自由席は自由だから好き

短い間ですが、お世話になりました。

東京などの出張の際に新幹線を利用するのですが、学生時代から最近までずーっと自由席に乗っていました。

昨年にJ-West カードを(年会費1000円)で支払いすると指定席の代金が無料になる事を知って、喜んでこのカードを作って2回ほど指定席に乗ってみました。でも、ユナイテッドエアラインのマイルが貯まるセゾンカードで決済ができないのと、新三田からの往復割引を使った方がずっとお得である事を知って、このJ-West カードを止める事にしました。

実は、最大の理由は「自分は指定席に向いていない」事を悟ったからなのです。

指定席はホームへの階段に近く便利なのですが、必ず決まった席に座らなければなりません。必ず隣に座りたい友人同士などが使っている事が多いようで、良く喋る人の傍に「指定」されてしまうと2時間半ずーっと、彼、彼女達の話を聞かされる事になります。楽しい内容や学びがあったり感心させられたりする内容なら良いのですがネガティブな話だと難行苦行です。

先日は通路を隔てた隣席に、プチ旅行気分の男性上司と女性部下のカップルが座っていました。良く気が合うようで、随分意気投合して会社や同僚達の悪口を2時間半ずーっと言い続けていて、それを聞かされるはめになりました。もうネガティブでネガティブで死にそうでしたが、席が「指定」されちゃっているので我慢するしかありません。イヤホンをしてごまかそうとしても、そのカップルがだんだん興奮してきて声が大きくなってくるので嫌でも耳に入って来ます。「そんなに今の会社や同僚達が嫌いなら、その会社を辞めて二人で起業でもすればいいのに。大体、この出張費もその会社から出ていて、その同僚達が留守番してくれているんじゃないの?」と心のなかで呟いたりしながら我慢し続けるはめになりました。

断捨離中なのに邪念で余計なカードを作ったりしたからバチが当たったのでしょう。自業自得ですね。

自由席なら時々外国人と隣になって異文化交流に花が咲くような「嬉しい誤算」もあるし、ネガティブな会話が聞こえてきたら席を変われば済む事です。私には自由席がお似合いなようですので、今後は以前のように自由席を使って「自由を謳歌」するようにしたいと思います。

ちなみに飛行機も私はエコノミーの方が好きなんです。CAからほっといてもらえますし、見知らぬ隣席の方とスモールトークできますから、その方が楽しい。

 

「コロナ産業革命」は地球と人類を救う?

日曜日に新大阪駅に行きましたが、ほとんど人がいません。多くの人が不要不急の外出を避けているためだと思いますが、言い換えると、先日までの喧騒は、ほとんどが不要な外出の結果だったという事になります。

モノの断捨離と思考のシンプル化を徹底し、人生の全てを単純化する事によって良好な効果を得ている私としては、今の状況は「人間のストレスを減らして、サステイナブルな社会を実現するための一つの検証の機会になるのでは?」と感じています。

例えばこのブログの執筆ですが、なるべく自宅の自室で、深夜家族が寝静まってから、あるいは早朝に起床して書くようにしています。その理由は「(他)人が近くにいると集中できないので、パフォーマンスが低下して文章の質が落ちる」ためなのです。

そのような私の感覚では、「ネガティブ思考の人や自分の邪魔をする人がいない環境、つまり自宅自室でのテレワークの方が遥かに良い仕事ができるはずだ。」と思うので、化石又は原子力エネルギーを無駄に使って、人生の貴重な時間を浪費しながら毎日毎日通勤するより、普段は家で集中して仕事をして、例えば週に1回だけ息抜きと気晴らしのために会社に行ってアソシエーツと前向きなコミュニケーションをとる方が良い結果に繋がるのでは?と真剣に思います。

現状が数年間続けば自然に「コロナ産業革命」が起こってしまう訳ですが、ひょっとしたらコロナが去った後も今の社会の状況を維持した方が人類の永続性や幸福、地球環境の為に良いのではないかと思ったりします。医療費削減にも繋がるはずです。解りますか?

交通やレジャーや観光などの分野で仕事を失う人が出て来るでしょうが、ITや第一次産業などの分野で全く新しいビジネスチャンスが生まれてくるはずです。私にはビジネスモデルのアイデアが次々湧いてきますが、第一線で働かれているビジネスパーソンの皆さんは如何ですか?


十姉妹を求めて高槻まで

就学前の教育機関である神戸友の会幼児生活団では、十姉妹やモルモット、鳩などの小動物のお世話を通して命の大切さを学びます。2年程前にそこから頂いた一羽の十姉妹を加古川のヨーカドーにあるペットショップに連れて行ってお見合いをさせ、現在では我が家の十姉妹は5羽に増えています。

昨日の日曜日の朝食時の会話で、そろそろ違った血統を持った十姉妹をお嫁さんやお婿さんに迎え入れようという話になりました。ネットで検索したところ、高槻に十姉妹を扱っている鳥の専門店があるとの事で、早速家族全員で行って来ました。

小さなお店ですが、無事辿り着きました!良いご縁がありますように。
「三田から!?最近は遠方からもちょくちょく来てくれるよ。姫路からも来てくれたなァ。」と御主人。
右がメス、左がオスの籠だそうです。どの子が性格が良さそうでかわいいかな?男女それぞれ一羽ずつ、家族全員で相談して決めました。
手慣れた手つきで捕まえて箱に入れて下さいました。

帰りにウッディのコーナンに寄って鳥籠などを買いました。家にある鳥籠が(男子用、女子用、カップル用の)3つにもなって、もはや「三田花鳥園」状態です。
子供達で鳥のお世話、家の掃除機がけ、食器洗いなどの担当をクルクル回る当番表を作って交代でやってくれていますが、明日は誰もが鳥の世話をしたいようで、誰が一番早起きするか競争だそうで皆早々に布団に入っていました。

長男は今でも時々、夜に布団に入った時に、昨年の暮れに亡くなったウサギのグレコの事を思い出してはオイオイと泣く事があります。今日はコーナンのペットフード売り場でウサギのエサのパッケージ写真を見たせいでグレコの事を思い出したようで、今夜も布団の中で「何で死んでしまったの?」と泣いていました。

昨年12月に天に昇ったグレコ。ペットは飼い主がやって来るまでずっと、天国の入口の所で待っているそうです。
グっちゃんが天国の入口で僕達を待ってくれている事、絶対に忘れないよ。と、末っ子。

ゲームやスマホなどでバーチャルとリアルの区別がつかなくなってしまいがちな今の子供達ですが、大人が環境を整えてやれば、自然と命の大切さを学ぶ事ができるようです。

テレビ無し、スマホ持たさず、毎日毎日小動物のお世話。この Slow Life な環境は私が整えた訳では無く妻がやってくれているのですが、有難い事だと感謝しています。

なんだ、もう終わりか。

土曜日はビジネスパーソンの方が多く来院され、普段の静かな英保歯科とは違った雰囲気です。特に私は昼食をとる暇も無いほど忙しく、昨日も7時半から3時半まで8時間、全く休憩無しのトップギヤで仕事をし続けました。緊張して仕事をしているので昼抜きでも「空腹でエネルギー切れ」とは感じません。

このような土曜日の診療が終わった時に「やっと終わった」と思うのと同時に、不思議なのですが、「なんだ、もう終わりか。つまんないな。」と思う事が時々あります。
きっと精神と体を極度の緊張状態に保つためにアドレナリンが大量に出ているので、限界に近い状態で長時間仕事をした後でも「まだ戦える。もっと戦える。」と無意識に思うのでしょう。
武道や球技、陸上などのスポーツを真剣にされた経験のある方は、ひょっとしたら私と同様の感覚を、過酷な練習や試合の後に感じられた事があるのではないでしょうか?

夕方家に帰ってから遅い昼食をとったら急に緊張の糸が切れて、お風呂に入ってそのまま寝てしまいました。やはり疲れていたのでしょう。明け方まで目を覚ます事はありませんでした。

歯科医師としての私がこんなに多くの方に必要とされているのですから幸せな事です。

30歳代の頃と同様には行きませんが、引き続きガンバリマス!

オイオイ、家庭待機だろ?

子供達だけで張れるようになってくれました。男親ってこんな姿を見ると妙に嬉しくなりませんか?

今日は土曜日。私は一心不乱に診療をしていたのですが、裏庭の方から元気な子供の声がしてきます。

「何事?」と思って見に行くと、小学生の息子二人が自分達のテントを張って遊んでいるではありませんか。
「こらこら、家庭待機で自宅学習ちゃうんか?何やってんねん?」と聞くと家にいたらヒマでヒマで死にそうだからデイキャンプに来たとの事です。
「それにしても、子供二人で上手に張ったものだな。」と、父親として嬉しく思いました。
テントの撤収は共同作業でやると、とってもスピーディで奇麗に簡単に行きます。その辺もすっかり理解して習得してくれました。
火の起こし方や防寒の仕方など、大昔にカブスカウトで覚えた知識を思い出しながら少しずつ教えてやりたいと思っています。

またまた、ダンニャワード

またまた舞子のブランチとコストコに行ってきました。さすがに人出は少なかったですが、悲壮感漂うという程でも無かったですね。

LAのショッピングモールのような雰囲気で、ワクワク。何も買わないけどね。
この風景は羨ましいですね。夜になったらライトアップされた橋が見えるのでしょう。
カレーにライスに追加でナン1枚。学生食堂のようなボリュームですが、まあいいか。

インド人の経営するショップでシーフードカレーを頂きました。帰る時にはヒンディー語でありがとう(=ダンニャワード)と言ってみました。もちろんダンニャワードと返してくれましたよ。




 

日本も普通になる日が来るのか?

30歳の時に前歯6本を削ってセラミックの差し歯にした、とあるお客様。「40年は持ちますから。」と言われたそうですが、20年程しか持ちませんでした。(40年は持ちますって、70歳以降は前歯無しで生きて行けと言う事でしょうか?)

写真はイメージで本文の内容とは一切関係がありません。

日本のほとんどの歯科医師は「またガラパゴス治療でお茶を濁し続けて、10年後には抜いて入れ歯にする」のを黙って選択し、ほとんどの患者もそれが安いし(←人生の質という点で、かえってツケが回ってくるのですが・・・。)手っ取り早くてお好みなのでしょう。

でも、私はこの方にご自身の前歯の実状を詳しく説明し、6本の前歯に対して自由診療による根管治療、矯正治療、歯周外科手術、ジルコニアクラウンによる再建をご提案しました。治療期間は1年程度かかるでしょう。最初は高額な治療費に戸惑われた様子でした。「保険と自由診療ってそんなに違いがあるんですか?」と。

ところがその後、偶然にも昨日紹介した記事(日本の歯医者は時代遅れ! タイで歯科治療したら日本の歯医者には二度と行きたくなくなった件)を読まれたようで、「英保先生が言っておられたのはこの記事のような治療なんですね。」と、「普通の歯の治療」を受ける決心をして下さったようです。

私の腕と知識の見せ所が来ました。やりますよ!日本にも普通の治療ができる歯科医師がいる事を証明して見せましょう!

私は今日も、日本人の口の中が普通の衛生状態になって、日本の歯科治療が普通になる日が来るのを夢見ながら、歯糞にまみれになって日本人の虫歯の穴を削っています。

LCCのプラチナ会員ってあるのかな?

日本よりタイで歯の治療を受けた方が良いという記事がありました。まあ、読んでみて下さい。

日本の歯医者は時代遅れ! タイで歯科治療したら日本の歯医者には二度と行きたくなくなった件

健康保険で受けた日本のガラパゴス歯科治療と自由診療で受けた海外のワールドスタンダードの歯科治療を比べるのは軽四とBMWを比べてBMWに乗ったら軽四に乗る気が無くなったと言っているのと同様で、科学論文を一編でも書いた事のある人間が読めば「クスッ」と笑ってしまう程度の理論展開です。

今では、正当な報酬を払えば、日本でも同様の治療を提供している歯科医院があります。ネットで検索すれば見つかります。私は、日本で誠実なかかりつけ歯科医院を探して、正当な報酬を払って(つまり自由診療で)日本人の器用な手で行われる治療を受けて、予後もその先生に責任を持って見てもらうのが得策だと思います。

タイで受けた治療が予後不良だった場合には、タイ人の弁護士にお願いしてタイで訴訟を起こすつもりでしょうか?タイ人のやった治療に関してはどの日本人歯科医師にも責任が無いし、日本人歯科医師がそのタイの先生やタイの弁護士に無断で手を付ける訳にもいかないでしょうから、実際には、経過が思わしく無い時にはしょっちゅうLCCでタイ旅行という事になりますね。プラチナ会員になれるかもね。

私は、この記事を真に受けて歯科治療のためにタイに行くのは賢明では無いと思います。
更に言えば、この記事はかなり無責任な内容だと思いますが、これも言論の自由で許されるのでしょうか?
我々医療従事者は、口にする言葉の一言一言に責任が伴いますので、常に慎重に言葉を選び、責任を取る覚悟を持って発言、発信しています。
何だか、同じ日本国内の職業とは思えない程の違いがあるようですね。

この記事の良い点は、日本人が「世の中には普通の(=ワールドスタンダード)歯の治療というものが存在していて、それはある程度の値段がするものです。」という事を知るトリガーとなり得る事でしょう。

私、ストイック過ぎる?

歯科ではなく、医科の医療従事者との会話にて。
私「虫歯予防は簡単です。甘い物を食べるなとは言っていない。甘い物を口にするのを1日2回以下にして、歯磨きを1日1回は徹底的にやって、少なくとも週に1回はフロスをするだけなんですから。」
彼女「甘いものを食べる回数を減らすのもフロスをするのも難しいです。私は意思が弱いので。」

後日、英保歯科の受付スタッフに聞いてみました。
私「甘い物を口にするのを1日2回までにするのがそんなに難しい事なのかな?私だったら、毎日毎日1日2回以上もケーキやアイスクリームを食べていたら、そのうち吐きそうになると思うんだが・・・。」
スタッフ「高血圧や糖尿病や腎臓病で指導される食事制限から比べたら、比べ物にならない程簡単だと思います。」
私「確かにそうだね。医科が求めるハードルより、歯科が求めるハードルの方が随分低いよね。」

という訳で、私がストイック過ぎる訳ではなさそうです。安心しました。

英保歯科の受付スタッフは元々は皆さんと同じ普通の人ですが、英保歯科に長年勤務しているうちに予防歯科の大切さを知り、家庭での食生活を上手にコントロールして家族の歯(=体と人生)をしっかり守ってくれています。英保歯科での予防治療もファミリーで受けています。

皆さんにもできるはずです。というか、やらないとね。

喫煙者の歯を抜いてみたら・・・。

喫煙者は必ず歯周病になります。タバコの煙に含まれる、発癌物質を大量に含む猛毒がお口の中を侵しながら通過するのですから当然です。

注)写真はイメージで本文の内容とは関係ありません。


喫煙者の、歯周病でグラグラになった歯を抜歯してみたら腰を抜かしそうになりました。歯肉に覆われていたはずの根っこの表面までまっ茶色になっていたからです。

肺がタールで真っ黒になるのも当然ですね。
禁煙、頑張ってみましょうね。