お口の中の3大病気、「虫歯、歯周病、噛み合せ病」のうち、噛み合せ病の一つに、就寝中の「くいしばり」があります。最近テレビで紹介される事が増えてきたので、納豆、バナナ、炭酸、ココナッツオイルなどのようににわかにブームになっていますね。
テレビでは「ベロのサイドに凸凹の圧痕が付くと、くいしばりをしている証拠です!」と言っています。
ベロの両サイドに歯の凸凹に呼応するように圧痕がついているのがわかりますか?
確かにそうなのですが、歯科東洋医学の見地から診ると、ベロのサイドの凸凹の圧痕は「気虚」という状態になっている特徴だと言われます。
「気虚」とは生体のエネルギー、気力のようなものが減っている状態です。程度がひどいと鬱状態になったり、何もやる気がしなかったりするようになります。
くいしばりもストレスが主な原因ですから、心と体のコンディションを整える事が原因除去になります。
キーワードは「バランス」です。極端な運動、極端なダイエット、極端な暴飲暴食、極端な飲酒、そしてタバコ、夜更し、過労・・・。
運動と栄養と休息のバランスを保てる「賢明さ」を身に付ける事が大切です。