「院長日記」カテゴリーアーカイブ

台風一過、子供とサイクリング

雨が止んで晴れ間が見えて来ました。休日は家で男子部がゴロゴロしているだけで、どういう訳か女子部の機嫌が段々悪くなってくるので、妻の「勉強しなさい !a~nd 片付けなさい!」攻撃が炸裂する前に男子部は自転車で脱出しようという相談になりました。

ところが、子供が「この間、お母さんに言わずに僕たち二人だけで勝手に自転車で出て行って朝から夕方まで帰って来なかった時に、警察に電話したりして大変な事になったから、あれから自転車のカギをお母さんに取り上げられている。」と言うのです。

「そうか、そしたら『お父さんとポップスサイクルショップに自転車の安全点検に行ってくるから、鍵を貸して下さい。』と言って出してもらえ。『鍵出して!』じゃなくって『鍵を貸して下さい。』と丁寧に言うんだぞ。失敗したらコチョコチョ連続5分間の刑だぞ。」と命令しました。

私の指導が功を奏したのか、バッチリ鍵の奪取に成功しましたので、3人でプチサイクリングに出かけました。ウソはいけませんので、最初にポップスサイクルショップでエアーをついてもらってから、一番下の小1の子供が先頭になって好きな所を走り、他は後ろに着いて行く事としました。どこに連れていってくれるか楽しみです。

奇麗な芝生の公園はすずかけ台公園です。
すずかけ台公園の裏手に池があるなんて今日まで知りませんでした!
車ではあっという間に通過してしまって気が付きませんね。
20年以上ウッデイタウンに住んでいますが、まだまだ知らない風景があります。
自転車で出かける魅力はまさにこれ、新しい出会いや発見、ですね。
最後はあかしあ台公園のロープでできたジャングルジムでエンドレス。
大人は私だけで他は小学生ばかりという事に気が付いて、慌てて降りました。
さあ、5時までに帰らないと大変な事になるから、急げ!

ハロウィーンの季節に思う事

先日 Andy (敬虔なキリスト教徒)と話をしていた時の話。

彼は日本の文化に非常に興味があり、その学びの一環として空手を習っているのですが、練習の前に「八訓」を皆で唱えるそうです。
その中で「一つ。我々は神仏を尊び」と言うのがどういう意味かというディスカッションになりました。

皆さんは日本人としてこれを(英語で)ストイックなプロテスタントの外国人の彼に説明できますか?
そもそも、あなたは自分が何教か説明できますか?仏教徒?「実家は浄土真宗です。」とか?本当にその宗教を信じていますか?

私は幸運にもカトリックを(異文化を理解する教養として)学ぶ機会に恵まれていますので、ある程度の説明はできました。戦前の富国強兵教育からの反省から敗戦後の教育が極端に「無宗教」に偏向してしまった事などを含めて様々な説明をしましたが、それでも彼のような敬虔なキリスト信者にはとうてい説明し切れませんでした。むしろ彼から教わった事の方が多かったですね。

この時期日本ではどういう訳かハロウィーンで盛り上がっています。クリスマスのシーズンも同様です。この街の「空騒ぎ」を見ていると、私は同じ日本人として恥ずかしい気持ちになります。
人生に於いて、一年でも早く、一度はクリスマスにカトリックの教会のミサに足を運んでみる事をお勧めします。敬意さえ持っていれば、誰でも中に入れますよ。座っていれば、訳がわからなくても肌で感じるものがあると思いますし、それだけでも学びや気付きの宝庫のはずです。

文化と宗教は表裏一体で、せめてそれ位は「肌で感じて」知っておかないと、外国人と本当の(同等の)関係は築けないと思います。更に言うなら、歯の美しさ(お口の健康維持の状態)も彼らと同等であるべきですね。その上に国際語である英語を喋る事ができれば、やっと同じ土俵に上がった、となるのではと思います。

先進国とは国民にそのような「精神と肉体の余裕がある文化的な国」の事なのでしょう。日本の経済力は先進国ですが、個々の日本人は宗教の話もアンタッチャブル(話題に上げる知識と心の余裕すら無い)で、笑った時に見える歯も虫歯だらけ、銀歯だらけで、「精神と肉体の余裕」が無いですね。本当の先進国になれるように変えて行きたいね。

 

 

 

 

自然の怒りを見て思う事

記録的な猛威を振るう台風で関東は大変な状況です。

自然の怒りに対する人間の非力さを真の当たりにすると、1日も早く贅沢に慣れてしまった、おごった生活を戒めて環境保護に務めなければと思うのですが、私も含め人間は愚かなので重い腰を上げようとはしないですね。

歯に関しても同様で国の医療や介護の費用が高騰しているのに、未だに予防歯科の実践に本気で行動を起こそうとしないのは似たレスポンスだと思います。

自主的に予防歯科治療を受ける国民の人口比率。歯の健康は自己責任。このままじゃ当然のように日本は「日沈む国」になるよね。

元来日本人は優秀な民族です。戦後教育システムが思考回路を停止する事を強要したのでこのような体たらくですが、目さえ覚めれば復活するはずです。

世界を見て来た人間は、日本を守る為にグローバルスタンダードを布教する義務があると思っています。「頭を使って!気が付いて!わかるでしょ?」とね。

不都合な真実@日本の歯科医療

アル・ゴア氏の映画のタイトルの和訳は素晴らしいですね。自分達にとってあまりにも都合が悪いので、薄々感じていても目をそらしたい事。しかもそれが真実。日本で言うと少子化問題でしょう。

日本の歯科医師が気がついている不都合な真実は保険歯科治療の質の問題と歯科医師の質の低下です。

あるマスコミ(サンゴの落書きを捏造したリする、インテリの彼等です。)が国民を洗脳し、植え付けに成功した、歯科医師に対する誤ったイメージによって大学の偏差値が急落しました。あれだけバカにされたら誰もなりたくないよね。

歯科医師は、診断や治療方針の決定や突然現れる諸問題に臨機応変に対応出来る、相当な頭の良さが必要です。やってみたら解りますよ。それから、最新の医療を学び続ける向上心、向学心も必要です。そして、倫理や哲学や宗教学に関して深く学び、吸収、昇華して自分の人生に置いて具現化出来る頭脳と忍耐力も必要です。

つまり、根っから勉強が好きで、かつ、受験勉強に耐える気力と忍耐力も必要で、大学の偏差値がある程度高い事は医者や歯医者には必須なのです。

これから先の日本の歯科医療がどうなるか?国民にとって不都合な真実で無ければ良いですね。

でも心配しなくても大丈夫。完璧な予防さえしておけば、あなたには都合の良い真実だけがやって来ますよ。

今日は Beautiful Day Off

散歩には持ってこいの天気ですね。

週末は台風が来るようですが、今日はとても良いお天気です。

午前中は診療所に出向いて来週の手術の手順の確認等を行っていました。誰もいない診療所は熟慮に持ってこいの静けさで、私のお気に入りの空間です。

午後はJRで大阪に出てみました。三田に籠もった生活をしていると、時には都会の喧騒も良い刺激になります。

明日も忙しそうです。今日は大阪の街をぶらりと散歩して好奇心を刺激し、緩急を付けて気持ちのスイッチを上手に切り替えたいと思います。

プロシード・高島さん


インプラントを輸入販売されているプロシードという会社の高島さんがわざわざ三田まで訪ねて来て下さいました。もう10年以上のお付き合いになるのですが、ここ数年は学会などでお目にかかる機会がなかったのです。
お互いに白髪が増えたかも、と思いますが、互いに元気な姿を見て喜びを分かち合いました。
高島さん、遠路はるばる有難う御座いました。又会いましょう!

 

心が折れても・・・。

※写真はイメージです

過去に他の歯科医院で保険で(保険治療が全て不良とは言いませんが、保険の治療ではあまり時間をかけられないからと、ラバーダムなどの防湿装置を使わずに治療をすると・・・。)受けた治療が多数あり、将来が心配されるお客様が2か月程前に来院されました。ご本人は自分の歯がどのような状況なのか自覚がないようです。

小さな虫歯治療を保険で(もちろん完全防湿で)数回行って、私の事がある程度肌で分かって頂けたと思えた頃に40分間のコンサルテーションの時間を取り、できれば苦難を避けたいと尻込みする自分を鼓舞して「今まで他院で受けられた保険治療を時間とお金をかけて、自由診療でやり直すチャレンジをしませんか?インプラントも併用して。今ならまだ間に合うかも知れません。」と説明しようとしました。

どのように思われたのか、どのように取られたのか解りませんが、どうも私が営業活動をしてきたように聞こえたのでしょうか、3分で会話は終了しました。「悪くなるまで、このままでいいです。」「わかりました。」

溺れそうになっている人に差し伸べた手に唾をかけられたような感じで、さすがに心が折れました。イエス様ならもう一度この方に救いの手を差し伸べられるのだと思いますが、自分にはできるでしょうか。

98%の日本人は予防歯科治療を受けないという異常な価値観も、日本の保険歯科医療制度の狂気ぶりも私の責任ではありませんし、ましてや過去に他院で受けられた治療に対して私には何の責任も義務も無い訳で、このような思いをした時には「日本人のスバラシイ常識に流された方がどんなに楽か」という思いが心をよぎります。

でも、歯科治療のグローバルスタンダードを知る自分の心に嘘はつけません。これからも私の話を理解できる可能性がありそうな方には、自分を鼓舞して気付きの機会を与えてあげたいと思います。一人でも多くの方の人生を救ってあげたいので。

 

 

フロスをすれば社会奉仕

10月から消費税が10%になりましたが、政府が旗を振っている軽減税率などが非常にわかりにくいですね。

余りにもややこし過ぎるので、現在のところ英保歯科では全ての商品とサービスに対する消費税が8%相当になるように元値を約2%値引き価格でご提供中です。(中小企業であるためにポイント還元などのスマホアプリに対応できていないので、解りやすく「10月に入っても消費税8%の時と同じ値札でGO!」という事なんです。)

今回の消費税の増税は医療費などの社会保障に充てるためだそうですが、日本国民が全員フロスをしたり禁煙したり運動したりすれば医療費が減少して、きっと次の増税が先延ばしにできるはずです。ですよね?

公園の清掃奉仕など、目に見えるボランティア活動も立派ですが、あなたがフロスを毎日すれば歯科医療費と一般の医療費の抑制に繋がり間接的に社会の役に立つ事になりますよ。そう考えると「フロスをするのも立派な社会奉仕」と言えますね。

講演@さんだ健康クラブ(ポパイ)

今日は穏やかな日曜日。午前中さんだ健康クラブ(ポパイ)様のお招きで予防歯科に関する講演をさせて頂きました。折角の行楽日和の中、本当に多数の皆様にご参加頂きました事、深く感謝申し上げます。
フラワータウン市民センターで2時間の予定です。頑張ります!
今回私をお招き下さった尾焼津様と共に。彼は私の「健康の先生」でもあります。毎朝、太極拳とノルディックウォークで体と心を鍛えておられます。見習わないといけません。
「英保先生は57歳」と紹介されると会場のあちこちから「若!」「おお、若いなァ。」「若いわネェ~。」などと声が上がって、思わず吹き出しました。
そうなんですね。57歳で若いなら、私はまだまだ頑張らないといけませんね。了解です!
タイトルは「歯を守る事=人生を守る事」とさせて頂きました。自分や子供や孫がどのような人生を送る事が幸せなのかについて、共に考えてみましょう。
ポパイというネーミングはてっきりこっちから来ていると思って用意したスライドですが、全員が「???」というリアクションで、どうやら一世代上の皆様だったようす。
ちなみに私はまさにこの「ポパイ世代」で、中学生の時に出会ったこの雑誌にカルチャーショックを受けて、創刊から数年間は毎号全てを大切に保存していました。大学生の時にはワーゲンに乗ってサーフィンをしていたバリバリの City Boy (ふっる~。古すぎる・・・。)だったんですよ。57歳になった今でもアメリカが大好きなのは中学生の時に出会ったこの雑誌の影響なんです。
最後まで熱心に聞いて下さって有難う御座いました。人生の先輩方に対して、私がこの年(57歳)になってから講演させて頂いた事は良かったと思っています。自分が若造の時とは違った「熟した」内容が話せたかなと思っております。

講演終了後は個々のお悩みにお答えしたり、お勧めの予防歯科グッズの紹介や、それらの実際の使い方などを指導させて頂きました。会場が12時までしか使えないので、残念ながらタイムオーバーで盛況のうちに終了となりました。

お薦めグッズをスマホで撮影なんて、皆さんも充分に「若い」ですよ!
見事なフルーツをお土産に頂戴しました。1時間後には子供達が皮をむいてくれて、昼食後のデザートとして家族全員で御馳走になりました。とても美味しかったですよ。

往年のポパイ・オリーブの皆さん、本当に有難う御座いました。講演させて頂いた私の方が力を頂いた感じです。

一番後ろで静かに聞いて下さっていた穏やかそうなご婦人が私のブログのファンと尾焼津さんからお伺いして、とても嬉しく思いました。

私のブログの読者の皆様、年齢と経験を重ねるにつれ、どんどん変化して行く私の価値観や考え方ですが、「善い」方向に進んで行くように努めますので今後共ご愛読の程、宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

完全無農薬の枝豆

今日もお客様から素晴らしい作品を頂戴しました。「早生の枝豆で丹波黒になる前の物」という説明でしたが、農産物に対する理解力に乏しい私には、言葉での説明は解りにくい所がありました。しかし、その眼差しと何かを伝えようとなさっている一生懸命さから、これがいかに貴重な作品であるかがビシビシと伝わってきました。

パスカルにも時々卸されるそうで、私のブログの読者の皆さん、パスカルに行かれた時は「のふうぞ」さんのラベルの付いた商品作品を発見したら迷わず購入して下さい。手間暇や安全性を考えると、本当なら10倍の値段が付いていてもおかしくない価値があるのですよ。

妻にお願いして、作品に対してくれぐれも失礼のないように丁寧に調理してもらいたいと思います。

皆様に気にかけて頂き、良くして頂いて、本当に有難い事だと感謝しております。