「院長日記」カテゴリーアーカイブ

私、トンガリが足らないそうです。

米国でお世話になった起業家のお二人との会話から。

左手に写っている畑山さん、現在は得意の英語を駆使して日本と米国の間を飛び回り、歯科器材の輸出入で大成功されておられます。お嬢様は米国の大学に在籍中との事です。凄いでしょ?

この写真に写っている3人共、日本ではちょっと異質な存在で、まあ、解りやすく言うと「浮いている」感じなんですね。その原因は「他人と同じ、が嫌い」「事実や真実をハッキリ言いすぎる」といった所にあるようです。だから自由の国アメリカの空気が合うのかも知れませんが。

内部告発をして組織をかき回すような暇な事はしないのですが、(だって、期待薄の人達を変えようとするなんて、自分の人生の時間の無駄でしょう?)イエスマンになり切れるほど思考回路を完全停止できない3人のようです。

その畑山さんが私に「英保先生のお話を聞いていて思ったのですが、先生はトンガリ方が足らないと思いますよ。もっとトンガリ切ったら、叩かれなくなりますよ。中途半端に出る杭は打たれますが、はるか上空まで出てしまったら彼等には届かなくなりますからね。」と、自らの興味深い体験談と、それから得た知恵からの(良い?)アドバイスをくれました。

確かに。早速そのようにしたいと思います。

たった1回の人生、足を引っ張ってくる連中とは縁を切って、もっと上を向いて自由に生きたいものですね。ですよね?

Andyと昼食

渡米のしわ寄せで今週は激務が続いております。明日も明後日も恐ろしい程のスケジュールで、しっかりと体調管理をして臨みたいと思っています。

今日、友人のAndyからLINEで「食事でも一緒にどう?」とお誘いを頂きました。彼は日本に住んでまだ7カ月ですが、非常に一生懸命日本語を勉強しており、すでに私との会話の8割は日本語で済むようになりました。
今日は神と仏とキリストについての話をして、あっという間に2時間が経っていました。非常に勉強になり、また、頭を使う話題でした。
10皿程度で2時間も居座られたら迷惑だったと思いますが、台風の影響でしょうか、お店はかなりすいていたので、お許し頂こうと思います。

秋の学校健診

今日は午前中、学校健診に行って来ました。私が校医をさせて頂いている、けやき台小学校は県下でもトップレベルの「歯のいい学校」です。

生徒の歯が良い事と、私が校医をしている事は全く関係がなく、ご家庭の食生活習慣が良い傾向にある事が大きな要因だと思います。
歯に良い食生活は体にも頭にも良いのですよ。けやき台小学校から灘中や甲陽中などの難関進学校に多数合格している事も、あながち不思議ではありませんね。

 

カリフォルニアと言えば

昨夜は死んだように眠っていましたが、そのお陰で疲れはすっかり取れて、今日から全開で働いております。
LAのTシャツやキーホルダーをもらってもなァと思いますので、お土産は食べ物と決めております。

シーズキャンディーはヌガーが入った物がほとんどですが、ごく少数だけアーモンド入りの商品がありましたのでそちらを選んでみました。
皮付きピスタチオも忘れずに買ってきましたよ。
どちらもカリフォルニアらしいお土産ですね。

これから日本に帰ります。

伊藤さんにLAの空港まで送って頂き、チェックインも済ませて搭乗を待っています。

こちらでは朝の10時ですが、日本時間で夜中の2時頃なのでヘロヘロです。

英語に耳が慣れてきた頃に帰るのは名残惜しいですね。

伊丹に到着しました。

米国顕微鏡歯科学会@LA(4)必然の出会い

実は、今回で最後の渡米にしようと思って三田を後にしていました。

ZOOという治療器具を世界に、まずアメリカに広めたいという思いがあって英会話の勉強を(皆さんと同じようにもがき苦しみながら)頑張って、米国の歯科学会などに出向いて展示即売を試みては失意のうちに帰国するという事を30歳代の頃から何度も何度も繰り返して来たのですが、少しも芽が出ないので諦めかけていたのです。「黄色人種の極東から来た歯医者が片言の英語で説明しても無理なのかな…。」と。

ところが今回、私の展示ブースを偶然通りかかった歯科衛生士さんが立ち止まって「ああ、この装置知ってるわよ。私の所の院長先生が凄く愛用しているわよ。」と声を掛けてくれました。「その院長先生って誰?」と私。「ビルよ。じゃあね。」と彼女。

「ビル・リンガー・・・。」米国顕微鏡歯科学会の現会長で、お互いに面識があります。腰を抜かして驚いていると、そこに偶然、USCのドクターで接着歯科のエキスパートであるパスカルマニエ先生が通りかかりました。

ビルを探して「パスカルマニエにこの装置の事を紹介してくれない?」とお願いすると「ああ、いいよ。」と言ってブースに連れてきて、特徴などをペラペラと説明してくれました。最後に私の方を向いてウインクして「これでいいか?」と。

接着歯科のカリスマ的存在、パスカルマニエ先生のご講演。英語のスピードが速く、必死になって聞いていました。

ずっと前から「パスカルマニエにZOOの存在を知ってもらえたら」と思っていたのですが機会が無かったのです。それが今回何と、パスカルマニエに1台サンプルを手渡す事ができたのです。もしも、世界中の歯科医師に影響力があるパスカルマニエがZOOを愛用するようになったとしたら・・・。

チャーリー伊藤さん、本当に有難う御座いました。

今回もお世話になった米国在住の起業家、伊藤さんに「確率で考えると信じられないような偶然の出来事が連鎖反応のように起きました。」と言うと、「英保先生、これらの出来事は偶然じゃなくて必然なんですよ。それを理解して、これからも継続して米国にいらして下さい。終わりにするのでは無く、これから始まるのですよ。私もお手伝いしますから。」

ハリウッドサインが山の上に見えました。

「友あり遠方より来る。また楽しからずや。」私の好きな言葉ですが、それに「偶然ではなく必然」を加えたいと思います。何と前向きな考え方でしょう。単身渡米して苦労し大成功された伊藤さんの言葉には重みがありました。

もうすぐ帰国の途に着きます。人生は短いので、一日一日を大切にして前向きに、積極的に生きていこうと思います。でも、三田に帰ったら頭を切り替えて診療に専念しますね。だって、皆さんが待って下さっているのですから。

米国顕微鏡歯科学会@LA(3)学会編

会場での撮影は禁止ですので、コソッと撮ってみました。学会と言っても
こんな高級な感じです。
隣に座っている人とは自己紹介をして握手をする習慣があります。私は積極的に話を続けて友達になるように務めます。
折角アメリカまで来たのですから、英保家の兄弟3人(歯科医師)で製品化した防湿装置(ZOO)を展示販売しました。この装置が世界中で使われるようになる事が夢なのですが、あまりにも独創的な器具なので良さが伝わり難くて10年以上ずーっと苦戦しています。でも、今回は(やっと)手応えがありましたよ!!
来年はシカゴで開催だそうです。シカゴは何度も行った事があるので、日本人の先生方をお連れしてみたいと思い始めています。

米国顕微鏡歯科学会@LA(2)ホテルと食事編

学会会場はチャイニーズシアターのすぐ傍にある超高級ホテルでした。米国の歯科医師は日本の歯科医師と違って経済的余裕があるので、学会は参加費も非常に高く、会場も豪華です。
米国から参加する歯科医師の多くはこのホテルに泊まっています。スイートルームに泊まっている先生が部屋でちょっとしたパーティーを開催されていました。
私は近くのホリデーインに泊まりました。
ホリデーインでも充分満足。
今回お世話になった起業家(歯科関係の製品の輸入販売で大成功されています。)のお二人と共に。
私のブログも最近はほとんどインスタ状態ですね。
翌日の夜は「超美味しい」という名前の日本食(?)レストランに行ってみました。
真ん中に超美味しいという看板が見えますか?
ソースでドラゴンが書いてあるとの説明でした。日本食かしら?

米国顕微鏡歯科学会@LA(1) 10分遅かった。

米国顕微鏡歯科学会に参加する為にLAへの弾丸出張を敢行中です。三田から関空はJR尼崎駅からのリムジンバスがあるので比較的便利なのですが、今回は欲を出して伊丹から成田経由のUnitedを選択したのが悪夢(?)の始まりでした。

「国際線の乗り継ぎだから念の為2時間前に行って、空港の雰囲気でも楽しみながら時間を潰すか。」と11時前の神姫バスに乗って自宅→新三田→宝塚→蛍池→空港と移動してゆくうちに「乗り換えと歩きが多いからじゃまくさいなあ。関空の方が楽かも。」と思い始めました。

何とか伊丹に到着したら、ANA がシステムダウンで「とんでもない事」になって大騒ぎになっていました。欠航や遅延だらけで長蛇の列。スタッフに「国際線の乗り継ぎがあるんですが…。」と聞くと「新幹線で行くかJALで行って下さい。」との答え。

4時間遅れとか欠航とか。そもそも予定の飛行機が飛ぶかどうかすら不明との事でした。

JALの非常に優秀なスタッフの機転でJAL成田便への振替搭乗ができたのですが不運は続き、その飛行機が成田の上空で15分待たされた事が災いして予定の成田発LA直行便にたった10分だけ間に合わずに乗ることができませんでした。ANAのシステムダウンが原因だった事もあって、成田のUnitedのスタッフも非常に誠実に対応してくれました。「まさに今ドアが閉まったところです。申し訳ありませんが、2時間後に出発するデンバー行きに乗って乗り換えて下さい。LA到着は午前の予定が夕方になります。」との事でした。

デンバーに行くような羽目になるとは夢にも思っていませんでした。
いつもエコノミークラスですが全然平気。浮いたお金で経験を買います。

こうなったら頭を切り替えて棚ぼたのデンバー旅行を楽しみましょう。隣席のご婦人は「米国人と結婚して28年になります」と、色々な話を聞かせて下さいました。

10時間?全然平気。考え事をするのに最高の時間です。
あるだけ有り難い機内食。私は好きです。

砂漠のような広大な風景に圧倒されながら、ここを馬で移動したであろう昔のカウボーイの勇気に思いを馳せていました。

やっと到着

デンバー空港は信じられないくらい、本当に信じられないくらい広いです。2時間乗り換え時間があったのですが搭乗案内開始ギリギリにゲートに着きました。

Kawasaki World

博多で開催されたインプラント学会に参加して疲れていたので、3連休の最終日は9時を過ぎても布団で寝ておりました。
一生懸命勉強してきたのですが、小学生の息子二人は「お父さんだけ新幹線に乗ってホテルに泊まって来た。しかもくまモンに会ってきたらしい。ズルい!」と勝手に決めつけて御立腹です。「博多やからくまモンには会ってないって。」と言っても「ズルい!ズルい!」と合唱し、「僕らは小学生の無料パスがあるから、神戸のカワサキワールドに連れて行って。」と言います。

息子達、男子で元気なのは良いのですが、あまりにも喧しいので妻は疲れてしまっており、どうも私だけで連れて行くしかなさそうです。
そんな訳でカワサキワールドに男子3人でお出かけという事になりました。

帰りは六甲山の鉢巻展望台に寄り道してから三田に帰ってきました。

次は男子3人でキャンプや釣りなどにも行ってみたいと思います。