フッ化物(いわゆるフッ素)について

皆さんは歯にフッ素が良いという話を聞いた事があるでしょう?これは事実です。
私(1962年生まれ)が子供の頃は、子供を2-3人産むのが当たり前で、まだまだ戦後から立ち直りつつある空気が社会にあり、戦争体験者もたくさんいらっしゃましたので、子供に対しては「食べ物があって、命があって生きているだけで充分」といった考え方が根底にありました。今の、少子化で一人一人の子供を「完璧な人間に」育てようと親や社会が考える時代とはかけ離れていたように思います。
私が子供の頃は「虫歯があって当たり前」。今は「虫歯が無くて当たり前」なのです。
実際に、私が校医を務める保育園・小・中・高等学校に健診にいくと、虫歯が激減しているのがわかります。ウッデイタウンは特に素晴らしく、ある小学6年生3クラスのうち虫歯があった子が2人という経験も持っています。
この何十年かで子供たちがとても丁寧にハミガキをするように変わったのかというと、答えは Yes and No です。
その一つの鍵がフッ化物(いわいるフッ素)にあるのです。