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Taipei Dental Show 2015

台湾の首都、台北でのデンタルショーを初めて経験しました。規模、先進性等、どれをとっても日本と変わりませんし、何より日本と違って、若くて元気な人が多い。日本人の歯科医も負けないように頑張らないといけないと思いました。IMG_2857

台湾に行ってまいります。

IMG_2774台湾で開催されるデンタルショー(歯科関係の展示会や講演会)に参加するために関空に来ています。
日曜日は防湿装置ZOOについての説明をさせて頂く予定です。
中国語はできませんが、英語で何とかZOOの良さを台湾の歯科医師の先生方に伝える事ができたら良いなと思っています。
頑張ってきますね。また報告します。

ジェット水流で歯磨きは大丈夫?

先日JRに乘った時に、ジェット水流で歯と歯の間の掃除をする器具の広告が流れていました。 古くはウォーターピックという、同様の器具がありましたが、最近のテクノロジーの進歩でより効果的な新製品が続々と発売されています。 「主人がジェット水流で歯の掃除をする器械を買ってきたので使ってみたのですが、一番弱にしていても歯ぐきが痛いほどなんです。歯ブラシのし過ぎも良くないと聞きますが、この機械はかえって歯に悪いという事はないでしょうか?」 さすがパナソニック、クライアントの心をがっちりキャッチしたようですよ! 歯ブラシをし過ぎると歯の表面が削れてしまう事は、悲しいかな、あり得る事だと思います。ナイロンでできたたわしでゴシゴシと流しを磨いて、磨いて、磨いて、磨いて、とやったらどうなりますかね? その点このジェット水流タイプなら、歯の表面を削るという心配は皆無でしょう。かなり良さそうですから、試してみても良いのではと思います。 私は、個人的にはシャワーできれいにする方法をお勧めします。機械を買わなくて良いですし、旅行先でもどこでも出来ますからね。 でも、あのコマーシャルを見ていると、思わず電気屋さんに走りたくなりますね。私もそう感じました。

朝日と言えば宮島茂樹(私の先輩)

朝日新聞デジタルに乳歯がひどい虫歯になって放置している母子家庭の記事が載っています。難病でお金がいるので歯科にかかる費用が無かったという理由で、朝日新聞らしい切り口の記事を書いていますね。
私のHPの読者の皆さんはどう思われますか?
お金が無いと歯がボロボロの虫歯だらけになるのでしょうか?
私は貧困と虫歯の発生は本来は因果関係がないと思います。
例えば、母親が小学生や中学生の時に正しい予防歯科の知識を教育され、身に付けていたとしたらどうでしょう?
先生「虫歯予防は?」生徒「ハミガキ!」は昭和40年代からずーっと変わっていない、合言葉のようなものですね。
そろそろ、変えないと、ね。

岡山大学予防歯科では、普通です。

今日来て下さった素敵な女性の患者さんに、歯科医師の私から直接歯磨き指導をさせて頂きました。
先生が歯を削ったりせずに、歯ブラシを持ってせっせと患者さんの歯を磨いている姿は奇妙かもしれませんね。
でも、岡山大学の大学病院研修時代に予防歯科に配属された時、歯ブラシだけで歯周病をなおす事に取り組んでいましたので自分にとっては「普通」の事なんですよ。
実際に指導させて頂くと細かい技術的な点がよく伝わったようで、次回お口の中を拝見するのが楽しみです。
きっと歯周病が改善し、歯肉からの出血も減ってきれいなピンク色の歯肉になっている事でしょう。

フッ素で真っ黒けの前歯?

今日、3歳の子供さんの前歯の治療をしました。1年位前に前歯の虫歯の所にサホライドという、虫歯の進行止めを塗って精神的な成長を待っていたのですが、3歳になって、いよいよ頑張って歯を削ったり詰めたりできそうだったので治療の器械やステップを説明してトライしたところ大成功!頑張って治療を受けてくれましたのでサホライドで真っ黒になっていた歯が白い自然な感じによみがえりました。
ちなみに、サホライドと虫歯予防のフッ化物は別物です。サホライドは塗った所が真っ黒になりますが、フッ化物は全く変色しませんのでご安心を。
幼稚園児でも自分の前歯が黒くなっていると、口にはしなくても気に病んで消極的になったり、口を大きく開けて笑わなくなったりする事があるようです。虫歯になる年齢が低いと治療ができずに、止むをえずサホライドを塗る訳ですが、できればまともな治療ができるような年齢、4歳か5歳までは虫歯にしないでやって下さいね。

連休は家族と過ごしました

子供の頃から頃からずーっと勉強ばかりに時間をかけてきましたので、最近はメリハリをつけて、本当に良い学会や講習会などを厳選して参加し、家族と過ごす時間を可能な限り多くとるように心がけています。
連休はずっと家にいて、妻や子供達と時間を共有しました。
私にとって何にも代えられない大切な瞬間の集合体です。お陰で心が落ち着いて、明日からの仕事に全力投球できそうです。
週末は台湾に行って、一流の先生方にお会いする予定です。またレポートしますので楽しみにしておいて下さい。

砂糖も時には良薬

小さな子供は泣いたり笑ったりして、自由に気持ちを表現できて羨ましいですね。一方、大人は会社やママ友仲間やSNSや時には家庭で、様々な逆風に耐えて感情をコントロールしなければなりません。
ストレスのたまり方は半端じゃないので、一日の仕事が終わった後は、男性はお酒で、女性は甘い物でストレスを発散します。
精製白砂糖の精神に与える影響は、お酒と同等に強烈です。夜遅く会社の帰りにコンビニに寄って、ケーキやチョコレートを買っているOL(OLって今でも使って良い言葉でしょうかね?)がいますが、それはそれで良いのだと思います。
そのお陰で心が壊れずに済んでいるとしたら、「砂糖も時には良薬」という事になるでしょう。
もし、虫歯になったら?大丈夫、その時にはコンビニの数より多い「歯医者」に寄ればよいのですから。その時のために我々歯科医がいるのですよ。

CPAPやめられたらいいですね。

今日は大阪回生病院の先生からのご紹介で比較的重症の睡眠時無呼吸症候群の患者さんにOA(マウスピースの一種)を作成する作業を行いました。下顎をどれだけ前方に出す事ができるかが快適な装置を作成するポイントになりますので、専用の装置を使って計測してゆきました。
7.4mm前方に出すのが良いだろうという診断になり、技工士さんに作成をお願いする事になりました。
睡眠時無呼吸症は歯周病同様に命に関わる病気です。私のように大学院や大学病院で口腔外科を専攻していた歯科医師は、全身と歯科が関連する領域で医療貢献したいと考えています。
大阪回生病院の先生は「ひょっとしたらSPAPがやめられるかもしれませんよ」と言っておられるそうです。過度の期待は禁物ですが、歯科医師としてできる限りの努力はしてみるつもりです。
患者さんがゆっくりとお休みになれるようになれば、私も枕を高くして寝る事ができそうです。

4か月の赤ちゃん

今日は良い日でした。三田市の妊婦健診で小さな虫歯が発見されたお母様、相談の結果出産後に麻酔の注射をして治療をしましょうという事になっていました。
無事出産され、今日、その赤ちゃんを連れて治療に来て下さいました。
スタッフが用事で忙しかったので、たまたまスタッフが見させて頂いていたその赤ちゃんをしばらくの間、私がだっこする事に。
頸が座っていないので注意して抱っこしていました。赤ちゃんは柔らかくて、暖かくて、本当にかわいいですね。
この子も絶対に虫歯ゼロで大きくなって欲しいと願います。
赤ちゃん、先生の心がふわっと柔らかになりました。来てくれてありがとう。