今日は大阪回生病院の先生からのご紹介で比較的重症の睡眠時無呼吸症候群の患者さんにOA(マウスピースの一種)を作成する作業を行いました。下顎をどれだけ前方に出す事ができるかが快適な装置を作成するポイントになりますので、専用の装置を使って計測してゆきました。
7.4mm前方に出すのが良いだろうという診断になり、技工士さんに作成をお願いする事になりました。
睡眠時無呼吸症は歯周病同様に命に関わる病気です。私のように大学院や大学病院で口腔外科を専攻していた歯科医師は、全身と歯科が関連する領域で医療貢献したいと考えています。
大阪回生病院の先生は「ひょっとしたらSPAPがやめられるかもしれませんよ」と言っておられるそうです。過度の期待は禁物ですが、歯科医師としてできる限りの努力はしてみるつもりです。
患者さんがゆっくりとお休みになれるようになれば、私も枕を高くして寝る事ができそうです。