お口の中の細菌は夜寝ている間に増えていきます。お口は数時間閉じられて、37度に保たれています。まるでヨーグルトメーカーみたいな細菌の培養装置のようです。ですから、寝る直前のお口の中の種菌の量をしっかり減らしておくことが大切なのです。
もしも、一日1回しか歯磨きができないとしたら、夜寝る前に数分間、優しく丁寧に隅々まで(言葉で表現するのは簡単ですが、このスキルをきちっとみに付けていらっしゃる方は少ないですね)しっかりプラークを落として下さい。その後フッ化物を歯に応用してからお休みになるのが大切です。飲んで帰ってそんな事出来るかよ!という声が聞こえてきそうです。そんな時はサボってOKですよ。その代わり翌朝起きたらすぐにしっかり磨いて下さいね。
食後は?30分後に磨くか、食事直後だけなら子供はぶくぶくうがい、大人はフロスだけはしておくというのではどうでしょか。
フッ化物の普及で虫歯予防のために歯磨きを1日に何回もというのは意味が薄れてきているように感じます。
一方、歯周病対策はブラッシングが鍵になってきます。