「院長日記」カテゴリーアーカイブ

GWは読書三昧でした。

KindleのアプリがタブレットだけでなくWindows10のPCにもインストールできるので、PCの大画面でも電子書籍が読めるし、本棚に物が増えずに済むので便利ですね。
佐々木 典士 さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 断捨離からミニマリストへという本の中に「人間は1日6万のことを考えていると言われている。そのうち95%は昨日と同じことを考えていて、 さらにそのうち 80 はネガティブな考えだそうだ。」
という文章がありました。頭をガツンと叩かれた位のショックを受けましたね。皆さんはどうですか?
残された人生を有意義に生きるためにも、前向きな考え方をするように心がけようと誓いました。
活字はに触れるのは、やはり良いですね。

淡路島 Westin ホテル

今日は家族で淡路島にドライブしてきました。
ウエスティンホテルで昼食ををとって、淡路島牧場で牛と遊ぶだけの小旅行ですが、子供たちはとても喜んでくれました。

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早春の青空の下の安藤忠雄の建築はカリフォルニアのゲッティミュージアムを思い出させてくれました。
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ホテルの中にある、結婚式のためのチャペルです。無機的な造形が印象的な安藤忠雄の設計ですが、彼は無駄を排した造形で「禅の思想」を表現しているのかなと、ふと感じました。

クリスマスなどのミサの時に訪ねるカトリックの教会は、「真面目に神を信じる人が集う場所」としての「人の息吹」が存在しています。たとえそこに誰もいない時でも、そういった空気を感じる事ができます。
一方で、美しいこのチャペルには「無人感」が漂っていました。キリスト教を信じるどころか、キリスト教に関する知識さえほとんどないカップルとその家族が、結婚式の時だけファッションで神に宣誓を行う場に使われるにはあまりにももったいないと感じた次第です。

LDHコレステロールと砂糖摂取

歯科医師でありながらお恥ずかしい話ですが、私も高度成長期の昭和30年後半の生まれなので、子供の頃には、同じ世代の方々同様に「砂糖漬け」の食生活が当たり前でした。もっと言うと小さいころに「チクロ」「サッカリン」と言った発癌性のある代用甘味料を食べさせられていた世代で、当時の友達で「三角ジュース」を箱買いしていた家庭の子は肝臓が悪くなって死んでしまいましたね。今なら原因の想像がつきますが、何しろ恐ろしい頃に幼少時代を過ごしたものです。
そう云う訳で、私も甘いものが大好きな大人になってしまいました。5歳までに脳味噌に刷り込まれた嗜好は永遠に消えませんので、ストレスが溜まったり疲れたりすると(皆さん同様に)甘いものを食べてしまいます。

でも、思うところあって、昨年末に一念発起して「妻か娘が焼いてくれたケーキやクッキー(精製白砂糖は全く使わない)以外は砂糖甘いものを口にしない事を基本とする」という決心をしました。18歳で肉類を断ち、37歳でテレビを断ち、46歳で酒を断ち、次は54歳で精製白砂糖断ちです。お付き合いが大切なビジネスマンだったらこんな変な人間はクビになるかもしれませんね。もっとも、自営業が多い歯医者仲間に於いても、私は少々浮き気味ですが・・・。

予想していなかった良いことが起こりました。毎年3月に血液検査を受けているのですが、数年来高めだったコレステロール値が今回は正常になっていました。たった3か月精製白砂糖を断っただけで、です。
子供に与えたくない精製白砂糖が大人にも悪影響を与えることを、身をもって経験した次第です。

禅アーチェリー(弓道)

米国人の友人が弓道の見学をしたいと言うので、王子スポーツセンターにお願いして一緒に行って来ました。
弓道は “Zen in the Art of Archery” と呼ばれています。海外では禅の思想の探求、芸術(というかArtですね)、瞑想の一手段として知られています。1時間半ほど座って見学させて頂きましたが、確かに澄んだ空気(物理的にも精神的にも)に満たされた空間は、神戸という都会の真ん中にいることを忘れるほどでした。
感じる事、得る事が多い良い機会でした。
海外の方とお付き合いすると日本の文化を違った視点で見直す事ができて、視野が広がりますね。

淡路島のイタリアン「リゾレッタ」

私の親友、淡路島出身の歯科医師が教えてくれたレストランに友人と行ってきました。リゾレッタというお店です。シェフ兼店長はスタッフがイタリアンばかりのお店で3年も修行を積まれた本格派で、イタリア語はペラペラ。今回は英語で説明して下さいました。皆さんも是非どうぞ。(但し、中学生より小さい子供は入れないような事を聞きました。ご確認下さい。)

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ランチタイムだとリーズナブルというか、素材と手間ひまを考えると、申し訳ない程安いです。
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こちらはタコのお料理です。
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100㎏の淡路島産のオリーブを手で絞って1リッターしかとれないオリーブオイル(お値段は驚くほど高価!)とご存じの海水と海藻とを共に加熱して作られる淡路島の塩。最高です。
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淡路島の素麺の手法で作ったパスタ。世界中でここでしか食べられません。死ぬまでに一度は食べておかないと後悔しますよ。

甘いお菓子を異常なほど食べてしまう原因は?

大人も子供も、甘いお菓子を異常なほど食べてしまう原因は何だと思いますか?
ストレスを回避するためなのです。精製白砂糖は麻薬と同様に、想像以上に精神に影響を与えます。無意識に一時の快楽を求めているのです。
ストレスに伴う精製白砂糖の摂取量は直線状に増加するのではなく、ストレスの増加とリンクして階段状に増えていくのではないかと考えております。(横軸を「ストレス量」、縦軸を「精製白砂糖を無意識に欲する欲望の量」とした時に、右上がりの直線ではなく右上がりの階段のようなグラフになるという事です。わかる?)
ですから、一段下がることができるほどの(まとまった量の)ストレスを減らさないと、甘いものを欲しがる脳の状態は変わらないと考えます。
虫歯を予防したり、健康な体と心でいたりするためには精製白砂糖の摂取量を減らさなければなりません。そのために、自分のストレスの原因に自分自身で気が付いてまとまった量のストレスを「ごっそり」取り除く必要があります。
何が自分のストレスになっているのか気がつかないことが多いですね。自分ではストレス発散のためにやっているつもりの事がストレスの原因になってしまっている事すらあると思いますよ。
頭で考えてもストレスの原因がわからなければ、まずは身の回りにあふれかえっている「モノ」を捨てて部屋を片付けてみて下さい。「断捨離」ですね。そうすれば(私もそうだったように)自然に色々な事が見えてきますから。

母校での講義では特に熱くなります。

わが母校、岡山大学歯学部の非常勤講師を拝命しておりますので、日頃の臨床を通じて得た「真実」を学生に伝授しております。
歯科医師の仕事というのは芸術のような部分が多々ありますので、この年になっても技術や考え方が完成されるという事はなく、自分自身も進歩し続けております。「質の高い」経験を積み重ねる事は人生同様に大切なのです。
歯科医療をライフワークとする私達には今の時代では当たり前になった転職という言葉がありません。人生を賭けて一生懸命研鑽を重ねております。
でも歯科医師を含む、人間ができることはしょせん大したことがなくて、健康な歯をバリバリ削るような極端な美容歯科などと同様にやらないほうがまし(例えば原発の設置、無意味に大きい車の開発、体に悪いジャンクフードの販売、他人の悪口を喋っている無駄な時間など、挙げればきりがありませんが・・・。)と思われるような事もたくさんあります。
人間の能力を過信する事は禁物です。歯もできれば手をつけない方が良いのです。ですから正しい(食)生活習慣を身に付けて、虫歯にしないようにして下さい。歯科医師が修繕できるのは1本の歯に対してたった5回なのですよ。予防が「絶対的に」大切なのです。健康や体、歯などは予防しか手段がないのです。
若い先生で自分の治療に自信満々、人間ができる事を過信している方を見ると、「早く気がついて!」「岡山大で私の授業を受けて!」と言いたくなりますね。

砂糖は心と体も侵す!?

日本人の2人に1人がガンになっているそうです。ものすごく増えていますね。いつからこんなに増えたのでしょう?そしてその原因は何なのでしょうか?
英保歯科ではいつも予防を第一に考えるのですが、ガンはどうすれば予防ができるのでしようか?
ガンの組織が温度に弱い事や糖質を食って増大する点に注目して、体温を上げて免疫力を強化したり、糖質制限をおこなってガンを克服したりした話をネットや本で見かけます。

糖質の悪玉代表が精製白砂糖。砂糖が歯に悪い事は周知の事実ですが、体と心にも深刻な悪影響を与えるようです。
2017年は、この食品を食べるのを控えてみる?
体の大きな大人のにもキツーイこの食品(添加物?)が小さな子供の体と心にはどのような害を与えているのでしょうね。

スイーツやジャンクフードが容易に手に入るコンビニやマクドなどが日本に広がっていった時期とガンが増加していった時期がリンクしないかどうか興味があります。思い過ごしであることを願うのですが。
砂糖を絶対食べるなとは言いませんが、思いのほか、熟慮が必要な感じがしますね。あらゆる世代でね。

私の大切な宝物

毎年恒例になってきた新年会を開催しました。
ランチタイムでお酒無しの粗宴ですが、普段は聞けないエピソードに話が弾みます。

10年前のピーク時はドクターだけでも3人、スタッフ総勢20人程度の大宴会でした。
その時は夜の居酒屋で何時間も飲んでいましたね・・・。ウソみたいです。
その頃に比較して現在では、スタッフの人数が3分の1(!)になりましたが、医院の「サービスの質」においては、はるかに向上しています。ウソみたいです。

最近、診療所、自宅、私生活など、あらゆる事に「断捨離」「シンプル化」「ミニマム化」を行っています。そのおかげでとても幸せになってきました。
スタッフに関してはリストラではなく自然減ですが、現在のスタッフは院長の私の理念の良き理解者で、私にとって宝物です。

今年の新年会のあいさつでは、スタッフ全員が「心からの笑顔」になれるような診療所にすると誓いました。
それがお客様のスマイルにもつながるはずです。
「🎼あなたを包むすべてが やさしさで溢れるように。」

足してもダメなら引いてみては?

虫歯の原因になる食べ物(砂糖の大量に入ったスナック類など)は体にも心にも悪影響を与えるようです。
麻薬より危険「食べるのをやめられなくなる食品」リスト
やめる方が良いと分かっていても食べてしまうのはどうしてでしょうね?
生活習慣を変える「スイッチ」を入れるために必要なこと
こんな事をすること自体が難しいですよね。
私は最近「断捨離」が自分の人生に与える良い影響を実感しています。もともと「やめる」のが好きなので自分の性格にピッタリ合っていたようです。
人は何かを買ったり食べたりする時に、無意識に「そうすることによって幸せになる」と期待してやっているのだと私は思っています。
ジャンクフードをたくさん食べて幸せになったか考えてみて下さい。私は最近「これをしても幸せになれなかったなー。」と思うことはやめてみています。このシンプルな判断方法に確かな手ごたえを感じております。
やっても幸せにならない事なら、むしろやらない方が幸せになるのかも知れませんよ。