「院長日記」カテゴリーアーカイブ

自制心を育む正しい方法って、あるのかな?

自制心(欲望を制御する)能力を身に付けることは、人生の成功に極めて大きな影響を与えるという記事がありました。
富裕層は「スマホ」と「コーヒー」に目もくれないというタイトルですが、子供の頃の自制心が大人になった時の状況を反映するという記事です。
私は、中学入学と同時に家を出て、当時「軍隊式教育」と言われた高砂にある中高一貫校の寮に入りました。体が大きかったので柔道部に(半ば強制的に)入ることになり、24時間365日「自制」だけの青春時代を送りました。
その結果、強い自制心を手に入れる事はできたと思います。ただ、時々その代償に失ったもの(子供の頃の子供らしい生活)に強く思いを馳せる事があります。
自分の子供にはあのような辛い思いだけはさせたくないと思っているのですが、ついつい甘い父親に・・・。
バランスの取れた育て方は親の永遠の課題かも知れません。

 

 

20年の歳月

英保歯科が平成7年6月に開院してから、まもなく20年になります。
開業当時はインターネットが世の中に存在していなかったし、歯科医が余っている(と、日本人の歯科の利用スタイルの常識からは考えれていますが・・・。)ような時代が来るとは夢にも思いませんでした。
この20年間の間に英保歯科の回りにも、歯科医院がたくさんできましたが、お陰様で昨年も非常にゆるやかな右肩上がりですが、順調に運営する事ができているようです。英保歯科の患者様にはお礼申し上げます。

大学の歯学部では会社経営の事など全く学びませんでしたので、チームリーダーとしての振る舞いは独学で学んできました。
独学というより、患者さんと触れ合う中で、受験勉強では学べなかった事を、遅ればせながら少しずつ学ばせて頂いている感じですね。

これから私の歯科医師人生の後半戦に入訳ですが、後半戦というより「集大成」と呼びたいと思っています。これまでの知識と経験を生かして、地域の患者さんにいかに貢献する事ができるかを一生懸命考えています。
歯科医の息子に生まれ、歯科一筋で53年間生きてき私です。勉強も沢山、沢山してきましたし、これからも前向きに、一生懸命、頑張ってやっていきます。
自信を持って「英保裕和の歯科医師人生の集大成」の表現に取り組みたいと思います。

素晴らしいスタッフの理解もあって、英保歯科の雰囲気は年々、年々良くなってきています。私達のサービスの結果として皆様の笑顔を拝見できる事が私達の一番の喜びです。これからも、どうかよろしくお願い致します。

 

マザーテレサ

加藤貴さんという方のブログにマザーテレサの言葉が載っていましたので転載してみます。
http://ameblo.jp/taka-stefano/entry-12061837406.html
より引用します。
医療に携わる者として、そして何より人間として、少しでも彼女の姿に近付きたいと思います。
まだまだ、全然、ダメですけどね。
頑張ります!
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世界平和のためにできることですか?
家に帰って家族を愛してあげてください。
私は反戦運動には参加しません。
ですが、平和運動には喜んで参加します。
– マザー・テレサ –

マザー・テレサ

他にはこのようなことを仰っています。

人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。
それでも許しなさい。

人にやさしくすると、人はあなたに何か隠された動機があるはずだ、と非難するかもしれません。それでも人にやさしくしなさい。

成功をすると、不実な友と、本当の敵を得てしまうことでしょう。それでも成功しなさい。

正直で誠実であれば、人はあなたをだますかもしれません。それでも正直に誠実でいなさい。

歳月を費やして作り上げたものが、一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。それでも作り続けなさい。

心を穏やかにし幸福を見つけると、妬まれるかもしれません。それでも幸福でいなさい。

今日善い行いをしても、次の日には忘れられるでしょう。それでも善を行いを続けなさい。

持っている一番いいものを分け与えても、決して十分ではないでしょう。それでも一番いいものを分け与えなさい。

あなたは、あなたであればいい。

この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。

貧しいことは美しいことです。

平和は微笑みから始まります。

神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。

私たちは、大きいことはできません。小さなことを大きな愛をもって行うだけです。

導いてくれる人を待っていてはいけません。あなたが人々を導いていくのです。

人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。これはとても大きな貧困です。

いかにいい仕事をしたかよりもどれだけ心を込めたかです。

あなたに出会った人がみな、最高の気分になれるように、親切と慈しみを込めて人に接しなさい。

あなたの愛が表情や眼差し、微笑み、言葉にあらわれるようにするのです。

一切れのパンではなく、多くの人は愛に、小さなほほえみに飢えているのです。

愛されることより愛することを。

理解されることよりは理解することを。

所有すればするほど、とらわれてしまうのです。

より少なく所有すれば、より自由でいられます。

喜びとは、魂を捕まえられる愛の網なのです。

私たちは、成功するためにここにいるのではありません。

誠実であるためにここにいるのです。

短くて口に出しやすい言葉でも、心のこもった言葉はある。

そんな言葉はいつまでも心の中に輝き続ける。

大切なのは、どれだけ多くをほどこしたかではなく、それをするのに、どれだけ多くの愛をこめたかです。

大切なのは、どれだけ多くを与えたかではなく、それを与えることに、どれだけ愛をこめたかです。

富める人のほうが貧しいと思うときがあります。
富める人のほうが内心孤独であることが多いのです。

心が愉しむことは、どんな美容師にもまさる効果があります。

もし貧しい人々が飢え死にするとしたら、それは神がその人たちを愛していないからではなく、あなたが、そして私が与えなかったからです。

日本人はインドのことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。

愛はまず手近なところから始まります。

今、この瞬間幸せでいましょう。それで十分です。

その瞬間、瞬間が、私たちの求めているものすべてであって、他には何もいらないのです。

暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい。

飽くことなく与え続けてください。残り物ではいけません。

痛みを感じるまでに、自分が傷つく程に与え尽くしてください。

説教してきかせても、それは人とふれあう場にはなりません。

ほうきをもってだれかの家をきれいにしてあげてごらんなさい、そのほうがもっと雄弁なのですから。

愛とは、大きな愛情をもって小さなことをすることです。

誰かに微笑みかけること、それは愛の表現であり、その人へのすばらしい贈り物となるのです。

昨日は去りました。
明日はまだ来ていません。

わたしたちにはただ、今日があるのみ。
さあ、始めましょう。

~マザー・テレサ~
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マイナス金利の今こそ歯を磨こう。

銀行に貯金しても全く金利がつかず、むしろ預けると迷惑がられるような事になってしまいましたね。
私の母親が子供の頃に、彼女の父が「100円も貯金しておいてやったから、将来使いなさい。色々な事に使えるよ。」と言ったそうですが、その当時から貨幣価値が1000倍以上に変化してしまったようです。
同様に、子供のために、今1000万円貯金しておいてやっても、30年後に今の1万円位の価値になってしまったとしたら、泣くに泣けませんよね。
金でも買ってタンス預金でもしてあげるのも一つの方法でしょうか?
でも、もっと良い方法があります!子供の歯を予防歯科で大切にして将来、多額な治療費がかからないようにしておいてあげるのです。
歯は金と同様に貨幣価値の変化の影響を受けませんし、その上金と違って毎日使える役に立つものです。
今こそ歯を大切にして、無駄な出費を回避しましょう!

台湾の歯科医師も情熱的でした。

土曜日の診療後に関空から台湾に飛んで、ホテルに到着したのが夜中の2時。翌日、日曜日に台湾の先生方に「防湿と接着」に関する講演をさせて頂きました。
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約50名の台湾の歯科医師に防湿装置ZOOの説明や、米国の学会誌に発表した私達の研究結果に関しての解説を行いました。
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月曜日の早朝6時半にホテルを出て帰国するという、文字通りの「弾丸ツアー」でしたが、聴講して下さった先生方の熱心な姿勢に心打たれ、また友人の王歯科医師やTed さんのご親切に触れて充実した3日間となりました。
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金曜日からは米国の学会に参加するためにシカゴに行ってきます。タフな1週間になりますが、頑張ってきます。

インスタントラーメンもダメか・・・?

インスタントラーメンって「体に悪おいしい」ですよね。
カップラーメンに限らず、ジャンクフード類は体に悪い事は分かっていても、魅惑の味がしますね。
告白すると、中学校の頃は寮生活でしたので、夜食にほぼ毎日のようにカップラーメンを食べていました。若い頃の嗜好は脳ミソに刷り込まれてずーっと残るという話を何回かしていますが、甘い物に限らず、インスタントラーメンの化学調味料も私の脳ミソに刷り込まれてしまっているようで、今でも時々「カップヌードルが食べたいなァ・・・。}と思う事があります。
この記事、【衝撃の事実】インスタントラーメンを食べた後のお腹の中は、大変なことに・・・
この記事を今現在私が胃ガンになっていない事が不思議な感じさえしてしまいます。基本的には、腐らないような物は体に悪いようですね。
昨日コストコに行って余計な物(腐りそうにないシナモンロール)を買ってしまったし・・・。
「先生、しっかりして!いつも偉そうに言ってるやん!」という患者さんの声が聞こえてきそうです。

恩師からメールが届きました。

昨夜メールボックスをチェックすると、英保歯科のお問い合わせ窓口経由で一通の e-mail が届いていました。
何と、それは大学院の時に研究の指導をして下さった福井博士からのメールでした。
福井博士は私の恩師中の恩師。今、私が学会発表や論文の執筆が何のストレスもなくできるのも、大学院時代に科学者のあるべき姿を福井博士に叩きこんで頂いたお陰です。
もう10年以上も失礼してお目にかかっていないのですが、メールで“1992年のワインを大切に置いているので一度会って開けて飲もう。” と言って下さっています。1992年は恐らく私が福井先生の下から旅立って臨床の現場に戻った頃だと思います。随分昔ですね。その時のワインをずっと持っていて下さったと知って感激しました。
現在、私は、はほぼ毎年2月の終わりにシカゴの学会に参加しているのですが、生まれて初めてアメリカに学会発表に行ったのも冬のシカゴでした。福井博士に連れられて伊丹から(!)米国に渡りました。
福井博士は私に秘密で、元教師のご婦人の御家に数日のホームステイをさせてもらえるというサプライズをプレゼントして下さいました。

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こんな素敵な家に泊めてもらったんですよ。生まれて初めてアメリカに着いたその夜に、福井博士にこちらのお家に連れてこられて、“じゃ、英保君はこちらに泊めてもらって。”と一人だけ置いていかれた事を昨日のように覚えています。お陰様で素晴らしい経験ができました。感謝、感謝です!

 

ホストマザーと共に。27歳の頃です。
ホストマザーと共に。27歳の頃です。

今より英語は出来なかったけれど、若さと勢いで何とか乗り越えた良い思い出となっています。
近いうちに福井博士に再会できる事を心から楽しみにしています。

新年明けましておめでとうございます。

2016年は少し長めにお休みさせて頂き、5日からの診療開始となります。電話でのご連絡は5日朝からの対応となりますのでご了承下さい。

さて、今年は英保歯科が大きく変わる年になりそうです。今、断捨離やミニマリストといった考え方が流行していますが、私自身が元々そういった思想が好きな人間です(例えば、テレビが15年以上前から家に無い事、30年以上ベジタリアンであること、数年前から、お酒をやめた事、ブランド品に興味が無い事、贅沢な食事がまさに「贅沢」であると思う事などなど)。
歯科治療においても過度な美容歯科や、老化をという事実を受け入れない考え方の修復など、私の信条に沿わない考え方の歯科治療がマスコミなどで派手に取り上げられ、またそれを支持しm望む人がたくさんおられるという事実があります。
でも、英保歯科は英保裕和という私の信条に沿うような形の治療を、更に厳選し、更に熟慮して提供するようにしてゆきます。
スタッフとも更に連携を強め、更に英保歯科らしい雰囲気に包まれた良い意味での緊張感が漂う、凛とした歯科医院を目指します。

どうかご支持、ご支援の程、よろしくお願い致します。

日本接着歯学会に参加してきました

例年、年末に開催される日本接着歯学会は日本口腔インプラント学会と共に、私にとって非常に重要な学会の一つです。
今年は東京で開催されました。東京歯科大学の亀山先生との共同研究・発表という形で参加してきました。
この学会は基礎研究という、患者さんの治療の屋台骨を作るような、地味ではあるが非常に大切な研究を中心に発表が進みます。
キリスト教における聖書のように、難解ではあるが臨床の役に立つエッセンスが詰まったこの学会は、世界の接着歯科の最先端をリードしています。
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一昨年、本学会で発表した私の研究データーを引用して頂きました。微力ながら接着歯科の発展に寄与できている事を誇りに思います。

世界の小倉!

Style Italiano というFB上の歯科医専門サイトがあります。6万人以上のメンバーがいる中で、腕を競うイベントが開催されるのですが、前人未到の3冠を達成した日本人歯科医が小倉先生(Dr. Mituru Ogura) です。
小倉先生とは10年以上前から友人なのですが、今回彼のセミナーを受講してきました。今まで国内外の72人だけが受講できたセミナーです。
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海外では日本人の歯科技工士が世界一との評価を受けています。それは日本人の手先が非常に器用だからです。歯科医師の腕も同様に非常に高いのですが、国の方針で保険の「ファスト歯科治療」を強制されているため潜在的な能力を開花させないまま静かに殺されているのが実情です。
国が日本人の歯科関係の技術を発揮できるような環境を作り、それを輸出すれば、あるいは海外からの「Dental  Treatment Tour」の客を招けば十分な魅力を持った商品になると思います。