昨日あるご高齢のご婦人の話をしましたが、治療が完了した日に「これで一段落ですが、今後は予防にシフトします。お口の調子が悪く無くても必ず年に3回は衛生士の先生のメインテナンス治療を受けるために連れて来て上げて下さいね。」と、お付き添いの息子さんにご挨拶をさせて頂きました。
私:「ところで、英保歯科にはどのようないきさつでお見えになったのですか?」
息子さん:「母の友人の娘さんが歯科医師で、今神戸大学の口腔外科の大学院生だそうです。その彼女が『三田だったら英保歯科に行ったら良い』と勧めてくれたので来させて頂いた次第です。」
私:「そうだったんですか。その先生は岡山大学出身の私の後輩なのでしょうか?」
息子さん:「関西の歯科大学を出られたと聞きました。」
私:「そうなんですね。私は関西の歯科大学にも神大にも縁が無いのに光栄な事です。どうか宜しくお伝え下さい。」
歯科医の立場から近しい友人にどこかの歯医者を勧める時には、かなりの責任とプレッシャーを感じるはずです。
この女性歯科医が英保歯科・英保裕和の事をどのように知って「英保歯科は本物である」と確信を持ってくれたのでしょう。
ホームページ?ブログ?肩書き?業界の噂?ひょっとしたら昔英保歯科に通院していたのかな?
英保歯科の理念に魅力を感じてくれたこの後輩歯科医師が、今回の一連の受診経験に関する感想を患者様自身の口から聞いてくれて、何かを感じ取って、“良い”歯科医師に成長してくれる事を願っています。
あるご高齢のご婦人の歯の修復治療を行っていたのですが、2か月程かかってやっと治療が完了しました。私から見てもなかなかの出来で、「よしっ!完璧!」といった感じに仕上がりました。
でも、もっと嬉しかった事があります。最初来て頂いた時には歯垢だらけでほとんど歯磨きの習慣が無いような状況(ご高齢の方にはままあります)だったのですが、治療が完了する頃には私が感心する程ピカピカに磨いて下さるようになったのです。
初めてお会いした時には、歯の美しさ、食べる楽しみ、今後の人生を健康に過ごす希望などをほぼ絶望的に諦めていたご様子でした。
しかしながら、私が行った修復治療によって彼女の歯がとても美しくなり、同時に良く噛めるようになった事によってご自身の今後の人生に「希望の光」が見えたのだと思います。そして「もう一度青春」ではないですが、この美しい歯を大切にして今後の人生を楽しもうと思って下さるようになったのだと思います。
自由診療で修復治療を受けて頂いた方のブラッシングが目に見えて良くなる事をしばしば経験します。特に前歯を美しくやり直した時に顕著です。美しくなった事が良いモチベーションになるようですね。
過去に保険治療を受けた事による損傷部位が多い程、やり直しのための時間と費用がかかりますが、貴方の価値観の変化次第では、あなた自身の今後の人生を変える事ができるのです。
最後に、このご婦人に「歯医者は歯が悪くなったら行く所だと思っているでしょう?歯医者は歯を悪くしないために行く所なんですよ。年に3回で良いので、必ず予防治療を受けて、この部屋(私が治療を行う部屋)に2度と入らないようにしましょうね。」とお話しました。
力強く「ハイ!」と返事をして下さり、ますます嬉しさ倍増でした。
以前、発達障がい(←この言葉がおかしいと思うのですが・・・。)を持つお子様を溢れんばかりの愛情で育み、その天性の才能を開花させたご両親のお話をしました。
英保歯科では、歯科医師の私がお客様の歯の修復を行う部屋は個室になっており、基本的にはアシスタントも付かないのでプライバシーが保たれています。ですからお付き合いの回数を重ねてくると、お客様が自分自身の事や家族の事などを自ら話して下さる事が多いのです。
そのようなお話の中で「子供が自閉症なんです。」とか、「発達支援を受けるために、ビジターとしてかるがも園にお世話になっているんです。」と言った事を教えて下さる機会が思った以上にあります。
先日2%の法則をについてお話しましたが、この世の中は98%の凡人と2%の優れた人間で成り立っているそうです。この2%の天才の事をGifted(神が与えた人)と呼びます。
例えば大阪生まれのギタリスト Kent Nishimura さんは5歳でギターを手にして現在17歳、たった12年の練習でこの演奏ができます。彼は間違いなくGifted でしょう。
是非聞いてみて下さい。彼のこれまでの苦労や努力に想いを馳せながら。イチローもGifted でしょう。これらの人達が持てる才能を発揮できるようになったのは、(悲しいかな日本では、たまたま)幼少期に周囲の大人達の導きの方向が正しかったからであって、潰される方向に(たまたま)持っていかれなかったからだと思います。
国境の事をボーダーと呼びますが、動物もマイクロプラスチックも放射能も、自然にはボーダーなんて関係ありません。全てのボーダーは人間が自分の都合で勝手に設定したものなのです。人間の持って生まれた特性のボーダーラインも、人間が勝手に設定したもので、実は存在しないのです。

発達支援を受けていてもいなくても、我が子が Gifted ではないか(「この子ってひょっとして天才?!」)と思っておられて、その才能を開花させてあげたいと思っておられるご両親は 是非 gray-dad.com というサイトを訪問して下さい。
昨日は私の58回目の誕生日でした。家族や友人はもとより、スタッフやお客様からも沢山のメッセージやプレゼントを頂戴して(わざわざLINEでコメントを下さった方おられました)、思い出に残る素晴らしい誕生日となりました。皆さんに祝福して頂いて幸せです。本当に有難う御座いました。
頂戴したプレゼントの数々。皆さんにこんなに気にかけて頂いて、そのお気持ちが嬉しいです。本当に幸せです。ちなみに折り紙は末っ子からのプレゼントです。スタッフにはバースデー、バレンタインデーなどの時には、特に気を遣う事が無いように、平常通りにと通達しています。それでも私が「今日は誕生日や!」と言い回っていたものですから、あるスタッフが「お誕生日おめでとうございます。何歳になられたんですか?えっつ!?先生は本当に若く見えますね!」と、最高の言葉のプレゼントをくれました。「そう言って貰えるとどんなギフトより嬉しいよ。有難う。」とお返しをさせて頂きました。
数年前からSNSも断捨離中で、FBには年に1回だけ誕生日にこのような投稿をしています。それでも多くの友人からいいね!やコメントを頂戴して、幸せです。私の残りの人生は長くても約30年。これからの人生を意味あるものにするために、ますます「要か不要か」を賢明に取捨選択して(断捨離)、スッキリ、シンプルに生きて行こうと思います。
今日は私の58回目の誕生日です。6月らしい静かな雨降りの日となり、診療室に流れる Smooth Jazz を聴きながらゆっくり心穏やかに過ごしています。
40代の時には50歳とかになるのが嫌でしたが、50歳を過ぎると実際の年齢なんかもうどうでも良くなると言いますか、心身共に健康な状態で日々を過ごせているかどうかが重要だと思うようになりました。ですから58歳になっても「年取って嫌だなー。」という感じは全くありません。
現在の英保歯科ですが、スタッフ(チームメンバー)の全員が聡明で勤勉であるという、夢のような状況が続いており、英保歯科の理念を理解しご協力下さる沢山のお客様にも恵まれて、歯科医院の雰囲気も良く、ストレスなく楽しく仕事をさせて頂いております。
お陰様ですこぶる元気です。白髪は増えましたが、気にしません。正しい食生活習慣と適度な運動、仕事は自分の理念をしっかり持ち取捨選択して精神の健康を保ち、これからも英保歯科のファミリーの皆様のお役に立てるように頑張ります!
最近は、年に2-3回はアルコールを飲ませて頂いています。今日は少しなら飲んでもいいよね。
有難い事に、私のブログを愛読して下さっている奇特な方が何人かおられて、いつも「いいね」を押して下さったり、私に「○○の話が勉強になりました。」などと感想を教えて下さったりします。とても嬉しいし、励みになります。
1日の仕事が終わってからブログを書くのがしんどい日もあるのですが、楽しみにして下さっている方々の事を思って、頑張って継続したいと思います。
中でも、あるコアな愛読者の方は何年も前まで遡って読んで下さっているそうで、昔のブログに私の誕生日(6月30日)の事が書いてあったそうで、6月29日の今日、治療に来られた時に、何と!プレゼントを持って来て下さいました。
何歳になっても「誕生日おめでとう!」って言って貰えるのは嬉しいですね。本当に有難う御座いました。
奇麗なラッピング!中身は紅茶だそうです。休みの日にゆっくり味わって頂きますね。
親知らずを抜かずに放置していた為に手前の歯(7番)に神経に達する虫歯ができていました。これは耐え難い痛みだと思います。
黄色=親知らず。赤=大切な12歳臼歯(7番)が虫歯になっています。緑=固着した歯石。
そのレントゲン像。黄色=親知らず。赤=12歳臼歯(7番)の虫歯の穴。青=この歯の神経の入り口。こりゃかなり痛いはずですよ。こうなる前に親知らずを抜いておくべきだったね。今となってはもう7番を抜く以外に方法が無いのでは?
そうそう、7番を抜いて8番を移植する事も考えられますね。
皆さんならどうされますか?
普段予防のために歯科医院に通院する習慣が無いために自分の歯科医院を持っていない方がおられます。悲しいかな日本では珍しい事ではないのです。
このような方は歯が痛くなった時に「歯が痛くて我慢できないから、取り敢えずどこでも良いので予約が取れる所」という感じで片っ端から歯医者に電話されるようです。
英保歯科の頭文字が「あ」なので、歯科医院一覧の上位に載っているために、しばしばそのような電話を頂戴する事があります。
英保歯科のファミリーの皆様なら慣れ親しんでおられるような詳しい検査をして、写真を使って予防歯科の重要性を説明するのですが、「いきなり注射してとっとと削ってもらえる」と思っておられるお客様は「何じゃこりゃ?」と面食らっておられるようです。
お互いの常識や価値観が大きく異なると、時間や空間を共有した時にお互いが不幸になる事があります。
英保歯科では英保歯科のポリシーを表現するために、内外装のデザイン、院内外の清掃、スタッフの言動や礼節など、ありとあらゆるものに細心の注意を払っています。
車止めすら無い駐車場。私自身が毎朝掃き清めて、石ころ一つ、落ち葉一つ落ちていないように心掛けています。
以前の英保歯科の庭を設計してくれた植木屋さんには申し訳ないのですが、今度ばかりは私の好きなようにさせてもらいました。植栽もアベリアホープレイズ1種類でと強引に押し切りました。私がミニマリストである事を表現しています。この空気感、好きですか?嫌いですか?申し訳ありませんが、実はこれが「英保歯科・英保裕和」なんです。
コロナ自粛が解除されて英保歯科も3月以前の活気に戻りました。
今日は10分だけ休憩時間が取れたので、久しぶりに昼ご飯ありの土曜日にできました。本当は昼食を食べない方が精神が研ぎ澄まされた状態で1日を過ごせるのですが、あまりにも血糖値が下がるとヘロヘロになってくるので、今日は有難かったです。
自由診療の難しい治療が中心ですので一日に診察する人数は10名前後と決して多くはありません。それでもここのところはフルブッキングで当日のアポイントの御希望をお断りする程になっており、ほぼ毎日エンジン全開で働いています。
自宅に帰って夕食を食べたら、8時半に布団に入る末っ子と一緒に寝室に入って寝てしまうような毎日です。
ここでつい「毎日毎日忙しいなァ。」と言いそうになるのですが、忙しいという字は「心を亡くす」と書きます。
自分の発揮できる力を出し切って、お客様に心から喜んで頂いたり、感謝して頂いたりしています。結構な治療費をお願いしているにもかかわらずです。こちらの方が感謝しなければなりません。
毎日最高の雰囲気に包まれている今の英保歯科はどう考えても忙しくありません。「心亡き状態」とは程遠いのです。
「有難い事に、毎日充実しているなァ。」と言わないとバチが当たると思っています。英保歯科のファミリーの皆様全員に心からのお礼を申し上げたいと思います。
私は「不思議な事にこれもやっぱり『2%の法則』だな。」と思う事がしばしばあります。
私達が特許を持っている防湿装置ZOOの特徴を知って正しく使えば接着の質を高める事ができて、治療した歯のより一層の延命を図る事ができます。30歳代の頃からずっとこの素晴らしい装置ZOOを日本中はもちろん世界中に広めようという夢がありました。最近は思う所(断捨離)があって講演依頼の大部分をお断りしているのですが、3年程前までは国内や海外で良く講演をしていました。(その結果、日本と台湾ではZOOが相当有名になっています。)その講演の時にZOOの特徴や使い方なども紹介するのですが、何回も講演していると非常に面白い傾向がある事に気がつきます。
100人参加していたら、当日その場でZOOを購入して持ち帰る人が2人程度あります。たった2%ですがZOOの素晴らしさが解って「明日からZOOを使って良い治療がしたい」と強く思われる先生がおられるのです。
こんな話もあります。数年前に新聞の記事で読んだのですが、社会全体や会社やグループなどを本当に動かしているのは実はたった2%程度の人間で、他の98%はその2%の人間の能力に依存して存在しているという研究結果があるそうです。98%の人間は凡人か。確かに。
コロナで社会や経済のシステムが激変しつつあります。凋落傾向にある国や業界などに於いては一日も早く旧態然としたやり方を捨てて大胆に変わっていく事が必要なのですが、非常に多くの「できたら今のままで変わりたくない老若男女」がいます。こういった人の比率って何パーセントぐらいだと思います?私は98%だと思います。
自分の意見を述べても誰にも解ってもらえなかったり、信念を持って努力しても報われなかったり、誤解されて(?)仲間外れにされたり・・・。そんな時には「2%の法則だ。100人のうち2人解ってくれたら上出来だ。」と思うようにしたら少しは気が楽になりますよ。私はそうしています。
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発