断捨離は心も透明にする

コロナ禍の最中にも関わらず、英保歯科では連日アポイントがほぼ一杯です。有難い事です。

英保歯科に年に3回以上予防治療に来て下さっているお客様に敬意を払い、「ファミリー」というステータスを付与させて頂いております。ファミリーという呼称には「貴方は真面目に予防に取り組んでおられるのだから、私の方も貴方を私の家族のように大切にしますよ」という思いが込められています。

今日はフルブッキングの上に難しい手術もあって、夕方には精根尽き果てていたのですが、あるご高齢のファミリーのお客様から「フロスをしてもスッキリせず痛い箇所があるので、できれば今日診て欲しい。」との電話がありました。

受付は一旦4日後の空き時間でご予約をお取りした後に、機転を利かせて私に状況を伝えに来て「今日何とか診てあげる事は出来ないでしょうか?」と聞いてくれました。

本当に疲労困憊していたのですが、頑張って診療時間外に診させて頂く事にしました。このお客様は恐縮して「時間外にすみません。すみません。」と何度も心からのお礼を言って下さいました。

最近、人の助けになる行いをしたり、人に喜んで頂ける行いをして感謝された時、「実は自分の方が救われている。」と感じる事が多くなりました。幸せな事です。

モノ(物欲)とコト(人間関係≒名誉欲)の断捨離を徹底して行って来たお陰で、自分の感性がどんどんピュアーになって来ているのがわかります。心が透明になり、様々な真実がハッキリと見えてくる感覚です。

昨日のポカリスエットの差し入れや今日のお礼の言葉のように、人様から頂いた、ちっぽけに見える事の中にも大きなエネルギーの存在をハッキリと見て取れる自分になれる。モノとコトの断捨離にはこのような素晴らしい効果もあると実感しています。