原点回帰:8年振りに小さな看板を出してみました

平成28年に思う所あって(種々の人的ストレスに耐えきれなかったのが主な理由ですが・・・。)徹底的な断捨離をスタートしました。お洒落で可愛いく雰囲気のあったゴージャスな植栽を全て切り落とし、「英保歯科(英保裕和)の価値観や理念を知った上で、それでも『英保歯科のファミリーになりたい』と思って下さる方だけに来てもらえば良い。」と腹をくくって、看板を全て取り払ってしまいました。

看板が無いので、パッと見、「新興宗教か!?」と思うような外観になってしまっている現在の英保歯科。院長が我がままでスミマセン。

それからアッという間に8年が経過しました。「お客様は激減するだろうな。」と覚悟しての事でしたが、むしろ増え続けているのですから、驚きと感謝の気持ちで一杯です。

「予防歯科に力を入れている歯科医院だから」「売り上げを伸ばす事なんて一切お構いなしに、私達の歯を大切にする事だけを考えてくれているのが伝わってくるから」「治療が丁寧だから」「英保歯科でやってもらった15年前のインプラントの調子が良いから。友人が他でやってもらったインプラントは・・・。」と、(看板が無い歯医者に)来て下さる理由を尋ねたら、このようなコメントを頂く事があります。嬉し過ぎるよね。

更に驚く事に、今でも来院して下さるお客様は増え続け、昨月は28年前に開業して以来最高のお客様数を記録しました。わがまま放題してきた私が一番ビックリしております。

スタッフに聞くと「ウッディの皆さんは『英保歯科は特別な歯医者さんなんでしょう?普段から予防で通院していないと診て貰えないと聞きました。』と言っておられるそうですよ。」と教えてくれました。

「ウーン、特別な歯科医院と言われたら、当たってるような、そうでも無いような・・・。」と、私。

英保歯科に興味を持って下さった方や通りがかりの方に「英保歯科らしさ」を伝えたいと思って、このような小さな看板を上げてみる事にしました。ロゴデザインはプロのデザイナーが、その配置やスローガンのメッセージは私自身が考えました。
ここ8年間はガラスに貼ったコピー用紙1枚が看板代わりでした。口コミのお客様か、よっぽど勇気ある人以外は入らないよね。

「ソフトな雰囲気の素敵な看板が出来ましたね。これが出ていれば、かなり入りやすくなると思いますよ。」と、スタッフ。

「『入りにくい歯医者』か。考えた事も無かったけど、看板が無いと、そう言われたら確かにそうだね。流石にそれは良くなかったよね。」と、私。