三田市民病院はこれからどうなる?

年一回の定期検診の為に三田市民病院に来ています。肝臓にある何らかの腫瘍が大きくなっていないか、毎年エコーで診て貰っているのです。

ここ10年間サイズの変化が無い様ですが、今日の検査結果はどうでしょうか?ドキドキしながら内科の順番が来るのを待っています。

←検査の結果、今年も大きな問題はありませんでした。良かった、良かった。

しかし、エコー検査は大腸ファイバーや胃カメラと比べると楽ちんですね。三田市民病院のスタッフの皆さん、有難うございます。

先日2023年の三田市長選挙が終わり、わずか1000票程度の僅差で各党相乗りの森さんが民意に負けました。

人口10万人の都市でたった4万人程度の投票。それでも組織票ゲッターが負けたのだから、森さんの実績が市民からどう評価されたかは推して知るべし。

田舎町にあるあるの、助役から市長への盤石のルートが壊されたのを見て、三田市民の「このままじゃダメだ。」という熱い思いが予想以上だったのだと感じました。

「三田市民病院は建築26年で老朽化しており、医師も不足で赤字に喘いでいる。」との事ですが、医院経営をしている私から見ると、建物は充分に綺麗だし、経営上改善出来る点が山ほどあると思います。

バブル時代の設計だから、本当に贅沢で余裕のある建築。素晴らしい。
LA の建築物を思い出させる佇まい。今の日本の経済状況で、移転して新しく建ててこれ以上のものが出来るのだろうか?
安藤忠雄の建築を思わせるシャープなデザインが、古さを感じさせない。

建築現場で働く日本人が減って外国人が増えているのに、同じクオリティの建築物が当然のように手に入るとは思えないのですが、皆さんはどう思われますか?

壊して捨てるなら私にくれないかな?ヒューマンリソースを一旦全部リセットしてハードを私に渡してくれたら、ひょっとしたらこんな私でも何とかできるかも。

診察はとってもスムーズに終わりました。
でも、次回の検査の予約を取って貰うのに30分以上かかります。予約の方法が10年前から変わらないから、待ち時間も10年前と一緒です。
次回検査時の注意書き。毎回毎回、カウンターのスタッフが私の目の前で赤線を何本も引き加えて渡してくれます。10年以上ずっと同じ。真面目に指示に従っているだけなのでしょうが、はじめから印刷しておこうという発想が出てこないのだろうか?
変われない、変わりたくない日本人を代表している感じだ。

生産性を高める為の効率化は現場のカイゼンの積み重ねです。経営者は時に大鉈を振るって改革の音頭を取る必要があります。嫌われる勇気が無ければ経営陣には入らない方が良いと思います。今の世の中では。

臨床研修医が多い田舎の市民病院にダビンチがいるかな?先進医療機器の存在自体が赤字を生み出していないのだろうか?

町のちっぽけな開業医の私からみても「何とかしないと利益率上がらないよね。」という場面が多数ありました。

私よりもはるかに経営センスがあるはずの、元銀行員の田村新市長の手腕に期待しております。

過去の常識や因習をぶっ壊して、改革して下さい。三田市民に蔓延する閉塞感や絶望感を払拭して頂きたいと願います。