「院長日記」カテゴリーアーカイブ

東京日帰りしてきました。

今日は東京の卒後研修施設、デンタルヘルスアソシエーツで接着歯科治療の講義をするために日帰り上京してきました。今やっと新大阪に到着したところです。
若い先生方に接着歯科を成功させるための秘訣を伝授してきました。理論的な知識だけでも、臨床経験だけでも接着を成功させる事はできません。
接着を成功させる秘訣は私の得意とする講演内容です。参加者全員熱心に講義を聞いてくれましたので、東京日帰りの疲れも、吹っ飛びました。
来週もけやき台で頑張りますのでよろしくお願いします。

「教養がある」とは?

「教養がある」とはどんな事か知っていますか?歴史や哲学の事を良く知っている人?やっぱり東大の教養を修了した人が日本一「教養がある」人ですかね?
私の尊敬する養老 孟司先生は、「人の気持ちが分かる事を「教養」という。」とおっしゃっています。素敵な解説ですね。いくら東大を出ていても、人の気持ちがわからない人は「教養がない」のです。
歯が比較的丈夫で虫歯になった事が少ないお母さんは、子供が虫歯で痛くて痛くて苦しんでいても、ピンとこないようです。虫歯の痛みは想像を絶するものなのですよ。
お母様方だけでなく、お父さんも、おじいちゃんおばあちゃんも、是非子供の苦しみや、将来の苦労の気持ちが我が事のように感じられるような「教養のある」人であって頂きたいと願っています。

友人の紹介で新しい出会いができました。

お見合いのようなタイトルですが、違いますよ。世界的に活躍している友人の歯科医師の紹介で、インプラント学会の招待演者である Dr. Wang (シンガポールで開業)とお話しする機会を得ました。二人ともノンアルコールビールですが、話が弾んで楽しい時間を共有しました。
学会で拝聴した彼のインプラント治療に対する理論は、非常に整理されており、明快で納得のいくものでした。
私は自分達が発明した治療器具、ZOOの紹介をさせてもらいました。
ZOOが世界中に広まって、一人でも多くの患者さんの歯を守り、救う事が私の究極の夢です。
普段の生活では英語を使う機会は皆無ですが、「いざ鎌倉」で毎日、いや、ほぼ毎日、いやいや、かなりサボる事もありますが、とにかく英語の勉強を続けています。そのお陰で、こういったチャンスを逃す事無くコミニュケーションを取る事ができます。英語は国際共通語として非常に便利ですね。

My 2nd hometown 岡山

今年のインプラント学会は、我が母校、岡山大学歯学部がホストとなって開催されました。岡山での3日間の日程を終えて、三田に帰ってきました。とても有意義で、多くの最新の知識や技術を学ぶ事ができました。
朝から晩まで勉強でしたので少々疲れました。今日はご報告だけで・・・。

心の状態と食べ物

最近、心療内科にかかっておられる方が増えていますね。英保歯科の患者さんの中でも、その数は明らかに増加傾向にあります。中学生で投薬を受けている子もいて、何とかならないのかな、可哀想だなと思いますね。
運動やヨガ、瞑想や座禅など、ストレスを減少させ精神状態を改善する方法はいくつも報告されていますね。食べ物はどうでしょう。
食べ物の入り口の医療に携わる者として、食事の内容と心の状態には自然に興味を持ってしまいます。
私は肉類を食べないようにして30年以上位経ちます。大好きだったお酒も数年前に止める事に成功しました。そのお陰か、比較的攻撃的な所が少なく、心の安静を保てているように感じます。
精製白砂糖に代表される糖類も精神に大きな影響を与えます。
良質の植物性蛋白質と日本野菜を中心とした和食をメインに、適度な運動と休息を取り入れて、Exciting でストレスフルな現代社会を楽しくクルージングしましょう。

喫煙者比率0.3%以下

英保歯科の患者さんの喫煙者の比率は恐らく0.3%以下だと思います。500人に一人、いないと思いますね。ほぼ皆無と言って良いでしょうか。さすが健康志向の高いウッデイタウンの皆さんだといつも感心しています。
ただ、女性の比率が高いのは残念な事です。やせるからタバコを吸いたい気持ちは良くわかりますが、男性以上に体と歯とそして心に与える悪影響は大きいですね。
タバコを吸わない私にとっては、スモーカーの方のお口の中の治療をするのはつらい仕事です。たばこの匂いに耐える努力をしていると、治療に対する注意力が減ってしまうからです。
先日、「英保先生、禁煙支援のプログラムなどで私を喫煙から救ってくれませんか?」とある患者さんから相談を受けました。「英保歯科の患者さんにスモーカーの方はほぼ皆無なのですよ。ですから禁煙支援の用意もしていないんですよ。」と謝りました。頑張って下さいね。心から応援しています。
私はウッデイタウンで開業し、健康意識の高い、素晴らしい患者さん囲まれて、本当に幸せな歯科医師です。

保険診療の特徴

どくらぼというサイトで「医療保険制度を知れば、歯医者さんの費用が見えてくる!」という記事が紹介されています。皆さんのためになる記事ですので是非ご覧下さい。
英保歯科は開業以来20年間、「保険でも何とか丁寧な治療を」と努力してきましたが、顕微鏡の導入など、最近の歯科医療の進歩と、日本の保険医療のレベルとのギャップが著しく、「保険で丁寧な治療」をする事に限界を感じでおります。
顕微鏡で何倍にも拡大して、延べ何時間もかけて精密に治療をした歯と、保険の治療とでは余りにも結果に差があります。それは数年後に「手痛いつけ」として帰ってきます。
英保歯科は「か患者さんのけがえのない歯を守るためには、どうすべきか」を常に考え続け、変化してゆきます。

本当に大切なもの

私は歯科医師の子供に生まれて、「将来は必ず医師か歯科医師になりなさい。」と言われて育ちました。そのため小学校高学年の頃には中学受験のため、自分の勉強部屋に閉じこもって、毎晩夜中の3時4時まで勉強を、まあ、「させられて」きました。ただ、4年生くらいまでは9時頃に寝させてもらっていましたので、幸い170センチを超える身長になっています。成長ホルモンのお話を覚えて下さってますかね?
実家は宍粟という田舎にありましたので、中学進学は寮のある学校に行くようにと親に言われまして、高砂市にある中高一貫教育の学校に入学し、そこの寮に入りました。ですから家族と生活したのは小学校卒業までだったんですよ。親や兄弟と遊んだりした記憶がほとんどないのは情けない話です。
そんな経験もあって、自分の子供とって本当に大切な物は何か、自分にとって本当に貴重な時間は何かを深く、深く考えるようになりました。
子供にとって大切な物は「学歴」ではなく「心身の健康」ですし、最も大切にしたい、最も貴重な時間は「仕事や趣味に没頭する時間」ではなく「家族と過ごす時間」だと、心の底から、思っています。

先程完了。日曜日の父親の仕事です。

今日は日曜日。久しぶりに家で家族とゆっくり過ごしています。先週の日曜日は大阪口腔インプラント研究会に参加。来週のシルバーウイークは母校の岡山大学がホストとなる日本口腔インプラント学会で、岡山に3日間滞在する予定です。
医者ですし、自営業ですから休み返上で自発的に勉強や仕事をするのは当たり前なのですが、まれにある休みには、なるべく家族で家にいて、色々な会話とゆっくりとした時間を大切にしたいと考えています。
そうそう、朝ごはんの後は妻と子供たちの仕上げみがきとフロスをしてあげる「お父さんの日曜日の仕事」をちゃんと果たしましたよ。
読者の男性の皆さん、日曜日には家族の歯のケアー、特にフロスをしてあげて下さい。「どれだけ父親が家族を愛しているか」という思いが、言葉では無い形で、きっと、伝わりますよ。

糖質制限ダイエット

最近、糖質制限ダイエットが注目されていますが、low-carb diet (ローカーボダイエット)は米国では10年以上前から提唱・実践されていました。
近頃の書籍では、人類が農作を始めた事が悪のように述べている物もあるようですが、極端な意見でしょうね。
狩猟だけでは「強者」だけしか生き残れなかったのですが、農耕と貯蔵の知恵から「弱者」も生存する事ができるようになりました。
肉類は良質の動物性蛋白質と同時に動物性脂肪を含んでいます。一方、日本人は農耕によって大豆を作り、それを豆腐、納豆、いり豆などに加工して楽しむ知恵があります。
糖質制限をされていらっしゃる方は、動物性蛋白質より良質の植物性蛋白質を摂取するようになさってはいかがでしょうか?