元々は同じだった人間とチンパンジーですが、進化の過程で2つの大きな違いができました。2本足で歩ける点と言葉を喋る事ができる点です。
人間は2本足で歩けるおかげで文化的な生活と農耕による安定した食料供給を手に入れましたが、背骨の椎間板という部分の負担が直立歩行と農作業により限界を超えた負荷を受けています。
チンパンジーも英単語を何千と覚える事ができます(!)が、それを発音する事ができません。人間だけが言葉を喋れる理由は舌とその周囲の器官を巧妙に動かして様々な音を作る事ができるからです。但し、その代償に舌は上下方向にに大きくなり、肥満や顎の成長の不良がある場合にはいびきや睡眠時無呼吸症に苦しむようになります。
子供達に歯ごたえのある物を食べさせて、顎を大きくする事は歯並びの見た目の問題だけでなく、健全な生活を送るためにも大切であることがわかりますね。
歯と口腔を健全に成長させそれを保つことは生命に影響する事なのです。