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大谷とホリエモン という二人の日本人

米国で大谷選手が活躍していますね。人なつっこい性格と若さで、英語もあっという間に完璧にマスターするでしょう。米国人女性からも「キュート」とかなりの人気のようです。実力があって性格が良いのですから、米国で愛されて当然だと思います。
ホリエモンの考え方が日本では絶大な人気を誇っています。詳しく読んだ事がないので肯定も批判もしませんが、彼の考え方や態度、生き方を米国人を含む世界中の人々はどのように捉えるのでしょうか?
マスコミはずーっと森友問題などに注力していますが、彼らの人生の時間を費やすほどの価値があるトピックなのでしょうか?
島国の日本国内で高く評価される価値観が、ワールドスタンダードとひどくかけ離れている事があります。時には優れていますが、時には・・・。
歯に対する価値観もその一つですね。

単純化することの美学

汚い話で恐縮なのですが・・・。
中古で購入した我が家の、トイレの臭いにずっと悩まされていたのです。いくら一生懸命掃除してもスッキリしなくて。
先日ウオッシュレットの水漏れが発生したのでTOTOの方に来て頂いたのですが、彼がウオッシュレットを分解した所を見て絶句・・・。彼の説明によると、おしりの下にノズルが出てくる機構上、糞尿が内部に入り込む事は避けられないそうで、定期的なプロケアーが必須だそうです。ややこしいなぁ・・・。
何と、時には機械内部に入り込んだ汚物を食べるために、ネズミが入り込んで、そこで死んでいることもあるそうです・・・。うへー!
妻の提案で、今回は、時代に逆行して、何もついていない、一番シンプルな便座に交換しました。ごちゃごちゃしたものが一切無くなって、その美しい事。
そして、10年以上悩まされていた例の悪臭が完全に消滅しました。ウオッシュレット内部の素人に掃除できない所の汚れが原因だったんですね。
世界中の価値観がいまだに「何かを追加して」良くしようとしているようですが、「排除する」ことによって得られるものも沢山ありそうですよ。
断捨離を続けます!

虫歯にならないケーキを作ろう!

キシリトール100%の甘味料を入荷しました。
白樺の木から作られる天然甘味料です。化学合成甘味料ではないので、体にも安全。イチゴなどにも微量に含まれています。
虫歯の原因になるどころか、虫歯菌を弱らせる効果を持っている「夢のような」甘味料です。
これを使ってケーキを焼いたらどうでしょう。
これをコーヒーに入れて「チビチビ」飲んだらどうでしょう?
過去の概念から判断すると、甘味料ですから、あたかも虫歯になりそうな行為で恐ろしい感じがしますが、効果は真逆で、「虫歯になりにくくなる」んですよ。
凄い時代になったものです。予防歯科は日進月歩ですね。

Spring has come!

ほぼ毎月淡路島に行っている「Awaji Lover」の我が家は春休みを利用して南淡路に行ってきました。鳴門の渦潮もこの時期が最高で、天気も良くて、素晴らしい小旅行になりましたよ。

キシリトールガムの選択方法

キシリトールガムにも色々な種類があります。
マックスバリュー三田店で代表的な3製品を購入し、そのキシリトール含有量を計算してみました。

ロッテキシリトールガムは45%
グリコポスカは36%
リカルデントはたった4%(!)。

これらの結果から、ロッテは「キシリトールメインで、虫歯菌を弱らせる」。リカルデントは「初期虫歯の修復に主眼を置いている。キシリトールはほとんど入っていないので虫歯菌を弱くすることは期待薄」。グリコは「バランスの取れた優秀選手」。
という事になると思います。

市販の商品は100%キシリトールにしようと思うと値段が高くなるので、50%以下になってしまうようです。

キシリトールガムの使い方

キシリトールは甘いのに、虫歯になりにくくなる「魔法のような」「夢のような」食べ物。良い時代になったものです。

1日5グラム以上を摂取する事が勧められていますが、市販のタブレットガムだと50%キシリトールなので、1日10個以上噛みましょうという事になります。かなりの個数ですね。
そんなことすると、ロッテが儲かってしょうがない事になります。

キーワードは「細く長く」使う事。「継続は力なり」です。

極論すれば1日1個でも良いので、ずーっと使って頂きたいのです。

夕食後、完全にフロスをして、歯ブラシでプラークを徹底的に落として、それから更にお風呂に入ってシャワーでお口の中を徹底的に洗い流して、「もう絶対朝まで何も食べたくない!」と思うくらいにお口の中の細菌(虫歯菌を含む)の量を減らした直後に「キシリトールガムを1つ」お口に放り込んで、味がなくなるまでよーく噛んで下さい。

そうすれば、恐ろしい虫歯菌の感染から逃げ出す助けになります。

これを何年も続ける事。お父さん、わかりましたね。

子供の虫歯は誰のせい?

生まれたての赤ちゃんのお口の中には虫歯菌がいません。その後「誰か」から「虫歯菌」という細菌をお口の中に感染させられてしてまって、それが定着してしまうと虫歯になってしまうのです。

あまり触れたくない事実なのですが・・・。

その虫歯菌は母親や父親や兄弟、それに祖父母や友人からも感染します。食事、食卓を共にする頻度が高い人が原因になっているのです。

インフルエンザ予防の知識があれば、虫歯菌の家族内感染を防ぐ事ができます。

大きな問題は「保菌者が家族にいる限り、永遠に相互感染のリスクが存在する」事なのです。

お母さんがいくら子供の歯を虫歯から守ってやりたいと思っても、お父さんの意識が低く、予防歯科治療を全く受けずに「強烈な保菌者」のままで家庭内にいたらどうでしょう?家族の虫歯予防が可能なのでしょうか?

考えただけで怖くなりませんか?でも「真実」なのです。

そのような家庭はすぐに対策を立てないと、家族全員が不幸になりかねません。子供が虫歯だらけになって、お父さんが心臓病で倒れる前に対策を。

予防歯科は日々進歩しています。解決策はあるのです。家族全員で取り組めば、の、話ですが。お父さん、おじいちゃん、聞いてますか?

機会を見て、具体的な方法を、少しずつ、分かりやすく、お話してゆきますね。

仲井雪江先生のご講演を拝聴してきました。

仲井先生は岡山大学の後輩で、3年間の海外留学の後も積極的に研究を重ねられ、現在は静岡県で教授として活躍されています。
予防歯科のエキスパートで、最新の予防歯科理論についてアップデートしてきましたよ。
三田の英保歯科でも「即時に」採用して実行します。
皆さんのお役に立てるように、頑張ります!

「保険でできる白いかぶせ」ってどうなの?

最近保険で白いかぶせができる事になって、マスコミで紹介されています。
保険適用拡大で金属から「白い歯」への置き換え進む
皆さんはこれを使って欲しいと思いますか?答えは「YES!」ですよね。

利点
①安い(保険がきく)
②金属アレルギーの心配がない
③見た目が良い

欠点
①歯を削る量がとんでもなく多い(CAD/CAMと言っても保険のかぶせはしょせんプラスチック。それが割れない強度を出すために、ぶ厚くしなければならないので、金属やジルコニアに比較して、恐ろしい程歯を削らなければならない。)
②接着が困難で外れたり割れたりしやすい。(このクラウンを完全に接着する方法がまだ確立されていません。2年持たない感じです。)
③すり減りやすく、かみ合わせの正しい高さを維持できない可能性がある(その前に、外れるか、割れるか、すごく削ってしまった歯がだめになるかですが。)

30年くらい前に厚生省がニッケルでできたクラウンを保険導入したことがありますが、とんでもなく硬い材質で、あっという間にかぶせた歯自体がだめになってしまうひどい物でした。今ではそのニッケルのクラウンが入った歯を見る事ができません。(抜けて無くなっているので。)

保険制度は
①工業界のロビー活動による経済的、政治的思惑。
②厚生労働省が単に医療費を削減したかったり、過去に自分たちが認めた日本独自の治療法(例えばパラジウムのかぶせ)を人知れず葬り去りたい時
などにより迅速に変化します。
「現場の歯科医師の意見を聞いてくれるのでは?」←ご想像にお任せします。ヒント:あなたの会社と一緒です。

パラジウムという金属に対するアレルギーが日本人に異常に多い原因は?誰が認可した治療方法?わかりますか?

この保険の白いかぶせが20年後も安定して使われているか、ニッケルのクラウンのような運命をたどるのか。どちらでしょうね。
少なくとも現時点の技術レベルでは危険な代物ですね。かけがえの無い歯を削りまくるという時点で、私は自分の患者さんには使いません。もっと削る量が少なくなったら使うかも知れませんが。

これを積極的に勧めてくる歯科医院があったら、担当の歯科医師に「先生ご自身の歯にこのクラウンを入れますか?」と聞いてみて下さい。

 

インフルエンザ予防のために歯磨きをしよう

私が子供の頃、風邪の季節になると、歯科医師である父親が「歯を良くみがく人は風邪をひかへんのんや(播州弁・・・)。」と言っていました。
子供心に「何訳のわからんこと言ってんねん!」と思っていましたが、歯科医師になった現在は彼の言う事がよーく理解できます。
お口の中を清潔に保つことは、同時に外から入ってくる菌やウイルスも排除していることになります。それに、常にお口の中を清潔を保てるような毎日の暮らしは、生活のリズムそのものを正しく、規則的にしないと維持できないので、全身の健康状態も良好に保てるようになります。ダブルで風邪をひきにくくなりますね。
父親が経験から感じていたことは、最近になって科学的根拠が示されました。
インフルエンザ退治、歯磨きから!?
インフル感染助長 「口の中のケア、重要性高まる」 日大チーム発表
おやじ、グッジョブ!