カテゴリー別アーカイブ: 最重要!予防のキーポイント

保険のブリッジを外してみたら

最初にお断りしておきたいのですが、今回の話は「保険のブリッジは良く無い」とか、「インプラントにしておいた方が良かった」とか、「自費のセラミックのブリッジなら長持ちしたのに」という話では全くありません。誤解の無いようにお願いします。その様な事をお話したいのでは無く、予防をして自分の歯を大切にする事がいかに大切かという事をお伝えしたいのです。

さて、平成25年から英保歯科にお見えになって以来、予防歯科の重要性に気付かれたお客様がおられます。最近70歳を超えられましたが、積極的に予防に取り組んでおられます。

英保歯科のファミリーになられる以前の話ですが、他院で奥歯を抜いてもらって、保険のブリッジを入れてもらったそうです。当時のお話をお伺すると、前後の歯を削って保険のブリッジを入れるという「1択」だったようです。

その奥歯の(保険の)ブリッジ(緑の部分)が外れかけているとの事で相談を受けました。前の歯科医院で黄色の部分の歯を抜き、前後の健康な歯をぐるっと削って、ブリッジという義歯を入れてもらったそうです。ちょうど橋みたいな構造なので「ブリッジ」と呼びます。
そっと外してみたら、手前の歯はポキッと折れてしまっていました(赤矢印)。後ろの歯は被せの中が虫歯になっていました(オレンジ矢印)。
ポッキリ折れた歯が被せの中に残っています。歯3本分を前後の2本の歯だけで支えているのですから、時にはこのような事が起こっても不思議では無いですね。

保険のブリッジは治療費が安価でとりあえずの機能回復ができますので、短期的には悪く無い選択肢だと思います。しかし、歯を抜くと決定した時点でインプラントという選択肢も一応は説明して、最善の方法を一緒に考えてあげる「優しさ・思いやり」が必要でしょう。
それ以前に、歯を抜いてしまったからこのような悩みが出る訳で、抜くしかないと判断しても、「他の歯科医院で治療を受けたら、ひょっとしたら何とかこの歯が残せないものか?」という次元まで考えてあげる姿勢があっても良いのではと思います。

予防をして虫歯や歯周病にしなければ、こんな事からも無縁です。これ以上シンプルでベストな解決策が他にあるでしょうか?

子供が6歳になったら、もう一回気を引き締めて!

我が子に初めて乳歯が生えた時には、「よし!この子の歯を一本も虫歯にしないように頑張ろう!」と決意をしますよね。
そして、正しい食生活習慣の習得を基本に、ブクブクうがい、歯ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)、家庭用のフッ素などを上手に使って、一生懸命乳歯を守って来たはずです。

生えたばかりの歯の表面は、まだ完全な状態ではないので虫歯菌に侵されやすいのですが、生えてから年月が経つと、唾液中のカルシウムや歯磨きに入って入るフッ素などが働いでカチカチになってきます。

6歳の頃の上あごの写真 緑は乳歯 赤は6歳臼歯

4歳から5歳の頃って、つい初心を忘れて、だんだんアイスやジュースの回数が増えてしまったりしませんか?でも、その頃の乳歯(緑マーク)は表面がしっかりと硬くなってきているので、食生活などに多少の気の緩みがあっても簡単には虫歯になりません。

6歳の頃の下あごの写真 緑は乳歯 赤は6歳臼歯

が、しか~し!!

油断しちゃっている、その6歳の頃に、新しく永久歯(赤矢印。これは6歳臼歯で、一生使わないといけない歯です)が生えてきます。乳歯の後ろ、一番奥に生えてくるので見落としやすく、磨き忘れになりやすい部位なのですが、実はこの歯は歯の中でも最大で最重要な歯なのです。

生えたての歯はどんな状態だと言いましたか?そうです。生まれたての赤ちゃんのように未成熟で弱いので虫歯菌に侵されやすいのです。

6歳になったらここでもう一度初心に帰って食生活習慣を正し、予防歯科の習慣を実行するようにしましょうね。

中学生の奥歯の写真 6歳臼歯に小さな虫歯が!6歳の頃に油断しちゃったのかな?

コロナウィルスに勝つツボ (合谷・列缺)

梅田で開業している私の兄、英保武志(歯科医師・歯学博士・鍼灸師・歯科東洋医学会理事)のアメブロからの転載です。少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

ツボの処方箋
*図の合谷(ゴウコク)・列缺(レッケツ)のエリアを
5分間 押したり・つまんだり して刺激する
(ゆっくり深呼吸しながら)
*右手・左手それぞれ5分間
*1日3回 食間に刺激する
*21日間続ける

合谷・列缺のツボ刺激で全身の血流が良くなり
免疫力がアップします!!

(合谷・列缺の効果)
合谷は万能のツボで
歯痛・顎関節症・頭痛・難聴・耳鳴り・ニキビ
吹き出物・寝ちがい・肩こり・五十肩・のどの痛み
いびき・風邪・便秘・下痢・めまい・生理痛
入眠困難・精神不安・腰痛・花粉症・二日酔い
緊張難聴・アトピー・物忘れ・無気力・肌荒れ
睡眠の質向上・眼精疲労・視力改善
鼻・目・歯の痛み 等改善するツボです!!!

列缺のツボは咳・息切れ・感冒・片頭痛
顔面神経麻痺・咽喉部腫れ・痛み・口や眼のゆがみ
口が開きにくい・歯痛 等を改善するツボです。

コロナウィルスに勝つ目的で21日間
合谷・列缺のエリアのツボ刺激を続け
全身の血流を良くして免疫力を
アップさせるのですが

21日間も真剣にツボ刺激を続けると
上記の症状の改善も感じることが出来ます
手のツボ刺激だけで全身の色々な症状が
改善できるのを自分自身で確認出来るので
ツボに対する関心が深くなると思います。

是非行ってみてください。

このツボ刺激は
薬や道具を用いないので全世界の人に
応用していただくことが可能です
合谷が世界の人を助ける可能性があると
心から思っています。

ABO歯科クリニック 歯科医師・鍼灸師 英保武志

「パーティーが始まるよ!」

今朝、6時50分に小1の末っ子が私達を起こしに来てくれました。彼は6時に起きて色々とパーティーの準備をしくれたそうです。妻も早起きしてパンを焼いてくれました。

リビングに入ると、ちゃぶ台に手作りマットと紙コップがセッティングされていました。楽しいパーティーの始まり、始まり。
 
長女がケーキを焼くと言うので心配していたのですが、充分美味でした。滅多に口にさせないような甘~いジュースも登場して、今日は特別な休日となりました。我が家では、甘い物を与える時は、このように「楽しく、特別なもの」となるように心掛けています。
こんなプレゼントも用意してくれていました。アリガトね。

小さな子供がやってみたいと言い出した「些細な事」を家族が肯定し協力してみると、想像以上の心温まる出来事になりました。

家族で思いっきり楽しんだ今日のパーティーはプライスレス。お金では買えない素晴らしい思い出となりました。妻と子供達に感謝、感謝です。



 

親子断絶に至る。

これだけは勘弁してあげて下さい。

神戸からわざわざ三田まで通院して下さっているお客様がおられます。会社を経営されている新進気鋭の若手エリート起業家で、今や世界的に活躍されています。
その彼が先日「母親を恨んでいて、一切連絡を取らなくなった。」と、ポツンとおっしゃって驚かされました。
理由をお伺いしたところ、「子供の頃にメチャクチャな物を食べさされて、そのせいでこんなボロボロの歯になった。親なら子供の健康や将来の事を少しは考えてくれても良いだろうに。」との事。

両親も祖父母も、我が子や孫が憎くてラムネ菓子、ハイチュウ、ジュースや炭酸飲料などポンポン与えている方はいないと思います。しかし、その結果もたらされる彼・彼女達の将来の苦悩に想いを巡らせて、ここは踏ん張って「本当の愛情」を与えるようにしてあげて下さい。

彼の母親が「本当の愛情」を与えていたら、親子断絶などには至っていないはずです。


ピアス、入れ墨は厳禁とする

犬歯の後ろの歯が突然グラグラしだして、痛くて噛めないとおっしゃるお客様。その歯を抜いてみたらビックリ。根の大部分が真っ黒になっているではありませんか。この歯は神経を取って、その歯の中に金属の芯棒(メタルコア)を入れて、それの上に金属の被せ(クラウン)をしていた歯です。全ての手順は厚生労働省が認可し指定した「国のお墨付き」の方法(=日本の保険治療)に則って誠実に治療が行なわれています。

「なんじゃこりゃ!?歯の根が真っ黒け・・・。」

この歯には一体何が起こったのでしょう。皆さんには想像ができますか?普通の治療(エビデンスベースのグローバルスタンダードな治療)を行っている世界中の先進国の歯科医師にはわからないかも知れませんが、日本の健康保険で行われれるガラパゴス歯科治療に慣れ親しんだ日本の歯科医は「ピン」とくるはずです。

ガラパゴス歯科治療は非常にユニークです。ドンドン虫歯にしてくる日本国民の歯を「皆保険制度」で分け隔てなく修理するためには、使用する材料を「色々と工夫」してコストを抑えなければなりません。
金属アレルギーなどの知識が少なかった昭和の中期に開発された、銀を主体とした合金を心棒に使い、パラジウムを主体とした合金の冠を被せる等々、色々と「日本独自のスバラシイ工夫」をして医療費を削減し「世界に誇れる国民皆保険制度」を歯科の分野に於いても維持しています。最近は保険治療でも芯棒にコンポジットレジンとグラスファイバーを使う事が多くなってきましたが、今でもこれらの金属がたくさん使われている事も事実です。
銀のアクセサリーをお持ちの方は、それを水中に何年も漬けているとどうなるか想像できますね?

「先生、歯の中にピアスみたいに穴を開けてそんな金属入れたりして大丈夫なんですか?銀のイオンが歯根の表面までしみ出して入れ墨のように変色させているだなんて、何だか体に悪そうに思うのですが?」と聞きたくなるでしょう?
「大丈夫ですよ。日本の厚生労働省が認可・指導しているやり方なのですから、絶対に間違いありません。」とお答えしましょうか?
むしろ「歯の予防は簡単です。予防をして歯を悪くしなければ、このような日本独特の歯科治療を受けたり、金属アレルギー等々の心配をする必要もありません。お金も通院の時間も不要です。だから、予防なんです。」とお答えしたいですね。

そうそう、こんな日本を少しでも変えたい方は必ず選挙に行きましょうね。(私は必ず選挙に行きますが、白票を入れる事が多いです。)それから、フロスもしてね。

歯石は取るもんじゃない

昨日歯石の話をしましたが、実は、歯石は「「取るもんじゃない」んですよ。

生まれてから1回も歯石を取った事が無いのかも知れません・・・。

昨日のお話の方のように、数年間歯科衛生士の先生のメインテナンスを受けずに放置していると、歯肉よりも上にある見えている歯の部分のみならず歯肉より下の、外から見えない所の深部にまで歯石が固着してしまいます。

皆さんがどのようなお仕事をされているか解りませんが、「ウチの機械、数年間もメインテナンスをサボっていたせいか、いよいよ焦げ臭い匂いがしだした。あなたはメインテナンス業者だから、内部の見えない所の汚れを手探りだけで完璧に掃除してこい。」と言われたらどうでしょうね?「そんなの不可能。規定通り年3回のメインテナンスを受けていたら汚れなど溜まっていないから壊れないのに。」と思いませんか?

それでも歯科衛生士は見えない所の歯石も取るように努力はしますが、完璧に取り除く事など・・・。

歯石は取るものでは無く、溜めないようにするものです。現実問題として、歯肉縁下に大量に固着してから「5年ぶりに来た。俺は忙しいから今日1日で全部完璧に取れ」と言われても、「頑張ってみます。」と、言葉の断捨離をするしかないですね。

長期間予防治療を受けないとこんな事になりかねません。単に「歯石が付いているだけ」に見えますか?

 

とりあえず見えている部分の歯石を外してみました。歯周病菌の出す毒素で・・・。何からお話したら良いのでしょう?

 

衛生士が精一杯頑張って「見えない部分の歯石」を除去しようとしてもブラインド操作では限界があります。結局抜くようになりました。「歯石が付いたから取れ」では遅いと言っている意味が解りますか?

いくらセルフケアーを頑張っても、私でも、下の前歯の内側と上の奥歯の外側には歯石が付いてしまいます。歯肉縁下深くに固着しないうちに衛生士の先生にとってもらいましょう。

歯石は付いた後から「取るもの」ではなくて「ためないようにするもの」なのです。歯周病予防を完璧にするにはそれしか方法がありません。ですから予防のために定期的に通院する必要があるのです。

虫歯の治療が終わったら歯石を取る?

「治療が終わったら最後に歯石を取って欲しいんです。」これは(英保歯科ではマイノリティーですが)歯が痛くなった時だけ歯科医院に来られる方特有のコメントです。

きっと昔の歯医者では「虫歯の治療が終わったら歯石を取りましょう。」という表現をしていたのだろうと想像しています。

ヤフコメ等でも「虫歯が痛くて数年振りに歯医者にかかった。最近出来た新しい歯医者に行ったら、歯ぐきの検査をされて歯石を取られた。治療費が高くつくから、虫歯の治療だけして欲しかったのに。」といったコメントを見る事がありますが、こういった方も「歯医者は5年くらい行っていない。ずっと痛く無かったらから。」と、当然の様におっしゃるグループに属されています。

このような状態で「虫歯の穴だけ削って埋めろ」と言われても・・・。本当にそんな順番でよろしいのですか?(写真はイメージで文中のお話しとは一切関係がありません)

何から話したら良いか解らないのと、絶望感と、言葉の断捨離中なのと、等々、色々な理由でまずは「承知しました。」とシンプルにお答えするようにしています。

日本人なら撲滅できますよ!

木曜日に大阪に行ってきましたが、電車を待つマナーの良さなどを見ていると、日本人の民度の高さには相変わらず感心させれらますね。(私、変わった苗字ですが、私も一応日本人なんですけどね。「考え方や感じ方は日本人じゃないかも」と自分で不安になる事は多々ありますけど。)

これだけ真面目な民族なのですから、「①甘い物を口にするのを一日1回か2回に抑える。もちろん少なければ少ないほど良い ②正しい歯磨きを1日1回は(徹底的に)やる ③フロスを少なくとも週に1回はきちっととやる ④フッ素入りの歯磨剤を必ず使う」事を習慣にする事くらい朝飯前だと、心から思います。

①を生まれた時からず~っと継続して、②③④を幼稚園位から追加すれば、やがて国民の虫歯と歯周病は、大袈裟に言えば「撲滅」できると思います。そして、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞なども減少するでしょう。

これを実現できるのは、唯一「教育」です。(母)親や教師が重要性を理解して、自らの家庭で実践し、体感し、子供達に繰り返し、繰り返し、熱く指導し続けて下さい。貴方達だけなのですよ。日本人の歯を守る事ができるのは。

私は歯の治療で忙しく、時間にも気力にも限りがあります。日本人の歯の予防は、お母様方と学校の先生方に託したいのです。ママ友との会話の中でも「歯を予防する大切さ」をシェアーして頂きたいと思います。

お父様方も傍観していないで、家庭での躾に誠実に協力したり、会社では同僚との会話の中でシェアーしてあげて下さい。宜しくお願いします。

日本人の歯を本気で守りたいと思っている歯科医師からの、心からの、お願いでした。

 

脳梗塞!?やっぱり・・・。

英保歯科のお客様の中にも「調子が悪くなった時だけ」来院される方が(失礼な言い方ですが)まだ残っておられます。正直に言うと、そういった方はもうほとんどいらっしゃらないのですが、私がいくら予防歯科という考えを繰り返し熱心に話しても、「歯医者に行くのは歯が悪くなった時」という古典的な固定観念が完全に脳に染み付いてしまって外れない方々なのです。

最近、ショッキングな事が2度連続したのでお話したいと思います。

写真はイメージで、今回のストーリーとは一切関係がありません。



「入れ歯をひっかけている歯の被せが外れた」と久しぶりにお越しになった中年の女性、残念な事に、左半身に障害が出ていました。
「歯ぐきがはれた」と久しぶりにお越しになった喫煙者の中年男性、残念な事に、言葉が不自由な感じになっていました。

お二人に共通する事は、歯周病と脳梗塞などの全身疾患との関係に興味が湧かなかったので、重度の歯周病を放置していたという事です。

この話の意味がわかりますか?

昔「芸能人は歯が命」というCMがありましたが、今では「歯が命」の一言ですね。