「院長日記」カテゴリーアーカイブ

真冬の車中泊もまた楽し

開業医は土曜日に働らかなくてはなりません。私の世代は小中高はもちろん、大学生の時にも土曜日の授業がありましたので、人生において「毎週末が連休」というようなゴージャスな暮らしをした事は無いのです。
でも日曜日に加えて平日の木曜日にも休みがあるので、水曜日と土曜日の2回「明日が休みなので気楽だなァ」という、良い思いが出来る事も事実です。

その気楽な夜や休みの日に、近所の道の駅で「真冬の車中泊」の練習をしています。
換気の為に少し窓をすかしてから、兄からもらったイワタニのストーブでお湯を沸かしてコーヒーを淹れます。
弟からもらったランタンに火を入れ、それをボーッと眺めながらコーヒーを飲む。シューっという音がなぜか心を静めてくれる。多少の暖房にもなるし、カセットガスのランタン、侮り難し。
You Tube を見ながら一杯やって至福の時を過ごす。
グッズに拘ってお洒落な雰囲気を作らないと、車上生活者に見えちゃいますから。

これから車中泊を始めてみたい方は、新車ならスペーシアベースという車が良いかも知れません。NV200ワゴンも快適そうですよ。

謹賀新年

皆様、新年あけましておめでとうございます。
元旦の今日は天気も良く、穏やかな新年をご家族仲良くお迎えになっておられると思います。

私はといいますと、家で地味に正月休みを満喫しております。
末っ子とキャンピングカーの掃除をしたり、ダイソーで買って来た材料で車窓の断熱の工夫したりして遊んでいます。子供の時に返ったようで、熱中して時間が経つのを忘れる程です。
ここ2日連続で、その末っ子を寝付かせた後の深夜にそっと布団を抜け出して道の駅フルーツフラワーパークで車中泊の練習をしています。
練習の結果、外気温-2℃の真冬でも車中泊する自信が付きました。
(冷暖房のためにアイドリングしておくのは車中泊マナー違反。ポータブル電源と電気毛布は必須です。)

元旦の朝はキャンピングカーの中で迎えました。軽四の狭く寒い車内なのに、不思議な程良く眠れるのは何故?誰か理由を教えて。
元旦の朝をフルーツフラワーパークで迎える仲間の多い事。初日の出を拝むために車外に出て、冷たい空気を胸一杯吸い込んだら「今年も頑張ろう!」と元気が出てきました。
美しい初日の出を拝む事ができました。「早起きは三文の得」とは良く言ったものだ。
ウッディタウンに戻って、はじかみ池公園から再度初日の出を拝む。
「今年一年、我が家にも、スタッフの家庭にも、英保歯科のお客様の家庭にも幸せが来ますように。そして世の中の戦争や紛争やイザコザが一日も早く終結して、世界中の家庭すべてにも幸せが来ますように。」と手を合わせてお祈りしておきました。

2022年の仕事納め

今日から 8 日間、長いお正月休みに入らせて頂きます。私が30歳代の頃は4日程度、40歳代の頃は5日程度の休みでスタッフと共に頑張ってきたのですが、60歳代になりましたので、長目の休みを頂いております。長年に渡り、仕事中に質の高いパフォーマンスを求め続けている英保歯科のスタッフにも、正月くらいは充分な休暇を与えてあげたいという思いもあります。ご容赦下さい。
(正月休みであっても、三田市歯科医師会の30歳代や40歳代の若い先生方が中心になってしっかり対応してくれますのでご安心下さい。)
今朝はお一人急患さんを診させて頂いて、その後は駐車場の掃き掃除を念入りに行いました。普段はけやき台幼稚園の送迎の車でにぎやかな英保歯科の駐車場も、今朝はシンと静まりかえっています。幼稚園も今日から休園のようですね。最近は(年齢のせいか)この「ノイズレスな静かさ」がますます好きになってきました。

駐車場や周囲の道路を時間をかけて綺麗に掃き上げました。掃き掃除をしている時は暑さ寒さも邪念も忘れて一心不乱にやっております。ちょっとした瞑想をしているような感じ、かな?
2年ほど前にコーナンから連れて帰って我が家の家族になった「うさお」さん。2023 年はあなたが主役の年ですよ。お父さんでもめったにもらえない高級ぶどうを食べさせてもらっています。チクショー!

2022 年下半期の英保歯科は自分の思い描くような理想的な雰囲気に包まれ、充実した歯科医師人生を積み重ねる事ができました。私の理念の良き理解者であるスタッフとお客様に心から感謝申し上げます。

皆様、いつも本当に有難う御座います。

あなたの経営コンサルタントは輝いていますか?

世の中が不景気で経済状況が悪化すると、真っ先に痛手を受けるのは中小企業です。

中小企業どころか従業員10人以下の超零細個人商店を運営している私には良くわからないのですが、いわゆる「株式会社」は社長や社員が運営に失敗して大きな経済的損失を出しても「責任を取る」だけで済むはずで、出してしまった損失分のお金は自腹で穴埋めする必要は無く、株主が負担(補填)してくれるシステムになっていると思うのです。違いますかね?もしそうなら株式会社の社員の方は色々な方向にチャレンジしやすいですよね。

朝日新聞が作った名言「歯科医院はコンビニより多い」でも解るように、歯科医院経営は決して楽ではありません。男なら(失礼!女でも)誰でも、人生を賭けた自分の商店の規模を拡大して大成功し、マセラッティかフェラーリに乗って同窓会に行きたいと思うのではないでしょうか?(私は思わんけど・・・。)

で、先行き不安な歯科の世界でも、自称「歯科業界に特化した経営コンサルタント」という方からダイレクトメールやSNS経由のアドなどが私達開業医に向けてバンバン送られて来ます。経営コンサルタントは自身の成功経験や豊富な知識から進むべき方向を示唆してくれる有難い存在です。コンサル料はかなり高いけどね。

私は過去に単発のコンサルを3回受けてみた事があります。3回共にサブスク契約に誘導する為の「初回お試しコンサル」だったので比較的安価でしたが、それでも3時間3万円程度の値段でした。

喋るだけで時給1万円、受講生が10人なら時給10万円の仕事なのですから、多くの人が経営コンサルタントで食って行きたいと思うはずだわ。資格が無くてもできるし。手を動かして、コツコツ歯を修理してナンボの歯医者からみると羨ましい話です。(本当はあんまり羨ましく無いけど・・・。)

その単発で受けたコンサルタントの方々は「いかに自分が言う通りにすると儲かるか」という話を一生懸命喋って下さいました。勉強になる事も多々あり、試しに取り入れてやってみた事もありますが、結局は続かなかった。

自分の価値観と同じ価値観を持っている経営コンサルタントのアドバイスだと、継続する事ができたのかも知れません。経営コンサルタントは「経営」コンサルタントなので、私には合わないのかも。哲学者のアドバイスの方がきっと従いやすいと思うな。

こんなアドバイスの方が好きです。

経営コンサルタントに付いて行けないもう一つの理由は彼らが本当の意味で「輝いていない」からです。身に付けているものや乗っている車は超高級で素晴らしいのですが、体から出ているオーラの量が非常に少なく弱弱しい。質素な制服を着て駅のトイレの掃除をしているスタッフの方でも、まばゆいばかりの光量のオーラを放っている人を見つける事が多々あります。

岡山大学の同級生の阿久津先生。生き方そのものがヨギーのような人です。彼のオーラの「透明さ」が見て取れますか?
彼と比べると私の生き方は全然で恥ずかしい限りですが、私は私らしい色のオーラを出し続けたいと思います。

高級スーツで武装してベラベラ喋っているコンサルタントを見ると、「コンサルタントさん、口で言うだけじゃなくて、手を動かして、体を使ってやって見せろよ。男だろ。(失礼!女でも。)」と思います。
もしそうしてくれたら、こんなへそ曲がりの私であっても圧倒されるような、まばゆいばかりの光量のオーラが 出るようになるかも知れませんよ。

え、そんな事必要ないって?それは失礼致しました。

実家の家族で高知旅行

宍粟市・山崎町で一人暮らしをしている母親と、大阪に住んでいる私の兄と弟との4人で高知県に家族旅行してきました。

行きはこんな経路。三田→宍粟→龍野→岡山→香川→高知です。
瀬戸大橋!
与島PAで昼食。岡山大学時代に慣れ親しんだセルフうどんのスタイルは中四国では定番。
2玉(大盛)にしたが、関西の2玉よりはるかに多く、すっかり満腹になりました。
いざ、四国へ上陸。

高知では、城西館という老舗のホテルに宿泊しました。夕食もここで戴きました。

到着後タクシーにて市内を案内してもらいました。運転手さんのお遍路さんや宗教に関する知識が豊富で驚きました。
土佐といえば鰹のたたき。藁で焼くのが本式です。
迫力満点。
さっき焼いたばかりの鰹がテーブルに。藁で焼いているので、スーパーで売っているタタキとは香りが全然違います。

翌日はまず朝市にGO!

高知の朝市は木曜と日曜に開催されます。日曜日の朝市はビッグスケールですが、この木曜日の方は申し訳程度です。

母親が「高知の朝市に行ってみたい。」と言ったので高知旅行になったのですが、母親はこの木曜日の朝市を見た瞬間に「これやったら、もうええわ。桂浜に行こ。」と言い出しました。トホホ・・・。

桂浜に到着!
期間限定で龍馬像とほぼ同じ高さの足場が組んであり、100円で龍馬の顔の高さに登れる展望台がありました。
こんなに近くから見れるなんて、ラッキーです。
龍馬と共に太平洋を望む
桂浜のお洒落なショップ群が来年の3月にグランドオープンします。偶然、数日前からプレオープンしており、こちらもラッキーな事でした。
お洒落なお土産屋さん。
四万十コーヒーもゲットしました。
リラックス中。
帰りは淡路島経由で関西に向かいます。
淡路島は私のテリトリー。自信を持って勧める事のできるお寿司屋さんに案内しました。
安くはないけど、明朗会計。もちろん味は最高です。
私は海鮮丼を頼みました。
美しい淡路の海岸のサンセット。淡路島は最高です。
三田に着いてから、山崎まで母親を送って、また帰ってきました。強行軍で疲れましたが、まあまあな母親孝行ができて良かった、良かった。
皆「良い思い出になる。」と喜んでくれました。

「スマホ断ち」した結果は?→「あ~静か。」

あるプロ野球選手がスマホ断ちして良い成績を収めたという記事を読んで、私もスマホ断ちしてみる事にしました。

仕事で使うので完全にやめる事は難しいですが、メールやちょっとしたニュースなどを見たら「ポケットに入れる前に電源を落とす」というルールにしてみています。
はじめはしょっちゅうポケットから取り出して画面を見ようとしていたのですが、電源が入っていないので見る事が出来ず「そうか。スマホ断ち中だったな。」と気が付いてポケットに戻すという行動をひんぱんに繰り返していました。
無意識にスマホを取り出して見ていた回数が半端じゃ無かった事を悟り、ある意味恐ろしくなりました。

電源オフのルールにして約1週間経ちました。すっかり慣れましたよ。

家族そろって食事をする時に時々スマホを取り出して見ていたのは私だけ。子供たちは誰もスマホを持っていませんし、賢明な妻はそんな事をしませんから。今から思えば、食卓で自分がやっていた事を振り返って恥ずかしく思います。

「スマホ断ち」した結果ですか?「とにかく、静かになった。」というのが感想です。やかましいと感じるのは音だけでは無い事に初めて気付きました。
音だけでなくゴジャゴジャとした大量の情報もまたノイズであり、やかましいと感じるようです。少なくとも私には。

スマホの電源を切ってしまえば、誰もいない海岸に停めた車の窓を開けて、寄せては返す波の音だけが聞こえてくる。目を閉じて鼻から深呼吸してじっとしている。そんな気分になれますよ。

こんな感じです。学生時代の良い思い出がいっぱい詰まった最愛の場所、牛窓の西脇海岸。

思っていたよりずっと良かったので、皆様にもオススメしたいと思います。

「手に職がある」と、どうなの?

先日、私が園医を務めている幼稚園に健診に行った時の事。年齢が上がるにつれて、虫歯にしている園児がちらほら出てきます。健診後の総評で園長先生とゆっくりお話する機会に恵まれました。

私:「私は33歳の時に三田で開業してから27年間ずっと、この地で予防歯科の普及に精一杯努力してきましたが、いまだに虫歯にしている子が残っているのを見て残念です。でも、私は今年還暦を迎えて、自分でも何十年も良く頑張ってきたなと思います。もう、園長先生のような若い世代の人にバトンタッチしてもバチは当たらないでしょう。そろそろ若い人達で頑張って予防歯科を普及して行って下さいね。」

園長先生:「イヤー、英保先生はお元気そうだから、まだまだ頑張って下さい。」

私:「皆さんはもう、責任を持って社会を良くして行かないといけない年齢なんですよ。いつまでも人にやらせようとするのはダメ(卑怯)でしょう。次の世代の人達で予防歯科の普及を継続してして下さい。」

園長先生:「・・・。でも、医療も商売だから、虫歯が無くなって患者さんが居なくなると売り上げが減って困るんじゃないですか?」

私:「『商売の規模が大きくなったり、売り上げが伸びるのが善』という人達に何回言っても信じてもらえないし、伝わった試しが無いのですが、我々「手に職」がある人間は、自分の腕と知識で人を幸せにして自分も幸福感を感じる事ができるので、『売上が伸びた』と自慢をする必要が無いんです。だから、収入が減っても(食べてさえ行けたら)不幸にはならないんですよ。解りますかねェ?多分信じてもらえないでしょうねェ・・・。え、解りますか!
だったら、青年会議所などでも年商や商売の規模を自慢するレベルよりワンランク上の会話が弾むようになると良いと思いませんか?」

園長先生:「確かにその通りだと思います。」

私:「是非、皆さんのような若い人達で日本の社会を良い方向に引っ張って行って下さい。」

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先日のブログに登場した筑波大出身のリケジョさんは先日「私は自分の研究を通じて世界中の人を幸せにしたいんです。お金じゃ無いんです。でも、いくら『お金じゃない』と言ってもこの価値観が伝わらない人が余りにも多い。」と嘆いていました。

私:「先生(彼女の事)の言っている事やその経験は、少なくとも私には良く理解できるよ。私は英保歯科のお客様2000人だけしか幸せにできないけど、それでも自分の知識と腕だけで2000人もの人を幸せにする事ができる。これって自分にとっては身に余る程に素晴らしい事だと思えるね。先生は地球上の全ての人を幸せにできる研究結果を出せる可能性があるのだから、もっと凄いけどね。先生ほどの能力と熱意と努力があれば、きっと夢は叶うよ。」と、彼女に話しておきました。

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私は(良心的で道徳的な)大工さんを心の底から尊敬する事が出来ます。彼らは自分の腕と知識で多くの人を幸せにしているからです。歯医者と相通ずるところを感じるから、尊敬できるのです。同様に、自動車の組み立てをしている工員や、安全な野菜を作っている農家の方なども、心の底から尊敬できます。

最近の私は「歯医者ほど幸せな仕事は無いな」と心の底から感じており、親が歯医者で自分が歯医者になる運命にあって良かったと思っています。そして三田のウッディタウンという素晴らしい地で開業する縁があった事にも心から感謝しています。

世の中の断捨離ブームは去ったけど

ウッディタウンから伊丹に引っ越されてからも以前と変わらず、4か月毎の予防治療のために三田の英保歯科に通院して下さっているお客様がおられます。英保歯科の事をそれだけ信頼して頂いている証(あかし)だと思うと、歯医者としてというよりむしろ一人の人間として、こんなに有難く幸せな事があるかものか?と心より感謝しております。

その方はいつも来院時に私のブログの感想を一言述べて下さるのですが、今回は「英保先生、最近はブログも断捨離ですね。(頑張り過ぎは良くないので)良い事だと思いますよ。」と言って下さいました。

少し前まで毎日毎日ブログを更新し続けていたのですが、ある方からブログの内容に関して酷い言われ方をした事がきっかけで「やる気が失せ」てしまったのです。その方の言い分が正しいのだと思いますので、「私(英保)が悪い。私(英保)の性格が悪い」という事でオッケーなのですが、とにかくそれ以来、更新する気が全くなくなりました。

華原朋美さんが何十キロというダイエットに成功されていますが、私は「自分と彼女には共通点がある」と思っています。それは完璧主義者であるという点です。完璧主義者は、これと思ったら物事を徹底的に追求してやって行くのですが、逆に思いが切れた時には、まさにスイッチをパチンと消したようにやる気が失せてしまう傾向があります。

華原さんは乗馬や歌唱などの分野を追求してやってきた完璧主義者だと思います。完璧主義者はスイッチが切れてしまった途端に「どうでもいいや。」と思うので、ルックスの維持を放棄して激太りしてしまったのでしょう。逆も真なりで、ダイエットするとなったら徹底してやって、今回の成果を成し遂げたのが完璧主義者の彼女らし行動だと思います。

私も完璧主義者の傾向があるので、ブログを毎日更新するか、完全に止めてしまうか、の2択になるのです。まあ、完全に止めてしまっていない分はまだ凡人らしい部分があるのかも知れませんが。

これに尽きるな。

7年前に英保歯科の看板を撤去して以来、(私の一時の気の迷いでドクター3人体制で大きく経営していた頃の)7千人分のカルテが2千人分まで減りました。

今年になってから、Google の口コミに悪い内容を書かれてしまいました。(「私(英保)が悪い」でオッケーなのでスルーしています。)
その直後にホームページのトップに「①英保歯科は常識的に想像されような普通の歯医者とは違い、独自の価値観に基づいて運営されています。それでも、お陰様で②ご来院下さるお客様の数が我々スタッフの対応能力を超えている状態が続いております。また、③三田市けやき台で開業して27年が経過し老舗となった英保歯科には、当地域のかかりつけ歯科医院としての責務がございます。
そのような3つの理由で、時にはご要望やご希望やご期待に添えない事がありますが、どうかご容赦頂きたく存じます。」と書いてみました。
そうしたら(メンバーからのご紹介ではない)新規のお客様がほぼゼロになりました。

それでも依然として2千人の「コアな英保歯科のファン」が残って下さっています。それで十分というか、一人一人を本気で大切にしてゆこうと思うと本当にそれでも目いっぱいなのです。

現在の英保歯科の看板はこれだけ、です。

10月11日付のこの(↓)記事を読んで、私もスマホ断ちに興味が沸いていました。
真のエースになるため「スマホ断ち」した西武・高橋光成
その後、ちょっとした出来事があってスマホを手に取るのに勇気がいるようになったので、これを機会に電源を切ってみました。さて、どうなるか?結果が出るのを待ってみましょう。

ブログ、来店者数、スマホなど、ありとあらゆる事についてますます断捨離を進めております。

断捨離も流行語では無くなり、世の中のブームは去りましたが、私の中ではまだまだヒット継続中です。

「人生において無駄な経験など無い」?

京都から通院してくれている筑波大学理系出身の才女がいます。彼女は理系なのに外国語もネイティヴ並みにペラペラ。「努力できる人はいくらでも努力出来ちゃうもんだ。」と驚きを隠せません。
ちなみに、筑波大学の評価は上昇の一途(世界大学ランキング日本版で第9位)で、21位の岡山大学出身の私は「岡大の後輩頑張ってくれ!」って感じですね。

彼女は英保歯科のお客様としてだけでなく、同じ理系の人間として私を参考にしてくれているようで、時々私に会って話をしたいと思ってくれるそうです。光栄な事です。

で、その彼女ですが、筑波大学では試験管を振るようなリアルな生物学の研究をしていたのですが、ご主人や子供さんの事情で転居となり、現在の京都の大学ではパソコンを使ってのデータ解析がメインの業務になっているそうです。努力家の彼女ですから、聞けばそのデータ解析の知識と技術もたった1年で専門家が舌を巻くレベルに達しているようです。凄いね!

彼女:「英保先生、私は最近パソコンを相手に仕事をしているのですが、以前のように実際に生物を相手に研究がしたいと思ってモチベーションが下がって悩んでいるんです。どうしましょう?」

私:「よく『人生において無駄な経験など無い』と言われますが、個人的には、人生には『将来に繋がる経験』と、『全く意味を為さない経験』と2種類があると思っています。私は場末の病院で2年ほど勤務した事があるのですが、『世の中には色々な人がいると知れて良い経験だった。』とは全く思えず、今から思えばつまらない人達の価値観に合わせながら、2年という貴重な時間を浪費しただけだったような気がしています。」

彼女:「私も過去に一般企業に勤めていた時にそのような経験をしたのでわかります。」

私:「一方で先生(彼女は主婦ですが大学の先生でもあります)の現在のキャリアは次の人生のステージに絶対に役に立ちますよ。近い将来に生物学的な研究をする状況に戻る時、今学んでいるような質の高い統計学的な知識やスキルがあれば、研究モデルの設計や研究結果の解析の際に、まさに『鬼に金棒』になりますよ。今やっている事は『将来に繋がる経験』だと100%保証するから、精一杯頑張ると良いよ。」

彼女:「何だかやる気が出て来ました。英保先生、有難う御座います。お話できて良かったです!」


今から40年前、私が岡山大学の学生だった頃、大阪歯科大学の学生だった兄が「大阪歯科大学の先生が『下宿でぼーっとしているくらいだったらミナミでも出て行って道行く人を眺めておいた方がずっと勉強になる』と言っていた。」と教えてくれた事があります。私はその時「ふーん。そんなもんなのか。・・・。」と思った事を覚えています。これについて皆さんはどう思われますか?

あれから40年の人生経験を積んで来ましたが、私は「下宿から出て行ってミナミの三角公園に座って道行く人を眺める」という行動は、ほぼ、時間の無駄だとアドバイスすると思います。色々な人がいる事を知るという目的なら居酒屋かガソリンスタンドでアルバイトする方が遥かに効率的でしょう。

「下宿でスマホを眺めているくらいだったら外に出て行って、一人で海や空や緑を眺めながら色々な思考を巡らす方がずっと良い」とアドバイスするかな。

将来ある若い方には「その時間は次の人生にポジティブに繋がるか?」を考えて、人生の岐路を自分自身の価値観と自分自身の意志で選択して頂きたいと思います。

世の中の速度が速くなっているので、ネガティブな環境でモタモタ無駄な事をしている時間的余裕などは、若い人にも、私にも無いはずです。

Honda Vezel で赤穂までドライブ

今日は木曜日で休診。しかも最高の秋晴れで絶好の行楽日和です。願ったり叶ったりのような状況です。
というのは、車好きの私は今日、ホンダの人気車種ヴェゼルを1日レンタルする予約をしていたのです。
このヴェゼル、納車待ち1年以上、バックオーダー4万台という物凄い人気なので、実際にそんなに魅力的なのか、私の軽四とどの位違うのか確認したくてレンタルしてみました。
家族から「軽四は事故した時に危険だから普通車に乗って。」というリクエストも届いているので、一番気になっているヴェゼルをしっかり確かめようとレンタルしました。

朝10時に車を受け取りました。

まずは道の駅に行って細部の確認をします。1時間かけて使い勝手をチェック。結果は満点です。
スマホと繋いで好きな音楽を聴きながら、山陽道を西に巡行します。少しずつ慣れてゆこう。
相生で降りたら海岸沿いのワインディングロードを流して走行性能を確認。FFでも全く問題無し。ですが、個人的にはAWDで後輪も駆動して欲しいと思いました。
ここで昼食をとる予定だったのですが・・・。
ガーン・・・。残念。
悔しいから、5月に行った時の写真をアップしておきます。今日もこれを食べるつもりだったのに・・・。
東へ移動。ここも良い所です。
ね、最高でしょ?
潮風が吹き抜けて涼しい。チェアーに座って潮の香りを胸いっぱいに深呼吸。帰りたくない・・・。
自分の車でもないのに、バックドアを開いて風景を楽しみます。コーヒーが格別に旨い。
それから龍野を抜けて宍粟市の母親を訪ね、中国道で三田に帰って来ました。

4時間半、200キロ以上のドライブで、三田に着く頃にはヴェゼルのサイズにもすっかり慣れました。

欠点の無い、本当に良い車でしたよ。大人気の理由が良くわかりました。