「院長日記」カテゴリーアーカイブ

甘いお菓子を異常なほど食べてしまう原因は?

大人も子供も、甘いお菓子を異常なほど食べてしまう原因は何だと思いますか?
ストレスを回避するためなのです。精製白砂糖は麻薬と同様に、想像以上に精神に影響を与えます。無意識に一時の快楽を求めているのです。
ストレスに伴う精製白砂糖の摂取量は直線状に増加するのではなく、ストレスの増加とリンクして階段状に増えていくのではないかと考えております。(横軸を「ストレス量」、縦軸を「精製白砂糖を無意識に欲する欲望の量」とした時に、右上がりの直線ではなく右上がりの階段のようなグラフになるという事です。わかる?)
ですから、一段下がることができるほどの(まとまった量の)ストレスを減らさないと、甘いものを欲しがる脳の状態は変わらないと考えます。
虫歯を予防したり、健康な体と心でいたりするためには精製白砂糖の摂取量を減らさなければなりません。そのために、自分のストレスの原因に自分自身で気が付いてまとまった量のストレスを「ごっそり」取り除く必要があります。
何が自分のストレスになっているのか気がつかないことが多いですね。自分ではストレス発散のためにやっているつもりの事がストレスの原因になってしまっている事すらあると思いますよ。
頭で考えてもストレスの原因がわからなければ、まずは身の回りにあふれかえっている「モノ」を捨てて部屋を片付けてみて下さい。「断捨離」ですね。そうすれば(私もそうだったように)自然に色々な事が見えてきますから。

母校での講義では特に熱くなります。

わが母校、岡山大学歯学部の非常勤講師を拝命しておりますので、日頃の臨床を通じて得た「真実」を学生に伝授しております。
歯科医師の仕事というのは芸術のような部分が多々ありますので、この年になっても技術や考え方が完成されるという事はなく、自分自身も進歩し続けております。「質の高い」経験を積み重ねる事は人生同様に大切なのです。
歯科医療をライフワークとする私達には今の時代では当たり前になった転職という言葉がありません。人生を賭けて一生懸命研鑽を重ねております。
でも歯科医師を含む、人間ができることはしょせん大したことがなくて、健康な歯をバリバリ削るような極端な美容歯科などと同様にやらないほうがまし(例えば原発の設置、無意味に大きい車の開発、体に悪いジャンクフードの販売、他人の悪口を喋っている無駄な時間など、挙げればきりがありませんが・・・。)と思われるような事もたくさんあります。
人間の能力を過信する事は禁物です。歯もできれば手をつけない方が良いのです。ですから正しい(食)生活習慣を身に付けて、虫歯にしないようにして下さい。歯科医師が修繕できるのは1本の歯に対してたった5回なのですよ。予防が「絶対的に」大切なのです。健康や体、歯などは予防しか手段がないのです。
若い先生で自分の治療に自信満々、人間ができる事を過信している方を見ると、「早く気がついて!」「岡山大で私の授業を受けて!」と言いたくなりますね。

砂糖は心と体も侵す!?

日本人の2人に1人がガンになっているそうです。ものすごく増えていますね。いつからこんなに増えたのでしょう?そしてその原因は何なのでしょうか?
英保歯科ではいつも予防を第一に考えるのですが、ガンはどうすれば予防ができるのでしようか?
ガンの組織が温度に弱い事や糖質を食って増大する点に注目して、体温を上げて免疫力を強化したり、糖質制限をおこなってガンを克服したりした話をネットや本で見かけます。

糖質の悪玉代表が精製白砂糖。砂糖が歯に悪い事は周知の事実ですが、体と心にも深刻な悪影響を与えるようです。
2017年は、この食品を食べるのを控えてみる?
体の大きな大人のにもキツーイこの食品(添加物?)が小さな子供の体と心にはどのような害を与えているのでしょうね。

スイーツやジャンクフードが容易に手に入るコンビニやマクドなどが日本に広がっていった時期とガンが増加していった時期がリンクしないかどうか興味があります。思い過ごしであることを願うのですが。
砂糖を絶対食べるなとは言いませんが、思いのほか、熟慮が必要な感じがしますね。あらゆる世代でね。

私の大切な宝物

毎年恒例になってきた新年会を開催しました。
ランチタイムでお酒無しの粗宴ですが、普段は聞けないエピソードに話が弾みます。

10年前のピーク時はドクターだけでも3人、スタッフ総勢20人程度の大宴会でした。
その時は夜の居酒屋で何時間も飲んでいましたね・・・。ウソみたいです。
その頃に比較して現在では、スタッフの人数が3分の1(!)になりましたが、医院の「サービスの質」においては、はるかに向上しています。ウソみたいです。

最近、診療所、自宅、私生活など、あらゆる事に「断捨離」「シンプル化」「ミニマム化」を行っています。そのおかげでとても幸せになってきました。
スタッフに関してはリストラではなく自然減ですが、現在のスタッフは院長の私の理念の良き理解者で、私にとって宝物です。

今年の新年会のあいさつでは、スタッフ全員が「心からの笑顔」になれるような診療所にすると誓いました。
それがお客様のスマイルにもつながるはずです。
「🎼あなたを包むすべてが やさしさで溢れるように。」

足してもダメなら引いてみては?

虫歯の原因になる食べ物(砂糖の大量に入ったスナック類など)は体にも心にも悪影響を与えるようです。
麻薬より危険「食べるのをやめられなくなる食品」リスト
やめる方が良いと分かっていても食べてしまうのはどうしてでしょうね?
生活習慣を変える「スイッチ」を入れるために必要なこと
こんな事をすること自体が難しいですよね。
私は最近「断捨離」が自分の人生に与える良い影響を実感しています。もともと「やめる」のが好きなので自分の性格にピッタリ合っていたようです。
人は何かを買ったり食べたりする時に、無意識に「そうすることによって幸せになる」と期待してやっているのだと私は思っています。
ジャンクフードをたくさん食べて幸せになったか考えてみて下さい。私は最近「これをしても幸せになれなかったなー。」と思うことはやめてみています。このシンプルな判断方法に確かな手ごたえを感じております。
やっても幸せにならない事なら、むしろやらない方が幸せになるのかも知れませんよ。

3年連続大吉の幸運を、あなたにもお分けします。

昨年は「断捨離」や「禅」の考え方を私の医院の在り方に取り入れて1年間努力してみました。
色々な事をシンプルでスローにする事によって集中力が高まりはっきりと見えてきた事がたくさんあります。全てが良い方向に回転していると感じております。

今年も頑張ります!
今年も頑張ります!


更に断捨離をするために、年末からはフェイスブックを閲覧することを完全に止めてみました。心の平穏が更に高まり、お正月は家族との貴重な時間を穏やかに過ごす事ができました。当分見るつもりはありません。

朝から長蛇の列。さすが伊弉諾神宮さまです。
朝から長蛇の列。さすが伊弉諾神宮さまです。


毎年1月1日の早朝は家族で淡路島の伊弉諾神宮に初詣に行きます。今年もまた大吉で、3年連続の大吉を戴きました。有難い事です。

今年は夫婦そろって大吉でした。子供たちは「そこそこ」でした。
今年は夫婦そろって大吉でした。子供たちは「そこそこ」でした。


写真を通じて、皆様にも幸運の御裾分けをさせて頂きたいと思います。

来年もよろしくお願いします。

クリスマスはいかがお過ごしでしたか?
今年は幸い日曜日でしたので、我が家では家族そろって2か所のミサに参加してきました。
カトリックの教会に足を運べば、本当の意味のクリスマスが見えてきます。クリスチャンではない私たちにとっても意味のあるクリスマスとなってくれます。
戦争の影響で宗教に関連する事に触れることがタブー視される日本では、クリスマスはただのアミューズメント イベントですが、外国の文化を理解するためにはもう少し深く知り経験する必要があると思っています。
今年1年、歯科医師として患者さんにどれだけの事ができてきたか、イエス様の前では情けない程ですが、来年も自分ができる限り頑張ってみるつもりです。
どうかよろしくお願い致します。

 

再生医学の最前線

大阪口腔インプラント研究会は創立30周年を迎え、記念講演会を開催しました。 iPS細胞やES細胞を使い、バイオエンジニアリングを駆使して歯や髪の毛や唾液腺を再生させる事が不可能ではない時代が来ています。 ただ費用が一人の患者さんに対して数千万円ほどかかることもあり、まだまだ夢の世界です。トランプさんならポンと払えるお金かもしれませんが、フツーの人には無理ですよね。 しかも癌化する可能性があったり、形が不完全だったりするのですから高い割にはもう一つですよね。 ここ20年でパソコンが想像を絶する進化を遂げたように、この再生医学も想像をはるかに超える進歩をすることでしょう。 私の感想は、「やっぱり予防に勝るものはないな。神様から完璧な歯をタダでもらって、それを大切に使うのが一番だな。」でした。

「先生のブログのファンです。」なんて言われちゃいました。

11月3日、文化の日に、歯科関係の講演会に参加してきました。
晴天で絶好の行楽日和でしたが、家族サービスを犠牲にして、高額な参加費を自腹で出して、たくさんの歯科医師が勉強に来られていましたよ。
多くの歯科医師は平日は診療に、休日はこうやって勉強に励んでおります。若い先生方も「最近の若いモンは」なんて言葉が全く当てはまらない位、いや、むしろ私達よりずっと真面目に頑張っておられます。頭が下がります。
写真の先生が声をかけれくれて、「先生のブログのファンです。」なんて言ってくれました。嬉しいやら、恥ずかしいやら。
私の予防歯科を中心にした考え方に共感して下さったのではと思っております。
岡山大学で学んだ予防歯科中心の歯科医療哲学は本当に私を助けてくれています。岡山大学歯学部、ありがとう。

越後屋みたいな悪徳歯医者見た事あります?

「女性何とか」とか「週刊何とか」みたいに、子供には見せたくないような三流雑誌に多いのですが、「こんな歯医者にはかかるな!金儲けのために健康な歯を削る悪徳歯科医!}みたいな広告を時々新聞の広告欄で見かけますね。
私の親は歯科医師で、私の兄弟3人も全員歯科医師、妻も義理の弟も歯科医師、いとこも歯科医師ですが、子供の頃からずーっと、大学時代も、卒業後もそのような「越後屋、そちも悪よのう~。うひゃひゃ。」みたいな悪徳歯科医師に出会った事は一回もありません。
皆さん、患者さんの事を真剣に考え、休みも返上で勉強して、身と精神を削って仕事に向かっている先生ばかりです。
日本で生まれ育っているのですから、日本人的な倫理観や道徳観は普通に持っています。
一体どこに行ったら、そのような三流雑誌のライターの皆さんが出会うような歯科医師に会えるのでしょうね?
そういう方達にはそういう文化の世界があるのかも知れませんが、自分は離れたままで一生過ごしたいと、思います。