理系の仕事も楽しいよ

英保歯科のX線機器を入れ替えるに当たって数社の機種を比較検討をしたのですが、ある事実から、現在の日本の「もの作り力の低下」を思い知らされました。

いくつかのメーカーさんの機種を調べたのですが、パノラマという大きなレントゲンが写せる装置を国内で製造できるメーカーはわずか2,3社で、他のメーカー(?)の中身は外国製でした。デンタルという小さなレントゲンを読み取る機械(スキャナー)はほぼ全てが海外製でした。日本では作れないらしい。

日曜日に訪問したドイツのDÜRR社のデンタルスキャナーは素晴らしい性能ですが、このような機器を製造する能力はもう日本に無いような感じなのです。経営陣が目先の利益を優先し研究開発に投資しなかった結果では?と想像するのですが違うでしょうか?

こんな事実もあります。佐川急便が宅配特化の電動軽自動車7200台を中国から買うそうです。「ついにここまで来てしまったか」と思いませんか?
中国の勢いは凄いですね。最近の日本は社会主義国家で、最近の中国の方が自由主義国家のようにさえ感じてしまいます。

調べてみると最近の日本では文系の大学生が75%を占めるそうです。今後ますます、もの作りの現場・最前線で働く人や現場を知る人が減ってしまいそうですね。高校生の皆さん、理系の仕事も楽しいよ。歯医者という仕事もね。