「院長日記」カテゴリーアーカイブ

コックピットみたい

昨日、私の大好きな女性のお客様の一人がホワイトニングのために御来院下さいました。
本当に素敵な女性で、お互いお話を始めると止まらなくなってしまうほどです。

三田から伊丹に引っ越しなさった後も通院して下さっています。
飛行機が好きなので、伊丹だと良く見えて嬉しいとの事。
その彼女が「先生の治療室はとても機能的で全く無駄が無い。まるでコックピットのようで大好きです。」と、特徴を見事に一言で表現してくれました。

「私はやっと辿り着いたここに来続けます。」とも。有難うございます。本当に光栄です。ひと通りの治療が完了していますので、今後は基本的には年に3回だけ伊丹から三田に「歯科衛生士の先生の予防治療とメインテナンス」を受けに来て頂くだけで大丈夫でしょう。
そういえば最初に英保歯科に来てくれた時は歯の治療をずいぶん怖がっていたな~。予防歯科という考えも知らなかったようだしね。それが今は、歯のケアーにとても前向きになられて、チーム英保歯科はとても幸せです。

「友人に英保歯科を紹介しようかなと思う事もあるのですが、合う合わないがあるので躊躇します。」とも。その通り。
お友達に英保歯科が合うかどうかは、英保歯科のホームページとブログに目を通して頂いて、御自分で判断して頂いて下さい。「これがチーム英保歯科です」と、特徴が伝わるようにと、せっせと書いておりますので。

素敵な彼女と私が、どれだけ喋ってるかが、わかっちゃいますよね。早く仕事しないと時間がなくなる~(^_^;)。

 

落ち着いた子供にしたい?

先日、6歳の子供の虫歯の治療に付き添ってお母様が1歳の弟クンを抱っこして入室されました。お母様は半年くらい前に「普通の」歯医者さんから英保歯科に転医され、予防歯科という考え方を生まれて初めて知ったようです。
お母様は「すみません。すみません。」としきりに謝っておられます。小さな子供の治療で迷惑をかけてすみませんという意味かと思ったのですが、「子供を虫歯にさせてしまってすみません。」という思いだったようで、素晴らしい意識の進歩だと感心しましたよ。

いつもブログでも書いていますが、5歳まで砂糖を極限まで制限してあげる事が本当の親の愛情であること、1歳の弟くんの「チャンスは今しかない」事などをお話をしました。「難しいですね~。」とおっしゃるので、「親やママ友が余計こと(=お菓子・ジャンクフードを買う)のをやめるだけで全てが上手く行くので、本当はとてもシンプルで簡単な事なんですよ。」と説明しました。

説明の時間はたった2~3分だったのですが、上の6歳の子はその間ずっと私の治療の機械などに手を出したりして非常に落ち着きがなく、お母様は私の話をまともに聞く事ができません。

砂糖を多く与えられている子供に落ち着きが無いことは、歯科医師なら誰でも経験から知っています。落ち着いた子供に育てたかったら「小学校に上がるまで砂糖を避ける」事が有効です。

砂糖の害についてはここ()にまとめてあります。この内容は大げさではなく、「全くその通り」だと思います。
実は危険!?白砂糖の害が恐ろしい 

私も子供の頃に砂糖を大量に与えられて育ちました。このブログの読者の皆さんも同じだと思います(だって、歯医者のブログを読んでいる人達ですからね)。
私も皆さんも、もう絶対に砂糖を断つ事などできない体(正確には脳)にされてしまっています。
もし、10年以上継続して完全に砂糖の誘惑を断つ事に成功した人(断砂糖)がいたら教えて下さい。本が書けると思いますよ。(18歳から肉類を食べるのをやめて、10年前に完全に断酒した私ですが、砂糖断ちは絶対に不可能だと思います。)

5歳までに砂糖を大量に与えられた人は、「己を知って」砂糖の摂取を極力回避する努力をしましょう。ストレスがあった日などは特に甘いものが食べたいですね。私もそうなのでよくわかりますよ。時々は「ドッカーン」とやっちゃっていいので、とにかく「砂糖は麻薬と一緒」という事だけは頭に置いておきましょう。

私達の世代で、昭和初期の親の代からの悪循環を断って「子供だけはまともに」育てませんか?
え、もう遅いって?
じゃあ「孫だけはちゃんと」で、どう?・・・。

深い言葉

日曜日の学会では経験豊富な60歳代の大学教授数名が、自分の臨床を振り返って反省する事などについて話して下さいました。

先生方は一様に、治療の内容など技術的な事よりむしろ、患者様に対して気持ちの配慮が足らなかったことで起こった事柄が強く心に残っておられるようでした。

東京歯科大学のある教授が「メスで(体に)つけた傷は目に見えるが、言葉で(心に)つけた傷は目に見えない。良く覚えておきなさい。」と講演の中でおっしゃった事が非常に印象的でした。

世の中の「先生」と呼ばれる職業は特にこれを肝に銘じておかばならないと思います。

会社勤めのビジネスパーソンや専業主婦、高校生や中学生はどうでしょう?「先生」に比較すると、発言に対する社会的責任を問われる事は少ないと思いますが、ラインなどでの「死ね」といった言葉などのように、何気ない言葉が想像を絶するほど他人を傷つける事もありますね。

娘の学校では先生が「沈黙」の大切さを事あるたびに説くそうです。
私も何かを発言する前に、しっかり頭を使って言葉を選び「言葉のメス」を振り回さないように自分を戒めたいと思います。また、「沈黙の美しさ」も身につけたいと思います。

ファーストクラスで行ってきました。

春と秋は「学会シーズン」と呼んでいます。

この時期に毎週のように各種の学会が開催され、週末が「大変だけど、ためになる」充実した時間となります。

色々と断捨離して無駄を省く努力をしてはいるのですが、今回は贅沢をして、ビジネスクラスではなく、ファーストクラスにさせて頂きました。

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秋葉原のファーストキャビンというカプセルホテルにはビジネスクラスとファーストクラスがあります。「贅沢は敵だ!」という訳ではないのですが、新幹線も自由席で移動したのでカプセルホテルくらいはちょっとだけ広い所にと思って奮発しました。ファーストキャビン(今回のカプセルホテル)は若い人ばかりでしたが、設備はそれなりに快適で良く眠れました。
それに、若い人に混じって、自分も何となく学生に戻った気分です。

秋葉原は通りも若い人で賑わっています。ストリートミュージシャンの女の子の演奏などもあって活気があります。嬉しがって動画を撮っていたら、コアなファンの男の子に「あのー、すみません。彼女動画ダメなんで。」と東京っぽい言葉使いで注意されました。面白いね。

日曜日は丸々1日学会場に缶詰めで勉強して、さすがに疲れました。

もうすぐ三田に着きます。空気が澄んできたので嬉しいです。

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今日は月曜日。新しい週が始まります。頑張りますね!

英保歯科のロゴマークの秘密

歯科医師になりたての頃は「偉い先生になりたい」と思って一生懸命勉強していました。今思えば、頑張るベクトルが自分の方向を向いていたと思います。

開業して多くのお客様と出会い、色々な経験をさせて頂くうちに、歯科医師は「最も大切」が何かを常に意識して、迷うような事がないようにしないといけない職業だと強く思うようになりました。その「最も大切」に常にベクトルが向いていなくてはなりません。

英保歯科のロゴにはこの「最も大切」の答えが隠されているのですよ。あなたには見えますか?

頑張ります!

今週は忙しいです。水曜日も金曜日も朝8時から夜8時まで12時間、昼休み10分で働きましたよ。こんなブラック企業、労働基準法違反で訴えてやろうと思ったのですが、責任者は自分でした・・・。
3Di根管治療などの自由診療は1回のアポイント時間枠が80分と、長めにさせて頂いておりますので、そのような方のアポイントが連日3人以上入っていたこともあって、前日や当日お電話を頂戴したお客様には、昼休みや朝8時台と夜7時以降の診療時間外の時間帯しかご案内できませんでした。

午後に「英保歯科は全く初めて」という方から「歯が痛い」と電話があって、やむを得ず夜7時からとご案内したのですが、「それなら他に行く」とおっしゃって電話を切られたそうです。申し訳ありませんでした。
歯医者はコンビニより多いそうで、三田にもたくさんの歯医者があって良かったと心から思います。早く痛くなくなりますように。
(ちなみに、シフォンに広告を出しているような大手歯科医院や、小さな歯科医院でも「初診随時(最初は予約なしで突然来て頂いても必ず診察します、の意)」の所はいつでも診てくれると思います。)

英保歯科のファミリーステータスのお客様がお痛みがあるような時には、チーム英保歯科の気力と体力が続く限り、最大限の配慮をさせて頂きます。ホットラインも遠慮なくご活用下さい。だってファミリーステータスのお客様は歯の事を本当に大切に思ってくれている、私達チーム英保歯科の「家族」なのですから。

家族のように大切な人が困っておられる時にお力になれるのは、歯科医療従事者として、いや、人間として、とっても「幸せ」な瞬間なんですよ。

砂糖 vs たばこ

今日、かつて米軍の負傷兵救護部隊のヘッドだった、退役軍人の Dean さんとお話をしていました。医学の知識が非常に豊富な方です。私も彼も甘いものが大好きー医療関連の軍人と歯科医師ですよ!-という話になって、大笑いしていたのですが、Dean さん曰く、「米国では砂糖が体に与える害はタバコと同じくらい強烈であるという報告がなされています。」との事。
日本ではそこまではっきりとは言っていませんが、きっと本当にそうなのだろうなと思った次第です。

白十字のワッフルをどうぞ。

岡山と言えば「白十字のワッフル」と思うのは古い人間の証拠かな?
学生時代に岡山一番街(駅地下の商店街)にある白十字の前を通ると、その場で焼いているワッフルの良い匂いがしてきたものです。
今でも岡山に行くと時々お土産にこのワッフルを買って帰ります。(今は工場で焼いて袋詰めになっています。ちょっと残念。)

ところで、我が家の子供は4人とも5歳までは、ほとんど甘いものを食べさせずに育てました。5歳まで、特に3歳まで(3歳までに神経系が70%完成してしまうので)に頭に刷り込まれた味の好みが一生亡霊のように就いて回る事は、何度もお話していますね。

我が家の子供たち「このワッフルお父さんにあげる。ちょっとは美味しいんだけど、甘すぎて気持ちが悪いから、少しで充分。日曜日にお母さんに((あまり甘くない))ケーキを焼いてもらって食べるから。」と言ってきます。白十字のワッフルでも気を引く事が出来なかったか。残念。でも食育に関しては大成功ですよね。

小学校に上がったら甘いものを何でも自由に食べさせていますが、4人とも喜んで食べるのは果物程度で、精製白砂糖系の甘い物はあまり欲しがりませんね。アイスを喜んで食べるのは1か月に1回位でしょうか。

一方、私と妻は子供の頃に「砂糖漬け」にされていた昭和世代ですので・・・。読者の皆さんと同じで、苦労しています。

さて、心臓のお医者様が危惧する17の事(英語)という記事があります。心疾患の原因となり得る17の項目です。
17 Things You’re Doing That Would Horrify Your Cardiologist
その中に
Ignoring gum health歯肉の健康状態を気にかけていない
Shoveling in sugary treats砂糖入りのお菓子をガツガツ食べる)という2つの項目があります。

という事は、「3歳までに甘いものを与えて一生甘いもの好きにしてしまうと、将来虫歯だけでなく、心臓疾患になるかも?」と言えるかも。

美味しそうなクリーム入りワッフルの写真で釣っておいて「後味の悪い」「中身」で、英保先生って意地悪だよね。

国際接着歯科シンポジウム

連休の最終日は朝7時前のバスに乗って岡山に向かいました。

岡山大学で開催される「国際接着歯科シンポジウム」に参加するためです。

母校の岡山大学には13年もおりましたので、岡山はまさに「第二の故郷」です。休日にも学会や講演会に参加する事がよくあるのですが、行楽シーズンの天気の良い日に学会場にカンヅメになって勉強する時、私たちは青空を見上げながら「絶好の講演会日和ですね。」と自虐的に言ったりします。

会場はJホール。素敵な所でした。

 

司会進行、講演など、全てが英語で行われました。参加者の大半は日本人だったのに、です。すごい時代になったものです。そして誰もが英語を自由自在に操っていました。歯学部のような理科系の研究室には海外からの留学生がたくさんいるので、英語が公用語になっているとの事です。凄いね!

基調講演はベルギーからお越しになった接着歯科の大家でした。

日本と欧州の接着歯科の違いなどを理解できてとても良い勉強になりました。

 

 

長嶋監督 そして 西城秀樹さん

長嶋選手の活躍は巨人の星という漫画で知った感じなのですが、郷ひろみさんや西城秀樹さんは私が小学校の頃、テレビで見て「カッコイイな」と思っていました。

お二人とも「サウナ風呂で頑張りすぎて」脳梗塞で倒れたという噂ですね。
秀樹さんは脳梗塞が再発して、苦労しておられたようです。そして、残念なことなってしまいまたね。

「芸能人は歯が命」という認識は、今の若いアイドルには浸透しているようで、皆が上手に歯を見せてスマイルして写真に写っています。

一方、私より少し上の世代の芸能人はどうだったんでしょう?タバコを吸ってウイスキーなどの強いお酒を飲めるのがカッコイイと思われていた世代の事です。
きっと歯のケアーなどは今の若い人より「おろそか」、というより「正しい知識が無い」といった感じだったのではと想像してしまいます。「痛くなった時だけ歯医者に行く」時代でしたから。

秀樹さんの担当の医師は脳梗塞の再発を、高度な医療で食い止めようとされておられたと思いますが、秀樹さんのお口の中お状態はどうだったのでしょうか?

歯周病のコントロールができていたのだろうか・・・?と思ってしまいます。