ヨガの呼吸法のベースには仏教と哲学がある(ようだ)

仕事でも、学校でも、家庭でも。まるで真っ暗な地下室に閉じ込められているかのように、いくら頑張ってもがいてみてもそこから脱出できない気分の時ってありませんか?

車のトランスミッションのギアがRに入っている事に気が付かず、アクセルを踏めば踏むほど(希望に反して)バックして行く、そんな感覚。

私は先の冬がそうでした。何をするにも気分が乗らす、人生で一番長く寒い冬のように思えました。「今年の冬は長いな。はやく春がこないかな?」が口癖になっていたほどです。

そんな冬も終わりに近い4月の頭に、中国人のアシュタンガヨガ・インストラクターの李さんと夕食を共にする機会に恵まれました。

李さんが尊敬するヨガの先生の名前なのでしょうか?彼は David という Western Name もお持ちです。

その David (李さん)が東京から関西の友人のNさんに会いに来られていて、Nさんに誘って頂き出会う事ができたのです。

右奥に座っているのが David さん。ヨガについて色々とお話をお伺いする事ができました。

彼はヨガの基本中の基本、呼吸法の大切さについて熱く解説してくれました。私はその話を聞いて、「呼吸ひとつとってもこんなに奥が深いんだ。まあ、とにかく今夜から、ゆっくり、深く、丁寧に呼吸してみよう。」と、日常生活の中にヨガの呼吸法(もどき)を取り入れてみることにしたのです。

ただ単に意識して呼吸を変えただけなのですが、その効果は絶大で自分でも驚く程でした。トランスミッションのギアがRからDに(ガチャッ!と)切り替わったかのように何もかもが「前を向いて」ゆっくり、ゆっくりと走り出したような感覚です。

皆さんも何かのきっかけで「RからD」へ切り替わると思います。一旦切り替わったら、後は慎重にゆっくりゆっくりアクセルを踏めば前に進みます。私のそれは David との出会いとヨガの呼吸法に関する考え方でした。

ギアがRに入っている時は頑張っても逆効果。頑張れば頑張るほど、後ろ向きに全力疾走するだけです。

ギアが切り替わる「何か」に出会うか、自然に自ずと気が付くのをまってからアクセルをゆっくり踏みましょう。それまでは止まっていていいんだと思いますよ。

名言。これを読んでから、今を美しく生きる事に集中したいと思う今日この頃です。

皆様にも気持ちの良い初夏がやって来てくれる事を祈っています。