「院長日記」カテゴリーアーカイブ

福寿醤油 from 徳島-幸せです!

息子さんが四国の国立大学医学部に行かれていた関係でしょうか、芦屋在住の素敵な女性のお客様から、鳴門の老舗のお醤油を頂戴致しました。
こちらの福寿醤油さんは創業190年。アメリカが建国240年程度ですから、190年もの長きに渡り、生きものである酵母菌を引き継いでいるのは物凄い事ですね。地球温暖化でこういった天然酵母の伝承が困難になりつつあると聞いた事があります。福寿醤油さんのような老舗には引き続き頑張って頂きたいものです。

私は年に1-2回しかお酒を飲まないので、同じ発酵食品でも
お醤油の方が遥かに嬉しいです!本当に有難う御座いました。

私は肉類を口にしないので、週末の夕食時にお刺身などを頂くのが一番の贅沢です。その時にこの歴史あるお醤油を使わせて頂きたいと思います。本当に楽しみです。
きっとブログを読んで下さって、私がどのような食生活を送っていて、どのようなものを好むかを考えて下さったのだと思います。有難う御座います。

最近、お客様から頂き物をする事が多く、しかも、このように「私(英保先生)に対する様々な気遣いや思い」が詰まった逸品を頂戴する事が多く、本当に幸せな事だと思っています。

マスコミやヤフコメ民にはケチョンケチョンに言われる歯医者という職業ですが、こんなに多くの方から感謝の言葉と共に、私に対する「深い想いやり」を頂戴できるなんて、歯科医師になって本当に良かったと思いますし、英保歯科・英保裕和の特徴を明確にし、それをインターネットを通じて継続的に発信し続ける事が、このような幸福に繋がっているとのだなと感じています。

そう考えると、インターネットを正しく使う事は大切で、そのパワーの凄さが解りますね。

早く診てあげて良かった

今朝の9時の出来事です。

9時にアポイントを頂いているお客様を待っていると、そのお客様から電話があって「少し遅れます」との事。了解です。
「ゆっくりで大丈夫だから、事故などの無い様に」と心の中で念じつつ、豆を挽いて入れた、香り高いレギュラーコーヒー(もちろんブラック)を飲みながら、今日行う予定のオペのCTなどをチェックしていました。

その時突然、32歳のイケメンの男性(Mさん)が、来春小学校に上がる息子さんと一緒に英保歯科に入って来られました。あれれ、彼の虫歯治療は丁度1週間後のこの時間のはず。受付から「今日診てあげられませんか?」相談があったので、持っていたコーヒーカップを机に置いて「今から治療できるから入って頂いて」と告げました。

この彼は30年以上一本も虫歯になった事が無かったそうです。少年時代にご両親がどれだけ食生活習慣に気を遣ってくれていたか想像ができます。愛情に包まれて育ってきたのでしょう。
ところが残念な事に、半年ほど前に「生まれて初めて」英保歯科で虫歯の治療というものを経験してしまいました。そして今回も。おかしな事にドンドン虫歯になってきています。
「ここ最近、食生活習慣が凄く変わったはずだ!」と確信した私は、治療終了後に彼に話しかけました。

私:「Mさん、最近甘い物を摂る頻度が上がっていませんか?昔と変わったような事が思い当たりませんか?」
Mさん:「そうですね。職場が変わって、(福利厚生で無料で飲める)缶コーヒーが山ほど置いてあるので、めっちゃ缶コーヒー飲んるんですけど、あれってヤバいですか?」
私:「缶コーヒー!加糖でしょう?そんな事すぐに止めて下さい。ブラックなら大丈夫だから、無糖の缶コーヒーを置いてもらって下さい。このままだと20年後には全部の歯がボロボロになって目も当てられませんよ。歯を見せて笑う事もできなくなっちゃうよ。」
Mさん:「砂糖入りの缶コーヒーってそんなに歯に悪いんですか?わかりました。今の職場に入る前はブラックのコーヒーを飲んでいたから、そのようにします。」

彼も息子さんも奥様も、家族全員が(予防の為に通院して下さっている)英保歯科のファミリーなのですが、この息子さんは先日の就学前健診で虫歯があったので「ウチの子が虫歯作ったらあかんやん(笑)。」とお母さんに言った事を思い出しました。

私:「Mさん、息子さんはヤ〇ルト飲んだりしていませんか?」
Mさん:「ヤ〇ルト?!ヤ〇ルトもだめなんですか?あいつヤ○ルト大好きでめっちゃ飲んでるんですけど。」
私:「そのうち上の前歯が溶けて無くなっちゃうよ。そもそも砂糖は歯だけでなく体にも悪から、(貴方のご両親がしてくれたように)親がコントロールしてあげないとダメですよ。」
Mさん:「わかりました。了解です!今日は間違えて来たのに、診てもらって有難う御座いました。」

私:「1週間早く診てあげて良かったよ。治療じゃ無くって、缶コーヒーを1週間早く止める事ができるからね。」
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どうやら、(親の愛情に包まれて大切にされていた時の)昔の彼のお口の環境に戻れそうです。話かけてみて、聞いてみて良かった。
机の上の飲みかけのコーヒーは冷めちゃったけど、ホッと安心できて、私の心は温かでした。

優しさのフレーバーを添えて

わざわざ豊岡からお越し下さる(女性の)お客様が数名いらっしゃいます。本当に光栄な事です。
皆様岡本周辺の大学を卒業されたりして岡山大学出身の私よりずっと洗練された方ばかりです。

言葉使いも丁寧で常識があって、本当にお美しい方ばかりです。その中でも最初に英保歯科のHPを発見し勇気を持って御来院下さり、更に、素敵なお友達をご紹介下さった方がおられるのですが、こちらの方はお菓子作りを芦屋とイギリスで学んでこられたセミプロのパティシエでもあります。凄すぎません?

有難い事にその彼女から時々手作りのお菓子を頂戴するのですが、いつもこの世の物とは思えない見事な出来栄えと素材の味を生かした作品です。

今回はスコーンを頂戴しました。超美味!皆さんは見るだけで我慢してね。

健康志向が強い私の為にと、甘味には相当気を遣って下さっている事が(私の愚舌でも)しっかりとわかります。その優しさが嬉しいです。本当に有難う御座います。

このブログを毎日更新するのはなかなか大変で最近は夜中に起きて書く事が増えています。関学出身の友人のYさんは時々「先生、毎日なんて無理しないで下さいね。」と労って下さいます。

でもブログで毎日素直に思いを綴り、本当の自分を飾らずに見せる事で、このような「あり得ないような(素敵な)出会い」が起こり得るのも事実です。

インターネットの時代は本当に楽しいね。

30年来の美作の友人から

私が大学院を卒業したばかりの時、医局から「岡山県北の美作(みまさか:温泉で有名)にある美作中央病院の歯科に出向せよ」との辞令が出ました。

今から30年前の医局の話ですので、白い巨塔ではないですが、命令は絶対服従です。2年間津山市(B’z の稲葉さんの実家がある街)にアパートを借りて美作で勤務していたんですよ。私が28歳の頃ですね。

その時、同じく20代の素敵な銀行員の女性が給与関係で私の担当をして下さったのですが、その後その彼女が関西で事業を興されて大成功され、現在はこちらに住んでおられます。
その彼女とは30年経った今でもお付き合いがあるんです。何と、ず~っと英保歯科に通院してくれているのですよ。

彼女は、時々岡山に帰った時にはいつもこうやって懐かしい味を持って来て下さいます。本当に有難う御座います。

最近ウッデイタウン・イオンの所を、小2の末っ子と自転車でウロウロしていた時に彼女と偶然出会った事があります。きっとその末っ子の事を想ってカワイイ、楽しい商品を選んでくれたのでしょう。その気持ちを思い、お店での姿を想像しただけで涙腺が緩みますね。30年も経って、私も年取ったかな。

岡山は紛れもなく私の第2の故郷です。「岡山」「ももたろう」「きび団子」「マスカット」といった単純な言葉も、私にとっては青春を思い出させてくれる特別な言葉なのです。

鳥取の期待の星「王秋(おうしゅう)」

ウッデイタウンけやき台在住の英保歯科のお客様で、梨好きが高じて、趣味なのにわざわざ聖地鳥取県に土地を購入し、グループで梨を栽培されている方がおられます。元エンジニアというバリバリの理系の考え方を活かして見事な作品を毎年生み出されておられるようです。

有難い事に、今年3種類、3個の梨を頂戴する事ができました。

ジャーン。頂戴した「王秋(おうしゅう)」です。苦労して交配させて作ったようですので、中韓の手に苗が渡らない事を祈るよ。

「英保先生、これも食べてみて。今年の梨はこれで終わり。鳥取県が今後に期待をかけている品種、王秋(おうしゅう)って言うんだ。11月の中旬から12月の終わりまで収穫できるよ。」

家族全員でわけあって頂戴してみました。本当に美味でした。有難う御座いました!

JA鳥取では8月から12月まで様々な種類の梨をリレー出荷するそうです。鳥取県の農家の方々は色々と工夫されているようで頭が下がりますね。次世代の後継者が育って、梨の樹木や技術の伝承をして頂きたいものです。こういったノウハウって経験と伝承が非常に重要である事は歯科医師の私には良く理解できます。

三田は(1659市町村の中で)近畿第3位!

日曜日の午後、末っ子に「自転車で遊びに行こう!」と誘われたのですが、午前中に日課のウォーキングをして疲れていたので「それよりエスロク君でドライブに行こう。屋根を外してドライブしたら楽しいよ。」と提案したところ「それがいい!」との事。シメシメ。

タルガトップのような解放感を味わえるS660。フルオープンカー程目立たないし、風の巻き込みが少ないので冬でも楽しめます。

という訳で、ラジコン船マニアの聖地、三田市にあるのに何故か淡路・風車の丘経由で青野ダムまでオープンクルーズしてきました。

淡路・風車(かぜ)の丘にて。バブリーの名残り感ありありですが、このような風車のような構造物があります。
淡路・風車(かぜ)の丘にて。第一日曜日にはラジコン船が行き交う溜め池も、今日は静かです。
この池はカヌーイストにとっても楽園です。

三田市は教育・生活・健康・自然などのバランスが取れた良い街です。
「コロナ時代の移住先」三田市が近畿3位!AERAランキング
だそうですよ。
「東京都内と政令指定都市を除く1659市町村を調査対象としたこのランキングで、三田市は近畿エリア3位に輝きました(*^▽^*)♪」
との事です!

ステーキハウスへGO!

私がペスカタリアンである関係で、家族で食事に出かける時には、焼き肉屋さんやステーキハウスといった肉オンリーの場所に行く事はありません。実際に、結婚して以来このような場所には一度も行った事がありません。

アメリカのステーキハウスには「必ず」サーモンのステーキメニューがあります。シカゴでステーキハウスに行く時にはペスカタリアンの私は心配する必要がありません。こんな時には流石に多様な人が住む国家だと感心します。

さて、長男が小学校高学年になって体が大きくなってくるにつれ「ステーキが食べたい」と言う事が増えてきました。フードコートでは時々「いきなりステーキ」を選んでいます。親は丸亀製麺で我慢しているのに、贅沢な奴だ。

ウッデイタウンにもこのようなお店が出来てくれて、ドンドン便利になりますね。たまには妻を休ませてやらないと。365日炊事してもらったら、ブラックって言われますよね。

今回は「期間限定で牡蠣フライを提供中」のブロンコビリーに家族で初挑戦してきました。

私はこれを選択。セットメニューにはできないと言われてションボリ。皆がご飯を大盛にして、少しずつ分けてくれました。量的にはそれで充分ではありましたが、ちょっと「わんこ飯」みたいになっちゃいました。
小2の末っ子が、普段全く食べる事の無い「ゼリー」というものを意気揚々と大量に取って来て、一口食べてギブアップしていました。「何で食べないの?」というと「昆虫ゼリーの味がして、美味しくない」と言います。ン?昆虫ゼリーの味が何でわかる訳?兄弟でそんな悪い事ばかりしてたら、そのうち死ぬぞ。

長男は2.5人分程のステーキやハンバーグを食べて大満足。帰りの車の中で「明日は三田屋に行きたい。」と言うので「贅沢はたまにするから幸せを感じるんだよ。」と教えておきました。

必見!北瀬様の力作を展示中

ラジコン界のネイチャー誌、ラジコン技術の執筆者として著名なラジコン博士の北瀬様は英保歯科のファミリーです。
今日の土曜日、その北瀬様が私に彼の力作を見せて下さるために、わざわざ持って来て下さいました。

北瀬様:「英保先生、見て下さい。これが本に載っていた例のやつです。」
私:「これですか!凄いじゃないですか!これ、置いていって下さるのですか?」
北瀬様「・・・・。(←注:大切な力作なのに無茶言うなァ、英保先生)」
私:「しばらくだけ受付に飾らせて下さいよ。今の模型の代わりに。3カ月とかだけでも。」
北瀬様「そうですね。それなら良いですよ。」

触っちゃダメですよ。見るだけにしてね。

という訳で、期間限定ではありますが、専門誌にまで紹介された北瀬様の素晴らしい作品を英保歯科の受付の所で見て頂く事ができます。

皆様、是非ご覧くださいね。

毎朝毎朝、ヤ〇ルト6本飲めます?

今日の夕方に、5歳の女の子が祖母(といっても40歳代に見える←注:こちらの方は英保歯科でインプラントやジルコニアセラミックなどの総合的な治療を行ったので歯がとっても美しい。これも少しは手伝っていると思う)と母親(大人しく、真面目そうな方)に連れられて来院しました。

母親:「この子、凄く虫歯になり易いから、毎月毎月、某歯科医院にずーっと通院してシーラントやフッ素などをしてもらっていたのですが、今日神経を取ってしまった乳歯に銀歯の被せが入ってショックを受けました。優しく評判の良い先生なのですが。銀歯を見た祖母が『一度英保先生に相談してみたら?』と勧めてくれて来院しました。」

お嬢さんのお口を拝見した所、確かに銀歯のクラウンが入っていました。アップデートされたカリオロジーに裏打ちされた予防歯科を実践している英保歯科では、乳歯に銀歯のクラウンは20年以上使っていないと思います。

また、虫歯の特徴をチェックさせて頂いた所、上の前歯の溶け方が著しく、奥歯の虫歯はそれなりです。フムフム。なるほど。

『甘い飲料を習慣的に飲んでいるな。その一方で、おやつの時間は大体決まっていそうだ。無茶苦茶はしていない。ジャンクフードをダラダラ食べさせたり、ラムネやハイチュウをしょっちゅう口の中に放り込んでいるタイプでは無いな。』と瞬時に想像出来ました。

私:「お母さん、ヤ〇ルトを毎日与えていませんか?」
母親:「〇△!?□%?、何でわかるんですか!?毎朝1本飲ませています。」
私:「それが前歯に虫歯を作って、そこに虫歯菌が常駐するようになりお口全体に拡散して奥歯まで虫歯にしているんですよ。おやつの与え方は結構コントロールされていると想像できます。」
祖母:「その辺は、わりとキッチリしてくれていると思います!!(←ナイス助け船)」
母親:「今日は先生に怒られると思って来ました。ホッとしました。」
私:「オレンジジュースを常に冷蔵庫に入れておくのもダメですよ。知識が無いって怖いですね。今日帰ったらどこに電話したら良いかわかりますね。」

カゴ〇の野〇生活の裏面。特殊詐欺の犯人を非難するなら、「おまゆう」でしょ?

ところで、体重10キロの子供が毎朝1本の(あの砂糖タップリの)ヤ〇ルトを飲んでいるという事は、体重60キロの大人なら毎朝毎朝6本のヤ〇ルトを飲まされている事になります。考えただけで吐きそうでしょ?
毎朝6本。虫歯だけでなく、肥満や糖尿病になったり、精製白砂糖が引き起こすイライラで気分が悪くなりそうですよね。

SONYも富士フイルムも事業内容をすっかり変えて再成長しています。Y社さんにも、乳酸菌培養の技術を応用して、次のステージへ行って欲しいと思います。

大人の電子ブロック

今日は木曜日で休診です。妻は所用で出かけていますが、小2の末っ子が体調不良で学校を休んでいて、私と二人で留守番しています。
体調不良の割には顔色も良く、「学校を休んだのだから、お布団に入って寝ていなさい。」といってもすぐに抜け出して来て「ねえねえ、お父さん、あのね。」と話しかけてきます。

父親と末っ子の二人での留守番は、何となく手持ち無沙汰といいますか、微妙な空気が漂います。こんな時は母親の存在の偉大さが解りますね。

ここは一発盛り上げて、元気を出させてやろうと、とっておきの秘密兵器を持ち出して来ました。男子なら嫌いなはずが無い「電子ブロック」です。

次男・次女の方なら解って頂けると思うのですが、この類の物、子供の頃長男が買ってもらって、羨ましくて羨ましくて、そーっと勝手に触ったのがバレて長男からケチョンケチョンに言われ、涙を流しながら「いつかは自分専用の電子ブロックを手に入れるぞ!」と子供心に誓っていました。

数年前、私の兄に「大人の電子ブロック買ったで!」と自慢したら、「実は、俺もこの前に買ったよ。」との返事で大笑いしました。

数年前にやっとその夢を叶えて手に入れた「大人の電子ブロック」。余りにも「お宝」過ぎて、後生大事に保管していたのですが、自らの体験を踏まえて、まずは次男に使わせてやる事にしました。

末っ子は大喜びで遊んでいましたが、妻が帰って来る前に片付けるのは二人の暗黙の了解。もうすぐヤバいぞ。急いで片付けろ。

スマホのゲームで遊ぶより、教育上ずっと良いと思います。そう思いませんか?

彼は一人だけこんな凄い物を触らせてもらった事に罪悪感があったようで、「お兄ちゃんが学校から帰って来たら、お兄ちゃんにも遊ばせてあげていい?」と聞いてきました。

長男・長女にはその良さが、次男・次女にはその良さがあります。色々な経験をしながら、4人の子供には全員に立派な大人になって欲しいと願った休日でした。