「食育・健康」カテゴリーアーカイブ

恐ろしい・・・


You Tube で英語の勉強をしていると、最初にこのCMが流れました。

「こわー」と思いました。いかにも食育に良さげな雰囲気のイメージ作り。

マインドコントロールという点では、マクドナルドやコーラと一緒ですね。
無意識のレベルに刷り込んでおいて、お店で見た時に思わず手がでるように準備をしておくんですね。

若いお母様方、しっかり!騙されないで。冷静に考えたら、「もうちょっとマシなもの」がありそうでしょ?

普通のバナナやイチゴやリンゴじゃダメかな?野菜じゃないからダメなの?

そうかな?

フェイクに踊らされないで!

昨日も「6歳までの家庭環境と食生活習慣」が決定的にその人の人生を決めかねない、というお話をしました。

皆さんも普段、家庭では子供の健康を守りたい父親だったり母親だったりする訳ですが、毎朝、(電車に乗って大阪に向かい)職場に着く頃には「社員の一人」に変身していますよね。そして真面目な人ほど最優先に考える事は「会社に(経済的)利益をもたらすにはどうしたら良いか」という事だと思います。普通はそうでしょう?

そうすると、「いかに数多くの商品を売るか」「いかに多くのお客様にご来店頂き、お店でお金を使ってもらうか」「安く仕入れて高く売る手立てはないか」といった事を第一番に、常に真剣に考え続ける訳です。それが仕事であり、地球環境や消費者の健康を最優先するのではないのです。

私達は、会社にいる時はなぜか疑問を感じず、それが善として存在する社会で生きているんですね。そして誰も悪い訳ではないんです。

そういった世の中でマスメディア、インターネットやSNSなどを使って「魅力的に見える、感じる」ようにイメージ操作がドンドン行われます。
ある事に対して「いいな、羨ましいな」と “Like” を押して反応する人が多ければ多いほど、企業やマスコミはますますその方向に注力して、その事がまるで転がる雪だるまのように加速度的に「ますます魅力的に」見えるように作ってきます。会社が儲かるから、そうするんですね。
これは完全にイメージであって、私達が経験や体験で得た「真実」ではないんですね。

昨日ご紹介したコークのCMや、昔のタバコのCM、最近のお酒のCMなどはその最たるものでしょう。あんなにカッコイイ、あるいは美しく健康そうなモデルさんが、缶入りの安い発泡酒を毎日毎日飲んでいると思います?若さと健康を維持するために違う物を食べたり飲んだりしているはずですよね。まさにイメージ操作ですね。

物事の本質を見抜いて、フェイクに踊らされないようにしたいですね。私も気をつけます。

90歳になりましたね。

英保歯科の開業当初から予防のために通院して下さっているご婦人。15年位前にお一人になられて、フラワータウンのマンションに引っ越しされてからはバスで通院されています。まあ年に3回だけですから、さほど負担ではないでしょうが。

65歳位で英保歯科のお客様になられた彼女がついに90歳になられました。予防歯科を継続して受けられているので、恐らくここ20年ほどは私が歯の治療をした事がないと思います。歯は28本全て揃っていますよ。
年齢は90歳ですが、耳も良く聞こえて受け答えも完璧で、そうですね、73歳くらいの感じでしょうか。

60歳を超えた頃から、年の取り方(老け方)は個人差が凄いですが、歯の状態と無関係では無いと思いますね。

90歳の彼女の歯と健康状態が良く、非常に若々しいのは、「ここのところずっと英保歯科で予防歯科を受けているから」でしょうか?
それも多少はあると思いますが、「6歳までの家庭環境と食生活習慣と親のしつけ」が良かったのだと想像します。家庭にお金があって裕福だったという意味ではありません。むしろ戦争中の食べ物が無い時に粗末な食事で幼少時代を過ごした人の方が、老後歯が良かったりしますので。

まあ、戦後世代の人はほぼ全員、加工食品(精製砂糖類と、精製小麦粉=いわいるコナモン)に歯と体をやられてしまっていますので、とんだ災難ですね。大企業のCMで、イメージ操作されて騙されちゃうからね。

例えばこれ。昔のCMですが、CGで修正できない時代の映像作品としては、今でも非常に評価が高いものです。
【CM 1987-89】Coca-Cola “I feel Coke.” 30秒×3 60秒×11

これだけコーク飲む生活習慣で、この美しい歯は無いと思うけどね。外資系の企業だから歯が奇麗で、歯を見せて笑う事のできるモデルばかり集めて見事にイメージ操作をしていますね。

言わんとする事がわかりますか?「何の事かわからない」という人は、私のブログの過去の予防歯科の所を参考になさって下さい。

 

休日のイベント

多くの友人が海外で過ごしている今年のゴールデンウイークですが、私は息子達とあかしあ台公園や平谷川に自転車で出かけるような超地味な過ごし方です。実は結構楽しいんですけどね。

そんな事で、我が家の休みの日のお話しを。

砂糖入りの既成の市販のジュースが想像以上に歯と体に良くない事は過去に何度も申し上げております。我が家ではカゴメの野菜生活などの野菜ジュースを含め、パックやペットボトルに入った既成のジュースを買うことはありません。

その代わりといっては何ですが、休日の朝食後や夕食後などの家族全員が揃う時に開催される「プチイベント」があるのです。

我が家のクリスマスプレゼントにサンタさんが持って来てくれたのはゲームでもラジコンでもありませんでした。小学校5年生の兄にはフライパン。小1の弟にはブレンダーでした。

このゴールデンウイークのように、食後に家族が揃ってリラックスして歓談していると、誰からともなく「ジュース作る?」という声が上がります。

小1の子は「待ってました!」とばかりに飛んで行って、マイブレンダーを引っ張り出してきて、バナナとイチゴと牛乳(当然ながら砂糖は入れません)などの天然素材をブレンドしてジュースを作ってくれます。

蓋が上手く出来ていなくて飛び散ったり、材料の入れ方がマズくて上手く回らなかったり、兄もやってみたくて手を出したりと、大笑いしながら、結構楽しく盛り上ります。

既成の砂糖入りのパックのジュースを冷蔵庫から出してきて、開けて注ぐだけとは違って、子供の歯にも体にも優しく、心にも良い効果があるように感じます。

休日限定のイベントですが「家族が揃っている平和な休みに感謝して楽しむ」非日常感は捨てたもんじゃないですよ。

 

The Cavity Code (虫歯の暗号)

今日、英保歯科のスタッフのお嬢さん(4歳)の前歯の、小さな虫歯を修復しました。母親が英保歯科のスタッフなのですから、虫歯予防の知識は非常に豊富なのに虫歯にしてしまったのです。「かなり気を付けているつもりなのですが、食が細いので食事の時間が長くなるのが良くないのかも知れません。」と非常に申し訳なさそうでした。

砂糖の制限が完璧ではなくても、正しい知識と「思い」があって、そこそこ実践していれば、歯は簡単には溶けません。体は良くしたもので、そこまでストイックにしなくても虫歯にはならないのです。彼女はその程度はちゃんとしてくれているはずです。

虫歯になるはずのない家庭の子が虫歯になったので、治療が終わってからも「何で虫歯になったのかな?理由が知りたい。」とずーっと考えていました。

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最近、空いた時間に、The obesity code (肥満の暗号)の和訳本、「太らないカラダ」を読んでいます。内容が科学的・理論的で難解な上に、過去の栄養学の常識を一旦白紙に戻さないと頭に入ってこないので苦戦していますが、とにかく面白い本です。

この本によると、「高度に精製された炭水化物」が体に良くないとの事です。それは砂糖だけでなく、工業化された方法で非常に高度に粉砕された小麦粉なども含まれるそうです。

この2つのことから、この本の中で紹介されている「肥満を引き起こすホルモンを出させる食品」がそっくりそのまま、「虫歯(さらには歯周病も)を引き起こす原因になる」のではという仮説を立てました。

思いついた自分で言うのもなんですが、これって、かなり当たっていると思います!!

オレンジジュースを飲んでいなくても、毎朝食べている食パンが虫歯の原因だったとしたら?パスタや焼きそばも歯に良くないのかも。
私の友人、ゆりのき台の渡邊先生(歯科医師)が、以前から患者さんに「パンを食べるのをやめなさい。」と指導しておられるのを知っていて、「うーん、ちょっと極端かな?」と思っていたのですが、極端な意見では無いように思えてきましたよ。

岡山大学の予防歯科がエビデンスを作ってくれないかな?

良書「太らないカラダ」

昨年数キロのダイエットに成功したのが嬉しくて、チョコチョコと自慢していたのですが、今年の冬の間についつい油断してすっかりリバウンドしてしまいました。「ちょっと体重が減ったからって、あんまり自慢するもんじゃないなぁ。ライザップで痩せた赤井英和もあっという間にリバウンドしたそうだし。」とモヤモヤした思いで、北区のショッピングモールにある書店でダイエット本を物色していました。

「分厚いのはどうせ積読になるから、なるべく簡単に読めそうな薄手の本・・・。」と思いながら物色して、「これにしよう。」とまあまあ良さげな本に決めました。一番上じゃなくて、ちょっと下の方のやつに交換しようとした時に、その本のすぐ手前に置いてある、英語の文法書並みの分厚い本が目に入りました。

「肥満の暗号(THE OBESITY CODE)? トロント最高の医師? 最新エビデンス? 分厚いけど、こっちの方が面白そうだなぁ。」とピピッときて、こちらの本を購入する事にしました。

まだ全部は読破できていませんし、医学的知識がある私でも、最低2回は読まないと頭に入ってこないような濃い内容ですが、誰でも一読に値する良書だと思い始めております。
これは単なるダイエット本ではなく、中高年の人が健康であるための「暗号」が書かれているのです。内容に関しては、まずは私が実践して、効果を確認しながら、折を見て解説しますね。

もし、アマゾンで物色していたら、この本には出合えてなかったと思います。やはり、リアルに足を運んで、良縁との出会いの運命に授かる努力をする事は大切だと再認識しました。

良い歯科医院との出会いは良い結婚相手との出会いと同様です。まず釣り書き(ブログやホームページなど)をよく読んで、次に、頑張ってお見合い(市の健診のハガキなどを利用して偵察に行く)に出かけていって、相互の価値観が同等で、相互の信頼関係が、今後努力すれば構築・継続できそうな雰囲気なら、初めてお付き合い(それでも、初日は基本的には検査と説明だけですね。初日に簡単に手を触れさせるのは、お互いちょっと軽いかも。)をしてみるのが良いですね。参考になれば幸いです。

出会いに関してですが、スマホやパソコンをいじくっているだけで、都合よく良縁に辿りつこうとするのは「甘い」と思います。頑張って実際に出かけて行って、顔を合わせて話をしないとね。
私はいつもそうしています。良縁に辿り着くためにと(全部自腹で)海外などにも積極的に出かけていますよ。
ビジネスなどの社会経験を積んでおられる方ならきっと「そうそう。」と言って下さいますよね。

果糖・ブドウ糖液糖の恐怖

大量生産できる安いトウモロコシから製造するので非常に安価な甘味料「果糖・ブドウ糖液糖」は、安くで作って高くで売りたいビバレッジカンパニーが製造するジュースにも含まれています。

ジュースを子供に手渡す前に裏に書いてある原材料をチェックして下さい。

このようなジュースは虫歯製造機ですが、同時に肥満製造機でもあり、肝臓に負担をかけて脂肪肝の原因にもなるそうです。

「おやつの交換」という習慣の愚かさ


乳歯にたくさんの虫歯を作って、何かのご縁で英保歯科に来てくれた女の子とその母親。私が必死になってそういった事の問題の大きさを何度も何度も説明した結果、色々な事にやっと気がつき始めたお母様。
でも、また、生えたての6歳臼歯(永久歯)を虫歯にしてしまいました。

そのお母様との会話にて。

母(涙を流しながら)「お友達と一緒に遊んだりする時におやつの交換があるのでハイチュウを食べる事が多かったんです。」

私「何で『我が家ではこういった事はしないんです』と断ってやらないんですか?」

母「・・・。」

日本人は「和」を大切にするからでしょうか?心の中では良くないと思っていながらも黙っていて、その結果、永久歯を虫歯にして涙を流さないといけないような人生を送るのが「スバラシイ日本の和」なのかな?大人の社会でも子供の社会でも。
学校では、食品を交換して食べる事がアレルギーのある子の生命を奪っているという事実があるのに、家庭で子供にそのような習慣を付ける教育をしている事自体が非常にナンセンスだと思うのですが。それに私の美意識からは「あまり美しくない習慣」だと感じます。皆さんは如何ですか?
我が家では「お子様に飴をどうぞ」と言われた時も「小学校に上がるまでは、甘い物は食べさせないので結構です」と笑顔ではっきり言って断ってきました。簡単な事です。

おやつの交換をしないと村八分にされるような恐れのある程度のグループに無理して属する必要があるのかな?
私は18歳からベジタリアンなので今まで色々な経験をしてきました。
結論としては、
それをスッと受け入れてくれる教養の人達は懐が深く信頼できる。何年経っても裏切られない長く続く良縁であった。
そうでない程度の教養の人達と無理して付き合っても数年以内に「ある事無い事で、裏で悪口を言われたり」されて「末永い良縁」にはならない事がほぼ100%でした。
(ここで言う教養とは、養老先生の説かれる教養であって、東大や関学といった、学歴とは全く別のものです。)

おやつの交換をしないと言うと睨んできたり陰口を言うようなママ友は、このウッデイタウンにはいないと思いますよ。自然と健康が好きでわざわざ三田の田舎に引っ越して来た人達が住んでいる街なのですから。むしろ尊敬されると思いますよ。

あなたが「我が家ではおやつの交換はしないんです。」と主張する一言が、結果的に、この街の住人を教育し(Eye Opener)、結果的に、我が子だけでなく、どれだけ多くの子供達の人生を救うようになるか、考えた事がありますか?

私がコツコツとブログを書いているのも、そのためなんですよ。

 

やはりジュースは禁止ですね

今日も Business Insider に載っていた、砂糖入り飲料に関する記事のお話です。


1万7千人を調べたら、「砂糖入りの飲み物と早死には関連があるとわかった。」

昨日の記事でもそうでしたが、砂糖入り飲料が寿命を短めるようですよ。
ここでは、砂糖入りのお菓子はそうでもないと書いてる。(という事は、昨日の夜に私が食べたドーナツはまだマシという事か。 ラッキー。)

小さいうちから「ジュースは体と歯に良くない」と教えておく必要がありそうですね。
夕食に行って、「とりあえす大人はビールで子供はジュース」というのはやめましょうね。「とりあえず大人はビールだけど、子供はまず食事を食べる!後から水でも飲んどけ!」と言いましょう。

子供は先に食事で後から水か(国産)麦茶ですね。夜は緑茶もやめてあげてね。カフェインが興奮させるので可哀そうですから。カフェインレスでも(中国産)ウーロン茶は小さな子供にはどうですかね。我が家は外食時は基本的に「子供は水」ですね。

「ドリンクバーは結構です。」と、スッと言えるようにもなりましょう。「えー!」と子供が言っても「あかんあかん」と譲らない。子供はあなたのかけがえのない宝物。正しい知識を教育してあげて下さい。大切にしてあげて下さい。