親の年収と子供の教育レベルに関連があるとのショッキングな報告があります。本来教育の機会は平等に与えれれるべきなのに、いやな現実ですね。
虫歯予防や、歯の大切さ、健康に気を遣い体を大切にする心はどうでしょう?悲しいかな、こちらも親の知識レベルや興味の度合いと、子供のお口の中の状況や健康の意識とは関係があると言わざるを得えません。
タバコをバンバン吸って、マクドナルドに入りびたり、夜中のコンビニに小さな子供を連れて買い物に行っているような母親に育てられる子供達であっても、健やかに大きくなってくれる事を望みたいですが・・・。
歯科に関係する食生活に絞って考えても、親子間で「負の連鎖」はあると思います。どこかで家族の誰か(多くは母親やおばあ様。時には父親やおじい様?でも権力の無い男衆が何を言っても無視されるのが普通ですが・・・。)が気がついて、「正の連鎖」を起こして頂きたいと願います。
子供が、孫が、かわいいでしょう?頑張れ!
インスタントラーメンって「体に悪おいしい」ですよね。
カップラーメンに限らず、ジャンクフード類は体に悪い事は分かっていても、魅惑の味がしますね。
告白すると、中学校の頃は寮生活でしたので、夜食にほぼ毎日のようにカップラーメンを食べていました。若い頃の嗜好は脳ミソに刷り込まれてずーっと残るという話を何回かしていますが、甘い物に限らず、インスタントラーメンの化学調味料も私の脳ミソに刷り込まれてしまっているようで、今でも時々「カップヌードルが食べたいなァ・・・。}と思う事があります。
この記事、【衝撃の事実】インスタントラーメンを食べた後のお腹の中は、大変なことに・・・
この記事を今現在私が胃ガンになっていない事が不思議な感じさえしてしまいます。基本的には、腐らないような物は体に悪いようですね。
昨日コストコに行って余計な物(腐りそうにないシナモンロール)を買ってしまったし・・・。
「先生、しっかりして!いつも偉そうに言ってるやん!」という患者さんの声が聞こえてきそうです。
デンタルフロスの使い方について、患者さん一人一人に指導をさせて頂いていた時代が懐かしい・・・。
今は You Tube に世界中の方々の善意で様々なチュートリアルがアップされていますね。
歯科関係もしかりで、例えばデンタルフロスのやり方に関しても簡単に素晴らしい動画を見つける事が出来ます。
歯の価値を認識して、予防歯科に興味を持って、積極的に情報を取りにいけば何でも公開されている良い時代になりました。
言い換えればそれだけ自己責任が問われる時代とも言えますね。
私も含め、皆、しっかりして、頑張らねばなりませんね。
皆さんは「あいうべ体操」を御存じですか?お口の回りの筋肉を活性化して小児の歯並びや口腔乾燥症など、お口の様々な問題を「お家で」「自分で」「自然療法で」治せて、あるいは、予防できてしまう、凄い方法なんですよ。
医者や歯医者に行ってやってもらう事が「科学的で重要なこと」であり、普段の生活の中で簡単にできる事は「民間療法で、結果がわからない眉唾物」と考える風潮がありますが、実際はそんな事ばかりではありません。
毎日のウォーキングが万病を予防してくれるように、この「あいうべ体操」、想像をはるかに超える効果をもたらしてくれます。
歯科医師の支持も絶大ですので、インターネットなどで情報収集して、是非実践して下さいね。
素晴らしい・楽しい!子供向け「あいうべ体操」の動画はこちら。
タバコは怖いですね。
禁煙に成功してからノンスモカーと同様の体になるのに何と、20年かかるそうですよ!20ヶ月で何とかしてもらいたいところですが、そうはいかないようです。
歯周病のリスクが一般人と同様のレベルまで回復するのにも15年!かかるそうです。
私はたまたまタバコを吸わすに人生を過ごしてきましたが、置かれた社会環境によっては吸っていたかも知れません。ラッキーだったと思います。
禁煙は大変だそうですが、もう待った無しではないでしょうか。
私達、歯科関係者の間では常識なのですが、「クリアクリン」という歯磨き粉の中のツブツブが大量に歯肉溝(歯と歯ぐきの境目の狭い隙間)に入り込んでしまっている事を良く見かけます。
水に溶けないプラスチックの粒が残留しているのですから、体に良い訳がありません。患者さんには「クリアクリンだけはもう使わないで!」と説明をしてきました。
どうやら海外でも歯科医療従事者は同じような懸念を抱いているようです。
このマイクロプラスチックが歯磨き粉だけでなく、洗顔フォームなど様々な物に使われているようです。ドイツではマイクロプラスチックそのものの使用が違法になっているそうですが、日本ではどういう理由か野放し状態です。
そして、日本の近海では世界各地に比べて27倍の濃度であると確認されたそうです。人間の体だけでなく環境にも異常な負荷がかかっているということですね。
高級寿司屋で、近海マグロに大枚をはたいて食べてみたら、27倍濃度のポリエチレン入りだった・・・。
シャレにならない話ですよね。人類よ、日本人よ、はやく目を覚ましましょう。
ベロの表面に白っぽく苔のようなものが付着していると口臭の原因になる事は良く知られてきました。
先日も患者さんが「ベロの苔を完全に落とす方法を教えて下さい。」とおっしゃいましたが、その方には目立った舌苔は付いていませんでした。
お風呂に入った時にシャワーでお口の中や歯肉、ベロを良く洗う、その時に指を使ってきれいにする方法を以前おすすめした事があります。
この方法だと洗面台に舌苔除去用の道具を置いておく必要もないし、毎日簡単に、誰にも知られず、迷惑もかけずに清掃する事ができます。
ちなみに、わが娘に「お父さんがベロをスリスリした道具を洗面所のコップに立てていたら嫌か?」と聞いたら、物凄い顔をして返事もしませんでしたよ。
ベロの表面には「味蕾」という器官があります。味覚を感じるためのセンサーで、顕微鏡で見るとトゲトゲした表面になっています。
それを舌苔と勘違いして、「おかしいなー。どんなにこすってもツルッとならないや・・・。」とは思わないようにして下さいね。
もしも無茶苦茶して、ツルツルのベロになったりしたら、美味しいご飯の味がわからなくなってしまうかもしれませんよ。
清潔志向も、ほどほどが良いようです。
人間は進化(?)すると歯の数が減るようです。進化というより原始化の逆の方向、未来人化とでも言いましょうか。
そして、親知らずは今の日本人の2人に1人は存在しません。親知らずを持っている人は自分は原始的なグループの方に入ると思って下さい。(ちなみに私も4本ありました。)
下の親知らずが手前に90度倒れて存在していて、中途半端に見えているる時が、非常にややこしい事になります。
手前の歯をグイグイ押してきますので、歯並びに影響を与えると言われています。それから、ブラッシングが困難なので、手前の歯も巻き添えににして虫歯や歯周病にしてしまいます。
手術をして取り出さないといけないのですが、術後に腫れたりしますので、受験勉強の忙しい高校生の間は抜きにくいですね。
大学4年の頃は就職活動が始まるので、これもタイミング的に難しいですね。
自分のお父さんの会社にでも就職するなら、就職してからすぐに有休をとって抜歯を受ける事もできるかも知れませんが、新入社員の内に「歯医者に行くので有休を」と言えるほど、日本の社会は良くなっているのかどうか・・・。個人経営の私には未知の世界です。
そういう訳で、「親知らずは大学の1年から3年の間に抜きましょう」というのが私のアドバイスです。
就活が6月に解禁になるとか?少々忙しくなるようですね。1年生の夏休みに1本、2年生の夏休みにもう1本。というのがベストかも知れませんね。
ショッキングな事実が。日本人は口が臭いと外国人から思われているそうです。
皆さんハミガキを一日何回やっていますか?今の時代、1回の人は皆無でしょうね。あなたは2回?3回?それとも4回ですか?
では、フロスは?フロスとなると、かなりの数の方が、「生まれてから1回もやったことない」とおっしゃいます。あるいは「1回やったけれどもじゃまくさくて」
歯科医院で衛生士さんにクリーニングをしてもらうと、信じられないくらいさっぱりしますよね。種明かしをしますと、彼女たちは「歯ブラシで掃除ができない所」の歯垢を取ってくれているのです。
それは歯と歯の間、つまり、一般の方にはデンタルフロス(あるいは歯間ブラシ)でしか掃除ができない場所になります。
虫歯菌が少ない(つまり、虫歯になった事がない)子供でも、最低でも、フロスを週に1回はして下さい。
虫歯になる人は毎晩フロスをして下さい。
体が大人になってきたら、歯周病対策が必要になってきます。歯周病が無い方でもなるべく毎晩フロスをして下さい。
中年になってきて、歯と歯の間に食べ物がつまるようになってきたら(食後にお茶でぶくぶくしている自分に気が付いたら)毎食後フロスをして下さい。
予防が大事!予防が全て!
抜かないといけないような親知らずを持っていたら・・・
大学の1年生から3年生の間に抜きましょう。
そのチャンスを逃しても、妊娠するまでには抜きましょう。
今日、三田市の歯科健診に来て下さった40代の女性の患者さんですが、全体的には虫歯を治療した歯は少なくきれいな状態でした。
ただ、一番奥の歯だけが神経を取った上に、銀歯のかぶせになっていて、そのギャップが変な感じです。
歯科医の私にはこれが「親しらずが悪さをした結果」であることはすぐわかりました。
中途半端に生えていて、一部だけが見えているような親知らずの周囲は清掃ができないので、手前の歯までひどい虫歯にします。この方のように、お口の中に虫歯菌が少ない方でも、やっぱり清掃できない所は虫歯になってしますのです。
予防歯科の見地からも、ちゃんと生える見込みの無い歯は、適切な時期に抜いておく方がずっと賢明です。
これから、何回か親知らずについて連載したいと思います。抜歯のタイミングの理由についてもお話してゆきますね。
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発