自分の過ごしてきた人生を振り返ると、想像していたよりも全然輝いていないなと悲しくなる事がありませんか?
私もそうです。
自分はアメリカで国際的な医師として活躍し、国際結婚するという夢があったのですが、周囲からの同調圧力や周囲の人々からのプレッシャーに屈して、(思い通り羽ばたく事が出来ずに)普通に日本人の女性と結婚して普通の町の歯医者として平凡な日々を送っています。
日本で歯医者をやっていくのは本当に大変です。歯医者の数もコンビニより多く、「歯医者の患者様は神様だ」と思っている方も少なからずおられます。(正確には、英保歯科に於いては「おられました」です。8年前に看板を取っ払ってから状況が激変しておりますので)
ついつい「俺の人生ってこんなはずじゃ無かった」とか、現状に対して「これがイヤ」「あれがイヤ」と思ったり口にしたりしてしまいがちです。
先日の中秋の名月。綺麗に撮れるスマホを手に入れてプチ幸せ。でも、よく考えてみたら、いくらそんな事を思ってみたり、考えてみたり、ブツクサ不平不満を言ってみても、現状が変わる可能性は1ミリもありません。
結局、幸せになるためには「何も言わずに、大き変化を起こすための行動を起こすか(男は黙って実行するのみ。女でも)」「現状を変える勇気が無いなら、現状の中で良い点だけを見て肯定的に、前向きに生きるのか(置かれたところで咲きなさい)」の2択しかないのです。
私は現在の所、英保歯科を閉院したりしてまで自分の生活を変える勇気が無いので、「今の人生の中で良い点だけを見て生きていく」事にしました。昨夜布団の中で思いついてからなんですけどね。
妻と子供達がワイワイ言いながら作ってくれたお団子を食べながら満月を楽しみました。プチ幸せ。子供達が羽ばたいていって、歯医者をリタイヤして、全ての責任が無くなった時には、大きな変化を起こすかも知れないので、英会話の勉強は(細々とですが)続けておこうと思います。
海外移住の野心は還暦過ぎても未だに消えず。
正直に告白すると、私は還暦を迎えて様々な事に対する気力や、体力が徐々に衰えてきたなと自覚していました。
例えば
「海外に年に1回は行って刺激を受けていたのにコロナでストップしてしまっているし。」
「学会発表も倫理審査というのが厳しくなって以来、開業医が発表しにくくなってしまって発表回数が減ったし。」
「海外に行かないから、英会話の勉強もサボり気味だし。」
「認めたくないけど、体重も(年相応に)増えてきちゃったし。むしろ髪の毛が増えて欲しいのになァ。」
なんて感じていました。
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でも、どうやら、まだまだ年を取る事は許して貰えないようです。
2023年7月には英保歯科が開業して以来28年間で、最高の来院患者数を記録したのです。「どうなってんの?有難すぎる。もう、頑張るしかないやん。」
更に、先日、親交のある台湾の歯科関係の方からメールが来ました。「是非、台湾に来て下さい。私の会社の後継者にあたる人物に会って頂きたいのです。」と嬉しいお誘いでした。
11月に数日間休診させて頂いて台湾に行く事になりました。久し振りの海外出張になります。楽しみです。
そして、何故か、学会発表も俄然やる気が出てきました。今月に北海道で発表してきましたが、来月にも大阪のインプラント学会で発表する予定です。又報告しますね。
さらに、どういう訳か、英会話もやる気が出てきて、2000年代、私が40歳代に聞いていた Marsha Krakower 先生の NHK 英会話の音源を引っ張り出してきて毎日聞いております。
ついでに、この際、体重のコントロールも頑張ってみようと思って、徒歩通勤に戻す事からスタートしました。予防医療に携わっている身ですから、不健康そうな体で「おまいう」状態になるとカッコ悪いからね。
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そんな事で、私が少々前向な気分になっていた事を神様が知って、そのご褒美か、アメリカはニューヨークから感動的なメールが届きました。Whitecatinnyさんという方です。
NYに恋して★皆さんも読んでみて下さいね。凄く面白いよ。私は彼女のブログを好んで読んでいます。(アメリカ留学の夢が叶わなかった)自分の魂を彼女のポジションに置き換えて、彼女の米国での活躍や奮闘を通して「アメリカでの生活を疑似体験」しているのです。そんな訳で、過去に(2020年4月9日と2020年5月7日)彼女のブログの事を英保歯科のブログで紹介した事があります。
そのご縁で、今日、Whitecatinnyさんから直々に心温まるメールを頂戴したのです。メールの中で「いつか会える事があるかも知れません。」と言って下さっています。そう。いつか N.Y. でお会いする事ができたりしたら、どんなに素晴らしい事でしょう!
とにかく「いざ鎌倉」に対応できるように、体と心と頭脳をしっかりチューニングして良い状態に保つように努めたいと思います。
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以下に2020年5月7日の英保歯科のブログを再掲します。我ながら真面目に書いていたなと感じました。現在の自分を戒めたいと思います。
↓ こちらも是非読んでみて下さいね。
私の大好きなブロガー Whitecatinny さんの、これまた私が大好きな N.Y. に関するブログをいつも楽しく拝読しています。皆さんも読んでみて下さいね。最新記事はコチラ↓ N.Y.に恋して☆人生を変えるコロナ期の過ごし方 彼女はこの中で「このロックダウン期に、今後どのような生き方をしたいのか、という俯瞰的な視点から、それを実現するためにはいま何をどこまで進めておく必要があるのか、と考えることがとても重要」と言っています。私も同感です。 インターネット・エラに入ってから、人々は無意識のうちにITの速度に合わせて自らの人生をドンドン加速させて行きました。今回のコロナ禍はそれが正しいかったかどうかを顧みる良い機会なのでは、と思います。 高性能の車を手に入れても、追い越し車線ばかりを超高速でぶっ飛ばすのは馬鹿のする事です。同じように高性能の車を手に入れても、賢者は車速を律して心の余裕を保ち、愛車との対話、車窓の風景、好みの音楽、大切な同乗者とのかけがえの無い会話や時間などを楽しみます。 人生も同様で、高い能力があっても、いや、ある人こそ自分の人生に適度のブレーキをかけ、速度を制御して「人生の走行を楽しむ」べき時が来たのではと思います。これは仕事をサボったり横着したりして楽しましょうという事では全くありません。むしろ無駄な行為を減らして効率化を図りましょうという事なのです。 この静かな時期に、自分が通勤中や職場、あるいはテレワークなら自宅で行っている仕事が実際にはどのような(社会的)価値を産んでいて、それが本当に人類や地球の役に立っているのかを静かに自問してみて下さい。個々の日本人が自分の仕事の社会的貢献度を高める努力を始めれば、それは自然に企業の生産性を向上させ、ひいては日本の国際競争力の回復に繋がるはずです。 例えば、誰かが企画して郵送したダイレクトメールが、現実にはほとんど読まれもせずにゴミ箱に直行しているとしたらどうでしょう。その人がやっている事は社会貢献どころか環境破壊を引き起こしています。会社に対して利益を産む効率も非常に低いか、あるいはマイナスでしょう。日本人一人一人が自問して、こいうった小さな愚行を一つずつ除去してゆけば、徐々に高効率でスッキリした会社(会社=あなたの人生の一部)になってくるはずです。 私も英保歯科がスッキリするように日々努力しています。なお、予防歯科の普及というミッションが社会と人の役に立つ事は明白でしょう。
大阪の小室歯科といえば、知らない歯医者はいないほど有名です。代々続く歯科医院の老舗で、高級で良い治療を提供されることで知られている歯科医院のグループです。
その一つ、あべのハルカスにある小室歯科・矯正歯科は大阪大学歯学部出身の秀才、小室暁先生が運営される大診療所です。
小室暁先生は日本インプラント学会指導医、大阪大学歯学部同窓会副会長で、社会的貢献度が半端じゃ無いのですが、同時に若い先生方への教育にも非常に積極的に取り組んでおられる教育者です。例えば、小室歯科・矯正歯科は開業医の診療所なのに厚生労働省から臨床研修医の正規研修機関に認定(!)されているのです。凄いでしょ?
ジャーン!あべのハルカスです。小室歯科はこんな凄い所にある歯医者さんなんです。田舎者の私は上を見上げ過ぎて首の後ろが痛くなった。
着きました。おお、思っていたよりカジュアルで、英保歯科よりはるかにとっつきやすい入り口だ。岡山大学の卒業生で関西出身の方も、卒業後のUターン時に小室歯科で臨床研修を受けている人が多いそうです。有難う御座います。
その小室暁先生と私は友達なんです(自慢)。そのような関係で、小室歯科の10人ほどの勤務医の先生方にZOOという防湿装置(英保歯科のお客様なら皆さんご存知の、例の「お水を吸う機械」です)を使った接着歯科の講義をして欲しいと依頼がありました。月曜日の夕方6時から1時間半ほど時間を下さるそうで、最近元気とやる気がウルトラ回復中の私は「喜んで!」とお引き受けしました。まるまる1週間かけて全てのスライドを新調し「ZOO接着セミナー2023」を作り上げて当日に臨みました。
後ほどのデンタルチェアーでの実習に備えて、わざわざ診療室の一角を特設講演会場に仕立てて下さいました。有難う御座いました。
講義の後はチェアーでの実地指導です。説明に熱が入る私。
皆さん非常に熱心に、積極的に参加して下さいました。「ぜねれーしょんぎゃっぷ」なんて関係なし!
歯科医師としては当然ですが、素晴らしい教育者としても心から尊敬する小室暁先生と共に。講義、実習共に小室暁先生のお眼鏡にかなったようで、とても喜んで頂けました。「近いうちに食事を共にしましょう。」と約束してJRで三田に向かいました。(二人とも)翌日は朝から診療がありますから。
小室先生、この度は素晴らしい機会を与えて頂き本当に有難う御座いました。しかし、若い人に教えるって、逆に彼・彼女達からパワーをもらえるから本当に不思議ですね。
木曜日は休診日。駐車場に停めっぱなしになっているS660のエンジンに火を入れて機関の状態を保ち、バッテリーを充電するために高速道路でどこかにソロドライブする事にしました。
「岡山の牛窓まで2時間以上かァ。山陽道はトンネル事故で一部通行止めだしなァ。」「日本海も遠いしなァ。」
という事で、やっぱりパリピな私はパリピに人気の淡路島に行く事にしました。高速道路を一定速度で長時間走るのが車のエンジンには一番良いですしね。
三田から高速道路で45分。あっという間にパリピアイランド淡路島に到着です。良い子は運転中に写真を撮ったりしたらダメですよ。
淡路サービスエリアのスタバでコーヒーを飲んで一服、しているリッチな人達を見ながら潮風を胸一杯吸い込んで一服。後でコンビニでコーヒー買おっと。
明石海峡大橋のお陰で淡路島は完全に阪神間にフュージョンしましたね。今回は1人なので、今まで行った事の無い場所を探検してみる事にしました。(実は道に迷って、結果的に探検になったんですけど。)
尾崎を過ぎて更に南下するとそこには郡家(グンゲ)という小規模な町があります。昔ながらのレストランなども数軒ある、味のある町でした。
郡家(グンゲ)という所の漁港に入り込んで、観光客が一人もいない静かな海を楽しみました。新しいマイシークレットスポットが一つ増えました。
郡家(グンゲ)の町の更に南には多賀の浜という海岸がありました。ここも最高のロケーションです。きっと週末には大阪ナンバーの車中泊の車が多く来島して滞在する事でしょう。
郡家(グンゲ)も皆さんのスポットリストに加えてみて下さい。多賀の浜で私の N Box+ を見かけたら、きっとソロ車中泊中だと思いますので声を掛けてやって下さい、海を見ながら一緒に一杯やりましょうよ。淡路の魚をツマミにして。
日曜日に息子二人を連れて淡路島までドライブに行ってきました。三田から高速道路で45分。信号も渋滞も無いので、ちょっとした気晴らしのドライブに、淡路島は持ってこいのリゾートです。
北淡インターより北側の西海岸は、パソナの開発によって多くの観光施設があり、一般的には人気があるのですが、私は「観光客が多すぎて」あまり好きになれません。
むしろ北淡インターから南下する方の「ちょっとこじんまりした」地域の方がお気に入りなのです。
そのお気に入りの地域の一つが尾崎です。
廃校になった尾崎小学校校舎は改装されて、Sakiaというお洒落なレストランになっています。スタッフも元気いっぱいで活気がありました。観光客から絶大な支持を得ている淡路島は、どこに行っても勢いがありますね。
Sakiaの近くにあるSNOOPY HOUSE。ロードバイクで淡一をしている人達が一服して写真を撮っています。
我々は定番の井上のラーメンを食す。私は最近、肉類を食べるリハビリをしており、この程度のチャーシューなら何とか喉を越すようになってきました。何十年も肉類を絶ってきたので、肉を食べるのは容易ではありませんが、長生きして長く歯医者をしたいので妻の理解と協力の元で頑張って食べてみております。
初秋とはいえ、まだまだ残暑が続きますが、皆様ご自愛下さいね。
暑い夏の甲子園が終わりましたね。慶応の高校が107年ぶりに優勝したとの事で良かったですね。本当におめでとう御座います。
生まれ育ちが良く、都会の良い教育環境で真っすぐに育った、頭も性格もルックスも良い若者が、文字通り血のにじむような努力して勝ち得た優勝です。本当の実力だと思います。ただ、少なからぬ数の人がその「天から与えられたものの多さ」に嫉妬してか、OB・OGの(早慶戦さながらの)応援の在り方に対して批判をしているようです。
また、その批判に対して三田会の人々が「学歴コンプレックスの塊のような批判だ。悔しかったら今からでも慶応に行ったらどう?」なんて書き込みを返しています。
このあたりの事について、皆さんはどう思われますか?
私は
「平日のまっ昼間に、あんなに多くの人が仕事を休んで甲子園に応援に行けるような社会的地位や余裕があるなんて、流石、一流大学の慶応だな。歯医者なんて親兄弟が危篤と連絡があってもアポイントがあるから、急には休めない。」
「慶応などの有名大学出身だと、日本社会では相当に生きやすいのかな?知らんけど。個人商店の店主の一匹狼の私は一生実感する事がないけどな。」
なんてことを感じました。
今の日本社会が「出身大学が肩書として一生有効で、難関大学や有名大学を出たら勝ち組に入れて、楽に生きていける」ようなスケールの小さい状態なら、世界の競争から取り残されるのは当然だと思うのですが、どうやら今回の慶応の応援に対するヤフコメを読んでいると、日本人の価値観が見えてくる感じです。
慶応出身者を勝ち組に仕立て上げているのは、それ以外の人達の価値観や態度だと気が付いた方が良いと思います。それ以外の人達が心のどこかで根拠のない嫉妬や劣等感を抱いて「慶応なの?凄いね。」と思ったり、言ったりしてしまうから、そうなるのでしょう。そろそろそういう妙な事はやめて「今現在の、個人の実力で勝負する世の中」にした方が、将来の日本の為には良いと思います。
ちなみに、我々のような開業歯科医は何十年も前に卒業した高校や大学の名前なんて、現在の実力には一切関係がありません。プロ野球選手と同じ感じかな?
私がこのブログで「白陵出身」「国立岡山大学歯学部出身」などと(多少自慢げに)言っていますが、今現在の自分には「過去の学歴」なんて本当にどうでも良い事で、多くの日本人がそういった事を好むという事実に合わせて「故意に自慢げに」言っているだけなのです。
例えば学会や講演会などで出会った人から、「私はラサール出身」とか「私は阪大出身」とか「子供が慶応医学部に入った」とか(私が聞いてもいないのに)言ってこられる事あるのですが、(無意識に何かを期待して言っているのだから、その人を喜ばせてあげようと)「それは凄いですね!」と大げさに返事をするのですが、実際にはそんなに凄いとも、何とも思っていないのです。
日本の企業では、東大や慶応を出たら最後の一コマは無しにできるの?だって、「息子が東大医学部に入った」とか言われても、本当に羨ましいとも何とも思わないんだもの。(羨ましがっているふりはするけどね。)
こんな価値観の私って、やっぱり相当に変ですかね?
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