クリアクリンという歯磨き粉の中のマイクロビーズが歯と歯肉の境目に残留して、恐ろしい状態になっているというのは「歯科臨床家の間の常識」なのですが、企業のドル箱をメーカーが簡単に放棄するはずもなく、いまだに販売されています、よね?
マイクロプラスチックはあなたの口腔内だけでなく地球全体にも悪影響を起こしています。あなたが購入しなければ、私達人間がマイクロプラスチックだらけの魚を食べなくて済むかも知れません。
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1日3食か1食か
健康ブーム、ダイエットブームで「1日1食」の方が体に良い、老化の防止に繋がるという意見がありますね。ご存知でしょうか?
私の知人で100キロ以上あった人が、今は別人のようにスリム(私より細い)になっておられるのですが、1日に夕ご飯だけの1食にしたらみるみる痩せたと言っておられて、現在もその習慣を続けているそうです。正直、ちょっと顔色が悪いかなとも思うのですが、極度の肥満よりは良いですよね。
食に執着しない人なら1食でもつらくないと思うのですが、食べるのが好きな人(私のように)は2食以上食べたいですよね。
私は1日3食をきちっと食べるべきだと思っています。血糖値の急激な上昇はAGEを産生して体内に永遠に残ってしまいます。
3食にバランスよく分けて食べて、食も楽しむ。
夜寝るときの空腹だけは我慢するようにすべきですが。
かかりつけ歯科衛生士を持っていますか?
日本人の80%はかかりつけの歯科医院を持っていると答えるそうですが、それは「虫歯になった時だけ、困った時だけ行く歯科医院」が決まっている、という事です。
歯科衛生士は穴があく前の「ミクロレベルの虫歯」を再石灰化させる「削らない、ミクロレベルの虫歯修復(再石灰化)」をパワフルにサポートする予防治療を行っています。
これには「歯のクリーニング」という表現は全く当てはまりません。もっと専門的で医学的・科学的な施術なのです。
あなたの歯を、即ち人生を守ってくれる「かかりつけ歯科衛生士」を持っていますか?
心筋梗塞で死にたくなかったら、すぐに行動を取りましょう。
ゼロ歳から始まっています。
食べたり、しゃべったり、笑ったり。
あなたのお子様が将来、持って生まれた歯とお口を使って健康に、幸せに生活するためには、ゼロ歳、いや、マイナス1歳からの「正しい知識」が必要です。
予防歯科の目的は今や「歯を守る」から「全身と人生を守る」ためにと変化しました。
かみ合わせも「永久歯が生える頃から矯正」ではなく「まだ歯が1本も無いうちから、悪いかみ合わせにならないように予防する」といった、予防の考えが出てきました。
20年以上前に患者様に予防歯科の話をすると、ほとんどバカにされるか疑いの目で見られていたのですが、時代がやっと追いついて来ました。
このような経験がありますので、「歯が無いうちからかみ合わせの予防」「歯科と食育・健康・将来の人生」といった話が簡単には受け入れられない覚悟はしています。
それでも、前を向いて進みます。
これらは食育、子育てと密接に関係がありますので、英保歯科のスタッフ(全員、子育て経験があります!)と母親であり歯科医師である妻の助けを借りる事ができればと思っております。
もっと楽観視して良いと思います。
日経新聞に10年後の医療費と介護費の予測が出ていました。
聞きたくないようなイヤな話で、介護費用は2.4倍になる上に「無子化」時代の影響で介護をしてくれる人がいないというのです。
私はこんな事にはならないと思っています。日本人はそこまでバカじゃない。国民は「歯と健康の密接な関係」に気がついてきています。そして歯を大切にする方が増えてきています。
歯があってしっかり噛めれば、介護を受けたりする確率が激減します。
10年、20年後の70歳代が、今のお年寄りのような状況ににはならないと、英保歯科のお客様を見ている限り、私は確信します。
英保歯科に置いています。
英保歯科の待合室にこの本を置いておきましたので、御来院の際には是非手に取ってみて下さい。(1058円で販売もしています。)
とにかく素晴らしい内容で、「健康的に生きていくにはどうすれば良いか」が科学的に解説してあります。
特に家族の食生活や健康を管理する立場にある方には、バイブルとして熟読して頂きたい内容です。
このブログでも折に触れ、この本の内容を解りやすく解説したいと思っています。
私も実践するように頑張ってみます。人に勧めるのだから、自分も努力しないと、説得力ないからね。
予防歯科、「歯を守る」から「全身を守る」へ
先日、口腔機能と全身の関係に関する講演会に参加してきました。
英保歯科では平成から新しい年号へと変わっていくこの時期に、「我慢する予防歯科」から「楽ちんな予防歯科」への変化を目指しているのですが、講演会の内容を拝聴し、更に次の局面が視野に入ってきました。
チーム英保歯科はこれまで「歯を守る」事を目的に予防歯科を行ってきましたが、この節目に、フレイルやサルコペニアの防止のため、全身を守るため、幸せな人生を送る事ができる脳と体を守るために、予防歯科を推進したいと、新しい目標を立てました。
「楽しく予防歯科を実践し、一生モテモテで暮らす!」
これって素敵だと思いませんか?
美魔女のテレビでキシリトールブーム
美魔女が砂糖の代わりにキシリトールにしたお陰で、非常に若々しく見えるとのテレビ放送があったそうです。
バナナ、納豆、炭酸と同様に、キシリトール製品の売れ行きが爆発したようで、発注するしても入荷の見込みが無い状態になってしまいました。
キシリトールはインシュリンを必要としないので、体に負荷をかけないと思いますが、アンチエイジングに積極的な効果があるとも思えません。
砂糖が麻薬のような習慣性をもたらすのと、老化を加速するという事は紛れもない事実ですが。
5歳までに砂糖の味をしめてしまった子供は、一生それから抜ける事は困難で、砂糖を食べたい欲望と戦い続けなければならなくなってしまいます。
「小学校に上がるまでは、極限まで砂糖やお菓子などを避けてあげる事」が、本当の親の愛情だと思います。
我が家では、4人の子供全員に対して、一生懸命、これを実践してきました。
妻の忍耐と努力には脱帽です。
「瞬間接着剤でくっつけました。」「!?!」
「前歯のかぶせがが取れてしまって、出先だったので自分で瞬間接着剤でくっつけました。」とにこやかに言われてしまいました。
虫歯菌などが内部に残ったまま中途半端にくっつけてしまって、今後この歯はどうなるのでしょう?
最近の市販の接着材は性能が高く、簡単に外す事ができないものがほとんどです。歯の表面に残留した市販の接着剤の成分が、今後その歯の治療に使う医療用接着剤にどのような悪影響を与えるかとても不安です。
近所の歯科医院で応急的に止めてもらって下さい。絶対に素人が素人判断で変な事をしないようにして下さい。
かけがえの無い歯に、取り返しのつかないような事が起こる可能性もあります。そうなると、前歯を失いますよ。
50歳で虫歯ゼロ・歯周病ナシ!
今日健診に来て下さったお客様ですが、素晴らしい状態を維持されています。彼のお父様もとても歯が良かったとの事で、恵まれた素質をお持ちなのだと思います。
誰もがこのような恵まれた方なら良いのですが、歯の質が弱い方、歯肉の弱い方、骨が弱い方などがたくさんおられる事も事実です。
予防歯科はそのような「弱い」方でも、この「恵まれた」方と同様に、一生自分の歯で何の苦労もなく過ごせるようにしてくれる、理想的な歯科医学分野なのです。