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米国顕微鏡歯科学会@LA(1) 10分遅かった。

米国顕微鏡歯科学会に参加する為にLAへの弾丸出張を敢行中です。三田から関空はJR尼崎駅からのリムジンバスがあるので比較的便利なのですが、今回は欲を出して伊丹から成田経由のUnitedを選択したのが悪夢(?)の始まりでした。

「国際線の乗り継ぎだから念の為2時間前に行って、空港の雰囲気でも楽しみながら時間を潰すか。」と11時前の神姫バスに乗って自宅→新三田→宝塚→蛍池→空港と移動してゆくうちに「乗り換えと歩きが多いからじゃまくさいなあ。関空の方が楽かも。」と思い始めました。

何とか伊丹に到着したら、ANA がシステムダウンで「とんでもない事」になって大騒ぎになっていました。欠航や遅延だらけで長蛇の列。スタッフに「国際線の乗り継ぎがあるんですが…。」と聞くと「新幹線で行くかJALで行って下さい。」との答え。

4時間遅れとか欠航とか。そもそも予定の飛行機が飛ぶかどうかすら不明との事でした。

JALの非常に優秀なスタッフの機転でJAL成田便への振替搭乗ができたのですが不運は続き、その飛行機が成田の上空で15分待たされた事が災いして予定の成田発LA直行便にたった10分だけ間に合わずに乗ることができませんでした。ANAのシステムダウンが原因だった事もあって、成田のUnitedのスタッフも非常に誠実に対応してくれました。「まさに今ドアが閉まったところです。申し訳ありませんが、2時間後に出発するデンバー行きに乗って乗り換えて下さい。LA到着は午前の予定が夕方になります。」との事でした。

デンバーに行くような羽目になるとは夢にも思っていませんでした。
いつもエコノミークラスですが全然平気。浮いたお金で経験を買います。

こうなったら頭を切り替えて棚ぼたのデンバー旅行を楽しみましょう。隣席のご婦人は「米国人と結婚して28年になります」と、色々な話を聞かせて下さいました。

10時間?全然平気。考え事をするのに最高の時間です。
あるだけ有り難い機内食。私は好きです。

砂漠のような広大な風景に圧倒されながら、ここを馬で移動したであろう昔のカウボーイの勇気に思いを馳せていました。

やっと到着

デンバー空港は信じられないくらい、本当に信じられないくらい広いです。2時間乗り換え時間があったのですが搭乗案内開始ギリギリにゲートに着きました。

Kawasaki World

博多で開催されたインプラント学会に参加して疲れていたので、3連休の最終日は9時を過ぎても布団で寝ておりました。
一生懸命勉強してきたのですが、小学生の息子二人は「お父さんだけ新幹線に乗ってホテルに泊まって来た。しかもくまモンに会ってきたらしい。ズルい!」と勝手に決めつけて御立腹です。「博多やからくまモンには会ってないって。」と言っても「ズルい!ズルい!」と合唱し、「僕らは小学生の無料パスがあるから、神戸のカワサキワールドに連れて行って。」と言います。

息子達、男子で元気なのは良いのですが、あまりにも喧しいので妻は疲れてしまっており、どうも私だけで連れて行くしかなさそうです。
そんな訳でカワサキワールドに男子3人でお出かけという事になりました。

帰りは六甲山の鉢巻展望台に寄り道してから三田に帰ってきました。

次は男子3人でキャンプや釣りなどにも行ってみたいと思います。

インプラント学会@博多with台風

学会場は撮影禁止なので雰囲気だけ。

岡山大学の同期、阿久津先生と出会えました。彼は開成高校出身でESSに所属し英語がペラペラの秀才。出席番号1番と2番の仲良しで、学生時代にはお互いに英語で喋るように努めていました。

ベルギーの大学の先生、外国人です。わかりやすい英語でのご講演で助かりました。国際化の波はますます大きくなっています。

 

学会場や企業展示の雰囲気も欧米と変わらなくなってきました。良い事だと思います。

大阪大学歯学部・予防歯科学教授のご講演を拝聴し、予防歯科の最新情報もしっかり学んできましたよ。皆さんにもちゃんとお伝えしますね。

私のルーツは博多?

土曜日の診療が終わってから新神戸行きのバスに乗り、18:52発の新幹線に乗りました。新幹線の予約にJ-WestカードやスマートEXを上手に使うと本当に便利でお得ですね。早割というのを使ったので、便指定されちゃいますが往復で7000円も安くなりましたよ。
最近の私は出張に関しても断捨離で、荷物を極限まで少なくする事が趣味のようになっています。超高性能スマホとモバイルグッズでパソコンが不要になりますし、衣類の組み合わせと使いまわし方を工夫すれば、靴やズボンや上着を減らす事ができますね。
博多駅に9時過ぎに到着して、ホテルまでは徒歩で25分程度。せっかく九州まで来たのですから、歩いて街の雰囲気を楽しまない手はありません。Google Map を頼りに、中洲あたりの活気を確認してきました。

中洲のあたりは人、人、人で活気に溢れ、路上シンガーや海外からの旅行客の喧騒も手伝って、歩いているだけで気分が高揚してきます。

博多に来ていつも感じる事は「空気の生暖かい感じが沖縄や台湾に似ている」「オープン(外交的)な感じの人が多い」「若者に活気がある」「良い意味での地方都市感があって冷たい感じがしない」といった事ですね。

自分は弥生人系ではなく縄文人系だと思うのですが、博多に来たら、「まさにこの辺りにルーツがあるんじゃないかな?」と思うほど気分がしっくりくるんです。自分でも不思議な程です。

中洲遊覧船30分1000円。呼び込みのスタッフが、日本語と韓国語と英語で喋っていました。それを見たり聞いたりしているだけでワクワクです。

韓国人が多く歩いている街なのに平気でこんな看板が揚がっています。博多は「細かい事なんか気にせずに仲良くやっている」感が強そうですよ。良い事ですね。

今回は知人の先生方と同じホテルにしたので、自分には少々高級過ぎると感じました。寝るだけなのでもったいないですね。

でも、ワインソムリエの資格を持った友人の先生が数本の厳選したワインをホテルに持ち込みしてくれていたので、数人で彼の部屋に集まってそれを頂戴して、楽しい話で盛り上がりました。

10年前に断酒した私ですが、このような素晴らしい機会に限り「場の雰囲気も和むし、年に2-3回の飲酒なら、まあいいかな?」と思っています。

 

 

 

 

収穫の苦労に想いを馳せて


昨日「類は友を呼ぶ。友あり遠方より来たる。また楽しからずや。(←この友は、旧知の人という意味ではありません。価値観や哲学を同じくする人なら初対面でも友なんですよ)」の話をしましたが、今日もその「友」から素晴らしい作品を頂戴しました。

笹山からお見えのお客様から「裏で取れたので持って来ました。奥様にご迷惑じゃ無ければ良いのですが。」との短いコメントを添えて、正真正銘の丹波栗を頂戴したのです。溢れるほどの数、しかも大粒揃いです。

私は田舎育ちですので、子供の頃には友人と山に行って栗を拾っていました。ですから、あのトゲトゲから栗の実を取り出す作業の痛さや、一生懸命取り出しても親指の爪のようなサイズだったり虫が食っていたりと、栗拾いの苦労を良く知っています。

虫に刺されながら山に入って、苦労してたくさんたくさん拾って、その中から人に上げるために大粒で奇麗なものだけ選別して、残りの痩せた実は家族が食べるのです。その事が痛いほどわかるので、これ(美しい栗と美しい気持ちの両方)を頂戴した時の嬉しさはひとしおでした。本当に有難うございました。

友あり。また楽しからずや。

「類は友を呼ぶ」と言いますが、医院の在り方や歯科医療に対する哲学について、20年以上も自分の信じる道を決してブレる事無く(時々はブレますが、結局自分の好みに戻っちゃいますね。)歩み続けると、自分と価値観が似通ったお客様の数がドンドン増えてきます。スタッフに関しても同様の事が言えます。

パスカルで「のふうぞ」という生産者の野菜を見かけたら必ず購入して下さい!!本当は10倍の値札が付いていても良いほど手間暇と知恵と魂の入った作品なんですよ。生産者のバックグラウンドと哲学を心に留めて口にするとまた格別の味がします。

今日も1日、沢山のお客様に出会って、色々なお話(日常生活、幼少期の頃の事、趣味、お仕事や社会奉仕活動などについて)をお聞かせ頂きました。そういった会話を通して感じる事は、「皆さん真面目で謙虚で誠実で責任感と分別をお持ちの方ばかりだな。」という事です。そういった方のお話は、人の悪口とかが無いので、聞いていると楽しいですよね。

環境問題や食生活に関しても同様で、私と考え方や好みが似た方が多くおられます。英保歯科のファミリーのお一人、医療機器の設計に従事されていた頭脳明晰な科学者が「究極の良薬」を求めてフィールドに出て、完全無農薬、無肥料(!)草引きも無し(!)の究極の農法で野菜を育てておられるのですが、その貴重な「アート」を頂戴しました。

ペスカタリアン(魚は食べるベジタリアン)の私にとって無農薬野菜は何よりの贈り物です。そして気にかけて下さるお気持ちが最高に嬉しいです!

私の事を良く理解し協力してくれるスタッフと、聡明なお客様のお陰で歯科医師として一生懸命働く事ができています。本当に有難い事だと思っています。


 

 

冗談でしょ?これ以上無理!


日経新聞によると、日本医師会(歯科医師会ではありません)が、社会保障の費用を更に現役世代に負担させろと提言しているようです。

歯科の分野は予防を普及させて、歯科医療費の伸びは非常に低く抑えられ、何年も横這い状態です。卵、牛乳、歯科医療は「価格据え置き三羽烏」と呼んで欲しいくらいです。

その一方で、医科の方は皆さんご存知の通りです。
予防できる病気に関しては、予防医学を本気で社会に普及する努力をして、医療費の上昇を抑制して欲しいと思うのは、私だけ?

歯科医師、頑張ってますよ。


毎月阪神間で開催される勉強会に参加してきました。

仕事が終わってから2時間程度というスケジュールですが十数人の歯科医師が自発的に自分で費用を支払って勉強のために参加しています。遠くは京都から参加されています。(でも交通の便で言うと三田の私が一番遠方かも知れません)

三田に帰って来るのは11時近くになりますが得るものが多いので全く苦にはなりませんね。

(私も少し前まで読んでいた Yahoo などでは)色々と差別的に悪く言われる歯科医師という職業ですが、私の知る限りでは相当に熱心に勉強して真面目に仕事に取り組んでおられる先生が多いですよ。

 

大正庵もアーカイブか。

新三田駅の176側が(やっと・・・。)開発されるようですね。

三田に20年以上住んでいるのですが、過去に1回だけ行った事のある大きなうどん屋さんが解体され、新しい自動車屋さんができているのを見て、「変化が起こるまでに恐ろしい程の時間がかかったけど、スタバもできるそうだし、まあ、どうなるか楽しみだな。」と思いました。今後の新三田駅前の変化を観察していたら、三田市の行政の(頭の)良し悪しがわかるでしょうね。

私は無駄な事が大嫌いなので、目新しい機械などの衝動買いはしないように努めています。でも、熟慮して、意味があると確信した時は(周囲が驚くほど)劇的に変化させます。

そんな所に注目して英保歯科を観察して頂くのも面白いと思いますよ。

 

英保先生式瞑想法のご紹介

夜はかなり涼しくなって虫の声が聞こえるようになってきましたね。

虫の声を聴いた時の脳波が出る側は、日本人と欧米人は逆だそうです。きっと満月を見た時も同様だと思います。

私は、この「日本人の心に直接届く秋の虫の声」を瞑想に利用していますので、その方法を紹介しますね。

布団に入ったら、窓を開けて寝ていると聞こえてくる虫の声を聴く事だけに意識を集中して、丁寧に聴いてみて下さい。意識が入っていくと、段々大きくハッキリと聞こえてくるはずです。

でも、悲しいかな、あっという間に集中が壊れて、「(精神を興奮させる)良さそうな事や、悩み事、若い頃から現在に至るまでの様々な後悔や不満、人に対する怒りや嫉妬(←これは最悪ですね)」などが頭に浮かんできてしまいますが、このような色々な事(邪念)が心に浮かんできたら「ダメダメ。全て忘れて虫の声を聴く事だけに意識を集中して。」と自分に言い聞かせて、再び虫の声に耳を傾けて下さい。邪念が「無」になる時間が少しずつ長くなれば Good です。

瞑想には様々な手法がありますが、これは比較的簡単に瞑想を体験できる方法です。練習してみて下さいね。

そうそう、私もあっという間に邪念だらけになりますので、上手く行かなくても心配しないでね。