2016年は少し長めにお休みさせて頂き、5日からの診療開始となります。電話でのご連絡は5日朝からの対応となりますのでご了承下さい。
さて、今年は英保歯科が大きく変わる年になりそうです。今、断捨離やミニマリストといった考え方が流行していますが、私自身が元々そういった思想が好きな人間です(例えば、テレビが15年以上前から家に無い事、30年以上ベジタリアンであること、数年前から、お酒をやめた事、ブランド品に興味が無い事、贅沢な食事がまさに「贅沢」であると思う事などなど)。
歯科治療においても過度な美容歯科や、老化をという事実を受け入れない考え方の修復など、私の信条に沿わない考え方の歯科治療がマスコミなどで派手に取り上げられ、またそれを支持しm望む人がたくさんおられるという事実があります。
でも、英保歯科は英保裕和という私の信条に沿うような形の治療を、更に厳選し、更に熟慮して提供するようにしてゆきます。
スタッフとも更に連携を強め、更に英保歯科らしい雰囲気に包まれた良い意味での緊張感が漂う、凛とした歯科医院を目指します。
どうかご支持、ご支援の程、よろしくお願い致します。
例年、年末に開催される日本接着歯学会は日本口腔インプラント学会と共に、私にとって非常に重要な学会の一つです。
今年は東京で開催されました。東京歯科大学の亀山先生との共同研究・発表という形で参加してきました。
この学会は基礎研究という、患者さんの治療の屋台骨を作るような、地味ではあるが非常に大切な研究を中心に発表が進みます。
キリスト教における聖書のように、難解ではあるが臨床の役に立つエッセンスが詰まったこの学会は、世界の接着歯科の最先端をリードしています。
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一昨年、本学会で発表した私の研究データーを引用して頂きました。微力ながら接着歯科の発展に寄与できている事を誇りに思います。
Style Italiano というFB上の歯科医専門サイトがあります。6万人以上のメンバーがいる中で、腕を競うイベントが開催されるのですが、前人未到の3冠を達成した日本人歯科医が小倉先生(Dr. Mituru Ogura) です。
小倉先生とは10年以上前から友人なのですが、今回彼のセミナーを受講してきました。今まで国内外の72人だけが受講できたセミナーです。
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海外では日本人の歯科技工士が世界一との評価を受けています。それは日本人の手先が非常に器用だからです。歯科医師の腕も同様に非常に高いのですが、国の方針で保険の「ファスト歯科治療」を強制されているため潜在的な能力を開花させないまま静かに殺されているのが実情です。
国が日本人の歯科関係の技術を発揮できるような環境を作り、それを輸出すれば、あるいは海外からの「Dental Treatment Tour」の客を招けば十分な魅力を持った商品になると思います。
私が校医を務める、けやき台小学校で4年生の授業をしてきました。楽しかったし、普段の仕事上のストレスが吹っ飛びましたよ!子供たちの持つパワーって、本当に不思議です。
写真のようなスライドを示して、「この中で一番大切な事はどれ?」と質問したところ、担任の先生方は皆、「歯みがき」に挙手なさいました。
子供達の3分の2は、なんと、「正しい食生活」に挙手しましたよ。
読者の皆さんはこの中でどれが一番大切かわかりますか?
ヒントは神戸友の会幼児生活団で教えてくれる生活の基本、「早寝早起き朝ごはん、1日4回食」です。
今日は土曜日ですが、臨時休診させて頂き学会に参加してきました。
歴史あるピエールフォシャールアカデミー国際歯学会で歯周組織(歯の回りの骨や歯肉)の再生をさせる治療法の最前線に関して講演を聞いてきました。
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専門的な話になりますが、興味のある理系の方のために書いてみます。
iPS細胞までさかのぼって使用しなくても、もっと分化した細胞を刺激する成長因子を応用すれば失った組織が再生できる時代が近くなってきました。
リコンビナントのFGF2という成長因子を手術の時に塗るだけで良いのです。大腸菌で発現できるのであれば製品化されても比較的安価で、保険導入も夢ではないかも知れませんが、その辺はまだ不明です。
科学の進歩は素晴らしいですね。
台湾に漢方薬や食材の老舗がズラーッと並ぶ街があります。日本からの一般の観光客でも面白い所ですが、私達歯科医療関係者には非常に興味深い場所でした。
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例えば「十全大補湯」という漢方薬は免疫能を高める事から、日本ではガンの治療に使われる事があります。つまり「十全大補湯」は日本では100%薬として使われる訳です。この「十全大補湯」や「四物湯」の元になる生薬(煎じる前の葉っぱなど)が漢方薬局の店先に並んでいるので、日本人の私から見ると、「フムフム、やっぱり薬屋さんだわ。」という感じになるのです。
でも台湾人の友人は「これはスープね。お肉とかと一緒に煮込んで食べると美味しんだよ。」と平気な顔をして説明してくれます。キョトンとしている私に「「湯」ってかいてあるでしょう。これはスープの事だからね。」と説明してくれました。
台湾人の女性は実年齢より10歳は若く見えます。男女とも元気で良くしゃべり、笑い、食べますね。
食事の中にお茶や漢方薬などが自然に組み込まれ、ボーダレスになって予防医学が生活に無意識に浸透している事がわかります。
平均寿命は世界一の日本ですが、ピンピン・コロリの見地からみると、どこが世界一なのか知りたいところです。
もう少しの間、楽しかった台湾の話題にお付き合い下さい。
台湾は夜市が有名ですが、ガイドブックには巨大な観光夜市から、地元の人が集う小さな夜市まで紹介されていますよ。
私は小さな夜市で現地の人々の生活を体験するのが好きですね。
治安も良いので油断しない限りは大きなトラブルに巻き込まれる事はないでしょう。
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デンタルショーで私達が発明した防湿装置ZOOを展示し、台湾の先生方に使い方を説明させて頂きました。たくさんの先生方が興味を持って下さいました。私達の夢はZOOが世界に広がって、世界中の患者さんが防湿された環境で治療を受ける状況になる事です。そうすれば治療成績が向上し患者さんに福音がもたらされるからです。
台湾の首都、台北でのデンタルショーを初めて経験しました。規模、先進性等、どれをとっても日本と変わりませんし、何より日本と違って、若くて元気な人が多い。日本人の歯科医も負けないように頑張らないといけないと思いました。
台湾で開催されるデンタルショー(歯科関係の展示会や講演会)に参加するために関空に来ています。
日曜日は防湿装置ZOOについての説明をさせて頂く予定です。
中国語はできませんが、英語で何とかZOOの良さを台湾の歯科医師の先生方に伝える事ができたら良いなと思っています。
頑張ってきますね。また報告します。
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発