「院長日記」カテゴリーアーカイブ

「断捨離し過ぎ」はあるか?

英保歯科のファミリーのお客様は長年予防やメインテナンスに通院して下さっていますので、例えばインプラントのコンサルテーションをしている時でも既に私との距離感が非常に近く、個人的にもお互いの信頼関係が出来ている事を肌で感じます。また、そのような方の多くがこのブログを熱心に読んで下さっています。有難う御座います。

先日あるミドルエイジの女性が「英保先生のブログをいつも読んでいます。先生の真似をして断捨離ばかりしてたら、モノを捨てすぎて、断捨離し過ぎましたよ(笑)。」と教えて下さいました。私は「大丈夫。またすぐ増えますよ(笑)。」とお答えしました。

現在の私の部屋も診療所も、ゴミ処理場やリサイクルに持って行く予定のモノが山積みになっています。1年程前に徹底的に断捨離して減らしたにもかかわらず、です。

捨てても捨てても、要約すれば「これ買ってくれ、あれ買ってくれ、私達に儲けさせてくれ。」のダイレクトメールやポスティングがポストに投函され、スマホやPCには同様のメールや「自慢」のSNSの投稿が果てる事なく届きます。

一生使えるような高級な物はほとんど増えないのですが、Amazon で買った中華製のガジェット(電気製品)や¥100均のグッズ、ユニクロの服等が、結構気を付けていてもドンドン増えて部屋を占領してきます。

こないだ、またやっちゃいました。結局、使っていません・・・。

ですから「断捨離し過ぎた!?」と心配しなくても大丈夫です。モノもコトも、いくら捨てても捨てても、まるで夏場の雑草のようにドンドン増えて来て、気が付けば周囲に充満していますから。

ただ、本当に大切な人と、一生ものの高級品だけは捨てないように。2度と取り返しがつきませんので、その時だけは慎重に、言葉や行動に最大の配慮を払いましょう。後は、捨てよう。

桜、さくら、サクラ。

今日は木曜日。英保歯科は休診ですが、25日なので事務作業をしたり、大阪に出かけたりと、充実した一日となりました。

桜。夙川在住の起業家、N様が散歩道で見つけた満開の桜の写真をLINEして下さいました。
N様の御家族の「早咲ちゃん(女の子)」も「早咲き」の桜にご満悦のようです。美人の彼女は純血種ではなくダブルだそうです。私は純血種などという事には全く価値を感じず、むしろ彼女のように唯一無二の個性がある方が好きなのですが、皆さんはどうですか?

英保歯科とLINEで繋がって下さっているお客様は時々このようなパーソナルな写真を送って下さいます。皆様、有難う御座います。

さくら。休日のゆったりした朝食の後、デザートにさくら餅を頂戴しました。龍野からお見えになるお客様から頂いた播磨新宮・大黒屋丹治のお菓子です。口一杯に春の味が広がりました。K様、いつも有難う御座います。
サクラ。家族で唯一新幹線に乗った事の無い末っ気が「新幹線が見たい」というので、家族揃って新大阪駅まで行ってきました。入場券は2時間まで有効。家族の他のメンバーは1階の売店を物色。私はあちこちのホームを登ったり降りたりと、元気な小学2年生に2時間たっぷり引っ張り回されましたが良い子供孝行ができました。
九州新幹線・N700系サクラの先頭車両の前でセルフィー。

昨日、バッサリ散髪しました。春を迎える準備万端です。
英保歯科にも良い春が来そうな予感がしています。

毎日コツコツと

少しずつでも毎日継続する事が大切ですね。

「(大きなステップよりむしろ)小さなステップを続ける事の方が重要です」・・・確かに!

私も肝に命じて、コツコツ頑張ります!

予防に興味の無い人「あるある」

歯が痛い時だけ電話をして来られる方がおられます。先日の朝、10時頃に電話がかかって来て、「歯がグラグラして痛いから、今日の午前中に診てくれる?」との事。アポイントに空きさえあれば対応させて頂くのですが、最近ファミリーの方の治療で非常に忙しいので、ほぼ後日のご案内となってしまう事がほとんどです。申し訳ない事です。

結局、3日後に御来院頂きました。こちらの初老の紳士は約2年ぶりの来院になります。「(歯周病で)グラグラになってしまった歯を抜いて欲しい」との事でした。今回もご希望に沿ってそのようにさせて頂きましたが、重度の歯周病で随分と歯の数が減ってきています。

過去数年来のお客様で、今まで何度も予防歯科やメインテナンスの重要性を一生懸命お話させて頂いたのですが、私の説明が下手なようでご理解頂けないようです。あまりしつこいのも良く無いでしょうから、最近はお話しないようにしています。

別の方ですが、この方と同様に過去に何度も何度も説明したのですが伝わらず、結局予防歯科に価値を見出せなかった高齢のお客様がおられます。最近ついにほとんどの歯を失って大きな入れ歯になったのですが「まともに食べられないから、食事が(≒生きている事が)おっくうになってきた。」と仰っていました。「歯を失った方は皆さんそのように仰いますね。」とお答えしました。無言でしたが、非常に後悔されているような表情でした。

ところで、このような「予防やメインテナンスを受けない中高年の方」に共通する特徴があります。それは
①問診表に書き切れないほどの薬を飲んでいて、「多すぎて書けないから、お薬手帳を見て欲しい」と渡して下さる事が多い。
②糖尿病や心筋梗塞や脳梗塞など、歯周病と関連する病気を持っている。
③歯が抜けているので皺が増えたり、口元が貧素に見えてしまい、どうしても年齢より上に見えてしまう。

こちらの方もやはり、お薬手帳と糖尿病と歯周病の3点セットでした。日頃から予防歯科を実践していたら、3つとも防げたかも知れませんね。

全身の健康と歯の健康は密接に関係しています。歯は大切にされた方が良いですよ。

日本BBMの乳酸菌は兵庫から

夙川在住のN様から、またまたユニークな製品を紹介して頂きました。地元兵庫は川西にある日本BBM研究所が何十年という歳月をかけて開発した植物性乳酸菌です。

注)現在は入手困難となっているようです。

早速今日から試してみます。N様、日本BBM様、またフィードバックしますね。

植物由来乳酸生菌の原液100%
プロティクイーン イエローラベル
植物由来乳酸菌だけの圧倒的な効果を体感できます。特許製法でつくられた安心の乳酸菌原液です。厳選した素材のみを使用し、化学物質は一切不使用。天然素材のため副作用が少なく、時節や発酵による変化があります。

との事です。

注)現在は入手困難となっているようです。

普通の乳酸菌は酸に弱いので胃に入ると胃酸で多くが死滅してしまいます。プロバイオティクスを試みる時にもこれがハードルになるのですが、植物乳酸菌は強靭で有能だそうです。

私は大学院時代、岡山大学の理学部と歯学部の口腔細菌学講座に出向し、細菌学の研究をしていました。ですからこの日本BBM研究所の御苦労や御努力がどれほどのものか、良くわかります。細菌を培養して良い結果を出すには、気の遠くなるような時間と根気が必要なのです。

親子2代に渡ってコツコツと研究をされ、更にはその息子さん(先代のお孫さん)は東京農業大学で生物学を勉強中との事。父親が歯科医であったために歯科の道を選んだ私自身の境遇と照らし合わせても、心から応援したくなっちゃいます。

南淡路のオリーヴオイル

オリーブといえば小豆島。岡山大学病院で働いていた頃は「日本のエーゲ海」と呼ばれる牛窓や小豆島に遊びに行っていましたので、小豆島には思い入れがあります。

でも、兵庫県(三田市)に戻って来てからすっかり淡路島の虜になっている事は私のブログの読者ならご存知の事と思います。

さて、このブログで時々、夙川在住の起業家N 様のお話をさせて頂いておりますが、彼の友人が淡路島で運営されている南あわじオリーヴ園で採れたオリーヴオイルを戴いちゃいました。N様、有難う御座います!南あわじオリーヴ園ではイタリア産のオリーヴに拘って栽培されているそうです。

イタリア製の金泊細工の切手の前で写真を撮ってみました。ええ感じでしょ?
私のブログの読者なら、私が淡路島 LOVER である事は御存知でしょう?
今日からは「オリーヴといえば南あわじ」と言うようにしますね。
今日の休日の朝食。パンプキンのパンに少しかけて頂きました。凄い!これだけで西山の味がイタリアの味に変わったやないか!
私は今日一日パソコンの前に座っていました。東京まで行かなくてもZOOMで配信してくれるから本当に助かります。
ドライブに出かけた他の家族メンバー(5人)はやっぱり淡路島まで行って来たそうです。「奇跡の星植物館でマジックショーをやっていて、2回日本チャンピオンになった人からこのドナルドを貰った。嬉しかった!」と言って末っ子が見せてくれました。
妻からお土産を貰いました。淡路島産イカのパスタにもオリーヴオイルをかけていただきました。こちらもイタリアの味になりましたよ。

私もこの南あわじオリーヴ園を陰ながら応援したいと思います。一度行ってみたいな。

N様から春の便りが届きました

関学出身の実業家、Y様の御紹介で私とご縁があったN様。N様はこのブログにも時々登場して頂いている夙川在住の起業家です。英保歯科とLINEで繋がっており、時々パーソナルな話題を送信して下さるので私と個人的に盛り上がっております。

夙川の桜は開花が始まったそうです。LINEで写真を送って下さいました。きっと三田ももうすぐですね。

このN様とお話をしている時は、まるで外国人と会話している時のように自由に、素直に意見を口にする事ができます。それもそのはず。このN様はネイティブ並みの中国語を操る日本人離れした国際人で、世界を舞台に活躍されているのです。

私の感覚も普通の日本人とは少々違っているようなので、N様には自分らしく楽に話せるのも当然ですね。

N様のお話を聞いていると、彼の友人に会ってみたいとワクワクしてきます。お話に登場する人物は皆「自分の力で何かをしようとしている・熱い思いを持っている」起業家ばかりなのです。彼らに会えるなら、日本流にお酒を飲みながらなんてもったいので、昼食でも食べながら(しらふで)お話を聞いてみたいなァ。きっとペスカタリアンの私でもスッと受け入れて貰えそうだ。ああ、想像しただけで楽しそうだ。

このブログでお話しているように、最近こういった素晴らしい出会いが本当に多くて、楽しくて仕方がありません。こういった素晴らしい出会いがあるたびに「見たい。聞きたい。体験したい。人生やりたい事が多過ぎて、短かすぎる。まあ、とにかく、一瞬一瞬を大切にして生きて行こう。」と思うのです。

皆さんはどうですか?普段からモノ(正気の流入を邪魔するもの)とコト(不毛な人間関係)の断捨離を断行して、「良運・良縁」が入る余裕を意図的に作っていますか?

10万人のフォロワーより10人のブログ読者

今日は神戸・長田からお客様がお見えになりました。彼女は神鉄の端から端まで乗り継いで、更にバスで移動して来て下さったとの事。遠路はるばる有難う御座いました。ウッデイタウンは空気も街も奇麗ですから、英保歯科からウッデイタウン中央駅か南ウッデイタウン駅まで歩かれるのもオススメですよ。

彼女は神戸の審美歯科医院に根気よく通われて、いくつかのセラミックの詰め物や被せなどをして貰い、紹介を受けた矯正歯科でインビザライン矯正も受けられていたそうですが、どちらにも中断して行かなくなった(行きたくなくなった)そうです。

「自分に合う歯医者をインターネットで探しまくった」そうで、英保歯科のHPを見て「こんな先生に診て欲しい」と思って来て下さったそうです。
しまった!散髪でも行って、もうちょっと奇麗にしといたらよかったな。ボサボサ頭で失礼致しました。

今日は連休前で超多忙でした。疲れ果てて帰宅したら、妻が(肉を食べない私のために特別に)マグロでハンバーグを、小6の息子はこんなデザートを作ってくれていました。

HPのどこに魅力を感じて下さったのかはわかりませんが、私の肩書きではなく、私のブログを読んで興味を持って下さったのなら、より嬉しいですね。

私は Twitter もインスタも一切やっていません。Facebook もほぼほぼ見ていません。やっているのはこのブログの更新だけです。

私にとっては 10万人のフォロワーは何の意味も持ちません。多分、嬉しくもないし、興奮もしないし、自慢もしないだろうな。

少数であっても、私のブログに共感して下さる方が居て下さる方が遥かに幸せなのです。

美人で謙虚で、その上・・・

昨夜は診療終了後武庫之荘まで行って来ました。月一回のペースで開催されている、ノーベルバイオケア社主催のインプラント治療の勉強会に参加する為です。

この勉強会は非常にユニークです。それは、技工士の先生も多数参加しておられて、歯科医師と技工士がお互いにリスペクトし合い、非常に活発なディスカッションが行われる「唯一無二」の勉強会だからです。関澤様や天野様を始め、ノーベルバイオケア社のスタッフの皆様も深夜まで熱心に勉強されている姿を拝見し、さすがブローネマルク博士の哲学を継承するインプラントのリーディングカンパニーだなと敬服しています。

もう一つの楽しみは高い志(こころざし)を持った若い先生方に出会える事です。意外と人なつっこい私は誰にでもホイホイと話かけてしまいます。

昨夜名刺交換をさせて頂いた佐々木先生は神戸大学病院の口腔外科医、新進気鋭のホープです。その優秀さは内に秘め、非常に謙虚な態度の大和撫子でした。美人で謙虚でその上の優秀な口腔外科医なんて、尊敬しちゃいますね。

いつもより目尻が下っています。

DDOの山下茂子先生もそうですが、最近は医療の分野でも女性の活躍が顕著ですね。日本もやっと先進国の仲間入りの入り口に来たようです。

「英保先生の所に連れていって」

今日、過去に前歯を何度か怪我して、欠けたり脱落したりした男の子(けや小5年生)がお母様と一緒に来院してくれました。

けやき台小学校の健診にて

先日の日曜日にも又前歯を打って折ってしまい、救急で休日診療をして下さっている歯科医院で処置を受けたそうで、今までずっと通っていたかかりつけ医もあるのですが、この度当院への転医を希望されての来院です。

「どういういきさつで転医を希望されるのですか?」とお伺いしたところ、

この少年がお母さんに「英保先生に診てもらいたい。去年の歯の健康集会(←けやき台小学校の4年生を対象に私が年1回だけ行っている授業)で英保先生に質問した時にあててもらったから、英保先生が好き。」と言ってくれたそうです。それでお母様が英保歯科のHPをチェックして下さって、予防歯科という点にも共感して頂けて、この度のご縁に繋がりました。

救急で受診した歯科医院では「前歯の2本をかぶせにしてしまった方が安心してスポーツができるよ。」とアドバイスして頂いたそうです。そういう考え方もあるでしょうが、私は大きく歯を削る事はギリギリまで避けたいと考えます。
「まだ小5だ。彼の人生の先は長い。一日でも長く自分の歯を残してあげたいから、安易に大きく削る事はできないぞ。接着の技術を駆使して、何とかしたあげたいな。」と。

子供達、若者、若いお父さんやお母さんの交流は、多くの気付きや学びを与えてくれます。このような機会が持てる環境(職種とポジションと開業場所)にある幸せに、感謝しかありません。ああ、有難い、有難い。

「授業で手を挙げた時に当ててもらったから、その先生が好き。」という感覚、自分の子供の頃を思い出したら良く解りますね。

何歳になっても、この感覚がわかる感性を持ち続けたいものです。