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顎咬合学会2日目

今日も学会で勉強します。朝7時に起床してクラブラウンジで朝食を戴きます。

クラブラウンジはこんな感じです。

朝食のサービスです。

東京ってすぐ向こうに海があるんですね。

さらば、マリオット東京。又来ますね。

今日の午前中はこの部屋に籠もって勉強します。

友人の技工士の先生にバッタリ出会う。お互いにビックリ。

インプラントに与える噛み合わせについて3時間学びます。

私が凄く尊敬している日高先生のご講演を拝聴します。

この時に、私も挙手して質問しました。日本人は恥ずかしがりなのでほとんど誰も質問しません。会場からの質問は私だけでした。疑問点を持ったまま帰ると精神衛生上良く無いので、私はいつも質問します。まるで外人みたいだね。

その後、もうすぐ発売になる新しい歯科用接着剤についての講演を1時間拝聴しました。東京医科歯科大学の先生のご講演です。とても勉強になりました。すぐにこの新規接着剤を注文しましたので、発売になり次第英保歯科に届くはずです。到着し次第使いますね。

それから移動して14時に東京駅に到着。階段を駆け上がって新幹線に乗り込む。3号車に無事自由席の空席を見つけました。良かった。さあ、三田に帰ろう。

今回の出張ですが、泊まったマリオットホテル東京はクレカのポイントを使ったのでタダ。夕食とお酒と朝食はラウンジのビュッフェでタダ。新幹線は新三田−東京の往復割引切符と自由席の最強エコノミークラス、という節約出張でした。

一番の贅沢は(早朝でバスが無かったので)新三田の Times に2日間車を停めてしまった事かな(2日で1400円)。

充実した2日間でしたが、流石に疲れました。

明日は月曜日なので英保歯科は通常通りの営業です。

スタッフからのメールによるとアポイントは本当に目一杯で、どうやら明日の私の昼休み時間は一切無しの予定のようです。(T_T)。

でも、多くの皆さんに来て頂けて有り難い事ですので、明日も一生懸命頑張りますね。

噛み合わせの理論のアップデートのために東京ヘ

今日は土曜日ですが、院長は臨時のお休みを頂いて東京出張です。

朝5時に起床して出かけました。5時31分のJRに乗ります。

行ってきます。電車は早朝でもガラガラでは無く、遊びに行く人が沢山。皆さん楽しそうでちょっと羨ましい。

新幹線の中で学会抄録に目を通しております。聞きたい演題が盛り沢山。しっかり取捨選択しなければ。

今回はドイツからの演者による、口腔内スキャナーを使ったデジタルワークフローの講演が目玉です。10時からスタートなのですが、間に合いそうです。

会場の国際フォーラムに到着

コロナの間はオンラインだったので、何年かぶりの国際フォーラムです。

東京だけが他の都道府県と別世界。まるで日本じゃないみたいですね。

国際フォーラムは美しい。

さあ、頑張って勉強するぞ。

海外からの招待講演です。

その後、岡山大学の後輩の小田先生のレクチャーを拝聴。

企業展示もスケールが大きい。歯科医療のトレンド情報の宝庫です。

今夜の宿はこちら。

品川駅から徒歩10分です。

快適です。

関東在住の友人のお嬢様のお口の状態をホテルの部屋で拝見。セカンドオピニオンと予防歯科のアドバイスをさせて頂きました。

その後、26階のクラブラウンジで寛ぎます。


周りはカップルばかり。おっさんは一人寂しく食事中。雰囲気や日本語と英語が半々で聞こえてくる環境はまるで海外のホテルにいるように錯覚します。

風景が時間と共に変わっていきます。

三田市ではなくてこの大都市東京で開業していたならどんな人生だっただろうなんて考えつつ、1人で夜景を眺めて過ごしました。

根面う蝕(こんめんうしょく)は令和の新しい現代病?

根面う蝕(こんめんうしょく)という言葉を耳にされた事はありますか?保険治療でも最近クローズアップされているキーワードです。


昭和の頃は日本人全員が 65歳くらいで歯が1本も無い「総入れ歯の老人」になるのが普通でした。昭和は「人生に於いて歯石を取った事が一度も無い。歯医者は歯が痛くなった時にだけ行くところ。」が常識としてまかり通っていた時代ですからそうなっても当然です。それが昭和の人々(当時の歯科医師も含む)の歯に対する価値観だったのです。


令和の日本はますます超高齢化社会になりつつありますが、同時に近年は予防歯科が一般にかなり浸透してきていますので、高齢の方でも自分の歯がたくさんある人が増えています。それはそれで良い事なのですが・・・。

84歳の男性の下の前歯。中央に大きな虫歯があるのが解りますか?
こちらの方はバリバリのビジネスパーソンだった54歳の頃から、30年間ずっと英保歯科で年に3回の予防歯科治療を受けてこられています。
いかにキッチリ予防歯科的に管理していても、高齢になればだれでも唾液量が激減してしまって虫歯のリスクが高まってしまいます。また、同様に、高齢になれば歯肉が下がって歯の根の部分が露出してきます。この歯の根っこの表面(=根面)はフッ素で強化することができにくいので「根面う蝕」という歯科医師や歯科衛生士泣かせの虫歯が多発するようになってしまうのです。

Eはエナメル質。Rは歯根です。Eは 30 年間のフッ素コートでしっかり強化されているので虫歯になっていません。
Rの部分は本来は歯肉の中に隠れているのですが、高齢になると歯肉が下がってこの写真のように根面が露出してしまいます。若いうちはカルシウムや抗菌成分に富んだ唾液がこの根面をジャバジャバ洗ってくれるので虫歯にならずに済むのですが、唾液量が減るとあっという間にこのように虫歯になります。

更に困ったことに、この手の「根面う蝕」は並行して何本もの歯に同時に進行してしまうのです。(上の写真をご覧ください。)そしてR(=歯根)の部分がどんどん溶けて無くなってしまうと、E(=エナメル質)とRの境の部分から歯がポキッと折れたように思える現象が起こります。
そんな時には「何本もの歯が突然折れてしまいました。」という表現をされて来院されます。

この根面う蝕は
①予防歯科の普及で歯のある中高年が増えた
②その人達が高齢になってきて、唾液量が減ったり、ブラッシングのスキルが低下したり、認知能力が低下したりした
といった事に起因する「令和の新しい現代病」と言えるかも知れません。

令和の時代の歯科医療に従事する歯科医師も歯科衛生士も、まさに手探り状態でこの忌々しい根面う蝕への対応策を模索中なのです。

誰ですか?「そんな事なら早めに歯を抜いてしまって総入れ歯にした方がマシかもね。」なんて言っている人は。

最近、健康で活発な高齢者が増えている理由の一つは「高齢でも自分の歯がたくさんそろっているから」なのは疑いの余地がありません。

その歯を何歳まで使うつもり?

この写真(下顎の前歯の写真です)を見てどう思ったり、何を考えたりされますか?

どうですか?「歯の先っちょが欠けていて、ベロに当たって痛そう。」といったところでしょうか?


さて、私が自分の患者様に「歯をいたわって使って下さい。」とお話しする事が多いのですが、最初はほぼ全員が方がキョトンとした顔をして『この先生、何を言ってはるんやろ?』という反応を示されます。


40歳のAさん。「下の前歯が欠けたのでなおして欲しい」とのご要望です。

確かにここの部分が「欠けた」というか「壊れた」というか「壊した」というか、そういう状況です。

その他の部分にも目をやると、歯は縦にズバッとヒビが入ってしまっていますし、先っちょの部分はバキバキに破壊されてしまっています。

私:「人生85年として、今までの40年間でこの壊し方。同じような歯の使い方をして、後45年の間も、この前歯は耐えてくれそうですか?死ぬまでこの前歯が存在していますかね?無くなったらどうされるつもりなのか、教えて頂けませんか?」

Aさん:「・・・・。考えた事も無かった・・・、です。」

私:「人間は包丁やナイフと言った便利な道具を持っています。それらを上手に使って自分の歯を85年間使えるように工夫された方が賢明ですよ。」

Aさん:「解りました。これってヤバいですよね?」

私:「これから、歯をいたわって使うようにされたら大丈夫ですよ。」

もう一度この写真を見て下さい。今なら「歯の先っちょが欠けていて、ベロに当たって痛そう。」とは違った感想を持って頂けると思います。

「どうやったら85年間、死ぬまで自分の歯を使える?よく考えて、いたわって、大切にしよう。」

と思って頂ければ良いのですが。

免許証の更新に来ております。

今日は木曜日で休診です。誕生日の丁度1ヶ月前なので、重い腰を上げて免許証の更新に伊丹にやって来ました。

免許更新の何が嫌って、交通安全教会に入れと言われるのが嫌なんです。(そのお金を発展途上国の食べられない子供達、本当の弱者の為の寄附に回したいというのが私の思想、信条なのです。)

でも、更新に行く度に交通安全協会への勧誘がマイルドになってきていると感じており、今回は全く威圧的では無かったので、時代の変化を感じました。とても良い事だと思います。

教官の先生のお話しや見せて貰ったビデオはとてもためになるものでした。

元気だった自転車通学の高校1年生の息子さんがトラックにはねられて、一瞬にして失ってしまったお父様のインタビューを聞いて目頭が熱くなりました。同じように高校1年生の息子を持つ父親として、悲しみの深さが少しはわかるつもりです。

Woody Town の中は多くの未来ある高校生が 自転車で通学されています。

ゴールド免許の更新はこれで4回連続になります。それでも、慢心せずにもう一度初心に帰って、人を殺せるほどの大きな鉄の塊を走らせているドライバーの一人として、慎重に慎重を重ねた安全運転をしようと心に誓いました。

松本歯科大学で学生実習のお手伝いをしてきました

月曜日の深夜に三田を出て、松本に向けてドライブを楽しんでおります。時間的に充分な余裕があると思い、途中のサービスエリアで休憩したりブログを書いたりしていたら結構な時間になりました。12時に岡山大学の同窓生で現在松本歯科大学薬理学教室の教授になっておられる十川先生とランチを共にする約束なので、急いて大学を目指します。

着いた、着いた。大雨で大変だったが無事松本歯科大学に到着。

実習室の様子。学生さん(全くの素人)に教育をして、人格的にも技術的にも歯の治療がちゃんと出来る歯科医師に育て上げるのが歯科大学の役目です。本当に大変なんです。

大学と縁があれば若い学生さん達から良い刺激を受ける事ができますし、ファカルティの先生方と知り合いになって良い刺激を受ける事もできます。ですから、時に英保歯科から外に出る事はとても大切なのです。

先生方、有難う御座いました。今後共宜しくお願い致します。

午後6時に実習が終わりました。学生さん達はそれから掃除などを行います。歯科系の学生生活は想像以上にハードなんです。

今日は有難う、松本歯科大学。また7月に来ますね。

私は十川先生に挨拶してすぐに車に乗り込みました。警報級の大雨と高速道路のリフレッシュ工事が重なって、三田ー松本間は片道6時間以上かかります。明日の朝9時には患者さんが来られるので、それまでに三田に帰らなくてはなりません。

お腹が空いたので途中の恵那峡サービスエリアで夕食をとります。ここで「そちゅう」という面白いメニューを発見したので、それを注文しました。

これが「そちゅう」です。わかります?蕎麦と中華麺の合盛りなんです。笑うでしょ?味はGOODでした。両方楽しめるからね。

その後、ひたすら高速道を走り続けましたが、伊吹山辺りで疲労が限界に達しましたので、PAに入って仮眠を取りました。熟睡してしまい、目が覚めたら午前3時でした。さあ、もうひと頑張りだ。

もう4時21分か。やっと Woody Town が見えてきました。うっすらと夜が明けてきています。イヤー、本当に疲れた。ちょっと横になって休んでから、いつものように診療所に向かいます。

優秀な我が愛車 Audi SQ2 のクアトロシステムのお陰で豪雨の中でも無事帰還する事ができました。私の相棒は 300 馬力のモンスターマシンなのにこの燃費。N Box よりも燃費が良いなんてちょっと信じ難い。

ゼロ泊3日、実質日帰りでの松本出張を敢行した甲斐あって、今日もたくさんの患者様の治療をさせて頂く事が出来ました。明日は休診なので体調を整えて金曜日からも頑張ります。宜しくお願いします。

松本歯科大学に向かっています

夜中の3時に出発。大雨なのと、高速道路のリフレッシュ工事でかなりの区間が1車線規制になっているので、充分に余裕を持っての出発です。

琵琶湖もまだ真っ暗。スマホのナイトモードで撮影しました。

中央道に入ったので、朝食をとって休憩します。

ライスと納豆で350円ナリ。美味しかった。

大雨ですが、クアトロの走行安定性を堪能しております。轍の水溜りも全然平気。やっぱり軽四のトールワゴンとは違うわ。

順調に来ておりますので、しばらく仮眠します。おやすみなさい。

ゆっくり休んだ後は、更にひたすら走る、走る。無事駒ケ岳まで来ましたが、ますます大雨になって来ました。

息子がイナゴのクッキーを買って来て欲しいと言っていたのですが、リアルイナゴしか売っていません。ちょっと買う勇気は無いですね。

大阪口腔インプラント研究会例会に参加してきました

今日は日曜日。絶好の行楽日和ですが、私は愛車 S660 を駆って、大阪国際会議場に向かいます。一日缶詰めでインプラントの勉強をしてきます。

国際会議場の川向いにある駐車場なら、1日1200円程度で止められる所があります。ちょっと歩くだけで駐車場代が半額程度になりますよ。

着いた、着いた。大阪国際会議場です。

本日の参加者は約 250人だそうです。今日ここで1日勉強を頑張る 250 人の歯科医師達に幸あれ。

チクショー、いい天気だ。左の遠方に見えるのは新神戸辺りかな?

奇しくも、最近の私のブログに登場した「インプラント周囲炎」と「インプラントの撤去」についてもご講演頂けるようです。

会場を後にする頃には日も沈みかけ。疲れましたが勉強になりました。


明日は月曜日で忙しいので、今夜はもう布団に入って休みますね。おやすみなさい。


明日、月曜日の診療が終わったら夜中に高速道路を走って松本歯科大学を目指します。火曜日は臨床講師として学生実習に参加し指導します。終了後高速を使い、未明に三田に帰って来て水曜日の診療をするという、「ゼロ泊3日の松本出張、今年1回目」が待っています。

昨年は軽四の N box+ で車中泊しながら松本まで行きましたが、深夜、大雨の高速道路では流石に死ぬかと思いました。今年は Audi SQ2 車中泊仕様を用意しております。今回はその初実戦参加です。

またこのブログで松本への旅についてレポートしますね。乞うご期待。

インプラント周囲炎が緩解した症例(閲覧注意)

インプラント治療は諸刃(もろは)の剣(つるぎ)。良い点もたくさんありますが、欠点もあります。その欠点の一つがインプラント周囲炎です。

インプラント周囲炎の多くは定期的なメインテナンスで予防でき、きめ細やかな経過観察とエックス線写真撮影によって早期発見できます。また、インプラント周囲粘膜炎という初期の段階に発見して適切な対策をとれば重症化を防ぐことができます。

また、例えば 10 年前に一番信頼できるインプラントとして使われていた製品も、現時点では「クラシック」になってしまっています。それほどにインプラントの進化は著しいのです。新しく市場にローンチされたインプラントであればあるほど、そういった点について研究され、リスク因子が改善されている事も事実です。

ですから、欠点ばかりに目が行って、折角の良い治療であるインプラントを頭から拒否してしまうのも愚かな事です。長所や短所をよく吟味して治療方法を選択すべきであるのは、いかなる医療においても同じことでしょう。


さて、先日、インプラント周囲炎のためにインプラントを抜去した症例をお見せしましたが、今日はリカバリーの手術で事なきを得たケースを紹介します。モザイクをかけてはいますが、今回も手術の写真が出ますので閲覧注意です。

英保歯科で10年前に行ったインプラント。金属の上部構造がセメントで留めてあります。当時はガイドも無く、ジルコニアも発展途上で、セメント合着タイプという方法が主流でした。たった10年で、当時は最先端だった治療方法がひと昔もふた昔も前のオールドな治療になりました。

10年前の治療方法であっても英保歯科で行ったインプラントにインプラント周囲炎が起きる事は稀です。その大きな理由は、英保歯科のお客様は必ず4か月毎に定期メインテナンスを受けて下さるので、良い状態を維持できるのです。

10年前はガイドが無かった時代なので、インプラントのポジションは手術中に「勘と経験」で「だいたい真ん中」に埋入していました。その結果、手前の方の幅が広くなってその下が清掃しにくくなっていたのです。10年はビクともしませんでしたが、定期のエックス線検査で残念ながら清掃しにくい側にインプラント周囲炎が発見されました。

今はコニカルコネクションに加えて On1 アバットメントを使うという2重のセーフティを採用していますが、当時はこのトライチャネルという接合様式が主流でした。悔しいですが、手前側からウミがでています。

切開をして汚染部位を清掃します。

サイトランスという人工骨を填入します。

軟組織の回復を助けるコラーゲンでカバーします。

治癒後。いい感じでなおってくれています。

骨が吸収していたところにはサイトランスという日本製の合成人工骨が入っています。

上部構造をネジ留め式のジルコニア製に新調しました。上部構造の様々な角度やプロファイルも現在のエビデンスに合致するような値に変更してもらいました。

治療後1年が経過しました。炎症も無く良好です。

きっとこれからも良い状態が続いてくれると思います。1年から2年に一度はエックス線写真検査をしてしっかりフォローアップしたいと考えております。

「億り人」と「大工さん」

私は車が好きなので、車関係の事をよく調べたりするのですが、最近の日本では、普通車は平均13年以上使われているそうです。
昔から「車は10年10万キロ」と言われていますので、それから比べると思った以上に長く使われているのですね。

かたや、1回目(3年)の車検が来る前にドンドン乗り換える人もかなりの数おられるそうです。それも驚きですね。裕福な方が思った以上に多いという事です。

我が愛車 Audi SQ2 も初回車検前に下取りに出された上玉を中古で譲り受けたものです。憧れの車、しかもかっこよくカスタムした車を半額で手に入れる事が出来ました。調子は良いし、前オーナー様に感謝です。

裕福と言えば「億り人」なんて言葉があるそうです。株を上手にやったりして、普通の主婦ながら、何億円もの資産を持っている人もいるとか。

そのように、株で「億り人」になる人は、随分時間をかけてパソコンの画面を眺めているのでしょうから、それはそれで大変な努力と作業ですね。

我々歯医者は、そのような手段による金儲けに頭や時間を割いていると、本業の方がおろそかになるので、パソコンでトレーディングなんてことをやっている暇も気力も無いのです。(少なくとも私はそうです。)


社会の仕組みを物凄く上手に利用してお金を稼ぐ人は大金持ちになれる可能性があると思います。

1人ででコツコツと患者さんの歯を修理しているような、私のような個人開業の歯科医師は、いくら頑張っても「そこそこ」までにしかなれないですね。努力すれば「そこそこ」にはなれるので、充分に有り難いのですが。

で、面白いと思うのは、この両者が社会においてやっている事は全く違うのですが、世の中の人は、「結局、手元にお金をいくら残しているか(金持ちかどうか)」で人の優劣を判定する傾向があるという点なんです。

人は「家が大きい」「しょっちゅう海外旅行に行っている」「いつも最新の高級車に乗っている」と「凄い」と評価する。

私は、「億り人」と聞いてもそんなに凄いとは思えず、むしろ、例えば腕の良い大工さんや技工士さんなどの職人の方や、科学研究者などの方がはるかに「凄い」と思ってしまうのですが、やっぱり私って変わっているのでしょうか?

この考え方が大好きです。