「院長日記」カテゴリーアーカイブ

デジタル・デンタル・オペレーションの女性陣に脱帽

歯医者がいくら威張ってみても、衛生士の先生の予防歯科と、技工士の先生が歯を作ってくれる作業と、受付スタッフの愛に溢れる心と、関連業者さんのサポートと、お客様の御理解と御協力があるお陰で「歯医者として仕事をさせて頂いている」訳です。感謝しないとバチが当たってエライ目にあっても文句は言えません。

そんな訳で、きょうは技工士の先生のお話を。英保歯科の自由診療の技工は全て大阪にあるデジタル・デンタル・オペレーション(DDO)という技工所にお願いしています。

このDDOのHPを見て頂いたら、どんなに凄い所か解りますよ。

そのDDOに電話するといつも丁寧に対応して下さる女性がおられます。日頃から余りにも腰が低いので、古参の女性事務スタッフだと私が勝手に思い込んでいたその方、山下さんは、な、何と技工士の国家資格を持っている上に、DDOの専務取締役だったのです!!!

【プロフェッショナル~専門学校から】歯科技工士 山下茂子さん(54)(上)新たな道へ 36歳からの挑戦 (1/3ページ) – 産経WEST (sankei.com)

この記事をたまたま見つけて知ったのですが、その瞬間は腰が抜けそうになりました。

2019年7月、学会場で山下茂子先生と共に。この時は事務の山下さんだと思ってました。大変失礼致しました!

どうやら日本技工士会の副会長であり、技工士学校の教授もされているという噂さえあります。
グラスシーリングを打ち破って来た女性とは思えない謙虚さは、まさに大和撫子ですね。

更に、このDDOの技工はセンスの良さで他の技工所とは一線を画しているのですが、上記の記事の事で山下先生とお話していてその理由の一つが解りました。DDOで作業に携わって下さっている技工士の先生の、何と65%が女性だそうです。アンプの組み立てやプラモデルとった「マニュアル通りに正確に行う」作業は男の方が合っていると思いますが、小物やアクセサリー等の美的なセンスを要する物の作成はどうしても女性に軍配が上がります。DDOさん、そりゃ上手いはずだわ。脱帽です・・・。

当院も女性スタッフのお陰があって今の英保歯科があります。本当に有難い事です。

DDOの技工士の先生方、スタッフの皆さん、これからも宜しくお願いします!

My Favorite 神姫バスも使ってね

今日は所用で午前中宝塚に行っていました。帰りに使った12時5分発の神姫バスはガラガラで乗客は私一人でした。思い起こせば私の人生のかなりの時間はこの神姫バスの中で過ごしています。

故郷の山崎には塾なんて無かった(当時)ので、小学生の時に姫路の公会堂という場所で公開模試を受けたり、日曜学校(今でいう所の塾)に行く時に乗っていました。往復2時間以上です。白陵の寮から帰省する時も乗っていました。

当時よく「6時半発 林田経由姫路行き」というバスを使っており、冬は寒いし、真っ暗だし、「せめて林田(姫路の外れ)に家があったらどんなに楽だろう」と何度も思ったものです。

乗客は私一人だけでした。皆さん、地球温暖化の防止の為にも公共交通機関を使いましょう。昔の神姫バスと比べたら快適そのものですよ。
天気の悪い日は、お隣のこども園の送迎時に英保歯科の駐車場を使って頂いているのですが、ベンツ、レクサス、BMWがガンガン停まります。みんなまだ若いのにいい車に乗りすぎ。このおっちゃんでもまだ軽四で我慢してるのに、10年早いわ。でもいっぺん車内とか見せて欲しいな・・・。是非、お願いします。

実は甘いものと車が大好きな私なのですが、今は軽四のスポーツカーで、まあ、我慢しています。いつかはBMWとか乗ってみたいと夢見ています。いつかは。

自分はやっぱり田舎者でした

今日は木曜日で休診ですが大阪に行ってきました。今年はレントゲン装置を入れ替える予定があるので、あるレントゲンメーカーさんのショールームに出向いて詳しい説明を聞いてきたのです。Face to Face で話を聞くと思わぬ良い情報が入って来ます。やっぱり LINE やメール、ZOOM等ではコミニュケーションに限界がありますね。頑張って出向いて良かったです。

天気が良いのでテクテク歩く。私の友人の診療所がこの丸ビルにあります。凄いなァ。でもあんまり羨ましくは無い。
LAのダウンタウンみたいなアメリカ村を通って目的地へ。左に写っているのはウーバー地蔵さん。
こんな写真を撮っている時点で、もう完全にお上りさん。

お昼時になったのでミナミのベジタリアンレストランにでも入ろうかと思ったのですが、どうも気が進まない。兎に角大阪駅まで戻る事にしよう。

折角大阪に出たのだから心斎橋のお洒落なカフェでも行けばいいのに、結局はJR構内のソバ屋で「かけそば大」を食べて帰ってきました。だって、ここの方が落ち着くんですもの。
イヤー、もうすぐ三田に着くぞ。嬉しいな。早くウッデイタウンに帰りたい。

今日は自分がいかに田舎者か良~く解った一日でした。

1999, Not Prince, Just a Mill

コーヒー好きの私。診療所では東京・金町のコーヒーハウスさんから直送してもらった煎りたての豆を毎朝ミルで挽いています。朝一番のお客様は診療室に広がるコーヒーの香りに「ン?ここはカフェ?」と勘違いされるかも知れません。

ホームメイドの蒸しパンとフルーツと挽き立てのコーヒーで、ああ、幸せ。

自宅でも休日にこのコーヒーハウスさんの豆を挽いて淹れてやろうと思い、アマゾンで小型の中華製コーヒーミルを購入しました。定価が1999円と破格なのですが、偶然タイムセールで1699円になっていて、更に破格の値段でゲットできました。

全然問題無く、奇麗に挽けました。ウーン、いい香り。

最近の中華製は品質が良いので心配はしていなかったのですが、予想以上の質感と性能に大満足。これで木曜と日曜の朝の楽しみがまた一つ増えました。

ブローネマルク・インプラントは、やはり、美しい。

英保歯科では開業以来ずっとノーベルバイオケア社のインプラントを使っている事を先日このブログでお話しました。

故ブローネマルク博士。御自身が執刀する手術が終わった後、自ら患者様にコップを手渡して「良く頑張りましたね。どうぞゆすいで下さい」と労いの言葉をかけられる、そのような人格をお持ちの先生だったそうです(小宮山先生談)。歯科医師たるもの、こうありたいものです。

約20年前、故ブローネマルク博士の開発された素晴らしいインプラント治療の方法を小宮山彌太郎先生から教わってスタートしました。小宮山先生にCTのフィルムや模型を宅急便で送って直接ご指導頂いた事や、ノーベルファルマ社の歯科衛生士、吉積先生が三田の英保歯科までわざわざ来て下さって(堂々と)オペのサポートをして下さった事など、懐かしく思い出されます。

埋入後約20年経過したブローネマルクインプラント。無駄を極限まで削ぎ落した、この直径3.75mmのインプラントは今でもとても美しいと思います。
約20年経過してもビクともしていません。メインテナンスの賜物ですね。

当時はDTXガイドシステムはおろか、コーンビームCTすら無かった時代で、「上顎は医科でCTを撮影してもらった方がいいね」と言っていた位です。今はSmart Fusion, DTX Guide, Ti Ultra, Xeal, On1 等々が使えて、まさに隔世の感がある進歩です。

それらを全て歯科医師の「腕とセンス」でカバーしていたのですから、この写真を見たら「我ながら良く頑張ってきたな。」と思いますし、当時の経験は全て現在の手術に活かされているのです。あの頃があって今がある、ですね。

こちらの患者様も70歳になられましたが、インプラントを入れてからずっと4か月に1回は必ずメインテナンスに来て下さっています。最新のインプラントを使う事よりもっと大切な事、それはメインテナンスなのです。

歯を抜いたまま放置した結果・・・。

昔虫歯で神経を取ってしまった歯の根っこが割れてしまって「抜くしか無いですね」と歯科医師に言われ、歯を泣く泣く失う事があります。抜いた後はブリッジかインプラントか入れ歯の3択になるのですが、「抜いたまま放置」という4番目の選択肢は無いのでしょうか?

恐らく横になっていた下の親知らずをずーっと放置していたせいで、その手前の下顎の7番(オレンジ)が虫歯になって抜歯に至ったのでしょう。
下顎の7番(オレンジ)を抜きっぱなしにして放置した場合、このような事が起こり得ます。上顎の7番(黄色)が噛み合う相手の歯を探して伸びてきます。(緑と赤の線の位置を比較してみて下さい)
伸びて来た7番と下顎の6番(オレンジ)が干渉し合うようになって(赤矢印)、それが気持ち悪いので無意識に顎を変に動かして避けようとし始めます。だんだん肩や顎がこるようになったり、夜間に歯ぎしりをするようになったりという事が起こり得ます。
下顎の噛み合う相手の歯を抜いて放置した結果・・。上の歯がドンドン伸びて来て、エライ事になっちゃいました。(緑と赤の線の位置を比較してみて下さい)

このような事態を避けるためには、この場合現実的には下顎の7番を抜いたらすみやかにインプラントを入れておかなければなりません。

もし常日頃から予防歯科に通院していれば、横になった親知らずも早めに抜いて、インプラントの相談も早めに出来て、良い事ばかりですね。予防するってやっぱり大切ですね。

Cooked by 子供達

今日は日曜日。午前中は家族とのんびり過ごし、午後は Nordic Walking をしながら診療所に行って事務作業やオペの準備をして、夕方はフードコートでワイワイ食事をしたりと有意義な1日でした。

お昼ご飯は焼きそばとポトフでしたが、共に子供達が作ってくれました。美味しかった。更にはケーキ等のデザートまで作ってくれました。これだけ上手に料理ができるなら、いつ結婚しても大丈夫かな?

もうすぐお母さんの誕生日。上の子がスポンジから全て作ったそうです。頑張ったね。なお、ろうそくの本数は年齢とは一切関係がありません。
上の子がカステラを利用してチョチョイのチョイと作ってくれました。
こちらは下の子の力作です。盛り付け、細部にまでこだわっていますね。

我が家には4人の子供がいるのですが、ちなみに、これらは小6と小2の男子二人の作品です。上の女子二人はただ食べるだけ・・・。おーい!

まあ、男女平等・ジェンダーフリーの時代だから別にいいけど、ご理解のある伴侶に巡り会えると良いね。

N様のN95マスクはAwesome!

以前このブログで、芦屋在住の起業家N様がコロナと戦う医療従事者を救うために、最高品質のN95マスクを安価で販売する計画をされているお話をしました。

N様自ら製品仕様をプロモーションして中国の一流企業に於いて製造し、日本に直輸入・低価格の維持のために直販される予定です。

こちらがその N95 Niosh です。

そのN様が本日、三田の英保歯科に御来院されました。N様が作られただけに「N 95 N Special」とも呼べるこのマスク、前回お会いした時から使用させて頂いておりますので、今日私なりの感想や意見をフィードバックさせて頂きました。少しでもお役に立てたなら良いのですが・・・。

こりゃイイワ。販売ルートが決まったら私も早速購入させて頂くつもりです。友人の歯科医師にも現物を差し上げて教えて上げよう。このブログやSNSでも紹介しますね。安くて良い物を誠実に販売し社会貢献しようとしている企業は、当然、高く評価されるべきですからね。

眼鏡が曇らないし、やはりN95 なので「全く苦しくない」といえば嘘になりますが、オペに集中している時には呼吸のタイトさを完全に忘れる事ができる程の楽さです。これなら大丈夫。

オペが終わってホッと一息ついてコーヒーをすする時にはちょっと不便でまごついたりしますし、外すと「フー」と深呼吸してしまうのも事実です。実は私はコロナをあまり怖がっていない(むしろ免疫能を高める工夫が大切かなと思っている)のですが、平時であっても、このような素晴らしいマスクのお陰で「金属や歯やレジンの削りかすを肺に吸い込まないで済むな。」という安心感は凄いですね。

N様と、この「N95 Niosh 」との素晴らしい出会いに感謝しています。イヤー、断捨離のお陰か、最近楽しい事が多くて、本当に有難いわ。

Budweiser はアメリカの味

昨夜からずーっと「モノ捨て」をやっています。何年も開いていない英語の本などをかなり捨てました。売りに行くと「高く売れた」とか「あんなにあったのにこの値段?」とかいった邪念が平常心を乱しますので、潔くホームセンターのリサイクルボックスに放り込みます。

ヤフオクやメルカリで売れそうな電化製品も潔く粗大ゴミに出します。過去にヤフオクで売ってみたりした事があるのですが、嫌な思いはしていないのですが、そこそこの値がついたからと言って凄く嬉しかった訳でも無くモヤモヤした気分にもなったりして、あの時得たお金と今も心に残っている(そういえばヤフオクで売った時に色々とやり取りがあったなァ・・・。という)記憶とを天秤にかけると「あのような記憶が心に残ってしまうのに値するだけのメリットが無い」と思ってしまうのです。つまりはどちらかと言えば、私にとっては「不快」なんでしょうね。

ところで、1年半前に米国の学会参加時 LA のスーパーマーケットで買ったアルコール入りのBudweiser を1本、私の部屋の本棚に飾っていました。賞味期限がとうに切れているので中身を捨てて空き缶はリサイクルの出そうと思ったのですが、「まあ、それでも。」と思って冷蔵庫に入れておきました。

奇しくも今日の晩御飯はタコ焼きパーティー。アツアツのたこ焼きを口腔内に入れて過剰な刺激を与えると、舌ガンや歯肉ガンになる可能性があるかも知れません(笑)。やはり冷たい飲み物で冷やしてガンを予防しようと思い、超賞味期限切れ、アルコール入りのビールを(家族の許可を貰って)飲んでみました。

ウーン。Budweiser はアメリカの味でした。少々酔ったのも手伝って、一気に米国での楽しかった思い出が蘇って来ました。「英語や米国もそろそろ断捨離・・・。」と自分の心に封印していたのですが、今日の Budweiser の(賞味期限切れで決して美味しくもない)味が私の米国に対する思いに再び火を着けました。

1年半ほどこんな風に飾っていたのですが、中身を捨てて空き缶も処分するつもりが、中身は飲んで、空き缶は再度この場所に戻って来ました。このBudweiser の空き缶には私の米国への想いが一杯詰まっていて、やっぱり捨てられない。

現在計画中の臨床研究の倫理審査が通過して良い研究結果が出たら、来年あたりそれを米国顕微鏡歯科学会で発表したいと夢見ています。ZOOM じゃなくて飛行機に乗って行って、リアルサイトでやりたいですね。

色々と頑張ってみますね。皆さん、どうか見守ってやって下さい。

断捨離は何回かに分けて。今回はまず1/3を捨てる。半年後更に1/3を捨てる。

今は水曜日の夜中です。帰宅してからずーっと部屋の片付け(=不要なモノを思い切って捨てる=断捨離)をしています。明日の木曜日も1日続けるつもりです。

私の部屋は、ちょっと油断するとモノの占有率が 120% になってしまいます。常にモノの占有率を 60% 以下にまで下げておきたいのですが、私もどちらかと言えば「もったいない」性分の人間ですので、今現在自分の部屋にあるモノの半分を一気に捨てる勇気はなかなか持てません。

そこで今回の作業(1回目)ではモノの 1/3 程度を捨てて占有率が 85% になるように頑張っています。半年ほど待てば今回捨てたモノの存在すら完全に忘れてしまいますので、再度( 2回目の)断捨離をして部屋のモノの 1/3 を捨てる予定です。それから更に半年後に再再度・・・。

ただ、私も意思が弱いので、この待っている半年の間にもドンドンモノが増えてしまいます。気を付けてなるべくモノを買わないようにしているのですが、気が付けば Amazon でガジェットを買ってしまっています。大体夜パソコンを見ていると買っちゃうんですよね。

今回の断捨離中も、例えば段ボールの中を整理していて「そういえばこんなスマホホルダー買ったなあ。買った事すら忘れてたぞ。ポイ。」なんて事が何度もありました。

大きなモノは、それをゴミステーションに出しに行くのが邪魔くさいので、ついつい部屋に置きっぱなしにしがちですが、もう春がきますし、窓を全開にして思い切って1回目の断捨離をされては如何でしょうか?

モノ(≒不毛な物)とコト(≒不毛な人間関係)を断捨離して出来る広ーい空間には、幸せの青い鳥がいっぱい入って来てくれますよ。保証します。