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カメラマンと You Tuber の違い

昨日、報道カメラマンの宮島茂樹氏に会いに行ってきたお話をしましたが、彼は海外の紛争地域に出向いて戦場の悲惨さをカメラに収める「戦場カメラマン」でもあります。また、白陵で軍隊式教育を受けた影響もあってか、国を守る自衛隊を尊敬なさっていて、自衛隊に密着して復興支援や平和維持活動の様子を報告されています。

自衛隊。私も含め、普通の根性では務まらない、そんな世界です。「自分に厳しく、他人に優しく」。なかなか出来ないよ。

戦場カメラマンといえば、危険をかえりみず、中東などの紛争地域に出向いて銃弾の雨の中で写真を撮っているイメージですが、今の世の中は、すぐ傍に命の危険に晒られている人が沢山います。コロナと戦っている医療現場はまさに戦場。パワハラで社員を自殺に追いやる会社もまさに戦場。ネットの書き込みで芸能人を自殺させたりるする世の中もまさに戦場。学校もママ友の世界でも、LINEやSNS等の存在も手伝って、自殺させたり子供を餓死させたりと、まさに戦場と化しています。

この写真を撮った方は戦場カメラマンと言えるでしょう。

ですから今の世の中では、私達一人一人が戦場にいる訳でありまして、スマホを持っている人は誰でも戦場カメラマンになり得る訳です。

カメラマンと You Tuber は「他人の事を伝えたい」と思っているのか、「自分の事を伝えたい」思っているのかという点で、ベクトルが全く逆を向いていると、私は思っています。

また、カメラマンと一般人の違いは「誰かに何かを伝えるために、勇気を出して被写体にカメラを向け、シャッターを切る事ができる」か、「その瞬間、恥ずかしさや遠慮が先に立って、カメラ(スマホ)を取り出せない」かの違いだと思います。

この写真を撮る勇気が「カメラマン」なのです。

元写真部の私の私見ですが、皆さんはどう思われますでしょうか?

カメラマンの端くれを自負する私も、日本人の歯の惨状や日本の歯科事情を伝える戦場カメラマンという側面を持ちたいと思います。

不肖・宮嶋茂樹氏に会いに明石まで

今日は一日雨でしたね。午前中はオンラインで webinar を受講し、12 時に終わったらすぐに車に乗って阪神高速で明石に向かいました。
明石の文化博物館で、白陵時代の写真部で一緒に暗室に入っていた、1年上の先輩、報道カメラマン・宮嶋茂樹氏の写真展が開催されていたからです。

「13時半からの講演会に間に合うように」とカップラーメンを食べながらwebinar 聞いて、高速飛ばして慌ててやって来たのに、「講演会の入場は抽選です。ハガキが無い方は入れません。」との事でした。トホホ。

白陵の写真部の暗室の前で、宮嶋さんは私に「英保君、わしは写真で有名になるからな。もし有名にならんかったら笑てくれ。」とおっしゃった事を今でもはっきりと覚えています。宮嶋さんが写真を極めるために日本大学の芸術学部に進まれた時、当時まだ視野が狭い受験生だった私は「白陵で受験勉強をしたのに、何で国立じゃ無くて私立の芸術学部なんかに行くんだろう。もったいないなァ。」と思っていました。浅はかでした。
現在のご活躍を拝見すると宮嶋さんには「確固たる信念と先見の明」があった事が解ります。

プロ用の良い器材を使った、日大芸術学部出身の報道カメラマンの写真は圧巻です。白陵出身だから英語も堪能だし、講演会でのスピーチも一流です。「どのような仕事に就いても学生時代の努力は何らかの形で華開くものだ」と思いました。
時間をかけて、一枚一枚じっくりと拝見しました。
東京で活躍中の宮嶋さんに、死ぬまでにもう一度だけ会いたいとずっと思っていました。夢が叶いました。

宮嶋さんは現在、日大の客員教授としても活躍されています。お互い少々歳はとりましたが、控えめで、気ィ遣いの性格も白陵時代のままでした。

宮嶋さん、これからも益々のご活躍をお祈りしています。

「アナログ時代の方が幸せだった」とも、思う。

英保歯科のレントゲン装置ですが、大切に25年間使ってきたのですが、いよいよ修理が効かなくなってしまいました。ついに画質が劣るデジタルに移行せざるを得ません。一般的に、デジタル機器は「10年以内に使い捨て」となる覚悟が必要です。

かたやアナログ機器は(デジタルの部分が無いので)20年以上使い続ける事ができます。大切に使えば使う程、愛着も沸いてきます。

N様が大切に保管なさっているフィルムカメラ。Nikon F1 チタンの未使用品だそうです。貴重品を通り越して、お宝だな。こりゃ。
こちらはN様がお父様から受け継いだライカだそうです。レンズが3本もあって羨ましいですね。

フィルムカメラの時は、一枚一枚に魂を込めてシャッターを押していましたね。プリントした写真も貴重品でした。

アナログレコードやカセットテープに録音された音楽も、昔の写真同様に貴重な物でした。「ピッ」とスキップなんてできなかったから、アルバムを何度も聞いているうちにそのアーチストの想いや個々の楽曲の良さが徐々に理解できたものでした。
また、子供の頃、FMの放送局がNHKとFM大阪位しか無い時に、宍粟郡まで飛んで来てくれるAM放送の電波を必死になってキャッチして音楽を聴いていました。ジャスや American Top 40 を放送していた、神戸にある(実は須磨ですが)ラジオ関西がとっても都会的でエキゾチックに感じて、子供の私の心の中でキラキラ輝いていたものです。

こちらはN様のお爺様から受け継がれた蛇腹カメラだそうです。「六甲社」と書いてあるので、日本製のようですね。きっと味のある絵が撮れるのでしょうね。

デジタル時代で良かったと思う点は、このブログで私の想いが日本中・世界中に広がって、共感して下さる方が三田まで会いに来て下さる事です。これだけはデジタルやインターネットが無いと、無理だわ。

「断捨離し過ぎ」はあるか?

英保歯科のファミリーのお客様は長年予防やメインテナンスに通院して下さっていますので、例えばインプラントのコンサルテーションをしている時でも既に私との距離感が非常に近く、個人的にもお互いの信頼関係が出来ている事を肌で感じます。また、そのような方の多くがこのブログを熱心に読んで下さっています。有難う御座います。

先日あるミドルエイジの女性が「英保先生のブログをいつも読んでいます。先生の真似をして断捨離ばかりしてたら、モノを捨てすぎて、断捨離し過ぎましたよ(笑)。」と教えて下さいました。私は「大丈夫。またすぐ増えますよ(笑)。」とお答えしました。

現在の私の部屋も診療所も、ゴミ処理場やリサイクルに持って行く予定のモノが山積みになっています。1年程前に徹底的に断捨離して減らしたにもかかわらず、です。

捨てても捨てても、要約すれば「これ買ってくれ、あれ買ってくれ、私達に儲けさせてくれ。」のダイレクトメールやポスティングがポストに投函され、スマホやPCには同様のメールや「自慢」のSNSの投稿が果てる事なく届きます。

一生使えるような高級な物はほとんど増えないのですが、Amazon で買った中華製のガジェット(電気製品)や¥100均のグッズ、ユニクロの服等が、結構気を付けていてもドンドン増えて部屋を占領してきます。

こないだ、またやっちゃいました。結局、使っていません・・・。

ですから「断捨離し過ぎた!?」と心配しなくても大丈夫です。モノもコトも、いくら捨てても捨てても、まるで夏場の雑草のようにドンドン増えて来て、気が付けば周囲に充満していますから。

ただ、本当に大切な人と、一生ものの高級品だけは捨てないように。2度と取り返しがつきませんので、その時だけは慎重に、言葉や行動に最大の配慮を払いましょう。後は、捨てよう。

桜、さくら、サクラ。

今日は木曜日。英保歯科は休診ですが、25日なので事務作業をしたり、大阪に出かけたりと、充実した一日となりました。

桜。夙川在住の起業家、N様が散歩道で見つけた満開の桜の写真をLINEして下さいました。
N様の御家族の「早咲ちゃん(女の子)」も「早咲き」の桜にご満悦のようです。美人の彼女は純血種ではなくダブルだそうです。私は純血種などという事には全く価値を感じず、むしろ彼女のように唯一無二の個性がある方が好きなのですが、皆さんはどうですか?

英保歯科とLINEで繋がって下さっているお客様は時々このようなパーソナルな写真を送って下さいます。皆様、有難う御座います。

さくら。休日のゆったりした朝食の後、デザートにさくら餅を頂戴しました。龍野からお見えになるお客様から頂いた播磨新宮・大黒屋丹治のお菓子です。口一杯に春の味が広がりました。K様、いつも有難う御座います。
サクラ。家族で唯一新幹線に乗った事の無い末っ気が「新幹線が見たい」というので、家族揃って新大阪駅まで行ってきました。入場券は2時間まで有効。家族の他のメンバーは1階の売店を物色。私はあちこちのホームを登ったり降りたりと、元気な小学2年生に2時間たっぷり引っ張り回されましたが良い子供孝行ができました。
九州新幹線・N700系サクラの先頭車両の前でセルフィー。

昨日、バッサリ散髪しました。春を迎える準備万端です。
英保歯科にも良い春が来そうな予感がしています。

毎日コツコツと

少しずつでも毎日継続する事が大切ですね。

「(大きなステップよりむしろ)小さなステップを続ける事の方が重要です」・・・確かに!

私も肝に命じて、コツコツ頑張ります!

予防に興味の無い人「あるある」

歯が痛い時だけ電話をして来られる方がおられます。先日の朝、10時頃に電話がかかって来て、「歯がグラグラして痛いから、今日の午前中に診てくれる?」との事。アポイントに空きさえあれば対応させて頂くのですが、最近ファミリーの方の治療で非常に忙しいので、ほぼ後日のご案内となってしまう事がほとんどです。申し訳ない事です。

結局、3日後に御来院頂きました。こちらの初老の紳士は約2年ぶりの来院になります。「(歯周病で)グラグラになってしまった歯を抜いて欲しい」との事でした。今回もご希望に沿ってそのようにさせて頂きましたが、重度の歯周病で随分と歯の数が減ってきています。

過去数年来のお客様で、今まで何度も予防歯科やメインテナンスの重要性を一生懸命お話させて頂いたのですが、私の説明が下手なようでご理解頂けないようです。あまりしつこいのも良く無いでしょうから、最近はお話しないようにしています。

別の方ですが、この方と同様に過去に何度も何度も説明したのですが伝わらず、結局予防歯科に価値を見出せなかった高齢のお客様がおられます。最近ついにほとんどの歯を失って大きな入れ歯になったのですが「まともに食べられないから、食事が(≒生きている事が)おっくうになってきた。」と仰っていました。「歯を失った方は皆さんそのように仰いますね。」とお答えしました。無言でしたが、非常に後悔されているような表情でした。

ところで、このような「予防やメインテナンスを受けない中高年の方」に共通する特徴があります。それは
①問診表に書き切れないほどの薬を飲んでいて、「多すぎて書けないから、お薬手帳を見て欲しい」と渡して下さる事が多い。
②糖尿病や心筋梗塞や脳梗塞など、歯周病と関連する病気を持っている。
③歯が抜けているので皺が増えたり、口元が貧素に見えてしまい、どうしても年齢より上に見えてしまう。

こちらの方もやはり、お薬手帳と糖尿病と歯周病の3点セットでした。日頃から予防歯科を実践していたら、3つとも防げたかも知れませんね。

全身の健康と歯の健康は密接に関係しています。歯は大切にされた方が良いですよ。

日本BBMの乳酸菌は兵庫から

夙川在住のN様から、またまたユニークな製品を紹介して頂きました。地元兵庫は川西にある日本BBM研究所が何十年という歳月をかけて開発した植物性乳酸菌です。

注)現在は入手困難となっているようです。

早速今日から試してみます。N様、日本BBM様、またフィードバックしますね。

植物由来乳酸生菌の原液100%
プロティクイーン イエローラベル
植物由来乳酸菌だけの圧倒的な効果を体感できます。特許製法でつくられた安心の乳酸菌原液です。厳選した素材のみを使用し、化学物質は一切不使用。天然素材のため副作用が少なく、時節や発酵による変化があります。

との事です。

注)現在は入手困難となっているようです。

普通の乳酸菌は酸に弱いので胃に入ると胃酸で多くが死滅してしまいます。プロバイオティクスを試みる時にもこれがハードルになるのですが、植物乳酸菌は強靭で有能だそうです。

私は大学院時代、岡山大学の理学部と歯学部の口腔細菌学講座に出向し、細菌学の研究をしていました。ですからこの日本BBM研究所の御苦労や御努力がどれほどのものか、良くわかります。細菌を培養して良い結果を出すには、気の遠くなるような時間と根気が必要なのです。

親子2代に渡ってコツコツと研究をされ、更にはその息子さん(先代のお孫さん)は東京農業大学で生物学を勉強中との事。父親が歯科医であったために歯科の道を選んだ私自身の境遇と照らし合わせても、心から応援したくなっちゃいます。

南淡路のオリーヴオイル

オリーブといえば小豆島。岡山大学病院で働いていた頃は「日本のエーゲ海」と呼ばれる牛窓や小豆島に遊びに行っていましたので、小豆島には思い入れがあります。

でも、兵庫県(三田市)に戻って来てからすっかり淡路島の虜になっている事は私のブログの読者ならご存知の事と思います。

さて、このブログで時々、夙川在住の起業家N 様のお話をさせて頂いておりますが、彼の友人が淡路島で運営されている南あわじオリーヴ園で採れたオリーヴオイルを戴いちゃいました。N様、有難う御座います!南あわじオリーヴ園ではイタリア産のオリーヴに拘って栽培されているそうです。

イタリア製の金泊細工の切手の前で写真を撮ってみました。ええ感じでしょ?
私のブログの読者なら、私が淡路島 LOVER である事は御存知でしょう?
今日からは「オリーヴといえば南あわじ」と言うようにしますね。
今日の休日の朝食。パンプキンのパンに少しかけて頂きました。凄い!これだけで西山の味がイタリアの味に変わったやないか!
私は今日一日パソコンの前に座っていました。東京まで行かなくてもZOOMで配信してくれるから本当に助かります。
ドライブに出かけた他の家族メンバー(5人)はやっぱり淡路島まで行って来たそうです。「奇跡の星植物館でマジックショーをやっていて、2回日本チャンピオンになった人からこのドナルドを貰った。嬉しかった!」と言って末っ子が見せてくれました。
妻からお土産を貰いました。淡路島産イカのパスタにもオリーヴオイルをかけていただきました。こちらもイタリアの味になりましたよ。

私もこの南あわじオリーヴ園を陰ながら応援したいと思います。一度行ってみたいな。

N様から春の便りが届きました

関学出身の実業家、Y様の御紹介で私とご縁があったN様。N様はこのブログにも時々登場して頂いている夙川在住の起業家です。英保歯科とLINEで繋がっており、時々パーソナルな話題を送信して下さるので私と個人的に盛り上がっております。

夙川の桜は開花が始まったそうです。LINEで写真を送って下さいました。きっと三田ももうすぐですね。

このN様とお話をしている時は、まるで外国人と会話している時のように自由に、素直に意見を口にする事ができます。それもそのはず。このN様はネイティブ並みの中国語を操る日本人離れした国際人で、世界を舞台に活躍されているのです。

私の感覚も普通の日本人とは少々違っているようなので、N様には自分らしく楽に話せるのも当然ですね。

N様のお話を聞いていると、彼の友人に会ってみたいとワクワクしてきます。お話に登場する人物は皆「自分の力で何かをしようとしている・熱い思いを持っている」起業家ばかりなのです。彼らに会えるなら、日本流にお酒を飲みながらなんてもったいので、昼食でも食べながら(しらふで)お話を聞いてみたいなァ。きっとペスカタリアンの私でもスッと受け入れて貰えそうだ。ああ、想像しただけで楽しそうだ。

このブログでお話しているように、最近こういった素晴らしい出会いが本当に多くて、楽しくて仕方がありません。こういった素晴らしい出会いがあるたびに「見たい。聞きたい。体験したい。人生やりたい事が多過ぎて、短かすぎる。まあ、とにかく、一瞬一瞬を大切にして生きて行こう。」と思うのです。

皆さんはどうですか?普段からモノ(正気の流入を邪魔するもの)とコト(不毛な人間関係)の断捨離を断行して、「良運・良縁」が入る余裕を意図的に作っていますか?