです。

皆様も是非、荒谷卓先生の著書、サムライ精神を復活せよ!をお読みになって、私が「勇者の和」と表現しているものを知って頂きたいと思います。

Apple 創始者 Steve Jobs が学生の質問に対してある答えをしています。
彼を20秒以上考えさせた学生の質問 | スティーブ・ジョブズ | Steve Jobs 
彼の到達した場所は「勇者の和」そのものだと私は思いました。皆さんはどうですか?

「日本の犯した過ちを教訓にします」マハティール首相

日本人がヒロシマ・ナガサキに想いを馳せてながら Stay Home で静かに過ごしている連休の中日ですね。狂気の暑さが続いていますが、あの夏の日本人の苦しみを少しでも知りたいと思い、昼間もあえてエアコンを使わずに過ごしてみています。

「民族間」を「人と人との間」と読み換える事ができます。:荒谷卓先生の著書、サムライ精神を復活せよ!より

GAFA のように少数の人間がほとんどの富を寡占するための、体の良い言い訳が自由経済主義・グローバリゼーションという言葉だそうです。敗戦国日本が近年そのグローバリゼーションを政策として押し進めて来た(=アメリカに盲従)結果、日本国内に於いても様々な不満や閉塞感を抱く人が非常に多くなっています。

そのような日本で小規模な歯科医院を運営する私も、「工夫と努力と悟りと諦め」によって、やりたくない醜い競争を避けつつ何とか生き延びていますが、ちょっとつまづけば「明日は敗者」になり得るのです。

戦争が終わって75年も経ちました。日本もそろそろ目を開けて、自分達の価値観で生きていくべき頃ではないでしょうか?

黄金の国ジパング

荒谷卓先生のサムライ精神を復活せよ!という本を読んでいます。タイトルから来るイメージとは違い、内容はとても和らか(やわらか)です。日本人なら一度は読んでおくべき素晴らしい本です。

私は中学生の頃にPOPEYEという雑誌で米国の自由な気風を知り、それに憧を持ちました。それ以来ずっと「いつかはアメリカに住みたい」と思っていて、15年ほど前にグリーンカードロタリーに当選した時は、英保歯科を閉院して移住しようかと本気で考えたほどです。

荒谷卓先生の本を読んで、米国流の考えが必ずしも100%正しい訳では無い事、そして、日本人として生まれた事がいかに幸運であったかを悟りました。

サムライ精神を復活せよ!を読み進めるうちに、黄金の国ジパングという言葉があるが、実は瓦が金でできているような、経済的に豊かな国という意味では無かったのではと思い始めました。

陽の光で黄金に輝く瓦屋根(三田市・須磨田)

むしろ、国土全体が「和の文化」に包まれ、子供達の笑顔に溢れ、人々が分け隔て無く心穏やかに暮らしているジパングという国の状況が欧米人の目から見ると値千金ならぬ値黄金だったのではないか、と捉えています。

「和を保つ」という事の真の意味について、私は完全に間違った理解をしていたようです。荒谷卓先生の本を読んでそれを自覚しました。この辺についてはまたの機会にお話したいと思っています。

断捨離は心も透明にする

コロナ禍の最中にも関わらず、英保歯科では連日アポイントがほぼ一杯です。有難い事です。

英保歯科に年に3回以上予防治療に来て下さっているお客様に敬意を払い、「ファミリー」というステータスを付与させて頂いております。ファミリーという呼称には「貴方は真面目に予防に取り組んでおられるのだから、私の方も貴方を私の家族のように大切にしますよ」という思いが込められています。

今日はフルブッキングの上に難しい手術もあって、夕方には精根尽き果てていたのですが、あるご高齢のファミリーのお客様から「フロスをしてもスッキリせず痛い箇所があるので、できれば今日診て欲しい。」との電話がありました。

受付は一旦4日後の空き時間でご予約をお取りした後に、機転を利かせて私に状況を伝えに来て「今日何とか診てあげる事は出来ないでしょうか?」と聞いてくれました。

本当に疲労困憊していたのですが、頑張って診療時間外に診させて頂く事にしました。このお客様は恐縮して「時間外にすみません。すみません。」と何度も心からのお礼を言って下さいました。

最近、人の助けになる行いをしたり、人に喜んで頂ける行いをして感謝された時、「実は自分の方が救われている。」と感じる事が多くなりました。幸せな事です。

モノ(物欲)とコト(人間関係≒名誉欲)の断捨離を徹底して行って来たお陰で、自分の感性がどんどんピュアーになって来ているのがわかります。心が透明になり、様々な真実がハッキリと見えてくる感覚です。

昨日のポカリスエットの差し入れや今日のお礼の言葉のように、人様から頂いた、ちっぽけに見える事の中にも大きなエネルギーの存在をハッキリと見て取れる自分になれる。モノとコトの断捨離にはこのような素晴らしい効果もあると実感しています。

体育会系な1日

今日は暑いですね。木曜日で休診なのですが、診療所の改装の為に工務店さんや電気屋さんが来て下さっていますので、私も7時から出て来て倉庫の整頓をしています。

皆さんが暑い中汗だくになって頑張って下さっているので、私も窓を開けて良い汗をかきながらの作業中です。

コンビニのスタッフに一番好感度が高いのはガテン系のお兄さん達だそうですが、休憩の時に職人さんが「先生もこれどうぞ。」と、私にもポカリスエットを差し入れてくれました。有難う御座います。評判通り、やっぱり優しいですね。

有難うございました。冷たい飲み物で、心が温かくなりました。

私も丸一日、共に汗だくになって頑張ったつもりです。そんな現場の職人さんから差し入れして頂いたポカリスエットの美味しかった事。

普段はサッカー等の団体スポーツをやっている子達にも、ポカリの事を虫歯の原因と散々に言っている私ですが、人と人との関係にはそれを超える物があるなと実感した一日でした。

今日の経験を通して、私も少しでも多くの人に優しくなれるように、見習いたいと思いました。

ストライダーやキックスケーターを買う前に

昨夜8時頃、診療所の近くを歩いていた時、塾帰りの小学生4人が自転車で路地から左右を確認することなしに道路に飛び出して来ました。
「たまたま車が来ていなかったから何も起きなかったけど、たまたま宅急便のトラックでも来ていたら4人とも重症か死亡だな」と、背筋が冷たくなりました。

先頭の子が慎重な性格なら一旦停止したのでしょうが、ベラベラ喋りながら片手運転でカッコつけて走っていました。自分の役割や責任を理解出来ていないのでしょう。

集団で移動する時には1列になり、最後方にリーダーさん、先頭に副リーダーさんが位置して隊員を守るようするのは常識です。(我が子は4人共「神戸友の会幼児生活団」で山登りをしたり街を移動したりした時に、そのように教わって集団行動の取り方知っています。三田の一般の幼稚園でも教わりますか?)
家族で自転車に乗って移動する時でも、お父さんは最後方、お母さんは最前方で責任を持って子供(隊員)を守ってあげて下さい。

また、一人の時は慎重な子供でも、連れがいると行動が変わってきます。年上の友人やお兄ちゃん、お姉ちゃんの乗り物のスピードに無理して着いて行こうとした時に年下の子が転倒して大怪我をします。子供の集団でもリーダー、副リーダーの自覚が大切です。

大人がバイクや車で集団移動する時も同じです。それを知らないとこんな事に・・・。→共にツーリング中の友人気づかず…大型バイク転倒し50代男性が死亡

ストライダー(幼児用ペダルなし自転車)での死亡事故キックスケーターでの死亡事故が数多く報告されています。子供は普通自動車を運転した事が無い(=自動車の動きを予測できない)し、脚力と判断力が弱いので、危険を察知しても足を使って瞬時に止まる事ができないのは当然です。

重症や死亡に至らないまでも、顔面から転倒して、前歯を何本も折ってしまって慌てて歯科医院に連れて来られる保護者が後を絶ちません。「この子は一生この歯の修復で苦しむようになるのか・・・。」と思うと可哀想でなりません。

そのストライダーやキックスケーターが1台20万円しても我が子に買ってやりますか?中国製で安いからといって軽い気持ちで買い与える前に、どうか再考して下さい。どうしても購入するなら、フルフェースのヘルメットを装着させてあげて下さい。

良書です!「サムライ精神を復活せよ!」荒谷卓(あらや たかし)

熊野飛鳥むすびの里代表、荒谷卓(あらや たかし)先生の「サムライ精神を復活せよ!」という本を少しずつ読んでいます。
集中して読まないと頭に入ってこないほど難しい内容なのですが、しっかり読み込めば人生、愛、世界平和、地球環境、そして予防歯科を含む健康医学など、様々な事に対するヒントに溢れている事に気が付きます。
荒谷卓先生の教えについては、今後このブログでも時々触れて行きたいと思っています。一緒に考えましょう。

久々に良い本に出会えました。日本的な考え方なので日本人のDNAを持つ私には当然の事ながら非常にしっくり来ます。

現在58歳の私の心にはビシビシ響いてくる本ですが、読み手によっては難解な内容となるかも知れません。人生経験の量やその人の価値観によって感想が大きく異なると思います。
20歳代なら「何が書いてあるかわからない」、40歳代なら「今後の人生を考えさせられる」、60歳代なら「もっと早く知りたかった」となるのではないでしょうか?

テレビ嫌いな私ですが、この哲学的な良書の存在を知ったきっかけはスマホで武道関係の You Tube を見ていてたお陰なのですから皮肉なものです。You Tube はテレビと違って自分に興味がある分野だけを望んだ瞬間に見る事ができる(On demand)のが良いですね。

インターネットはカミソリの刃

私はテレビを20年以上見ていないのですが、その経験からも最近の若い人と同様に「テレビなんかいらないよね。」と心から思っています。その一方で You Tube やWord Press のブログを見ていると、アイオープナーになるような情報を偶然手に入れる事が良くあります。ですからインターネットは必需品だと思っています。このブログもネットのお陰で皆さんに読んで頂ける訳ですしね。

そのような便利なインターネットですが、SNSなどの書き込みやヤフコメを苦にして自殺する若者が絶えません。恐ろしい事です。

インターネットってまるでカミソリの刃のようです。上手に使えばスパッと切れ味鋭い便利な道具なのですが、使い方を間違ると自らの命を絶つ道具になってしまう・・・。

私のようにSNS上ではなく、コメントできないブログ形式で自己表現すれば炎上とも無縁でいられますよ。
上手に使って楽しく有益なものにしたいですね。

「断捨離」の次は「サムライ」

4年前に断捨離を始め、モノ(物欲)とコト(人間関係≒名誉欲)を徹底して捨てるようにしてみました。その結果、ビックリするほどストレスが減って人生が楽になりました。

家にモノが沢山あり過ぎて気持ちが落ち着かない人や、ラインの既読スルーや自分のSNS やインスタ投稿へのレスポンスが気になってしまう人、同僚や後輩の社内評価や出世が気になってしまう人などは是非、モノとコトの断捨離を検討してみて下さい。

さて、私はもうすっかり楽になりましたので「さて、次はどうすべきか?」と想いを馳せています。

よくよく考えてみると、この断捨離によって得られるのは自己の幸福だけです。断捨離経験者の話が腑に落ちて、世界中の数多くの方が断捨離をなさったとしても、その方とその家族の幸せは増すのですが、ただそれだけです。利己の力しかないのです。

断捨離の普及で幸福な「個」の数が増えていく事は良い事ですが、個人が単純に断捨離を実行して行くだけで社会全体が幸せになるのでしょうか?恐らくNO でしょう。

まずは、稲川義貴先生の紹介で知った荒谷卓先生の「サムライ精神を復活せよ!」を読んでみます。

断捨離で充分な心理的余裕が出来た私ですが、思想レベルを「利己」で止めてしまわずに次のステージである「利他」に行かなければ、社会的な存在意義が無いと思うのです。

私は次に進むべき道をサムライ精神や大和魂に求めてみるつもりです。