こんな記事がありましたよ。レガタム繁栄指数ですって。日本は何位だと思いますか?
日本の順位は? 世界で最も裕福で健康で繁栄した国 トップ37
名前も知らないような国や名前しか知らないような国がたくさんランクインしているのにも驚きました。皆さんはランクインしている国の事を良くご存知ですか?
日本は治安と安全が高く評価されていますが、他はいま一つのようで、思ったより順位が低いので悔しいですね。少子高齢化が進んで「これからもっと悪くなるんだろう」と思うと、日本から逃げ出したくなる気もしますが、日本人一人一人が少しずつ賢明に我慢して、少しずつ賢明に努力して、母国を良い方向に持って行きたいですね。

「もしも日本人全員が歯をとっても大切にすると、このランクがグンと上がるかも」と言ったらどう思われます?
英保歯科のファミリーメンバーの方なら「そりゃそうだ!」と答えてくれますよね。
歯周病について:
歯周病は歯ブラシとフロスを正しく毎日やれば、ほぼ100%予防できます。但し、禁煙と、乱れ過ぎた(食)生活習慣があれば、その改善は必須です。
一旦歯周病になっても、歯科医院で歯科衛生士の先生の適切な治療を受けて、毎食後必ず普通に歯ブラシをして、夕食後には歯周ポケットの深い所に本気で歯ブラシを長時間当てて、毎食後必ずフロス(と、必要な部位には歯間ブラシ)をすれば、ほとんどの場合はかなり良くなります。皆さんが思っておられる以上に改善されますよ。但し、禁煙と、乱れ過ぎた(食)生活習慣があれば、その改善は必須です。
あなたの真剣な努力で症状はかなり改善されますが、歯周病で一旦減ってしまった歯の周囲の骨を完全に回復する事は困難で、もしも手術で回復しようとすると、あなたには望む事に見合うだけの出費(安くない)と時間と忍耐と努力が要求され、医療関係者の方は相当な知識と技術と労力が要求されます。
虫歯について:
虫歯は、5歳までに甘いものをほとんど与えないようにして、遅くとも永久歯が生えてきた頃から毎日フッ素を応用すれば、ほぼ100%予防できます。
5歳まで虫歯になっていない子供は大人になってから虫歯になる本数が1/3である事がわかっています。
スイーツコーナーの前で、親が「これを買って帰ったら子供が喜ぶだろう。」と思うのではなく「これを買って帰ったら、将来子供が可哀そうなことになる。」と自然に考えるような価値観を持つ必要があります。
一方、一旦修復した事がある歯は、必ず問題が再発します。
虫歯にする事は、歯を削られる事から永遠に抜けられなくなる事を意味します。
やる気のない歯医者が不真面目で雑な治療をしたり、あなたがすべての治療を絶対に保険治療だけで済まそうとすると、問題が再発する速度が加速されて、やがて修復不可能となり抜歯になります。1本の歯に平均5回治療を施すとその歯は修復ができなくなるからです。
以上の事から、歯に関しては予防が一番簡単で安上がりで、一方、予防しか方法がない、と言えます。
歯の病気って原子力発電所や環境の問題と似ていると思いませんか?私はそう思うのですが。
ここ何か月か英語の勉強をずーっとサボっていたのですが、再開しようと思い、今流行りのオンライン英会話の体験レッスンを受けてみました。
スカイプを使ってフィリピンの先生と会話をするのですが、タイムラグがほとんどないのと、音声もそこそこ奇麗なのにビックリしました。これなら使えそう。
このまま英語を忘れていくのも悔しいので、オンライン英会話での勉強を始めてみようかと思っています。また印象などを報告しますね。
イチローではないですが、45歳を過ぎた頃から体のメインテナンスをきっちりやったり、生き方を見直して、私の時間と気力と体力を注ぐ価値がある仕事や社会生活だけを厳選して、他は切り捨てるように心がけています。
同じような目的で、10年前に大好きなお酒をやめました。
元々飲める方なので結構頑張ってやめたのですが、断酒した理由の一つは仕事のパーフォーマンスを落とさないようにするためです。
お酒を飲むと脳細胞が不可逆的に破壊されてしまう事はご存知だと思います。
歯科医師という仕事は手先を脳の指令の通りに精密に動かす必要があります。お酒で脳細胞をどんどん破壊するのは良い仕事をしたいと思っているプロの歯科医師としてはリスクが高いと判断したのです。
医療という仕事は絶対失敗が許されないので、皆さんが想像できないほどの集中力が必要です。私は仕事モードに入るととても緊張して体温が上がって汗がでるほど暑く感じるので、私のオペ室は暖房の温度を結構低めに設定してあります(女性のお客様、本当にごめんなさい)。
世間からは色々悪口を言われる事が多い歯医者ですが、それなりに頑張っている歯科医師もいることを知って欲しくて書いてみました。
リタイアしたら妻と一緒にお酒を飲みに行きたいと夢見ています。
歯は石ころのような単純な物だと思われるかも知れませんが、むしろもっと高度に生物学的な組織なのです。歯の根の表面には歯根膜という細胞があって、この歯根膜細胞が、その歯と、その歯を支えている骨の両方を正常な状態に保つために非常に大切な役割を果たしているのです。外傷で抜け落ちてしまった歯を乾燥させずに牛乳に漬けて持って来て下さいとお願いしている理由はここにあります。乾くとこの細胞が死んじゃうんです。
歯を支えている骨(歯槽骨といいます)は、歯根膜細胞が無くなると「そうか、もう歯が無くなったんだから自分も必要ないはずだ。」と勘違いしてやせ細ってしまいます。奥歯では歯を抜いただけで歯槽骨の幅が1/3になってしまうと報告されています。
インプラントが充分に幅の広い骨の中に埋入されれば、しっかり長持ちしそうな事は素人の方にもわかると思います。
そのために最近は「ソケットプリザベーション」といって、抜歯と同時に人工骨や特殊なメンブレンを設置して、歯槽骨が減少するのを防止する処置が有効であると報告されています。
つまり、インプラント治療は歯を抜いて暫くしてから開始するのではなく、歯を抜く時から始まっていると思って下さい。
歯を抜いてからネットでインプラントセンターの良さげな所を探して行ってみるというのは、かなり「素人臭い」流れだと言わざるを得ません。
かかりつけの歯科医院でしっかり相談して、「歯を抜いた後はどうするのか」を決定してから抜歯をしてもらって下さい。入れ歯にするんだったら抜きっぱなしで大丈夫ですが、インプラントや審美治療に繋がるなら、抜きっぱなしは後で苦労しますよ。

歯を抜くと同時にコラーゲンや人工骨、特殊なメンブレンを設置して骨を誘導してゆきます。

通常なら痩せてしまうのですが、かなりの幅の骨が維持できました。
インプラントを埋入するホールを形成してもまだ、周囲に充分な骨があります。ソケットプリザベーションのおかげですね。
しっかりとインプラントが埋入できました。
昨日は福祉センターでいい歯の日というイベントが開催されました。

私も三田市歯科医師会のメンバーとして参加しておりました。診療室で黙々と行っている仕事と全く違いますので、正直なところかなり疲れました。ビジネスパーソンの方たちの苦労が少しは分かったような気がします。

歯科衛生士学校の生徒さん達による演出なども行われて600人以上の来場者の皆さんには楽しんで頂けたと思います。
英保歯科のお客様や、けやき台小学校で出会った事のある子供達やお母様方にも出会えて嬉しかったです。
サッカー・野球・バスケット、アイススケート、ヨットなどなど・・・。
子供の頃から本格的に練習するクラブが増えていますね。
日曜日には早朝から練習や試合などで、父兄がお世話をされている事と思います。
クーラーボックスにはポカリスエットや麦茶や水などが入っていると思いますが、世話役の代表さんは毎回必ず500mlか1ℓの牛乳を1本買って、クーラーボックスに入れておいて下さい。ストロー付きの小さな牛乳はダメです。開封にハサミがいりますので。
アクシデントが起きて、歯が欠けたり、抜けてしまったりした時にはその牛乳を開封して、歯の欠けた部分や抜けてしまった歯を直ちに牛乳パックの中に放り込んで歯科医院に持って来て下さい。(水道水はもちろんの事、生理食塩水や専用の歯牙保存液よりも牛乳の方が有効である事がわかっているのです。ビックリでしょ?)泥だらけの時は、可能なら、サッと牛乳をかけ流して泥を軽く落としてから放り込んで下さい。自信が無かったらそのままでも良いので一刻も早く牛乳に漬けて下さい。抜けた歯を絶対にティッシュでゴシゴシ拭いたりしないで下さい!!!!!歯根の表面の細胞をダメにしてしまうのです。
幸い牛乳を使う必要がなかった日は、誰かが持って帰って飲めばいいのです。歯が抜けてから慌てて牛乳を買いに行っていては、歯根の表面の細胞が死んでしまって手遅れになることがあります。歯は顔面と同時に怪我をする事がほとんどですから、額や鼻から出血していたりしたら牛乳を買いに行く事にすら気が回らない場合も多いはずです。
たった150円の保険ですが値千金ですので、必ず習慣にして下さい。お知り合いのスポーツ関係の父兄や先生方にも周知徹底して下さい。学校でもママ友仲間でも話題に上げて、この事を教えてあげて下さい。
人生の先が長い子供達の歯は、私達大人の歯以上に大切なのですよ。
被災家屋の撤去費用だけは国が全額負担してくれるのですが、順番が回ってくるまでに2年もかかるそうで、早めに自分で業者に頼もうとすると、一旦自己資金を用意して立替払いをしないといけないそうです。また、庭の石や植栽の撤去は自己負担になるそうです。
無事更地にできたとしても、そこに家を新築をしようとするとその費用は全額自己負担になります。
2年前に頑張ってローンを組んでマイホームを購入した若い夫婦や、30歳代の頃に購入した普通の庭付き一戸建てで無事子育てが終わって、その後質素に暮らしていた70歳代の夫婦が被災した事を想像してみて下さい。
氾濫した河川から無情に流れて込んできた泥水で、目も当てられないほど壊れて、ドロドロに汚くなってしまった我が家でも、経済的理由や自分の年齢など、様々な要因で清掃して修理して暮らしていくしかない人達がたくさん、たくさんおられるのです。
私達は今回、床下の「泥かき」という作業と柱などの木材にこびりついた泥を雑巾で取り除く作業を黙々と行ったのですが、やってもやっても元の美しい状態になるはずもなく、無力感すら感じました。
それでも、1日頑張れば「見違えるように」からは程遠いですが、結構きれいになりました。
何より、被災された方々の所に行けば「私は一人ぼっちではないんだ。手伝いに、助けに来てくれる人がいるんだ。」と少しは安心して頂けると思うのです。私達が掃除して、たとえ建物が元のようにピカピカに奇麗にならなくても、そう思って頂けるとしたら、それだけで意味のある事だと思うのです。
これが、今回初めてボランティア活動というものを経験させて頂いて、気がついた、学んだ事の一つです。
役に立つ自信がなくても、迷惑だと思われそうで不安でも、実はそんなことはなくて、誰でもお役に立てるように思います。

今日は5時に起床し、子供と一緒に倉敷市真備町に行って来ました。災害復興のボランティア活動に参加させて頂くためです。想像以上の惨状で、被災民家の写真を撮影する事などできません。
岡山大学出身の私にとって、岡山は第二の故郷です。今日の活動が少しでも真備町の復興の役に立つ事を願っています。
現場に入って活動する事で、学ぶ事や気が付く事が沢山ありました。今回、勇気を持ってボランティアに参加して良かったと思っています。
英保歯科ではお客様によくインタビューをさせて頂きます。生まれてから今までどこに住んでいて、どのような歯科医院にかかってきたか。どこでどの治療を受けたか。それについてどのように感じているか。といった内容が含まれます。最初はビックリされますが、私にとっては必修の情報なのです。
昨日は、服装も雰囲気も質素な感じの75歳の常連のお客様にインタビューをしました。旧三田市街の方ですが10年ほど前から英保歯科に予防のために通院されているファミリーステータスの方です。お互いの信頼関係はバッチリできております。

「20年前に、ある歯医者に行ったら、右前歯が駄目になっていると言われて抜歯され、横の健康な歯の神経の抜かれてこんな不細工なブリッジの歯にされた。」とのコメントでした。当時担当した歯科医師はお客様の質素な雰囲気から勝手に「保険の治療が最適だろう」と判断してしまったようです。
手を着ける前に、40分ほど時間を割いて検査と(説明ではなくて)インタビュー(=お客様の声に耳を傾けること)をしていれば、彼が「お金がかかっても良いので神経を取らずに治療を受けたい。お金がかかっても良いので自然で美しい歯にしたい。」というご希望をお持ちであったと汲み上げる事ができたはずです。20年前ならインプラントの技術も確立されておりましたので、もしもこの歯科医師がインプラントができなくても適切な歯科医院を紹介できたはずです。
何を大切と思い、何にお金を使うかはその人価値観によります。服装や車や雰囲気で勝手に推測するのは横暴です。聞いてあげないとわかりません。
また残念な事に、いまだに歯の本当の価値に気がついていない人や歯科医師すらも沢山います。
一日でも早く、一人でも多くの人に、歯の大切さに気がついて頂けるようにと頑張ってせっせとブログを書いております。
わかる?
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発